向田理髪店

向田理髪店
あらすじ・内容
・札幌で就職した息子がわずか一年で帰郷。理髪店を継ぐと言い出した。
・幼馴染の老父が突然倒れた。残された奥さんは大丈夫?
・異国の花嫁がやって来た。町民大歓迎。だが新郎はお披露目を避け続ける。なぜ?
・町に久々のスナック新規開店。妖艶なママにオヤジ連中、そわそわ。
・映画のロケ地になり、全町民大興奮。だけどだんだん町の雰囲気が……。
・地元出身の若者が全国指名手配犯に! まさか、あのいい子が……。

──心配性の理髪店主人が住む過疎の町で起こる騒動を描いた極上の一冊。

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陸王
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向田理髪店の感想・レビュー(2207)

【図書館】
★13 - コメント(0) - 2月26日

財政破綻した炭鉱の町・夕張と思われ何かしら感慨深いものがあった。主人公は閑古鳥がなく理髪店の康彦、彼の目を通して町に起こる様々な出来事や事件が描かれていく。寂れた町の中にある一軒の理容室にいる心配性の店主が関わる。過疎の町で起こる騒動の数々。町の人々の暮らしぶりが全て筒抜けな小さな過疎化の町辛い時はその心遣いが温かくもありでも時には息苦しさを感じずにはいられない良くも悪くも町の人全員が家族のようなそんな共同社会の苫沢町。それと康彦達の親世代と息子の子供世代の対比が描かれ胸が熱くなった。
★121 - コメント(0) - 2月26日

Ken
北海道の炭鉱町、苫沢町という過疎の町(夕張が題材?)で理髪店を営む50代半ば(ぼくと同じくらいの年の)向田康彦が主人公。6章から構成され、「中国からの花嫁」と「小さなスナック」などは、悲哀感もない訳じゃないが、町民の感情に親近感を覚えながらウケる箇所も盛り沢山!まさに喜怒哀楽たっぷりの小説だった。(コメント欄に続く)
★17 - コメント(3) - 2月25日

実に良いテンポストーリー、でもホロッとくるところが何とも奥田氏らしい。奥田ファンには、オススメの1冊。
★15 - コメント(0) - 2月25日

☆4.5
★7 - コメント(0) - 2月25日

北海道の苫沢町は過疎と高齢化の進む田舎町。向田理髪店の店主・康彦が語る町のあれこれ。田舎ならではの人間関係の濃密さが招く様々なこと。煩わしさと同時に、都会では味わうことの出来ないことも多々。息子・和昌の成長などとても読み心地の良い1冊でした。お勧めです。
★132 - コメント(0) - 2月25日

過疎化の進む北海道の町の理髪店。生まれた時からずっと一緒だから、何もかも知られているのが、うっとおしいけど、濃密。和昌が 「隠し事があると人間はどうしても人付き合いを避けるようになる」 って本当だな、と思います。息子の成長にホロっとさせられました。
★20 - コメント(0) - 2月24日

直木賞作品が図書館の貸出待ちがすごくていつ借りられるかわからないので、こちらを、ということでしたが、この本も借りるまでに結構かかりました。康彦の普通にいい感じの人柄と、50すぎの中学の先輩、後輩、同級生が・・君とか・・ちゃんとか呼び合っているのがいい感じでした。田舎の優しさっていっても当然暗黒面があって、それだけでは済まないのだが、そういうことは軽く触れるだけに留めておく感じもいいと思いました。シリーズ化が期待されます。
★28 - コメント(0) - 2月23日

奥田さんの小説は、舞台がどこでも妙にリアル。過疎地のリアリズムに笑わせられるし、等身大のキャラクターには実感もあり、地味な展開なりに先が気になって一気に読んだ。この手のストーリーは、作家の力量が問われる。奥田さんならではの読み甲斐がある。
★16 - コメント(0) - 2月23日

良くも悪しくもお節介焼きが田舎のいいところ。都会では孤独死が良く話題になりますが、その心配はなさそう。
★15 - コメント(0) - 2月22日

道民としては、「どうなの、その方言?だべさって、連発しないべさ」と突っ込みました。でもなかなか、いいお話だったと思います。ホッとするようなお話でしたね。
★17 - コメント(0) - 2月21日

北海道の過疎の町で理髪店を営む康彦。町で起こる様々な騒動の顛末の物語。小さな町の人間関係を煩わしいととるか、温かいととるか。煩わしいことは十分承知だけれども、そのあたたかさに救われる小説でした。親世代は心配だろうけど、青年団の若い人たちが頑張っているのも頼もしく、明るい未来が感じられます。
★40 - コメント(0) - 2月20日

過疎化してお金もなくて未来もない田舎で暮らすのは、退屈な閉ざされた世界に閉じ込められたようなもの。それも確かだけれど、それだけじゃない。なんだかいい話。外から見てるからかな?スナックのママに恋したり、人の結婚式ではしゃいだり、なんだかあたたかい気持ちになる。
★18 - コメント(0) - 2月20日

奥田さんらしいちょっとシニカルな目線。田舎の人間関係の煩わしさと温かさの両方に納得。親の想像を超えて成長していく若者。若さのエネルギーにちょっと感動。読みやすい作品でした。
★26 - コメント(0) - 2月20日

このところ重い話ばかり読んでいたのでこれは心癒やされる小説で良かった。小さな町だからこそ生きづらい半面、助け合う仲間がいる。康彦の人となりも大好きだが、大黒に集う仲間たちがみんな愛しい。
★28 - コメント(0) - 2月20日

何でも町中の人に知られているという田舎って住みにくいだろうなと思いながら、北海道の小さな町の短編を読み進める。主人公も周囲の人たちも地味で穏やか。それでも、いくつかの波風が立ち、おしまいには地元の若者が東京で指名手配犯に。「知ってる。」は「わかってるよ。」につながる。和昌のいうようにいい町になっていけばいいなと思った。
★29 - コメント(0) - 2月19日

かつて炭鉱で栄えた北海道の苫沢町はすっかり衰退してしまった過疎の町。そこで細々と理髪店を営む店主の康彦が主人公。サラリーマンを辞めて家を継ごうと言いだした息子に意固地になって反対する表題作、老夫婦だけの生活に危機感を抱く「祭りのあと」、新郎が素直にお披露目出来ない「中国からの花嫁」、美人ママをめぐって男衆がやっきになる「小さなスナック」、映画のロケ地となって町が盛り上がる「赤い雪」、町の出身者が詐欺事件を起こして指名手配となる「逃亡者」、6編の心温まる連作集。床屋さんって町の情報屋なんだとあらためて感心。
★37 - コメント(0) - 2月18日

さびれた田舎町に起こる大小取り混ぜた騒動の顛末。住民たちの内情がすべて筒抜けなのはマイナスでしかないと考えていたが、プラスなこともあるんだなあと今更ながら気づかされる。まさに良くも悪くも皆親戚のような感じ。住民の移転でバスの路線が無くせるとか、リアルな過疎の現実を織り交ぜながらも、どこかのんびりしたムードがあり読後感はほんわか。個人的には助役さんが実はダークな人なのでは?と思ってたのだが、そんな場面はなくてちょっと肩透かし。疑ってすみませんでした<(_ _)>。
★82 - コメント(0) - 2月17日

北海道の過疎化した田舎町。いい話も悪い噂もあっと言う間に広がってしまう面倒な感じも、温かい感じに収まってほっこりする。誰にでも共感できる話題もあって続編がぜひ読んでみたいな。早苗さんのその後とか気になる。
★27 - コメント(0) - 2月16日

過疎化が進む地方の理髪店オーナーと、その家族、地元の人々とのふれあい物語。切実な地方の現状に暗くなりつつも、人のあたたかさに救われる。あっという間に読み終わりました。奥田さんにしてはおとなしい一冊だったなあ。
★72 - コメント(0) - 2月13日

やっちゃんが街の小さな出来事にどこか冷静で遠くから見守ろうとする姿は一度都会で暮らした故だと思う。どこか1線をわきまえてしまう都会のお付き合い。でもそこが周りには「何かあったときはやっちゃん」となるのでしょう。ところで本書で大活躍なのは向田富子79歳。グランドゴルフではっちゃけて、エキストラとはいえ映画出演果たし(演技付き)はては張り込みの刑事へあんころもちを差し入れたお礼に拳銃を持たせてもらい大喜び。とあらゆることに興味を示すかわゆいおばあちゃん。あこがれます
★20 - コメント(0) - 2月13日

共感処が満載の、ほのぼのとした北国のホームドラマであった。続きが気になるのぉ~。
★48 - コメント(0) - 2月12日

北海道の過疎の町、苫沢町の出来事を理髪店の店主康彦の視点から描く。きびしさだけでなく、若者の成長、ちょっとした変化、知り合いの温かさにほっこり。3
★18 - コメント(0) - 2月12日

北海道の田舎町を舞台にした作品。主人公の理髪店の店主が狂言回し的な役どころか。寒いところの方が、町の結束は固いのかな。 奥田さんは相変わらず心の動きを書くのがうまいなー。面白くてぐいぐい読みました。
★19 - コメント(0) - 2月11日

田舎のいい面と悪い面をうまく描いた短編集でした。こんな感じの町がどんどん増えているんだろうなあ。
★74 - コメント(0) - 2月11日

★4 - コメント(0) - 2月11日

田舎の光と陰が丁寧に描かれている。田舎生活を経験して都会にいる者は身につまされる思いになる短編である。
★17 - コメント(0) - 2月11日

北海道の過疎の町の小さな理髪店のおじさんが町の日常を語る。若者の雇用、老人の介護、農家の嫁問題など、どれも地方の町が抱える深刻な問題だ。読んで行くと田舎特有の閉鎖的な社会に、「これだからダメなんだよな」と一瞬思った。しかし短所と長所って背中合わせで、最後の「逃亡者」で和昌が言う「みんなが仲良く暮らせる偏見のないまちづくり」は小さな田舎ならではだろう。自分たちの町をよくしようとする和昌たちの行動力やバイタリティに苫沢の明るい明日が見えた気がする。
★22 - コメント(0) - 2月10日

夕張市のような苫沢町にある向田理容店のおじさんの話。人口減少の現実を受け入れ、助けあって生活している人たちの話。気候は厳しいけど、暖かそうな町だな。
★18 - コメント(0) - 2月10日

地元愛を感じる本だった。寂れてしまった町を何とか活性化しようと頑張る若者たち、それを見て応援する親世代もいれば、今までの経験を振り返って、そんなことしても無駄だという者もいる。与えられた環境の良さ、悪さを全部受け入れて、その場所で頑張るしかないのだと思った。田舎ならではの、わずらわしさもあるが、皆で助け合っているところが羨ましくもあった。
★22 - コメント(0) - 2月10日

北海道の過疎地で起こる町民たちの悲喜こもごも。奥田さんらしいブラックな視点を交えつつ、どのエピソードも笑えてちょっと切なくて、田舎の良さと息苦しさが描かれている秀作でした。隠し事が出来ないオープンな世界は閉塞感もあり、自分が暮らすことを想像すると、しんどそうでとても無理な気がするけれど・・・。「赤い雪」のエピソードが一番印象深かったです。娯楽は大切だな~と。しかし、関東圏だって過疎化している地域は多々あるわけで、とても他人事ではないですね。
★27 - コメント(0) - 2月10日

北海道の田舎町で起きる出来事を田舎ならではの良い面、悪い面を両方からほのぼのと書いていくお話。ここまでの過疎化ではないけども、田舎町の出身だから、色々と身に染みる話も多く、それを温かく描くのは奥田さんならではだなぁと思った。個人的には、異国の花嫁の話が一番好きだったなー。街出身の彼はすごく色々と気にしていたのに、異国から来た花嫁は騒動をまったく気にしていなくて、むしろ楽しんでる辺りとか。
★23 - コメント(0) - 2月9日

この主人公の悲観的な感じがすごく嫌いというか読んでてイライラしてたけど、実際に田舎に住む親世代なら当たり前の発想なんだろうなと思った。過疎化が進む中で現状打破のために帰ってくる若者とそれを複雑に思う親世代。どちらの意見も納得する。「昔から頭が良くてリーダー格で明るくて…そんな彼は東京に住むべきだ」みたいな考え方は嫌い。頭がいいは事実としても他二つはいくらでも誤魔化せるし実際、そういう人はそういうキャラが求められてるからこなしてるにすぎないって人の方が多い。
★24 - コメント(0) - 2月8日

北海道の過疎化が進む小さな町の物語。高齢化が進んでもなんだかんだと色んな事がおきてその度に住人が助け合ったり、喧嘩したりとなんだかほのぼのしながら過ぎていく一年間。過疎化が進んでも何とかしないと!と思うお父さん世代と村に残ったり戻ってくる若者。決して人ごとではない自分の状況。あるあるーと思いながら読めました。
★18 - コメント(0) - 2月8日

過疎化した村の人情味あふれる温かいお話だった。しかし、現状は厳しいことの山積みだろうな。
★17 - コメント(0) - 2月7日

北海道の小さな町。田舎。その中で起きる小さな出来事。最後のエピソードがとても好き。小さいころから知っている子が犯罪者に。更生を望むのなら町で支えていこう。そんな気持ちが温かい。
★26 - コメント(0) - 2月6日

★★★北海道の過疎の町の理髪店の店主、康彦は町に持ち上がる様々な事件に頭を悩ませる。周囲の人達が「なんとかなるべ。」と楽観的な見方をする中、一人悲観的に考えて頭を抱えている。でもどっちの意見も間違いではないしなぁ。後継者問題、高齢の親の問題、嫁問題と綺麗事だけじゃ無い、中々に考えさせられる話でした。ただこの主人公、田舎特有のプライバシー無視の詮索に眉をひそめているかと思ったら、そういう自分も町の人達の動向にあれこれ興味を持ったりして私は何だか偽善者っぽくてあまり好感は持てませんでした。(^_^;)
★74 - コメント(0) - 2月6日

北海道の過疎化した小さな村のお話。閉鎖的な面、助け合う人情味溢れる面…人間臭くて好きな作品だった。
★15 - コメント(0) - 2月6日

奥田氏といえば伊良部先生のことが思い浮かぶが、今回は北海道の過疎の町の散髪屋さん。表紙絵の不安そうに外を眺めているのが主人公の向田康彦。若いころ都会の広告会社に就職するも1年で挫折、自信なげな様子な康彦の元には、いろんな人がグチを言いにやってくる。突然Uターンしてきた息子、農家の嫁不足、映画の撮影と、退屈な過疎の町で起こる問題。アグレッシブな瀬川、口下手な谷口と康彦の3人の幼馴染の物語、第2弾が出ることを期待したい。
★41 - コメント(0) - 2月5日

北海道の過疎の町のお話。誰もかれもが顔見知りでと言うプライバシーがないような閉鎖された場所で、小さな出来事に娯楽を見つけ暮らす人々を陰にこもらず表現しているのは奥田さんならでは。北海道とは離れているけど、自分も団地というコミュニティの中で暮らして結構息が詰まるような思いをすることもあり、共感出来る部分があった。
★19 - コメント(0) - 2月5日

向田理髪店の 評価:76 感想・レビュー:1031
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