よろづ情ノ字 薬種控

よろづ情ノ字 薬種控
あらすじ・内容
いやらしい、は、いとおしい。
性に搦め取られた人々が織りなす江戸人情譚

五代将軍・綱吉の世。
並外れた薬物の知識と調合の技術を持ち、
性にまつわる秘薬・秘具を商う情ノ字は、人を信じない。
心を許し合うのは愛犬・鞆絵(ともえ)のみ。

しかし、夜鷹のおしゅんには、違った。惹かれた。
女に厭きれば捨て、まとわりつけば殺す。毒を盛るなどお手の物。
そんな人生を送ってきた情ノ字だが、
おしゅん、鞆絵との生活は彼を変えてゆく。

一方、身分問わず、性や生きることの気鬱から逃れたい人々は
情ノ字の処置を望み……。

苛酷な運命に挿入される目映い「まことの情」。充実の時代小説。

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よろづ情ノ字 薬種控はこんな本です

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よろづ情ノ字 薬種控の感想・レビュー(67)

大人の道具屋さん。ヨーロッパの貴族の間でも盛んと聞いてたが、日本ならでわの造形美があるのでしょう。
★1 - コメント(0) - 2月17日

表紙の艶やかさとは無縁の元夜鷹のおしゅんは純粋で、病的な心優しさに情ノ字は溺愛する。犬に育てられたという情ノ字もまたどこか純粋で、男らしくない(女々しくもない)。全編通してなんとも微笑ましい。薬師、御養の物、陰間、御犬様。男と女の交わりは互いが悦を得るから二人という字を合体させ天悦。男と男の交わりは気持ちがよいのは挿れるほうだけなので一人という字を合体させ大悦。ふうん。文字の羅列に意識を置いた241~243Pは萬月さんらしいやりとり。『日蝕えつきる』にどきどきした身としては読後感も悪くなくほっとした。
★2 - コメント(0) - 2016年10月8日

男女の仲に精通した情の字が、手煉手管を使って将軍綱吉に迫る。一方夜鷹のおしゅんに惚れる純情さ。犬の鞆絵が良いアジを出している。江戸時代の植物で薬物を調合する。まさか大麻がでてくるとは驚いた。
★1 - コメント(0) - 2016年6月12日

花村萬月氏の本を手に取る時は、おそらくストレスが溜まっている時であります。性と暴力と泥沼のような世界を欲し、あぁ普通に生きてて良かった、と自分を肯定するその時間が、ストレスを発散させるのでしょう。時としてそれは毒となり、癒しとなるそれをワタクシは求めてしまうのです。その点において本書は大変読みやすい。性描写はありますが、そこまでどぎつくないと思います。ただそれは他の花村萬月作品に比べてのお話。今も昔も色の世界は厳しく壮絶、裏を見る勇気が無いなら表だけ見る努力が必要。ハマってはなりませぬ。ゆびきりげんまん…
★3 - コメント(0) - 2015年12月10日

お江戸版痛快レディースコミックの様な小説でした。一応舞台は江戸ではあるもののやり取りは軽妙で面白い。情ノ字がとかくイケメンらしく、男も女も次々と取り込んでいく。つかず離れずうじうじみたいのが嫌いなので恋愛絡みの本はあまり読まないのですが、今作はヒロインのおしゅんがすっごく可愛くていい子だったので読んでいて気持ちが良かった(^O^)今年一番のヒット!
★3 - コメント(0) - 2015年10月31日

☆☆☆
- コメント(0) - 2014年11月27日

客は大奥から夜鷹まで、萬の悩みを引き受ける情ノ字。愛犬の鞆絵と暮らす情ノ字の前に無垢な夜鷹おしゅんが現れてから、「まことの情」をだんだん知ることになる。世は綱吉の代、「生類憐みの令」にオチがくるとは、粋な終わり方でした。綱吉の生母もユニークで楽しめました。
★4 - コメント(0) - 2014年11月24日

花村さんは初読み、時代モノということで挑戦。性のよろずを請け負う主人公が犬以外の女性を初めて愛して少しずつ変わっていく連続短編集。エロ描写と漢字・意味が理解できないことが多かったが情ノ字と同じでそこはサラーっと流した方がいいのかな?と考えないようにした。それにしても性の仕事は男も女も辛そう。そういう人生でなくてよかった。続編ができるといいな。
★14 - コメント(0) - 2014年11月19日

エロというよりエグイ感じの本であまり好みではなかった。おしゅんに恋に落ちるところもしっくり来なかったし、読んでいくうちに情?というか慣れてはきたもののそれまでで、最後のとってつけたような話まであんまり心動かされなかった。情ノ字がおしゅんに惚れてるようには見えないせいかなー。これなら心動かさずに過ごしてる時の話の方が面白そう。
- コメント(0) - 2014年9月12日

読んでて惚れるわ、情ノ字に。いくつか著作は読みましたが、今のところ、これが一番好きですね。官能的な情景が多いですが、時代小説だからかな、生々しいいやらしさをあまり感じないですね。
- コメント(0) - 2014年3月27日

「ゲルマニウムの夜」で衝撃を受けて以来避けていたので、久々の花村さん本。電車の中では絶対読めない、全編貫くエロス。主人公があらゆることに醒めているせいもあってか、濡れ場といえど硬質なのが印象的だった。参考文献一覧の面白そうなこと面白そうなこと!ここから読書世界がまた広がりそうな予感にときめく。
★1 - コメント(0) - 2014年3月4日

この人の時代小説を読んだのは初めてだと思うが、題材も登場人物たちもいかにも花村萬月!続きが読みたい。
★7 - コメント(0) - 2013年12月21日

性を赤裸々に扱っているにも関わらず、厭らしさを感じさせずむしろ粋。情の欠片もないから情ノ字と呼ばれているが、おしゅんと出会って徐々に変わってゆく心が粋を更に引き立てている。息つく暇なく一気に読め、読後には爽快感さえ残る。時代小説の面白さを存分に堪能できた。
★1 - コメント(0) - 2013年10月9日

満月さんの時代物初めて読んだけど、面白かった。よくまあ、色々調べるよね。でも、主人公は綺麗で性的魅力にあふれていて、それでいて人生に投げやりないつもの男のタイプ。 それでも時代物にぴったりはまって…最後の桂昌院とのやりとりでは泣かされてしまった。 読後はスカッと気持ちいい。
★2 - コメント(0) - 2013年9月2日

面白かった。まぁ薬屋には違いないけど・・媚薬屋麻酔屋・・怪しいもの売ります。体張って売ります。結構無理してます(笑)おしゅんちゃんを身請けしてからの話。それまでの情ノ字さんがどんな生活してたかが謎。みんなに全く情のない情ノ字って言われるほど冷たいとは思えへんけど。それはたぶんおしゅんちゃんと一緒にいるからで。丸くなってるんやろうなぁ。。って何気に分かる。「殺せばいい」とかって発言が怖い時あるけど。ラストが大事になりすぎちゃうか?鞆絵がかわいい・・何でそこまで愛おしいと思うのか。謎やけど情ノ字やからええわ♪
★2 - コメント(0) - 2013年6月15日

個人的には著者の作品は当たりはずれがはっきりしているが、本作は当たりでした、大変楽しめました。
- コメント(0) - 2012年12月20日

性描写が多いが、それほどのイヤらしさはかんじない。主人公とおしゅんの関係に、何とも優しい気持ちになれる。お初が最終的にああいう感じになったのには面白い。幾つか謎のままの部分もあるが、続きはあるのだろうか?
- コメント(0) - 2012年11月4日

#123★★★☆☆初めての花村作品。いやはや、何だねこのエロ話は。他の作品を読むか否か迷うよ。
- コメント(0) - 2012年10月3日

花村萬月の著書は最近時代ものばかり読んでいる。なんだか活き活きしてるように思うのは、身分の差が当たり前なことが前提の設定だからかな。
- コメント(0) - 2012年9月30日

性が絡んでくる話ばかりだけど、あまりいやらしさは感じられなくて楽しめた。
- コメント(0) - 2012年9月20日

現代に置き換えたら途端に下品なポルノ小説になってしまう。それを下品にせず粋にしてるのは真っ当な江戸弁やもしれない。昨今まれに見るちゃんとした江戸弁ですよ。ま、夜鷹に蔭間に中条流ればとくれば、ご想像の通りという筋立てに、おしゅんと言う頭の弱い(けれど純粋な)夜鷹と鞆絵という犬がラストへの道しるべなのだけれど、これ以上はお読みなすってくださいと。非常に切ないし人倫に悖る部分も多々ありますが、なんだろうこの読後感は嫌じゃぁござんせんよ。花村萬月ってなんだかんだですげえねと(w
★9 - コメント(0) - 2012年9月19日

処分するときのことを考えると買うのはいささか憚られて、エロのほうが主体なわけで無いけど無理かなと思いつつ図書館にリクエスト。普通に入荷して読めたので、公共図書館も良いものだと。
- コメント(0) - 2012年9月10日

参考文献の『秘薬秘具事典』を読んでみたい気がするが、さすがに嫁はんが怒るだろうな…。何だか、怖い気がする時代小説でした。陰惨な殺害方法が出てくるから怖いのではなく、情ノ字のおしゅんに対する愛し方が犬に対するそれと同じに見えるのが、並みのホラー小説より怖い気がする…。
★3 - コメント(0) - 2012年9月8日

薬草の扱いも面白いし、エロさも含めて夜鷹や陰間のくだりも興味深かったのに、最後の生類憐れみへのこじつけ感が勿体ない気はするものの、続編への期待感は高まる。
★2 - コメント(0) - 2012年9月4日

綱吉の江戸、性の何でも屋情ノ字のれんさく七たんぺん。時代物は今一だな。
★1 - コメント(0) - 2012年8月29日

最後の話はたしかにむりくり感が否めない。他は良かったのにぶちこわしだなあ。もったいない。
★1 - コメント(0) - 2012年8月28日

☆☆☆ 人を信じず性に関する薬と道具を商う情ノ字は夜鷹のおしゅんと出会った事から生き方が変わっていく。花村萬月の作品はかなり昔に数冊読んだっきりだが、その世界を江戸にそのまま持ってきた感じなのかな。著名作家だが合う合わないで言えば私には合わない。性描写が持ち味なのだが、あまりにも重点を置いて肝心な話に唐突感があり淡泊な感じ。薬や道具の説明もリアル感を出すためだろうが多すぎるかな。おしゅんの存在がほっこりさせるのが救い。大の犬好きということで最後に大技を持ってきたが、これには違和感を感じてしまった。
★4 - コメント(0) - 2012年8月25日

エロい!性描写のオンパレードにくらくら。その中でおしゅんの純が救い。犬が本当に好きなのね。
★2 - コメント(0) - 2012年8月24日

☆☆☆
- コメント(0) - 2012年8月18日

面白かったです。主人公である“情ノ字”は、“容姿端麗、冷酷非情でありなから一人の女性のみを愛する”といった点では、他の花村作品の主人公と変わらないのですが、それでも花村萬月氏が創り上げた主人公はやはり格好良く思えます。いつも思う事なのですが、下調べの正確さは勿論の事、それを全く違和感無く上手くフィクションの中に取り込んであるのは流石ですね。“生類憐れみの令”についても“なんて愚かな法令だろう”くらいにしか思ってなかったのですが、こういった側面もあったのですね。続巻を期待しています。
★3 - コメント(0) - 2012年8月15日

続きが読みたい! 法螺貝との関係が面白いな。女装したときはどうなることかと。
★1 - コメント(0) - 2012年8月5日

萬月流エロ!第二段でないかな・・・
- コメント(0) - --/--

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