奇譚を売る店

奇譚を売る店
あらすじ・内容
また買ってしまった―。
店を出たとき、かならずつぶやく独り言。

古本屋には、きっとある。まだ見ぬ、自分だけには価値のわかる本が。
魅入られたように読みふけり、このくだらない現実に、二度と戻って来たくなくなるような本が。

博覧強記の探偵小説家が想像力を暴走させて創り上げた、書くことと読むこと、そして本そのものの業に迫る、悪魔的傑作。

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夜行
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奇譚を売る店の感想・レビュー(471)

また買ってしまった・・・というより、「また読んでしまった」って感じ。乱歩、砂男、夢野、虫太郎を彷彿とさせるクセのあるレトロな文体で語られる物語はまさに奇譚と呼ぶに相応しい短編だが、毎回オチで見事に裏切られる。幻想色を帯びた終盤まではぐいぐい引き込まれるのにラストで台無しにされる。何しろ語り手が毎回死亡するのだから。いきなり世界観を壊され、失望して書棚に戻すものの、また手に取ってしまう奇妙な本。語り手死亡なのに本書が生まれた経緯はとってつけたように最後の短編で明かされるけどね。
★17 - コメント(0) - 1月2日

夕方のくすんだオレンジが世界を染める。見知らぬ街の懐かしい風景。妖しい既視感に戸惑い、抑えられない胸騒ぎを抱くあなたは、一軒の古書店に気付く。目当てがあるわけでもなく店に踏み入れ、あなたは一冊の本を手にする。「奇譚を売る店」。物語は始まった。
★23 - コメント(1) - 2016年12月7日

ホラーな感じでした。結末はどれも似たようなもので、小さい頃に読んだら本が嫌いになっていたかもしれません(笑)面白いようなそうでないような…ラストもあまり好きな終わり方ではありませんでした。古本屋には行きたくなりました!
★15 - コメント(0) - 2016年12月7日

いまいちだった 浅い薄い読みにくい。 繰り返しで引きずり込まれていくはずの書き出しが2話目ですでに冗長にしか思えず。
★3 - コメント(0) - 2016年12月6日

奇怪な話、次第に本に取り込まれる。
★3 - コメント(0) - 2016年11月29日

毎度、古本屋で思わず手に取ってしまった一冊から始まる連作短編。また買ってしまった、というセリフは本好きには心当たりがあるのでは。奇妙で突飛な内容ながらさらっと読めてしまう。が、最終話まで読むと連作短編ではお決まりの。。。
★5 - コメント(0) - 2016年11月27日

読み終わってしまった…。 怪しい装幀通り、不思議に奇怪にのめり込んでしまった。FMCOCOLOのヒロ寺平さんが紹介していた本。 スタートが本を手にしている時点で、主人公と共通点があるので、読み手である者同士として共感するのだろうと思う。 共感した所からちょっとずつおかしな世界に連れて行かれてしまう。「これはアナタかもしれない」というオチは、よくありそうだけど、やっぱり自分かもって思っちゃうんですよね~。
★27 - コメント(0) - 2016年11月27日

時間がかかったが読了。でも結局よくわからん。★☆☆☆☆
★3 - コメント(0) - 2016年10月28日

古本にまつわる連作短編集。古本屋で購入した本は他店で安く売り叩かれていたとしても、存分な魅力に溢れている。新刊で買う派ですが古本屋のあの時の止まったような、独特の外に持ち出すことのできない気配がこの本からもあふれています。今すぐにでも神保町に繰り出したくなる。でももしかしたらそこで怪しく、しかし目の離せないようなある一冊に出会ってしまうかもしれない。そこから自分の運命は180度角度を変えてしまうかもしれませんね。『青髯城~』『時の劇場・前後篇』が好きです。
★8 - コメント(0) - 2016年10月24日

素敵な装丁から醸し出されるレトロで怪奇趣味な雰囲気に釣られて読了。古書店から出てくる者の「―また買ってしまった」という冒頭の一文から始まる六つの物語。それぞれの人物が購入した書物から悪夢のような不条理に巻き込まれる。最後の『奇譚を売る店』でそういうことだったのか、と驚かされる。
★4 - コメント(0) - 2016年9月22日

本の装丁や書体が素敵で手に取ったんですが、同じ出だしで始まる古書絡みの「奇譚」が、昔の怪談番組を見るようでした。確かに、古書って新刊本にはない「ナニか」があってもおかしくない、と思わせるものがありますよねぇ…。
★4 - コメント(0) - 2016年8月17日

こういう境界のあやふやなお話は睡魔が凄い〜zzz短編ドラマ化とかでありそう。
★5 - コメント(0) - 2016年8月15日

いいと思います! 古本屋のニオイと雰囲気が思わず脳裏に甦る。X探偵団が漫画的で好きでした。
★3 - コメント(0) - 2016年7月28日

芦辺拓氏の連作短編集。古本屋で魅入られたように購入した本に、主観者たる「私」が絡み、摩訶不思議な世界が展開される。精神病院の案内パンフレット、様々な雑誌から切り抜き製本した本、スッキリしない最終回で終えた漫画、カルト小説の映画化資料、読む人が主人公と思われる本、そしてこれらの奇譚を書かされる男・・・ とても妖しい世界に引き込まれていく。個人的には「こちらX探偵局/怪人幽鬼博士の巻」が一番好みだな。
★7 - コメント(0) - 2016年7月19日

著者初読み。Twitterでの印象から、マニアックで小難しい作品をイメージしていたら面白くってグイグイ読めた!!古本屋に寄らずにはいられない。そして『また買ってしまった』とつぶやく《私》の古本をめぐる6編の物語。携帯とか出てくるけど、昭和レトロな雰囲気で時折ゾクッと来る感じは著者が造形の深い江戸川乱歩作品を彷彿とさせる。そんなちょっと幻想的な所や、紙の本に対する愛情がひしひしと感じられる所がお気に入りポイント。最後の章でまんまと本作品に取り込まれてしまった私。ギャー!!この本、なんか愛着わいたー♥
★49 - コメント(0) - 2016年6月21日

 昔の雑誌カットのようなイラストに味のある字体(和文タイプを模した物?)、怪奇と粘り気のある泥のような黒さを感じる物語を堪能し、詰めていた息を吐き出しながらおもむろに「はじめに」の一文に還る。あぁ―確かにこれは「私」の物語だ。
★9 - コメント(0) - 2016年6月16日

1434-130-37 芦辺拓作品初読み。じっとりした不思議系の短編集。つらつらと可もなく不可もなく読み進んでいたが表題作のラストで鳥肌が立つようなゾクッとしてじっとりと粘りつくような感覚を覚える作品でした。
★61 - コメント(0) - 2016年5月15日

⭐︎⭐︎⭐︎
★6 - コメント(0) - 2016年5月6日

不思議な話ばかりの短編集。ラストはヒヤリとしますがそれで終わるの?という感じもします。個々はとても面白くて、題材が架空の本なのがもったいない。
★2 - コメント(0) - 2016年4月26日

作中の事件のトリックも易しく、わかりやすい展開であまり意外性もなく、少しチープな雰囲気。でもそれが逆に作品のノスタルジックな世界観を引き立たせているように思います。狙ってやったことなのかなあ。X探偵局の話が一番好きです。最後の最後で脅かすのはずるい、背筋がひんやりしました。
★5 - コメント(0) - 2016年3月15日

芦部拓さん、初読みです。古本屋・・探偵小説・・時代からかけ離れ、怪しい魅力を放つ5つの奇書と、それを読み異質な世界へと入り込んでいってしまう本読み達の物語。昭和中期のゴシック的な空気を閉じ込め、現代から切り離した異世界を本の中に作り上げてしまったような一冊。どのお話も作者のこの時代の探偵小説及び著作に対する偏愛を感じられます。それを読んでいるときの気分は、本に魅入られ“今”とは異次元の作品世界に没入する、登場人物たちの疑似体験をしているよう。それが古本というものが持つ魔力の片鱗なのかもしれない。
★34 - コメント(1) - 2016年3月13日

面白かったです。お気に入りさんが読んでいらして気になった、初めて読む作家さんです。「ーまた買ってしまった。」から始まる6編。主人公が古本屋で買う本もそそられますし、それぞれのお話のラストも薄ら寒くて良いです。最後のお話まで読むとゾッとしました。わたしもすっかりこの世界に絡め取られました。古書にはあまり興味はないですが、「ーまた買ってしまった。」はよく思うことです。
★31 - コメント(0) - 2016年3月10日

「ーまた買ってしまった。」 ここから、各物語がスタートする。連作とあるが、何処が繋がっているのか分からず、最初は読んでいたが、最後で身の毛のよだつ展開と明かされる繋がりにある意味恐怖を感じた。 「ーまた買っていった。」に変わる時、自分も奇譚に迷いこんだ一人になるのだ、怖いに決まってる。
★7 - コメント(0) - 2016年3月6日

芦辺さんお初(*^^*)全然知らない作家さんだったけど、こんな本見つけたら普通に気になっちゃうし(;´∀`)本好き、本屋好きにはタイトルと粗筋だけで気になる要素満載(笑)表紙のちょっと禍々しい感じも好み♪新刊本には出せない、古書のニオイや、年月を経てここにある重みのようなもの。それをざらざらと感じる不穏な短編6つ。読みやすく面白かった(*^^*)
★44 - コメント(3) - 2016年2月8日

たぶん、新聞の書評で気になって借りた本。また買ってしまった・・別に古本だけではないがこのフレーズは身につまされる。時間がないのでこの続きはまた。
★4 - コメント(0) - 2016年1月27日

謎の古本屋で購入した珍しい古書(エログロ推理小説、漫画雑誌の少年探偵物など)にまつわる非日常を体験する短編集。 出てくる古書はどれも架空だけど、作者の古書に対する豊富な知識や古本屋での経験が合わさることでリアリティを増している。ラスト短編である表題作で古書と物語の繋がりが判明。
★10 - コメント(0) - 2016年1月13日

――また買ってしまった。著者はいわゆる本格派の探偵小説作家として知られているが、本書は古書・古書店に関連した怪奇幻想短篇連作(6編収録)。最後の短篇によって各編の繋がりが明らかになるという趣向がある。著者に対するイメージがちょっと変わった。時にはこういうことがあるから、本を読んでは買い、探している本を求めて古書店を巡ったりすることがやめられないのである。そして、つぶやく。「――また買ってしまった」と。
★9 - コメント(0) - 2015年12月13日

「ーまた買ってしまった」というセリフから始まる6編の『私』の物語。表現力が乏しくて申し訳ないのですが、不思議な世界でした。『私』は他の誰でもない『私』でしかない。しかし、この本を読み終わる頃には『あなた』も『私』になっている…。初めての感覚でした。ちなみに「こちらX探偵局」が一番おもしろかったです。
★11 - コメント(0) - 2015年12月12日

ネットでなんでも買えるようになった昨今では、あまりなじみがないが、古本屋にお世話になったであろう高齢世代にとっては共感できる部分が多いと思う。古書を買ったことでなにやらおかしな出来事が起きる話を集めた短編集。「私」が買った本によって異なる結末を迎えるパラレルワールド的な世界観を想定していたのですが、最後で全然違うことが判明。昭和チックなレトロな雰囲気が満載で、過去にタイムスリップしたような気分が楽しめる本だと思います。新しい本なのにこういうのは珍しい。少年探偵の話が一番おもしろかったな。☆3
★6 - コメント(0) - 2015年12月8日

装丁が気に入って購入。。装画も版画みたいでいい感じ。「◯◯奇譚」という題名が好きなので興味しんしん。「また買ってしまった。」古本屋をでて必ずつぶやくひとりごとで始まる6つの短編から成っている。最後の章には仕掛けが… 。古本はどれもまともな本ではなくて江戸川乱歩の世界のような感じ。古本屋好きにはシンパシーを感じる場面がいっぱいあって、思わず「あーっわかる。」と言ってしましそう。面白かった。
★21 - コメント(0) - 2015年11月29日

図書館本。「ーまた買ってしまった。」という台詞から始まる《私》のお話で、6篇で紡がれる短編集。全体的にとてもレトロな雰囲気で、オチはブラックユーモアに溢れていて結構好みな世界観だった。『這い寄る影』『こちらX探偵局』が特にお気に入り。これを読んだ私も、既に《私》の仲間入りなんだろうな。
★9 - コメント(0) - 2015年11月6日

何だろう、このレトロと言おうか古くさいと言おうか、時代がかった雰囲気。それでいてネット検索やらオークションやら現代的ツールが平気で出てくるアンバランス。一冊の古本から始まる魔術的ホラーの世界。寂れた商店街の片隅にひっそりと佇み、オレンジ色の灯りが外に漏れてくる狭い間口の古本屋。堆く積まれた古本の中から手にする一冊の本が小説家を異世界へと導く扉となるのだ。道具立てもアイディアも目新しくないが、こういう世界は大好物だ。最後の一編には唸った、満足! 全然似ていないが何故かヘッセのメルヒェンを思い出してしまった。
★143 - コメント(0) - 2015年10月19日

すごく雰囲気が好み。とくに「這い寄る影」と「こちらX探偵局」が好き。 「這い寄る影」の昔の三流毒々感と「こちらX探偵局」の怪人二十面相」感が、今にない昔あった(読んだ)ノスタルジックな感じがすごく伝わってきた。
★7 - コメント(0) - 2015年10月17日

古書店で「私」が古書を買い求め、その本にそったお話が始まる六つの短編。最後は、あんなに焦がれていた物語、本に「私」は飲み込まれてしまう。本好きにとってぞっとしない終わり方だな。
★16 - コメント(1) - 2015年10月15日

タイトルに惹かれ読み始め増した。なんとも不思議な一冊でした。『私』はすべて同じ人なのか、最後でわかりますが(^^) 装丁が良かったです。
★36 - コメント(0) - 2015年9月26日

芦辺さんのことだから、ガチガチの本格推理かと思いきや、推理小説1、怪奇?ホラー系小説9といった割合の小説だったけど、想像以上に面白かった。登場する本の内容と、「私」に起こる事件がどう絡むのか、読むたびに気になり気がつけばあっという間に読了。ホラーと本格推理を合わせたような「帝都脳病院入院案内」が自分のお気に入り。 こういう出会いがあるから本屋(古本、図書館含めて)めぐりは止められない
★12 - コメント(0) - 2015年9月23日

【図書館】★★☆☆☆
★4 - コメント(0) - 2015年8月4日

tei
とても面白かった。タイトルから、昔から好きな「不思議を売る男」を連想したのだが、結末の辺りもなかなか似ていたなあ。物語に取り憑かれた人間は、結局のところ物語になり果てるのかもしれない。一篇一篇に、ブラックユーモアと恐怖がないまぜとなったオチがあり、「ああ、そうくるのか!」と驚かされることしきりだった。人にお勧めしたい一冊。
★5 - コメント(0) - 2015年8月1日

不思議というか、奇妙というか、怪奇というか、不可解というか。正直、意味はほぼほぼわかりませんでしたが、一日一編を読むには「今度はどうなるんだろう?」と興味を持って読めた短編ばかりでした。
★6 - コメント(0) - 2015年7月5日

じわじわと古書の異世界に飲みまれるような恐怖感がある短編集。しかし種明かしや締め方が急で置いてきぼりをくい、現実に引き戻されてしまったのが惜しい。もっとゆっくり底無し沼に沈んでいきたかった。
★7 - コメント(0) - 2015年6月5日

奇譚を売る店の 評価:86 感想・レビュー:217
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