七夕しぐれ

七夕しぐれ
326ページ
115登録

七夕しぐれはこんな本です

七夕しぐれを読んだ人はこんな本も読んでいます


七夕しぐれの感想・レビュー(94)

部落差別を核心に据え、子供世界の陰湿ないじめや、教師と子供の世界の隔絶を浮き彫りにしながら、小5の3人の友情とそれを見守るアウトロー的な大人達との交流を描く。著者の実体験としか思えない小学生の交友世界を、子供の目線で丁寧に易しい言葉で書いているが、必要以上に平仮名を多用する訳ではないので、大人と子供が共有出来得る静かな感動を呼ぶ作品だ。テーマは難題だが、深刻過ぎずに程良いユーモアを交えている為、全体を包むほんわりと優しい空気感があり読後感も清々しい。ただし、教師の愚劣な対応やいじめの場面には憤激を覚える。
★27 - コメント(0) - 2016年7月14日

三部作と知らずに先に第二巻「モラトリアムの季節」を読んでいた。改めて第一巻に当たるこの作品を読んだ。父の転勤により仙台に引っ越した小5のカズヤが出会ったのは同級生で同町内の一角に住むユキヒロとナオミ。三人の春から秋にかけての四カ月ほどの学校生活が回想形式で紡がれている。被差別部落問題を物語の核に子ども達が差別や正義に向き合う姿が輝いている。と同時にそんな三人を見守り、子ども扱いすることなく教え導く安子ねぇや沼倉のおんちゃんのような大人が近隣に居たことは、子供達にとって僥倖だったろうと深い安堵を覚えた。
★23 - コメント(0) - 2016年5月2日

「邂逅の森」以来、熊谷氏の作品にハマって読み進んで来ました。この「七夕しぐれ」はテーマが差別問題と云う少し重い内容ですが、軽快に読み進ました。が、どうもストーリーが出来過ぎでリアリティに欠けている気がして納得いかないままに読了してしまいました。私の熊谷達也のイメージがちょっと変わってしまいそうです。次は「リアスの子」を読んでみよう!
- コメント(0) - 2016年3月26日

kzm
いい本だった。自分だったら媚びて強い方についてしまうだろう。シリーズがあるようなので、どのように展開するのか期待。
- コメント(0) - 2015年11月23日

moo
シリーズを遡って読んでいて、今回は和也の小学生時代。親の都合で引越をして出会ったナオミとユキヒロ。2人と知り合った事で知る事になった差別という問題。 難しい問題に子供のまっすぐな心でむかっていく姿が清々しく、力ではない解決の道を示すおんちゃんと、子供扱いせず接する安子ねえという大人たちもいい。 この続きも読まなくちゃ。
★10 - コメント(0) - 2015年10月13日

「リアスの子」の中学教師和也の小学生時代と言うので手に取る。小5の和也は、父親の都合で友達と離れ、仙台の学校に転校。そこで初めて出会った友達、自分の住む地域がエタと呼ばれる被差別部落だと知る。いじめられながらも友達を大事にする和也。周りの大人の存在が大きく、小学生にしては出来過ぎの感があるが、仲間と共に立ち向かう姿は微笑ましい。
★26 - コメント(0) - 2015年10月1日

☆☆☆☆
★3 - コメント(0) - 2015年9月21日

247/9/17/2015 このシリーズは、時代を追わずにランダムに読んでしまった。おんちゃんたちはここで出てくるのか、という感じ。人格形成期にこういうところにいたことって、すごいプラスな気がする。この大人達の押し付けない、だけど押さえどころを心得た干渉、大事な事だと思うし、この大人達に私も会ってみたいと思う。これはもう一度大人になった彼らを読まなくちゃ。
★24 - コメント(0) - 2015年9月17日

イジメではなく差別と戦った 短いけれど一生忘れる事のない大切な体験をした春から夏の4ケ月だけの物語。岩渕和也は小学5年で転校して 大友幸弘(ユキヒロ)と桐生直美(ナオミ)と出会う。クラスも一緒で家も近所、だけど…沼倉のおんちゃん、安子ねぇ、見守る大人のあたたかさ、自分にとっての正義って。次は『モラトリアムな季節』です。2006.10.25
★24 - コメント(0) - 2015年8月14日

子供の目線で見た、部落差別。 一番烈しい?奈良に住んでいるので、すごく考えさせられました。 昔ほでではないと 思いますが、・・・今でもなんとなく ふれてはいけないという事が・・・差別かな。
★2 - コメント(0) - 2015年2月11日

差別問題の話。子供目線で進む話なので読みやすい。狭い世界ではあるけれど何かを打ち破ろうと行動する三人がいとおしい。その後の話もあるみたいなので読んでみます。
★1 - コメント(0) - 2014年12月27日

差別とイジメについて考えさせられる
★1 - コメント(0) - 2014年8月10日

転校した学校でいじめられる話しかなあと思ったら、ちょっと意外と言えば意外な話だった。ただちょっと中途半端な感じがした。なぜだろう?
★8 - コメント(0) - 2014年8月7日

私の第二の故郷、仙台が舞台。ほんと熊谷さんいいなー。宮城の田舎から仙台に越してきたカズヤ。越してきた近所のナオミとユキヒロは学校で浮いていた。それは、住んでる地域が昔の穢多の住んでた地域だったからだった。近所の沼倉のおんちゃんと安子さんに助けられながら、カズヤは正義を貫く。ちょっとディープな話題だが決して暗くさせず、ひとりの少年のジュブナイルをうまく描いている。あー仙台行きてー!
★48 - コメント(0) - 2014年5月11日

面白かった
- コメント(0) - 2014年1月29日

友達を守るために、正義を貫く小学生の美しい生き様を描く。しかも同和問題に関わる差別事象に立ち向かう。それが、上っ面の正義感ではない。小学5年生の和也は、憧れの仙台市に引っ越してきたが、みすぼらしい住まいにショックを受ける。そのうち隣家に住む同級生2人と仲良くなるが…。本当の友情を問う魂に響く。 転校したの小学校で出会った近所同士でもある新しい友達「どうして仲良くしてはいけないの?」ただ素朴に浮かんでくる疑問差別問題という、 小学生の男の子という目線から少しも曇りなく見つめた作品。 すごく教えられました。
★14 - コメント(0) - 2013年11月7日

正義、人情、成長。 これらのキーワードが似合う作品でした。
★1 - コメント(0) - 2013年9月25日

安子ねえや沼倉のおんちゃんが今の時代に生きていれば間違いなく社会不適格者でしょうね。ただ、彼らの魅力が十分に描かれており、自分に正直に生きていけるのが羨ましい。少なくとも本作で描かれている後藤先生や麗子先生よりも。熊谷さんは動物小説がフィールドかなと思っていたのですが、こんな下町人情的な小説も面白い。
★3 - コメント(0) - 2013年3月20日

◎この作家、三作品め。面白かった。自身年少の頃に近親の大人から「○坊」と呼ばれたことがある世代からか作品中の「私」が語る小学校高学年の世の中というか生活の様子あるいは子供心は懐かしくかつ共感するところが多くまるで自分自身のその当時を辿るかのように読み進めることが出来た。差別とは、正義とはという難しいテーマについても作者の見解というか解釈が適時織り交ぜられていて読み応えありという感じ。「正義に勝ち負けなどなく貫けるかどうかの問題。正義を信じることが出来るか否かがすべて」この部分印象に残る。
★27 - コメント(0) - 2013年2月8日

部落問題、いじめ問題を取り上げた仙台を舞台にしたお話。小学生目線での物語なので、それほど重い感じはしませんでした。小説としては☆ひとつのみです。私も中学時代に江戸時代からのこのような差別問題について勉強しましたが、穢多・非人といった差別問題が今尚存在していることには辟易します。年配の人ほど意識する人が多いと聞きますが、もうそんなことどーでもいいですよねっ(^_^)
★25 - コメント(14) - 2013年2月1日

いい時間を過ごせた。テーマは、急務解決の「いじめ」しかも、差別問題を絡めている・・が、個人的に「うっとり」 深く考えずにページを捲ってカズオの時にシンクロ。筆者と同じ時間を過ごし、生まれ育ったエリアが舞台になっているとそこの小学校で「あの椅子」に座り、当時の職員室、学級会、広瀬川、東一市場を登場人物の後ろにうくっついて動いている感が。 問題が微妙であるが故、「よくわからないままに」大人社会の解決に納得させられた。誰しもあるであろう・・大なり小なり、そんな時を経てきた記憶に。心の隅の滓を感じた。
★7 - コメント(1) - 2012年9月12日

差別、いじめの中から「正義」を見出して攻撃。仲間がいるのはいい。エタ、ヒニン、部落・・差別用語がたくさん出てくる。
- コメント(0) - 2010年11月13日

登場人物は小学校5年生の男子2人、女子1人。それを取り巻く大人たち。宮城県内の小さな町から仙台に引っ越してきた和也は、転校生として不安な学校生活をスタートさせる。近所に同じクラスのユキヒロとナオミが住んでいる。この二人はクラスの中で「浮いている」存在のようだ。昭和40年代初めの風俗を織り込みながら、誰の心にもある「差別」について描いた作品。登場人物もわかりやすく、若い読者にも抵抗なく受け入れられる話の流れになっている。
★28 - コメント(1) - 2010年9月24日

先に読んだ「モラトリアムな季節」の原点となる小学校5年の思い出。いじめっ子や無視を決め込む同級生、事実を揉み消そうとする教師、差別を放置する社会、いろんなものに対する怒りが喚起されてあっという間に読みきった。沼倉のおんちゃん、安子ねえ、主人公の父親といった大人たちの子供に対する距離感が絶妙です。
★4 - コメント(0) - 2010年7月23日

これはキタ〜!今年一番かな?(笑) 作者の半ドキュメントという形で軽いタッチで書かれてはいますが根本を成すテーマは非常に重い作品でした。 私と同年輩の方には絶対に読んで欲しいし、中高生の子供がいるんなら読ませて頂きたい! ただ、作者のドンピシャ小学生の頃の話じゃないだろうとは思うけどね。(笑) 「邂逅の森」は強烈に面白かったけど、この「七夕しぐれ」も本当にお薦めします。
★4 - コメント(0) - 2009年11月6日

熊谷さんの小説の中では「新参教師」に通ずるユーモアを織り込んだ直接的でない社会風刺・社会批判が含まれた作品。熊谷さんのファンとしては、こういう題材はほかの作家に任せておけばいいのになぁ、という気がしないでもない。
★10 - コメント(3) - 2008年3月2日

面白さ☆☆☆、差別問題☆☆、切なさ☆
- コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(6)

05/01:大和桜289
04/10:きっき
12/11:二木
02/08:B-Beat

積読中のみんな最新5件(3)

04/29:大和桜289
11/08:∞N∞

読みたいと思ったみんな最新5件(12)

12/06:松田 忠
09/19:正午
07/14:慈雨
七夕しぐれの 評価:57 感想・レビュー:27
ログイン新規登録(無料)