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古書ミステリー倶楽部II (光文社文庫 み 19-43)

感想・レビュー
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ミノムシlove
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ネタバレ古書にまつわるミステリーですが、思いの外面白かったです。坂口安吾『アンゴウ』は悲しくて心に残りました。子どもたち、縁の下のわんちゃん(涙)…。
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mkd8
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図書館から借りた本。最後まで読んでいくとえっ⁉️と思い、読み返したりまさに、ミステリー。
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佐倉
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戦後、本に挟まれた暗号から出征中の不貞を疑うが…という定番の展開から思っても無い終わり方をする坂口安吾『アンゴウ』江戸時代の奇術書の中に挟まれていた謎の小説…という疑古典的なモチーフが楽しい泡坂妻夫『凶漢消失』書痴の叔父の死、そこから謎の組織と戦慄(愛書家にとっては垂涎かも)の活動を描く北原尚彦『愛書家倶楽部』古書店で出会った謎の私家本。明らかに欠落した部分があるのにそれがとんでもない名作で…と古書店通いが一度は夢見るシチュの菊池秀幸『欠陥本』と”古書ならでは”な作品が多く前巻より好みの採録だった。
佐倉

『猫舌男爵』で散々擦られた末、終わった次のページで「デデーン!」と言わんばかりに『春本太平記』山田風太郎が始まるのはちょっとしたギャグだと思う。この二作もかなり楽しかった。中井英夫『撫館の殺人』はたった7頁。これでこれだけの満足感があるのはすごい。あちこちでタイトルを聞く(『亡き者を偲ぶ日』でも言及されていた)『虚無への供物』を読むのが楽しみになってくる。『五本松の当惑』も面白かった。登場人物の輩感が癇に障ったが…まぁSNSで炎上とかない時代の話だし。御茶ノ水警察署シリーズは気になるリストに入れたい。

06/26 21:55
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マカロニ マカロン
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個人の感想です:B+。古書に関するミステリー短編集。軽井沢旅行中に読んだ『異説・軽井沢心中』(土屋隆夫)は有島武郎の心中事件の話。今回塩沢湖畔の有島家別荘浄月庵にも行ったので見事にだまされ、余計面白く感じた。『アンゴウ』(坂口安吾)は戦中戦後の色濃い話。『愛書家倶楽部』(北原尚彦)は思いも寄らないグロな方向に転換して驚愕。『猫舌男爵』(皆川博子)リトアニアの大学で日本語を学ぶ学生が、漢和辞典片手に直訳していくことからとんでもない勘違いが起きる。ユーモアミステリーとして最も面白かった。猫舌は拷問刑?(笑)
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bow
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図書館
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bow
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図書館
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たち
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ネタバレ古書にまつわるミステリーを集めた短編集です。少し分かりづらい話もありましたが、概ね楽しめました。中でも、横田順彌さんの『姿なき怪盗』、乾くるみさんの『亡き者を偲ぶ日』、逢坂剛さんの『五本松の当惑』が面白かったです。特に逢坂さんのは、シリーズものなのかな?本編を読みたくなりました。
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chie
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前集と同様、江戸川乱歩の口絵と12篇の古書ミステリーなのだが、前集より高級感が漂っていた。「人の死なないミステリー」が多いというのも理由の一つではあるのかもしれないけれど、それだけではない様な気がした。どの作品も面白かった。格別だったのが、山田風太郎の「春本太平記」。以前に同著の「さようなら」(阿刀田高選『恐怖特急』に所収のもの)を読んで、釈然としなかったのだけれど、これは面白かった。アンソロジーを作るということの大変さというものも垣間見えた。自分も、いつかアンソロジーが作れるくらい本を読みたい。
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Penguin
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【図】
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azuno
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「米澤穂信と古典部」と言うMOOK本の北村薫さんとの対談で紹介されていた坂口安吾さんの「アンゴウ」を読みたくて図書館で取り寄せ。「アンゴウ」は確かに傑作でした。横田順彌さん、中井英夫さん、菊地秀行さんなどいろんなジャンルのなつかしいお名前を見つけられて嬉しかったですが、一番印象受けたのが皆川博子さん(初読みでした)の「猫舌男爵」でした。「なんじゃ、こりゃー!」ですね。
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くみ
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「古書」をテーマにかかれたミステリーのアンソロジー集。この第一作目、坂口安吾の「アンゴウ」が参加した読書会の課題本でした。 時代は戦後の日本。古本屋で見つけた本は戦死した友人のもの、そこには暗号が記された紙が挟んであった。。結末に辿り着くと、温かいものが込み上げてくる。やり取りのひとつひとつに楽しい笑い声が聞こえてくるかのようで。特にもう一つの課題本「紙の動物園」を読んだ直後だからかもしれません。この主人公の疑い、言動をよんでると、川端康成先生の「再会」の祐三と富美子のことを思い出しました。
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chobi
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アンソロジーとはこういうものねと。安吾のアンゴウから始まり泡坂横田順彌皆川博子。皆川氏の猫舌男爵読んで、おお、山田風太郎読みたくなるぞ、と思ったらつぎに配置されるのはその、山田風太郎。そして土屋隆夫乾くるみときたら、なんと中井英夫の短編とエッセイ。エッセイは虚無への供物が書かれたきっかけ。カーの欠陥本。ほほうと思ったら今度は菊地秀行の「欠陥本」そして少し軽めの逢坂剛の作品で締めくくり。「古書贋作師」が少し消化不良だった身には、大変なご馳走でございました。美味しゅうございました。
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あここ
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う~ん。あんまり惹かれる話がなかったかなぁ。読みにくいのも多かったし。古本屋さんの雰囲気とか古い本から何か出てくるとかはワクワクするけど。ちょっと分かりにくかったかなぁ。。「欠陥本」は好きやった。結末がどゆこと?とは思ったけど、でも何か分からん状態が面白い。不思議な本、現実なの?現嫁はしっかり現実で、そこの境界があいまいになって、わぁぁどこに迷い込んだんやろうって気分でした。愛読書倶楽部は危ないですねぇ。本と1つになりたい、自分がなってどうするの、怖いよ。加工する人がスゴイし。五本松はシリーズものかしら。
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canabi
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3−2017
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せなそ
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古書や古書店に関する短編集。1巻は未読なのになんとなく2巻を購入(笑) 内容に関しては坂口安吾って「堕落論」とかのイメージが強かったのでこんな話もあるんだ!?と、新たな発見?ができました。「愛書家倶楽部」はヒヤッっとしたし「猫舌男爵」は本当にある本かと思って読み終わって思わずググってしまいました(笑)他のお話もとても面白かったのですが、私が馬鹿だからか菊池秀行さんの「欠陥本」のオチ?がイマイチわからないままでもやもやする……(笑)
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ayako
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結構グロイ? ドキドキしながら読みました。
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Hideki Ando
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ネタバレ第1弾よりも個人的には面白かった。第1弾と同じく乱歩は口絵だけの掲載。あとがきにも書かれていたが確かに殺人事件は少なめ。謎も軽め。
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kanamori
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☆☆★
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優花
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ネタバレ皆川博子さんの「猫舌男爵」がとても面白かった。実在の日下三蔵氏や千街晶之氏が出てきて、登場人物の翻訳者ヤン・ジェロムスキが日下氏を、「ニチシタサンクラ」(あるいはヒゲミザウ)と思い込んでるのが可笑しい。日本語が外国人にとったら如何に難しいかが例をあげて書いてるけど、そうか~なるほどな~と納得。坂口安吾「アンゴウ」は想像してたのが覆されて、でもそれが切なくて一気に泣きモードになるのが凄い。
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ひなきち
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安定の面白さ!古書は、ものがたり性があって色褪せない魅力があります。今回も豪華なラインナップで最後まで堪能しました。特に印象に残ったのは、坂口安吾「アンゴウ」、北原尚彦「愛書家倶楽部」、山田風太郎のミニエッセイ…(なんかジンとしてしまい涙)でした。読書家の薦める本は本当に読んでみたくなります。ああ…積読本タワーがもう一棟、いや二棟建ちそうだわ…!
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カムリン
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それなりに面白かった。さらっと読んだけど、並べ方にも意図があるのかな。猫舌男爵の次に山田風太郎とか。関連あるなーと思った。
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kume
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何となく目について。過半数を超えて読んだことのない作家さんの短編集。 坂口安吾ってこんな話も書くんだと意外を感じ、「異説・軽井沢心中」にヤられ、猫舌男爵の主人公にニヤっとイラッと。逢坂剛さんの話はシリーズものスピンオフっぽく、本編を忘れなかったらよんでみよ。
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ゆいまーる
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横田順彌『姿なき怪盗』、北原尚彦『愛書家倶楽部』、土屋隆夫『異説・軽井沢心中』がよかった。
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スー
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古書ミステリーの短編集の第二弾。とある暗号を解読したことから自分と家族の関係性を悟る「アンゴウ」。あまりにもサラッとした解法に驚かされる「姿なき怪盗」。こちらもしれっとどんでん返しを見せる「愛書家倶楽部」。タイトル通りの軽井沢心中の異説が描かれるが、そういうことかと膝を打つ「異説・軽井沢心中」。心地よい読後感で心暖まる「亡き者を偲ぶ日」。シリーズモノらしいのだがこれだけ読んでも面白い「五本松の当惑」などなど。アンソロジーといっても軽い作品ばかりではなく、充分に楽しめた。
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柊
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古書を題材としたミステリーの短編作品を集めたアンソロジー、好評につき第2弾。今回は現役作家の作品の割合が多いのか、どこかで読んだことあるものも数作含まれてましたがアンソロジーとはそんなもの^^;なにしろネタは好物の「古書」なので、読みづらい文体のものもあったが、それぞれ興味深かったり楽しかったり、物足りなかったりで(もう少し続きを読みたいって意味で)面白く読むことができました。
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Ted
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'14年5月刊。△古書店を巡る古今のミステリー短編小説のアンソロジー第2弾。ガイジンが書いたように装って日本語の頓珍漢な解釈で笑わせる皆川博子の「猫舌男爵」、有島武郎の心中事件から材を取った点がユニークな土屋隆夫の「異説・軽井沢心中」、作者の差別的価値観が透けて見えるのが興醒めだが二転三転する捻りが効いていて展開がうまい逢坂剛の「五本松の当惑」が面白かった。残りは粗筋もオチもよく分らない駄作だった。
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悸村成一
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短編小説-11、エッセイ-2、口絵-1。いつか I、III と Book-Off あたりで遭遇する偶然を期待薄く待ち望んではいる。 133
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(み)
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ちゃんと確認しなかったのが悪いのだが、江戸川乱歩の『口絵』という短篇だと思っていたのに違ってがっかり。それ以外は全体的に面白かった。
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KAZOO
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古書をめぐるミステリーのアンソロジー第2集です。江戸川乱歩の口絵を除くと11の作品が収められています。逢坂剛さんの作品以外はすべて初めてでした。山田風太郎のはミステリーというよりもエッセイですね。皆川博子さんのは「猫舌男爵」という題名でマニアックな感じでよかったですね。ほかの作品もさまざまな楽しみを与えてくれます。
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yskee
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Ⅱも買ってしまった。前作でもそうだったけど、古書に馴染みがなくても楽しめる。だだ、古い作品は読みなれてないので、よく解らなかった収録作も。 これを期に古本屋を廻ってみようとまでは思わないけど、なんかクセになる一作。
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Sebastian Flyte
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諧謔に満ちた皆川博子「猫舌男爵」がすばらしかった。小説のこんな作り方があったんだなあ。これはハヤカワ文庫から出た『猫舌男爵』を買わねばなるまいな。
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ウイロウ
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古書にまつわる(広義の)ミステリを集めたアンソロジーの第2弾。選ばれた短篇はバラバラに見えて実は緩やかにリンクしており、編者の並々ならぬ知識とセンスが窺える。まず指を屈するべきはやはり坂口安吾「アンゴウ」。有名作にもかかわらず初読だったけれど、この結末には色々な意味でやられた。そして乾くるみ「亡き者を偲ぶ日」。『イニシエーション・ラブ』とは一味違うハートウォーミングな話だが、何より作者のミステリとミステリファンに対する深い愛が伝わってくる。「愛書家倶楽部」のゴシックな雰囲気や「猫舌男爵」の奇想も忘れ難い。
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もちリョーシカ
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ジャケ買いで1を買ったので何となくセットで買った2。1に比べ、初読みながらもお名前は存じ上げている作家さんがちらほら。翻訳のちぐはぐさを描いた猫舌男爵は訳した青年の自信過剰っぷりになんだか「いーっ」となりつつも憎めない感じ読み進む。愛書家倶楽部はちょっと不気味。1収録の「水無月〜」同様、装丁というのは古書の蒐集家にとってはまた、特別なもののようで、ちょっと取り憑かれてる感じがゾーッとくる。
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Pomme
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古書をテーマに編まれた11篇のアンソロジー。皆川博子氏の「猫舌男爵」が目当てで読むが、総じてどれも面白く楽しめました。横田順彌の「姿なき怪盗」、北原尚彦の「愛書家倶楽部」、乾くるみの「亡き者を偲ぶ日」、中井英夫の「橅館の殺人」、逢坂剛の「五本松の当惑」等々…。特に「愛書家倶楽部」の古書蒐集に文字通り生涯の全てをかけた伯父さんの話しがすごかった。愛書家もここに極まれり。 本を媒介にした謎解きと共に、それぞれの登場人物の悲喜こもごもが繰り広げられ、読み応えのある短編集でした。
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へいがぁ
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新旧取り混ぜたアンソロジー。そこそこ楽しめました。逢坂さんが秀逸。
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ぶんぶん
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【図書館】  古書にまつわるミステリーの第二巻。 古本と言うのは、それだけ他人の手を渡って来ます。  その人毎に、言うに言われぬ物語があるのかも知れない。  「挟み込み」「書込み」いろんな歴史がある。  これは本、物語(ストーリー)では無く、本(商品)そのものに愛着を持つ人たちに贈るファンタジー。  これは本の内容ではなく「本」に憑りつかれた人にまつわるお話、電子書籍では味わえない物語。  特に「猫舌男爵」が翻訳の喰い違い、醍醐味を描いて秀逸。   実際の本の紹介も出てくるのも魅力です。
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seraphim
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古書にまつわるミステリーを集めたアンソロジー第2集。初読の作家が多かった。全部で11編おさめられている。坂口安吾の「アンゴウ」は最後にうるっとしたのもあり、1番好きだった。逢坂剛の「五本松の当惑」はコミカル。これは御茶ノ水警察署シリーズの中の一編ということだが、他のお話も読んでみたくなった。こういうアンソロジーでなければ、読まなかったであろう作家さんの作品に触れたので、自分の世界を広げる良いきっかけになったと思う。
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まるこ
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逢坂剛の作品は、シリーズの中の一つということなので、最初から読んでみたいなと。キャラクターに興味がわいた。皆川博子の作品は前読んだものが、読みにくくって挫折してただけにびくびくしながら読んだんだけど、今回は読み切れた。「私は猫です」の日本語でのバリエーションの豊富さを認識させられた。異説・軽井沢心中も面白い。あと、気味の悪さで行くと愛書家倶楽部。表紙というか、カバー。う~ん。そこまではいかないな~
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