安楽探偵 (光文社文庫)

安楽探偵 (光文社文庫)
あらすじ・内容
街いちばんの名探偵の元には、奇妙な依頼人ばかりがやって来る。熱狂的ファンの中年男に、執拗に真似をされる恐怖を語る人気アイドル。(「アイドルストーカー」) 何者かに太る薬を盛られていると訴えるダイエットマニアの女。(「ダイエット」) 事務所から一歩も出ないものぐさな探偵の推理とは? 全編に仕掛けられた巧妙な罠と黒い笑い。奇才が放つ連作ミステリー。

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安楽探偵はこんな本です

安楽探偵の感想・レビュー(195)

6編の短編。こうなんだろうなっていう推測しながら話を読んでいくが、その推測が気持ちいいぐらいに外れる。叙述トリック?っていうのか分からないけど、作者の勘違いさせたい方向にいつの間にか誘導されていて、一編読み終わるたびにやられたって思わされた。
- コメント(0) - 1月20日

書店でみた手書きのPOPが上手かったせいか必要以上に期待値が高くなってしまったようで。私的にはイマイチ物足りなかったなぁ。最終章もそこまで驚きはなく。。まさかもしかして。。と、想像力を掻き立てられた「食材」が1番面白かったです。
★2 - コメント(0) - 1月12日

短編なので読みやすく、夢中になれたりなれなかったり。どうしてそういう謎解きに?と納得しながら読んだり読まなかったり。最後の節で納得できたりできなかったり。
★1 - コメント(0) - 2016年12月30日

いわゆる安楽椅子探偵ものなんだろうけど、探偵と言うよりもアドバイザーのような雰囲気であった。 小ネタを独特の論理でまぶして読者を混乱させるいつもの小林節は健在なり。 どの作品とは言わないが安楽椅子探偵ものには納得できない部分が付きまとっていたものだが、もしかして作者もそうだったのかな。 これは作者の安楽椅子探偵ものに対するアンチテーゼか、あるいは単にアイデアのひとつか。 298ページ
★7 - コメント(1) - 2016年12月13日

小林泰三氏初読。短編集程度の長さで、さまざまな奇妙な事件を安楽椅子探偵が解決していく。事件の奇妙さはどの編も楽しめるが、なぜその結論になったのかいまいち分かりにくい。特に違和感を持ったのが寄付の話で、肝心な所が伏せられているから終盤、突然意味不明になる。これは何だ?探偵の直観?と思っていたら最後に種明かし。なるほど、こういう本なわけね。独特な回りくどい言い回しが多く読むのが大変な所もあるが、この雰囲気が楽しめる人なら悪くない本だろう。☆3
★3 - コメント(0) - 2016年12月8日

小林泰三作品なのに素直に面白いと思えるミステリーだったので吃驚している。名探偵の元に舞い込む、奇妙な事件の数々。一歩も動かず事件を解決する安楽探偵の鮮やかな推理の裏には何があるのか。1話1話、どことなく違和感があって、何かがおかしいなと思いながら進み…終章を読んで納得。モヤモヤが吹っ飛んだ。ホラーとミステリーの間で笑いを織り交ぜる、独特の小林泰三ワールド満開だった。
★33 - コメント(0) - 2016年11月27日

所謂アームチェアディテクティブ、安楽椅子探偵もの。小林泰三のミステリものは、大粒の一撃ネタというよりも小〜中粒なネタを異様なキャラクターや会話で飾り付ける短編向き。本作もご多分に漏れず、多彩かつ多才な小林泰三の一面を伺うことができる。最後の一編で見せた結末は、極めて目新しいというものではないが、過去から議論される探偵論に対して小林泰三が自身の言葉で解答した結果とも言えるだろう。尚、独特の回りくどい会話は健在。ファンは迷わず手に取って良い。
★3 - コメント(0) - 2016年11月13日

いつになく読みやすい小林作品だが、締めは相変わらずの黒さ。いいように手のひらの上で転がされた満足感。
★5 - コメント(0) - 2016年11月9日

non
 '16-210:タイゾウ×ヤスミ○!!相談者の妄想、被害妄想への恐怖もあり。精神科や心療内科の案件?認知の歪みを親身というよりは興味、笑いをこらえ面白半分。探偵として解決に導く。思った方ではない方に転がる。紹介の‘全編に仕掛けられた巧妙な罠と黒い笑い’正に!!最後はどっちに転ぶのか。‘変質者っていうのは、全員指向が違うんだ。正常な人間は似通っているが、変質者はそれぞれが勝手な方向に逸脱しているから、お互いに理解し合うことができない・自信の強さは思い込みの強さでもある’
- コメント(0) - 2016年10月26日

「アイドルストーカー」のエグさと「ダイエット」の脱力感が好き 「命の軽さ」、これNPO完全に付き合い損じゃない?
★1 - コメント(0) - 2016年9月24日

理屈っぽい会話と一癖も二癖もある登場人物、ブラックユーモアと巧妙なトリック。小林泰三さんらしさ全開のミステリー。『命の軽さ』が特に面白い。大満足です。
★3 - コメント(0) - 2016年9月24日

著者の論理ミステリ系作品の中では一番読みやすく、面白いと思いました。極端に突き詰めた論理の皮肉・気持ち悪さの描写は相変わらずですが、これまで程やり過ぎ感がなく、丁度良いバランスに落ち着いています。また、各短編ごとにミスリードから解決までの起承転結がしっかりしていてエンタメ性も感じます。論理の再構築、見方の切り替えで、真実を明らかにする流れは、深みや厚みは違えど京極堂の憑物落としに近い感じもしますね。最後は安楽椅子探偵そのものの在り方に対するどんでん返しもあり、非常に上手く仕上がっていると思います。
★3 - コメント(0) - 2016年9月24日

本書は安楽椅子探偵の主人公が幾つかのミステリを解く短編集です。 平易で分かりやすい文章と各話1,2個のトリックで解決編は理解しやすいのですが最後のどんでん返しでやられたと唸るお話ばかりでした。 最終話はストーリー構成が素晴らしく、本書を最初から読み直したくなる事必至でしょう。筆者からの挑戦状に挑んでいく様で読書中は夢中になりました。買う価値ありです、オススメ。
★1 - コメント(0) - 2016年8月21日

くそ…今度こそ絶対に騙されてやるもんかと意気込んでいたのに、ほぼ全ての罠に引っかかった…。「アイドルストーカー」:自力ではオチの意味が分からず。悔しい。「消去法」:分かりやすかったけれど最終章の布石には気付かず。悔しい。「ダイエット」:まんまと綺麗に騙された。悔しい。「食材」:ミスリードだと理解しつつ、脳内映像では勝手にグロ再生される。悔しい。「命の軽さ」:価値観が違いすぎて『キノの旅』を読んでいるみたい。「モリアーティ」:きな臭さを感じつつも各章の伏線には一切気付かずにここまで来たことが本当に悔しい。
★5 - コメント(0) - 2016年8月8日

騙されないぞ と構えてるとまんまと騙される。ある程度叙述トリックやどんでん返しに慣れてる人ほど面白いんじゃないでしょうか。「アイドルストーカー」が清々しくて好きだ。捻りが無いのが捻り、という巧妙な手法。最後の話は個人的に蛇足と感じたなー。
★5 - コメント(0) - 2016年8月1日

「アイドルストーカー」、叙述トリックと途中で思わせて元に戻るという巧みな手法。ただ以降三編はミスディレクションが透けて見える。とはいえ、なぜそんなことが起こっているのかは判らない点が多かったが。「命の軽さ」は奇妙な話。依頼人の偏執ぶりは他人からの影響がない分、「消去法」や「ダイエット」より際立っているようにも思える。連作としてのオチは悪くない。ホームズ=モリアーティ説はどこかで見たような気もする。探偵が黒幕だとしても、「消去法」事件を起こせるのだろうか。依頼人の職場の連中をあれだけ巻き込めるのか?
★3 - コメント(0) - 2016年7月26日

TUI
冒頭、「おっ、四里川/四ツ谷コンビ(?)の新作か!」と思ったら違ったみたい。探偵の出した結論は果たして真実?と、どれも不安・不穏なエンディングがいい。
- コメント(0) - 2016年7月22日

まあまあ
- コメント(0) - 2016年7月20日

安楽椅子探偵じゃなくて安楽探偵。語録がいいから椅子取った訳じゃないんですね
★2 - コメント(0) - 2016年7月19日

6編からなる連作短編集。安楽椅子探偵じゃないところがポイント。どの作品もブラックで、でもなかなか面白い。できれば一気に読むことをオススメする。
★9 - コメント(0) - 2016年7月15日

★★★☆☆ 軽く読めて楽しかった。 書き方がうまい。
★1 - コメント(0) - 2016年7月14日

何コレ、ツルツルと読み易いけど引っ掛かりなさ過ぎやんか…と思ってたら、最終話でやられた。連作だったのか〜‼︎
★2 - コメント(0) - 2016年7月13日

ほんのりとした毒と、そこはかとない底意地の悪さがイイ感じです。3点。
★2 - コメント(0) - 2016年7月9日

おのれヤスミンめ、さりげなく手抜きしつつも計算高くて面白いんだから。もう!本当言うと、ハードなSFもはよ‼︎と言いたいけれど、読者を不安と不快に叩き落としてニヤニヤしちゃう、あなたの性癖が好きなんだからもうどうしようもない。おのれヤスミンめー、と思いつつ爆笑して読了。
★22 - コメント(0) - 2016年7月9日

なんか歯切れ悪いし、読み落とし感があるし、「安楽探偵」という書名もなぁ…と読み進め、最後で納得。書き下ろしだから成り立つとしても、小林泰三の力量を信用しないと読み進められない作品。「ダイエット」の思い込ませる表現、同じ擬態語や表現がどちらを表すのにも使えるというのがうまい。
★2 - コメント(0) - 2016年7月4日

視覚的に読むと騙される。探偵事務所に訪れる依頼人と、その依頼人の話を聞く探偵。探偵も依頼人もどこかおかしい。小林泰三のミステリは遊園地にある部屋が回転するびっくりハウスみたい。ストーカー、ダイエット、行方不明。モリアーティの彼女の説、有力ですよね。
★18 - コメント(0) - 2016年6月28日

沢山本を出してくれるのは嬉しいけど、パターン化している気がする。玩具修理者とか人獣細工みたいな話が読みたい。
★2 - コメント(0) - 2016年6月22日

妙に面白かったです。最終話はいらないんじゃないかなあ。
★1 - コメント(0) - 2016年6月16日

視点の転換?まぁ確かにマッチポンプなら無敵よね!って思える
★4 - コメント(0) - 2016年6月6日

面白い。依頼人の属性について意図的にミスリードを誘うパターンの積み重ね。これは或る程度ミステリを読み慣れている人ほど引っかかるはずなので、そうでない人にはむしろ淡々としてつまらないと感じるのかも。
★6 - コメント(0) - 2016年6月5日

なんだろう。読んでいると普通の小説のように見えてその恐怖感もあるんだけど、最後にがらっと様相を変える。意識的に予定調和的な結論に持っていかないことで不安を増長する感じですかね。
★13 - コメント(0) - 2016年6月1日

☆☆★ 面白くなかった
- コメント(0) - 2016年5月17日

どの短編にもひそかに隠してある違和感がある。安楽探偵は安楽椅子探偵ではない。実にものぐさである。「探偵はカンで真相を見抜いてはいけない」というタブーがあるが安楽探偵はそれをやってのける。だって安楽だから。
★13 - コメント(0) - 2016年5月17日

この作者にしては、サラリと乾いた感じのミステリ短編集だけど、歪んだテイストは健在。連作だからこその構成も好き。ただ、あまりにもサラリとしているのであっと言う間に読み終えちゃって、物足りない感じはある…。
★5 - コメント(0) - 2016年5月17日

★★★★☆ 安楽椅子探偵もの、と思いきやそれ自体を皮肉ったような小林さんならではのミステリ。登場する探偵が無味乾燥な人格であるため、依頼者の奇妙さが余計に際立つという面白みがある。それでいてミステリとしても非常に面白い。「ダイエット」なんかは久々に終盤でアッと言わされる驚きあり。「アイドルストーカー」や「食材」あたりはミステリとしては弱いと最初は思うものの実は裏の裏をかかれているという仕掛けが見事。最後の「モリアーティ」でこの作品が連作である所以が分かるというのも面白い趣向。構えず気楽に読むのがおすすめ。
★47 - コメント(0) - 2016年5月11日

会話を中心に事件が進んでいくため、可笑しな会話のやりとりを楽しみながらも、事件も楽しむことができました。色んな意味で、ミスリードが上手いな~。
★18 - コメント(0) - 2016年5月10日

すぐ読んじゃった。これはなかなか面白いっす。先生と事務員のやりとりが会話だけの展開で面白さを醸し出すのはやっぱすごいです。会話で持ってく技術がすごいっす。やっぱ広い意味で分析哲学の造詣が深いんでしょうね。そこが自分を惹きつける点でもあるけれど、この連作短編はSF色は無いっす。ミステリ(!?)です。どの作品も「一本取られた」感がハンパないっす。いやぁ、技巧がすごいですね。
★4 - コメント(0) - 2016年5月8日

連作短編集としての評価はどうだろう。個々の話は、奇妙な依頼という点はポイント高いと思う。「消去法」「ダイエット」あたりは読ませる。
★4 - コメント(0) - 2016年5月7日

各章、解決のところで「ん?」と思う不自然な推理があり、それも私の読解力が足りないのか、読み落としてたのかな、と思っていたら、最終章で納得。 面白かったです。
★7 - コメント(0) - 2016年5月2日

連作短編としては最後の推理が推論にとどまっているのが残念なところ。そこまで新しいことをやっているとも思えない。個々の短編はまあまあ面白かった。叙述トリックはどれもうまい。特に「アイドルストーカー」のは、森川智喜の『ワスレロモノ』とネタがかぶっているが、こちらの方が優れている。
★2 - コメント(0) - 2016年4月30日

安楽探偵の 評価:76 感想・レビュー:79
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