ポイズンドーター・ホーリーマザー

ポイズンドーター・ホーリーマザー
あらすじ・内容
女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが……。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く。(「ポイズンドーター」)
呆然、驚愕、爽快、感動――さまざまに感情を揺さぶられる圧巻の傑作集!

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ポイズンドーター・ホーリーマザーの感想・レビュー(2301)

墨が広がるようにジワっと、最後は見事に裏返し。
★1 - コメント(0) - 1月21日

湊かなえさんの真骨頂!という感じの作品。とても毒々しくて面白くてあっという間に読みました。男女の愛も然りだけど、親子の愛もまた、客観的には判断できない面や形があるな…と思った。片方の思う形がもう片方にとってどんな捉え方がされるのかは当事者にしか分からない。深い…。
★3 - コメント(0) - 1月21日

湊さんは「告白」が強烈すぎて、それを超える作品は書けていないんじゃないかと思っているんだけど、これはなかなか良かった。一つの事柄に対して自分が思っているのと他人が感じていることがどれほど一致していないのかということを、いろいろな調理法で仕立て上げていてお見事でした。
★11 - コメント(0) - 1月21日

「自分が思う自分」と「他人から見た自分」がこれほど違うんだな。「優しい人」「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」が正にそんな感じ。最近の「毒親」流行り?には私も疑問に思っていた。母親と娘とは近すぎるが故に歪んだ関係になりやすいとは思う。自分の夢も娘に投影しやすいし。しかし、「冷静になれば、溺れていると思い込んでいても、足が届くことが解る」という理穂の言葉どおり、自分を悲劇のヒロインに仕立て上げないことが必要で、時には「他人から見た自分」を客観視するのが、うまく生きていくためには大事なことなのかなと思う。
★30 - コメント(0) - 1月21日

あぁ良かった。と思ったことないのに、読む冊数が増えてく湊かなえ。
★12 - コメント(0) - 1月21日

★1 - コメント(0) - 1月20日

事実は一つしかないのに、その受け取り方で随分違った解釈をするんだと。「罪深き女」は驚いた。人間は自分の都合のいい様に考える。毒親、娘、其々に言い分があるとは思う。ある一点だけを捉えてしまうと、全てがそこに結びつく。その様な危険を教えてくれた本。
★10 - コメント(0) - 1月20日

初イヤミス……な気がする。6編の短編集。 色んなシチュエーションではあるけど「ベストフレンド」以外は全て「母親」に囚われた人々の話。のっけの「マイディアレスト(蚤取り)」から怖い怖い。 表題の2話は、母娘両面から(母のモノローグではないものの)の視点で良かったと思うけど、まんまと悶々としてしまった。 子供の立場で異論反論を言える環境に無くて、やっと自分の思いを伝えたら自殺されたなんて本当救いようが無い。 子を大切に思うのはもちろん自然な事だけど、「親心」の名の下に何でも押し付けて良いはずがなく。
★13 - コメント(1) - 1月20日

イヤミスといえば最近は真梨幸子さんだが、こちらは元祖イヤミス女王。湊かなえさん、実はあまり好みではない。私は、他人と比べて自分の幸不幸を測る、ということをしないため、人を見て嫉妬に狂う、とか、そういう主人公に共感できないから。それでも先を知りたいと思わせるページターナーぶりは健在。本作は短編集なのでイヤ度も少なめ。何事も見方(見る立場)によって解釈が変わる、という物語が収められている。好きなのは「マイディアレスト」と「罪深き女」。表題の2作については、母と娘の関係はほんと難しいよ、トホホ、という感想。
★13 - コメント(0) - 1月20日

姉と妹、母と娘など、この意地悪い関係は嫌だと思いながらもしっかりと理解できる自分も嫌になりますね。会話で読みやすく、えっどういう事なのとか思ってひきこまれますよね。上手いと思います。
★10 - コメント(0) - 1月19日

毒親物語。30過ぎの処女の妹殺しも、同じアパートで育った2人の行く末も、優しさの限界で殺人を犯すのも…どう考えても毒親の仕業だ。わがまま、過干渉、自己満足な母親が盛りだくさん。ラスト、親目線のストーリーとなっているが、子が大人になり、ようやく反発したことで親に自殺されてはかなわない…最後まで「チッ」と舌打ちをしたくなる、そんな楽しい短篇集。
★16 - コメント(0) - 1月19日

短編集。読後のなんとなくいやな感じは相変わらずだ。最初のマイディアレストやベストフレンドの最後の引っくり返しはなんだろうか。それまでの話とあまり結びつかずいきなり来るので唖然となる。優しい人や表題のポイズンとホーリーは女性の思考の怖さを余すとこなく表す。特に最後の2作品は連続しているが視点が異なり湊さんの独壇場となる。読後の後味の悪さを知っているがきっとまた読むだろうと思う。
★12 - コメント(0) - 1月18日

題名はポイズンドーターだけど、子どもが親を毒親だと感じるなら、毒親なのではないだろうか?毒を抜いて行く話を読みたかったことに、読み終わってから気づいた。でも今まで私が読んだ話の中では、読後の嫌な感じが少ないかな?嫌だ嫌だと思いながら、新作が出ると読みたくなってしまう悔しいけど魅力的な作家さん。
★13 - コメント(0) - 1月18日

伝えたと思っていても、正しく伝わらないことが多いから人間関係は難しい。親子となると、伝わっていると思ってますます言葉にしない。親子関係は単純そうで外との関係より難しいのでは、と感じる。
★22 - コメント(0) - 1月18日

「マイディアレスト」「ベストフレンド」最後に落とす巧妙さにやられました。「罪深き女」「優しい人」どこにでもありそうな人の話。人によって見方は違うと思った。でもその1部がまわりまわって犯罪に巻き込んでたら‥と思うと紙一重だと思った。ポイズンドーター・ホーリーマザーは私的には ホーリーマザーは唸る結果になった。 ポイズンドーターのように毒親で苦しんでる人にとっては 心が殺されてるのと同じだからだ。「私はお母さんの奴隷じゃない!」これをただの物語だと客観的に思えない。
★19 - コメント(0) - 1月18日

「ポイズンドーター」だけ先に短編として読んでいた。それが「ホーリーマザー」と対になって毒親なのか毒娘なのか誰が正しくて誰が悪いのかわからないといういつもの世界を作り上げいつものようにイヤな気持にさせるという名人芸。 脚本家同士の足の引っ張り合いなど現実の話も昇華させてるんだろうし、こういう形で表現できるのは良いデトックスになるんだろうなと。
★16 - コメント(0) - 1月16日

こじれた毒親(母)と娘を題材にした短編集。湊作品は久しぶりだが安定のイヤミスぶり。短編でさらに濃縮度UP(当社比) ジワジワと皮膚を剥がすように人の心に巣食う闇を描きながら、怖いもの見たさでページをめくらせる手腕は流石。 とはいえ、メンヘラ女子の独白を延々と聞かされるようで、ぶっ続けて読むと胸やけ、胃もたれ必至w ガチで弱っている人にはお薦めしない。 主婦業の傍らで、こんな毒々しい小説を書いている著者こそ、作中の誰よりとんでもない闇を抱えていそうで怖いw
★83 - コメント(3) - 1月16日

立場や見方によって変わる心の奥に潜むもの。ザリザリと読み手の気持ちを逆なでる黒い感情。母娘、女同士だからこそなのか、わかり合えるか全くわかり得ないのか極端になるのだろうか。
★37 - コメント(0) - 1月15日

湊さん得意の田舎町、女同士の人間関係が心地よく読めた。境遇は違うのに共感する部分がたくさんある。そして今話題の「毒親」。最後は思いがけずさわやかだった。
★11 - コメント(0) - 1月15日

一人一人が他人を良くも悪くも誤解する。誤解以上に理解してもらえない。そしてそては小説の上だけでなく、現実もまたそうであるといえるところが、恐ろしく悲しい。
★15 - コメント(0) - 1月15日

表に出さない心の裏側や思い込み…どれもわからなくもないから引き込まれて読んでしまう。読みやすかった。【図書館】
★14 - コメント(0) - 1月15日

思い込みがクセがすごい!女性たちの物語。一生懸命に生きているのにまわりが見えていないのよね。この手を女性を描かせたらさすがの湊さん。自分は大丈夫と思っている自分自身が一番勘違いしてるかも~いや!違うと思いいた。
★31 - コメント(0) - 1月14日

自分にも娘がいるから、将来毒親と思われるか心配になった。最初の話のように、姉と妹では確かにいうことも違うかもしれない。最初の子供はとにかく正しい道にすすむよう、育てているような。最初の話のネコのノミ取り、怖かった。脚本家の話もかわいそうだった。
★16 - コメント(0) - 1月13日

湊さんならではの誰もが持つ黒い感情や自身の思い込み。楽しい内容ではないが引き摺られるように読んだ。毒親というのは最近聞くけど、本当に客観的にみて毒親なのか、子供によって感じ方も違うのかも知れない。
★39 - コメント(0) - 1月13日

誰にでもありそうなほんの少しの黒い気持ち。それを心の奥から引き出し、拡大して見せつけられているような、湊さんらしい短編集。直木賞候補にもなり、人気があるので読んでみた。こんなに黒い気持ちをグイグイと読ませるのだから、とても凄い作家さんだと思うのですが、読み終わった後のこのやるせない気持ちを持て余してしまう。私はやっぱり苦手だ。
★98 - コメント(2) - 1月12日

本当に、湊氏は人間の醜い感情を描くのが上手いですね。「マイディアレスト」の被害者は、自業自得かな、とも感じた。「ベストフレンド」もそう思ったけど、ラストで少し同情。「罪深き女」は、絆を描いているのかと思いきや、自意識過剰な女性の話だった。「優しい人」。優しさは諸刃の剣だよねぇ。表題の2作は連作になっていて、立場が変わると、同じ事象がこんなにも違って捉えられるんだ、と感じた。「毒親」か「毒娘」か。親子って難しい。でも、本音でぶつかり合いながら、互いに理解し合えるようになるのが理想だなぁ。
★47 - コメント(0) - 1月12日

湊かなえさん、初読みでした。主人公は女性のことが多いよう。同じ事象でも、物事は見方や立場によって大きく感じ方が違うことがあるが、まさにそれを突き詰めた作品群。ポイズンドーターとホーリーマザーは、ポイズンマザーとホーリードーターなのかも知れないし、実は両方ともポイズンかも知れない。女性の鋭い感覚で「嫌だ」と思うところをぐぐっとえぐるような作品が多いので、そう言うのが苦手な男性は読まない方が良いかも?
★17 - コメント(0) - 1月12日

表題作の2作品が面白かったです。母の立場娘の立場、どちらの目線からも描かれているのがよかったです。母娘の関係の難しさが重く伝わってきました。親子って人間同士だからなにが正解でなにが間違いなのか分からない。でも子供にとっていい親でありたいという思いは忘れずにいたいな。親子関係の話は重いけどやっぱり読みたくなるテーマです。
★22 - コメント(0) - 1月12日

ただのエンタメ小説と思って読み始めましたが、とても興味のあるテーマでした。毒親のいる家庭環境が形成する歪んだ人格が起こす殺人の、短編と中編。殺人は悪だけど、その原因は誰にあるのか。全員が被害者のような気がしてくる。そこを悲劇のヒロインになるかならないかで、人生は変わって来るのでしょう。 子どもとして共感できるところは数え切れないけれど、じゃあ母としてどうなのかと問われれば怖くなる。個人的に冒頭の姉妹と弓香に同情します。親の責任は重大です。
★16 - コメント(0) - 1月12日

☆3.0 面白かったけど、少し落ち込んだ。最後の話がこの本で伝えたいことなのだとしたら違和感がある。
★11 - コメント(0) - 1月11日

どよーん。一言で言うとどよーんです。楽しい途中経過もドキドキするサスペンス要素もなく、悪口ばかりでただひたすら暗く淀んだ話。それでもスラスラ読めてしまうところが、さすが湊さん!なのだけれど。毒親って何なのだろう?ホーリーマザーを読んで弓香の母が毒親って印象がひっくり返り、視点が変わると印象も変わってしまうことに改めて気づかされた。結局、親の心配は子供にはウザくって、でも親の気持ちは親になって初めて分かるってことだよなー。私も毒親かも、と思うと怖くなった。
★25 - コメント(0) - 1月11日

意地の悪かー!性格の悪かー!(博多弁で失礼します)と何度も心でつぶやきながら読みました… 物語なのに人間不信になりそう。それだけリアルに女性のいやらしさを描いてるんですよね。すごいわ湊さん。ああ。癒されたい。こんな時に限って苦手な園ママに会うという…
★49 - コメント(11) - 1月11日

Miz
6編の短編集。表題となる2編は視点を変えての、連続する物語。これにイヤミス、というか背筋がスーッと寒くなるような4編。人の心の黒々したところを描かせたら湊女史は当代一だと再認識。『ホーリーマザー』のラスト、理穂の吐露した想いには、なるほどなぁと共感する。親の心子知らず、子の心親知らずと昔の人はよく言ったもので、現代においてはこの6編の物語のような、悲しく醜く哀れな結末になっていくのだろう。『優しい人』は「優しい」と表現されるのは本当に幅広い。冒頭の母親の証言も、結末を知ると哀れにすら感じた。
★22 - コメント(0) - 1月11日

☆3.5。表題作「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」の2作と「ベストフレンド」が面白かった。表題作は母娘の両方の立場から描かれていて良かった。毒親って何だろうと考えさせられた。
★13 - コメント(0) - 1月10日

me
図書館本。ひさびさの湊さんの本の気がする。 暗い。
★12 - コメント(0) - 1月10日

小説の中に出てくる「人生オセロ」のように、善意に見えることでも、ひっくり返してみれば悪意に満ちている。自分の感じていることが他人はまったく反対に感じている。そういった怖さに焦点を当てた短編集です。白が黒に鮮やかにひっくり返り、爽快さすら感じさせる筆致はさすが湊さん。ただ、世の中、善と悪の対比だけでは成り立ってはいないので、場面によっては人工的な感じがしなくもないです。
★36 - コメント(0) - 1月10日

短編集。読み出しはどうかと思ったけれど、どんどん面白くなってくる。やはり恐るべし、湊かなえ!母と娘ね・・・。くだらない。立場の異なる目線で描く天才。図書館本。
★15 - コメント(0) - 1月10日

図書館本。嫌~な話の短編集。でも先が気になりどんどん読み進められました。表題作の二作は娘の立場からと親の立場から両方書かれていて、自分が親になったからか両方の気持ちが理解できる。母娘だからこそ難しい、気持ちのすれ違い…が哀しい。
★20 - コメント(3) - 1月10日

思い込みは怖いよ、空想で世界を作るから。 人それぞれ考え方が違うからな、少しだけ考えさせられる。 過去のことを、今更あれこれ言っても遅い。
★18 - コメント(0) - 1月10日

短編6本。湊かなえさんは、やはり心をえぐってきますね。疲れました。と言いつつ、闇に引き付けられるようにまた湊さんの本読んじゃうんだろうな。
★27 - コメント(0) - 1月10日

ポイズンドーター・ホーリーマザーの 評価:92 感想・レビュー:986
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