市民政府論 (光文社古典新訳文庫)

市民政府論 (光文社古典新訳文庫)
あらすじ・内容
人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、国家の成立は、この人権を守るための人々の合意に基づく。ロックの唱えた思想はのちのアメリカ独立宣言、フランス革命を支える理念となった。自由、民主主義を根源的に考えるうえで必読の書である。

あらすじ・内容をもっと見る
369ページ
196登録

市民政府論の感想・レビュー(93)

絶対王政への批判や抵抗権の理論的根拠には説得力があるが、243節で述べられているような 「合法的な立法府が存続している限り、人民に立法権は戻らない」とする論理よりは「主権は譲渡できない」としたルソーの社会契約論の方に説得力があるように思われる。
★1 - コメント(0) - 1月11日

社会契約論の勉強のための一冊。主張には、権力の恣意的な行使への警戒感が強く感じられる。批判対象は絶対専制君主である。神の掟より自然権(個人の生命や自由、特に所有権)が守られるべきものであること。自然状態では自然権の侵害への裁きが当事者の判断に委ねられてしまう、故に個人は共同体を作り、自然状態を脱し実定法の下に従う(安定)。君主は執行権を持てど、その使用はあくまで国民の利益のために、執行権(君主)は立法権(議会/国民の同意)を下にあり、その執行権の行使如何では、国民は新たな政府を樹立できると展開されている。
- コメント(0) - 2016年11月9日

ロックは政治的社会の起源を多数の例を用いて、国家が市民による同意に基づいて成立したことを証明する。自由・生命・財産は自然状態だと常に、危険にさらされる。そのため、国家は君主だけのものではなく、国民が総意で構築したと考えた。君主がそれらを自己利益、剥奪するのであれば、国民は抵抗する権利を持つとしている。
★1 - コメント(0) - 2016年4月1日

高校で世界史やら政経やら倫理やらとってると名前くらいは割と見かけるかもしれない政治哲学の古典的人物の主著。訳の影響が強いかもしれないけれど、割と攻撃的に感じる文体。だからからか、哲学の敷居の高さを感じずに読めた。専門用語は驚くほど少ないので、概要さえ知っておけば、いきなり挑戦しても通読できると思う。
★5 - コメント(0) - 2015年7月11日

生命・自由・財産を守る権利を持っていると考えた。この三つの権利を人権と考えた。そして国家は「不安と絶え間ない危険に満ちている現状」と言っている。ならどうするのか・・私は正直不安だそして何が不安かは明確には言えない。ありすぎるのだ国が抱えてる不安は庶民的な国民は皆不安なのではないのだろうか?と思うのだまさに毎日我慢大会大なり小なり我慢の連続ではなかろうか?と思う。だが我慢なければ爆発するから所謂ストレスの発散お金のかからないストレス発散法を常に考え私のような庶民に常に提供して欲しいがそしたら色々成立しなくな
★9 - コメント(0) - 2015年3月6日

「人は自分の身体や所有物を処分する無制約の自由を持つ。⋯⋯すべての人は平等で独立しているのだから、誰も他人の生命、健康、自由、所有物を損なうべきではない。」 「全ての人は自分の身体への所有権を持っている。これに対して、彼以外には誰も何の権利も持たない。彼の身体の労働と彼の手の仕事は、まさしく彼のものである。」 「人は生まれながらにして、その財産、つまり生命、自由、資産を守る権限を持っている。」  いたるところで、自己所有権論の基礎、労働所有論の基礎を見ることができました。
★3 - コメント(0) - 2015年2月3日

本当に読みやすい訳に感謝。 しばしばアメリカの開拓を例に出して自然権(特に所有権概念)を説明したことが印象的。自らが労働を投下して得たものは自身の身体の拡張として正当な所有権の根拠づけが為されるが、他人が参入できなくなったり、自分で処理できない腐らせてしまう分まで保持することは不当だとも主張。
★3 - コメント(0) - 2014年12月23日

今の日本にいると自由や人権の意味や感覚が鈍ってくる気がするので、これは読みやすいし、多くの人が読んでも良いと思う。
★3 - コメント(0) - 2014年12月12日

ロック曰く、生命・自由・財産とは人間の至高の権利であり、国家とはこれらを守る手段以上の何ものでもなく、親であっても子の権利を奪うことは許されない。神の恩寵として与えられた権利を、自然淘汰の勝利者の権利として捉えることが許されるなら、現代日本の一個の人間が生きるうえで大切なことは網羅されているのではないだろうか。ロックの立法府、司法のシステムは日本でも機能しているように思うが、国>都道府県>市区町村>家族>個人という緩やかな隷属のなかに、少数派の悲哀を思わないでもない。
★1 - コメント(0) - 2014年12月12日

市民政府論の両脇に大日本国憲法と日本国憲法を並べて見比べてみると、日本国憲法がロックの思想の濃厚な影響を受けて編まれたものだとよくわかる。自由主義民主主義社会の聖典と言っても言い過ぎでないこの書を私たちはあまりにも知らなすぎる。法律を、政治を志すもの、海外の人たちをと修好をはかる立場にたつものは、血肉になるまでくりかえし読むべきだ。訳も素晴らしいと思う。
★28 - コメント(0) - 2014年8月26日

革命の理論的根拠となった史料として以外の読み方がわからんという・・・
- コメント(0) - 2013年6月1日

まず訳が素晴らしいのか、ロックの本だから相当難解なんだと思っていたが、スラスラ読み進めることができた。本文を読んで思ったことは、(1)キリスト教ぱねぇー(2)古い本なのに、現代社会においても共通していることがあるから興味深い。この二点に尽きる。
★2 - コメント(0) - 2013年5月25日

TM
ほかの本で散々ヨーロッパのキリスト教を基礎とした思想になれてきたので自然法、戦争状態といった前提条件から政治的共同体へと続く市民政府論が分かった。てか今の世の中つくづくキリスト教的思想が前提条件でいろいろなシステムが動いているんだなぁと思った。だから、中東や中国が反発するのかもね。日本に比較的反発がすくないのはまだ別に理由があるんだけどね。
★2 - コメント(0) - 2013年4月21日

「人々は、一部の論者が言うほど、あっさりと旧来の統治形態に見切りをつけることはしない。人々は、慣れ親しんだ枠の中では、欠陥がわかっていてもそれを矯正しなければならないという説得をなかなか受け入れない。したがって、内在的な欠陥がある場合でも、あるいは経年劣化によって事後的に欠陥が生じた場合でも、その変革を人々に促すことは容易なことではない。世間全体が「今こそ欠陥を改める好機だ」と見ているときであってもそうなのである。」人を殺すということは、理性を放棄した、という論。理性と神は疑問の余地のない前提条件であった
★1 - コメント(0) - 2013年2月24日

非常に読みやすかった。論点が一貫していて、同じようなことも繰り返されていたので、人民の自由について考え直すきっかけになった。
- コメント(0) - 2013年2月13日

おもしろかったです! この政府の土台論がそのまま全世界に共通するかはともかく、とても勉強になりました
- コメント(0) - 2012年11月24日

つまんね
- コメント(0) - 2012年6月6日

「複数の人間が束ねられて一つの共同体を形づくる。その際、各人が自然法にもとづく執行権を放棄し、それを公共の手にゆだねる。すると、そのような場合に限り、政治的共同体すなわち市民社会が出現する」(p.125)。最近、私の住む地域では、公務員の不祥事が後を絶たない。いわゆる綱紀粛正が求められるが、権力機関の人間が堕落する場合、市民がどう制御したらいいのか、と思う。
- コメント(0) - 2012年4月19日

平明な日本語で訳されており、心地よく読み進められる。内容はさすがの古典。
★1 - コメント(0) - 2012年1月3日

授業で習っただけで、今まで読んだことがなかったので、今回読んでみましたが…やはり今の私には難しく、辞書を片手に反芻しながら読みました。知識を蓄えたうえで、また読み返したいです。
- コメント(0) - 2011年12月18日

過去に読んだジョン・ロックのものの中ではわかりやすいものだった。昔、人間知性論を読んだときはあまり理解できなかったので、そちらも出版して欲しい。
★2 - コメント(0) - 2011年8月13日

ノージック読まないと真価が分からないという良く分からない言い訳がされていたのでノージックやろうとしたら詰んだ
★3 - コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(16)

10/05:honnomushi
06/08:Yoshio
05/15:渡邊一樹
02/09:saka4ta9ji

積読中のみんな最新5件(29)

10/27:ukmsblue
01/23:ひだり
12/26:ʍolslıɐus

読みたいと思ったみんな最新5件(58)

03/03:penguin
02/15:astoria*
08/16:teru
市民政府論の 評価:52 感想・レビュー:24
ログイン新規登録(無料)