舟を編む

舟を編む
あらすじ・内容
言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをん最新長編小説。

【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。

玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、
人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、
辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。

定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。

個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。

しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。

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舟を編むの感想・レビュー(33583)

図書館本。辞書は読み物ではなく調べ物に使うものとの認識でしたが読み比べてみようかな?との思いがでてくるような読後感。辞書を作るまでの工程の大変さ、紙質一つとっても良し悪しが変わるんですね。そんな事今まで気にしたことなかったです。ここに出てくる人の個性的な事。特に名前の通り、真面目な馬締さん。言葉が大好きなのが伝わってきますがあのラブレターは正直、意味不明で笑ってしまいました。それに答えた香具矢さん素敵でした。『舟を編む』良いタイトルでした。
★14 - コメント(2) - 3月25日

良かったです! 1冊の辞書「大渡海」を作るまでの長きに渡るお話でした。 辞書を作るってこんなにも大変なものなんだ…と想像以上でした。 登場人物それぞれのキャラクターも個性的で笑える部分も多く、辞書から思い描く堅苦しいイメージとはかけ離れ、楽しみながら読むことが出来ました。 スマホで簡単に言葉の意味を調べられる今、中身は勿論、タイトルや紙、デザイン等作った人の思いを感じながら改めて辞書を手に取りたいと思いました。 壮大な夢を追い続ける情熱が感じられ、辞書作りに携わった人、みんなが素敵でした。
★56 - コメント(0) - 3月23日

辞書がこんな風に作られているんだと感心した。 大きな感動はなかったけれど、それぞれのキャラクターがよくて人間味あふれるいいお話だった。
★26 - コメント(0) - 3月23日

mmm
面白かった。私も言葉が好き。辞書も好きでこのデジタル時代になっても学生時代から使ってた辞書を3冊そばに積んであるんだけども、さすがについついPCで調べるようになってしまったので、処分しようか…と思ってた矢先。処分は中止!どころか新しいの買って比べてみたくなりました(笑)「辞書は言葉の海を渡る舟だ」「海を渡るにふさわしい舟を編む」なんと素敵な文言なんでしょう!!!
★43 - コメント(0) - 3月22日

その昔、辞書選びの際に好きな言葉を片端から引いて、ぴったり響く言葉に出会えたあの喜びを思い出しました。たくさんの様々な言葉を模索し、身振り手振りも加えてそれらを駆使するのは、想いを伝えたい人がいるから。想いを言葉に載せて、声にしたり、手紙を書いたり、或いは電子文に託したり。誰かと気持ちで繋がりたい、わかり合い、分かち合いたい。言葉を紡ぐという行為はロマンチックです。傍らに大渡海を携えて、凪の日も荒波の日も言葉を探し求めて今を編んでゆきたい。
★46 - コメント(0) - 3月22日

辞書作りが面白く書かれていました機会があれば国語辞書を見比べてみようかな〜多分やらないと思うけど(笑)
★32 - コメント(0) - 3月21日

なぜ今まで読まなかったのか!と反省しきり。2012年本屋大賞。馬締の”まじめ”な人柄がいいし、なんといっても文章がとても「日本語を大切にしている」綺麗な書き方が、素晴らしい。15年間の「大渡海」の編集作業と、その間の馬締や周囲の人の暮らしと成長。最後の数ページは、涙なくしては読めないですね。いい本読んだ。
★51 - コメント(0) - 3月21日

かなり流行遅れだが、やっと読む事が出来た。たまたま観ていたNHKの番組でこの本が紹介されていたので、暫く書架になかったのもある。辞書作り、という余り馴染みのない職種だが、三浦流のテンポの良い書き方でサクサク読めた
★40 - コメント(0) - 3月20日

辞書を買おうといろいろ見比べていたから、舟を編むが読みたくなって読んだ。私、もしかして三浦さんの本ってエッセイと短編しか読んだことなかったかもしれない。すごくおもしろかった。いろんな辞書や事典に触れたくなる。
★44 - コメント(0) - 3月20日

辞書と言うのか・・・言葉に対する考え方が変わる一冊。 読み終わり、自分が中学生の頃から愛用していた辞書を引いてみましたが、 確かに、古い辞書には新しい言葉が載っていなかった・・・ 言葉は生き物 その考え方に納得でした すごくいい本を読んだ気持ちで一杯になる一冊です。
★44 - コメント(0) - 3月18日

uka
先にアニメを見てからなので、そのイメージで。初読み作家さんでしたが、ちょっと物足りない感も否めず。そこはもう少し踏み込んで話を広げてほしかった、等ありましたが、登場人物ほとんどに毒がないため読了後の気持ちは穏やかでした。装丁は思わず確認。
★34 - コメント(0) - 3月18日

辞書に対するイメージが変わった。多くの年月が費やされる辞書もまた、作り手の労力や熱がこもった一つの作品。葛藤しながらもひたむきに辞書、言葉と向き合う登場人物たちは輝いて見えた。言葉の意義、持つ力についても考えさせられた。タケおばあさんの「同じように頼ったり頼られたりすればいいと思うよ」がとても暖かかった。
★45 - コメント(0) - 3月18日

辞書を作るのには、こんなにも長い年月がかかるのか、と驚きました。そしてやはり、三浦しをんさんの作品では、登場人物一人一人に愛着がわきますね。 読んだあと、清々しいような、なんだかあったかい気持ちになれました。
★39 - コメント(0) - 3月16日

おもしろかったー。ただただ単純におもしろかった。病気のためあまり読書に時間をかけられなくなってしまったのだけど、毎日この本が読めるのか、という楽しみを感じることができた。たぶん三浦しをんは初めて読んだと思う。他の作品も読んでみたい。
★57 - コメント(0) - 3月15日

辞書を作るという大仕事に取り組む主人公たち。言葉、日本語の奥深さは日々感じていたものの、この人たちは本当にすごい。辞書ってこういう風に作られるんだな、と物語は承知の上だけれど、興味深く読みました。また主人公はじめ登場人物がみんな魅力的で。嫌な人や、はて?と思うような人が誰一人いないので、ストレスなく読み進めることができました。とてもとても面白かったです。
★44 - コメント(0) - 3月14日

辞書を作る、という作業を『舟を編む』としたのは、まさに色んな想いが込められた例えだなと思います。言葉は生き物だから、終わりのない旅路。その路をきちんと漕いでいける舟を作ろう。辞書には色んな人の想いがこもっているんですね。この本を読むまでは、辞書は言葉の意味がわからなかった時にたまに開くくらいの無味乾燥した物体でしかありませんでしたが、確かにどの辞書もまったく同じ説明というわけでなく、そこには作成した人の想いや息遣いが感じられます。フィクションなのに実際に馬締さん達が生きているかのよう。
★45 - コメント(0) - 3月13日

pu
辞書をつくることを舟を編む、と表現するのがすごくすてき。まじめの話もいいけど、西岡さんが特に感情が入って、ひとり大渡海に携われなくなるのが悲しかった。何気なく引いている辞書も、それぞれに長年かけて製作された様々なエピソードがあるんだろうなぁと夢想してしまう。
★42 - コメント(0) - 3月12日

言葉というものを慈しむ、姿が透けてみえる物語。辞書を舐めるように眺めてしまう、という女流作家を何人か知っている。無人島に何か持って行くなら、と聞かれ、ある辞書の名前を挙げたのは村上春樹ではなかったか。言葉に取り憑かれ、どこまでも知りたいと願う、尽きない貪欲さ。選ばれた人々の編んで行く物語に巡り会えるのが、選ばれなかった私の幸せ。
★68 - コメント(2) - 3月11日

なんか食わず嫌いしていた本。知り合いの方に勧められ、読んでみた。確かに言われたように、自分によく似た人が出てくる。街を歩いていて、「プレミアムモルツの、モルツって何だろう?」とか、「ミーハーの語源って何だろう?」とか気になるタチで、気になる言葉や知らない言葉があると必ずメモし、ノートに書き留めている自分は、馬締くんみたいだと思った(笑)ちょっと辞書作りに興味がわいた。 本の内容自体も面白いです。マイナー職にフォーカスした本はこれからも伸びていきそうだなぁ。「校閲ガール」然り。
★41 - コメント(0) - 3月10日

辞書づくりという取っつきにくい仕事をこんなにも面白く書いたのがまず見事。装丁も粋。馬締や松本先生の言葉への情熱にも心打たれましたが、私の心に一番響いたのは西岡さん。一心不乱に打ち込めるものを持つ人間への劣等感がありながらも、フットワークの軽さと話術ですいすいと対外交渉を進める西岡さんも、馬締に羨まれる才能の持ち主。空気を読んで馬鹿を演じる人がとにかく愛しい。
★47 - コメント(0) - 3月8日

「辞書編纂作業を小説風に説明してみた」という印象だった。辞書編纂を垣間見られるのは楽しかったが、人々のドラマが薄っぺらくてどうも肌にあわなかった。
★23 - コメント(0) - 3月6日

先に映画(実写)後から原作の順で。映画は初めから「娯楽」と捉えていたのでがっかりしなかった。先に原作を読んでいたら映画は見なかっただろう。辞書作りというテーマは面白いのだけれど、いかんせん作者が言葉を把握できていないのであちこちにほころびが。言葉を主題に置いた小説でこれは致命的。何回も力を込め苛立ちを抑えなくてはならず疲れた。力不足とキャラ立て過剰でせっかくの主題が安っぽくなってしまい、残念。(校閲がもうちょっとしっかりしていたら良かったのかしらね…)
★30 - コメント(0) - 3月5日

さらっと読めた。もうちょっと物語的に掘り下げられる部分もあったように感じたけれど、そうするとこもの一気に読み進められる感じも減るのかなと。辞書をモチーフにしていることで普段物語に組み込みにくい文章表現を入れることを可能にして、なおかつ、それについて説明を入れても不自然ではなく、興ざめになることも避けられるのかと思った。
★36 - コメント(0) - 3月5日

RAF
言葉があるから記憶が受け継がれる。家具矢と岸辺の会話が心に残りました。すべてのものが言葉によってかたどられて、人と人との間で共有されていく、海から浮き上がるように形になっていくんですね。素敵な話だと思います。
★41 - コメント(0) - 3月4日

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2012/06/post-6ed1-1.html
★13 - コメント(0) - 3月3日

初読み著者。話題作で題名と辞書編纂の小説と知っているだけで借りる。どういう風に話をもっていくのだろうと。日ごろ読むような作品ではあり得ない登録数にまず驚いた。読書中の感覚は作者が違うが「ハケンアニメ!」を読んだときに感じたものと一緒だ。個人的にはやや甘いなあと思うが、読中に「幸福感?」を得てしまう。人物たちの言動が好ましいのだ。著者の温かい視点のせいもあるのだろう。そこまで嫌味に過剰に感じるまではないこのバランスは感心する。やはり万人に受ける作品というものもそれなりのものがあるのかと。
★97 - コメント(3) - 3月3日

読み終わった後に「舟を編む」の装丁を見て感動しました。この本のすべてが愛おしくなりました。
★36 - コメント(0) - 3月1日

本屋大賞受賞本。辞書を作るというあまり知らない世界の話です。情熱と職人技はNHKのプロッフェショナルに出てきそうな話。
★32 - コメント(0) - 2月28日

うーん。参った!なんとも心地よい言葉の並び。まさしく言葉の海にたゆたうような。辞書という響きから、心して読まねばならぬいささかかたい本かと勝手に思っていたことが悔しい。みなさんがこぞって読むにはちゃんと理由があるんですよね。辞書作りに携わる人たちの言葉を大事にするその思いや佇まいに、じーんとくる場面がたくさんある。けれど、それを堅苦しくではなく、くすっと笑わせながらあったかい気持ちの中で読ませてくれるしをんさんがほんとに憎い。進んでは戻り、読み返し読み返し、表現を味わいながらしっかり楽しみました!
★88 - コメント(0) - 2月28日

辞書編纂の話。荒物屋、差し込み、豪放磊落…いつもなら読み飛ばしてしまいそうな語において、ひとつひとつ立ち止まって調べながら読んだ。ばつが悪いことに辞書ではなく、検索エンジンで。この人の小説は漫画みたいで、頭の中のコマがぱかぱか切り替わる感じがするのが楽しい。ユーモラスなキャラクターもお仕事漫画的。「相手にも自分と同等かそれ以上の真剣さを求めてしまうこと」を一言で言い表す語があればいいのにな。どんな辞書を引けば載っているんだろう。
★41 - コメント(0) - 2月27日

昔見た、好きなだと思った、映画の原作。そうだった、あの映画のああいうところが好きだったんだ。当時のスクリーンが再現される中で、言葉の重ならないシーンがはみ出てきた。そこが監督の汲み取った「舟を編む」だと知り、胸が暖かくなる。邪道だと言われることもあるけれど、私は原作と映画という世界が好きだ。パラレルワールド。ふたつの世界のひとつの物語。本からはずれましたが。ともあれ原作ありき、ですね。言葉とこんなに深く、愛おしく向き合う機会はそうはない。ひとつひとつに籠る想い。まじめは、意外とモテるんじゃないかと思う。
★36 - コメント(0) - 2月26日

辞書造りという1つのものに多くの人がそれぞれの形で熱量を傾ける。辞書ってその熱量たちの結晶だったのね……。老若男女、死者生者を問わず、人と人を繋げることができる、言葉。その力の強さ……。今まで以上に言葉を大切にしたくなった。◆全体的に言葉の繊細さを感じた。西岡が「もし自分にまじめにとっての辞書みたいなものがあったら」と思うところ、 「想像する」ではなく「夢想する」という言葉を選んでいるのには特に。どちらも思い描く点では変わらないけど、夢想を選んだこと1つで西岡の気持ちがじわりと滲む。言葉って、すごい。
★43 - コメント(0) - 2月26日

発売当時は何故か読み進められずに放置していて数年越しに読了した。あるものごとを最も的確に表す言葉を探す行為の難しさ、奥深さを改めて感じた。言葉を定義することで、言葉の意味を共有できる。人の思いは同じように見えてもそれぞれが違う形をしているかもしれないが、言葉を獲得すればするほど、思いを伝えるための手数は増えていく。広大な言葉の海の中から、自分の思いを形にする言葉を探す。その海に漕ぎ出していく舟が辞書なのか。辞書風の装丁が良い。
★45 - コメント(0) - 2月25日

2012年本屋大賞1位作品。 辞書作りの過程と共に、「こだわり」は元々良い意味では使わない・下駄箱など死語の辞書での取り扱い、など言葉に関する多彩な知識が。 映画では香具矢役は宮崎あおいさん、月夜に映える人選。
★31 - コメント(0) - 2月25日

★★★★★
★20 - コメント(0) - 2月25日

素晴らしい本。辞書を作る人たちのひたむきさと真摯さに胸が一杯になった。もっと辞書を引こうと思う。
★35 - コメント(0) - 2月25日

しあわせだ。
★23 - コメント(0) - 2月24日

数年前、新日本海フェリー乗船中の暇潰しに、上映されていた「映画」を観た。予想外に面白く、これが三浦しをん(原作者)を知るきっかけとなった。 電車移動(前後→津島→一宮→豊橋→前後)の中で読みはじめて、帰宅後残りの少々を読み 結局1日で読了。ということは、原作小説も面白い。国語辞書編纂という地味・真面目なテーマの物語だが、個性的な登場人物が少数精鋭の役割分担をきちんとこなし、時にクスッと笑えるシーンもあり、爽やか内容。 主人公の苗字が「馬締(まじめ)」なんて、傑作だね。 小説前半部、独身時代の主人公が好
★34 - コメント(0) - 2月22日

★★★★★色々な人にオススメしたい!辞書を作るお話しであるからなのか、作中の言葉の選び方1つ1つがとても楽しめる。おもわず笑ってしまう場面、一緒に遣る瀬無い気持ちになる場面、夢中になって読みました´`
★35 - コメント(0) - 2月22日

文章がやたら面白く、跳ねているみたいだ、と思う。ひとつひとつの文章の、行動や仕草や感情の巧みな日本語表現に、良い意味であちこちに振り回される感じ。
★34 - コメント(0) - 2月22日

舟を編むの 評価:86 感想・レビュー:12400
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