アジアの岸辺 (未来の文学)

アジアの岸辺はこんな本です

アジアの岸辺の感想・レビュー(152)

最初の一編でグッとつかまれて快調に読み進めたが、後半時代風刺が強くなり結果挫折。
★2 - コメント(0) - 3月18日

冒頭の「降りる」で引き込まれた。「リスの檻」「犯ルの惑星」なども毒が効いていて良い。
- コメント(0) - 2016年12月9日

筒井康隆が好きなら、これはまちがいなくいける。これまで『いさましいちびのトースター』しか読まなかったのが悔やまれる。「リスの檻」など、SF仕立ての話って、時を経るにつれてガジェットから滅びていくのかなあ。
- コメント(0) - 2016年12月3日

序盤中年男性の不安が滲み出る二作品で心を鷲掴みにされる。生活苦をクレジットカードでやり繰りする男がエスカレーター無限地獄に遭う「降りる」、怠惰な暮らしに身体もだらしなくなってきた男のゆきとどいた生活「リスの檻」。他では思うに取り澄ました表題作より暴走振りを楽しむ作家では。ブッツァーティ「待っていたのは」より訳は分かる分昨今情勢を考えるだに恐ろしい熟年夫婦旅先不条理譚「カサブランカ」、革フェチの代わりに愛国心を高める「国旗掲揚」、初体験は強姦で?もう滅茶苦茶すぎて唖然とする「犯ルの惑星」など平伏すばかり…
★2 - コメント(0) - 2016年7月13日

どれも面白い短編集だが、「本を読んだ男」「話にならない男」なんかはひときわよい。「降りる」もホラーで救いのない感じがいい。オチはないが。「リスの檻」はディッシュの代表作だが、流石にテーマ・手法的に古びているんじゃなかろうか。
- コメント(0) - 2016年6月16日

☆3 13の短編集。前半は日常とは違う世界に閉じ込められてしまうテーマが通底している。それは異形の世界だったり、言葉や風習が違う異国だったり。後半は風刺のきいたSFがテーマだった。なんかもう死ぬのが馬鹿馬鹿しくなる「死神と独身女」が良かった。
★7 - コメント(0) - 2016年5月30日

鋭利な知性と、黒い笑いに満ち溢れた作品集。全篇に通じる仄暗い世界観と、現実と夢が同時に存在し足許も覚束なくなる感覚は、読んでいてとかく不安と焦燥を煽られるものの、そこに悪趣味で悪辣なユーモアが、適度なスパイスとして効いています。単にアイデアのみを紙面に炸裂させるのではなく、常識外れの奇想の裏で、しっかりと理性を以て制御して見せているのは見事。底の見えない物語の数々は難解でこそあれ、嫌味や親しみづらさは感じず、ディッシュ初挑戦の身にもその魅力が充分に伝わりました。その他、各話感想はコメントにて。
★43 - コメント(4) - 2015年11月21日

奇妙な味わいの強いディッシュの短編集。河出の<奇想コレクション>に収められていても違和感はなかったろうと思う。だいたいどれも面白いが好みは分かれるだろう。自分の好みは前半部分に集中している。じっくり時間をかけて、読み込みの深度を下げて向き合いたい一冊。
★3 - コメント(0) - 2015年9月18日

認識が違うだけで、見える世界が悪夢に、奇天烈に、幻想的になっていく。異国を舞台にした表題作や『カサブランカ』が印象的。
★2 - コメント(0) - 2015年8月24日

最後の一文でひねる感じがなかなかスパイシー。
★1 - コメント(0) - 2015年4月13日

毒気が強い。
★2 - コメント(0) - 2015年3月9日

「リスの檻」が飛び抜けて面白い。
★1 - コメント(0) - 2015年1月11日

すごく幅のある作品群だった。「リンダとダニエルとスパイク」の出落ち感が忘れられない
★1 - コメント(0) - 2014年12月26日

こわい!エスカレーターこわい!ってなる「降りる」、どこに行っても英語が通じると思っている主人公の傲慢さがボコボコにされる「カサブランカ」がよかった。全体的に刺々しいブラックユーモアを感じる話が多くて、毒気に負けた感がある。
★2 - コメント(0) - 2014年6月3日

短篇集。「降りる」が好き。人生は下りエスカレーターのようなものなのかもしれないと思った。
★1 - コメント(0) - 2014年4月5日

気味が悪い。とにかく普通の読書体験で得られる気味の悪さではなかった。呪いをかけられたようだった。
★1 - コメント(0) - 2014年3月20日

こういうものを読みたいからSF短編を読みます。発想なんて飾りです、いかに人を書くかです。異国でじわじわ状況の悪くなる2編と、ありがちな設定で何かキレのある「リスの檻」、結構良い話の「話にならない男」が好きです。
★4 - コメント(0) - 2013年12月30日

奇想寄りでエッジの効いた作品集。「話にならない男」「死神と独身女」が面白かった。「降りる」「カサブランカ」は家からちょっと出たつもりが徐々に状況は混迷を深め戻れそうで“戻れない”に足元が崩れ去る不安感を、「アジアの岸辺」はそれに加え視点と存在が揺らぎ飲み込まれる。「リスの檻」「本を読んだ男」「第一回…」は“本を書く/読む”“芸術の創造/批評”への意地の悪さが詰まっていた。そこに変則フェティッシュ「国旗掲揚」と言わずもがな「犯ルの惑星」が、渡辺氏の翻訳は素晴らしい。
★10 - コメント(0) - 2013年12月29日

意地が悪いタイプの作品が多くて、中でも不条理極まる「降りる」「カサブランカ」が面白かった。コミュニケーションがテーマの「話にならない男」、歴史的名作と言われる「リスの檻」、バカSF「犯ルの惑星」なども好み。
★16 - コメント(0) - 2013年9月21日

「話にならない男」が大好き。
★1 - コメント(0) - 2013年8月2日

あるはずのない地下にエスカレーターで降り続ける「降りる」のように救いのない深みへ降り続ける短篇集。と言って、決してそこに絶望が待っているだとかそういったわけではなく、底意地の悪さに次第に口角がにやりと持ち上がるものが多かった。異邦に取り込まれる男を幻想的、叙情的に描いた「アジアの岸辺」が表題作だけあって素晴らしい。同じ異邦の地での話でも、取り残されてしまう「カサブランカ」はふとした掛け違いで現実に遭遇し得る理不尽に思えて下手なホラーよりも恐怖を感じる。「リスの檻」「国旗掲揚」「本を読んだ男」あたりも好み。
★10 - コメント(0) - 2012年10月27日

序盤の方に好みの作品が多かったかな。「降りる」「争いのホネ」は奇想好きの必読かと思われる。「本を読んだ男」は普通の作家ともっていき方が違う。SF史に名を残す(といわれる)「リスの檻」はまたいつか読んでみます。
★2 - コメント(1) - 2012年5月14日

風刺がどぎつくて、恐ろしく意地が悪い。気が滅入る事この上ないんだけど、止まらない一冊。不条理が段々癖になるのがちょっと怖い。中途に挟まれる「死神と独身女」のとぼけた感じに大分救われました。「降りる」「本を読んだ男」は世の本読みへの強烈な皮肉。
★3 - コメント(0) - 2012年5月4日

暗さとユーモアが同居しててかなり好みだった。
★2 - コメント(0) - 2012年4月29日

短篇集。「本を読んだ男」「死神と独身女」あたりが好き。「殺ルの惑星」は超下品でよろしい。
★1 - コメント(0) - 2011年12月30日

「いさましいちびのトースター」で知られる作者の、日本オリジナルの短編集。SFの人というカテゴリらしいけれど、SF風味ではないブラックな作品もいくつか。表題作「アジアの岸辺」が怖い。
★1 - コメント(0) - 2011年12月26日

哀れで救われない話ばかりが続き、途中で投げ出そうかと思ったが最後まで読んで良かった本。 もう少しだけと思い読み進めると、哀れで救われなさが微笑ましくも感じられ始め、最後まで一気に読めた。 不条理の中に潜むブラックユーモアが段々癖になり、結果トマス・M・ディッシュの他の作品も読みたいと思えるようになった。 自由会話をするには試験に合格し免許を取得しないといけない架空のアメリカ社会を描いた「話にならない男」と、読書界を悪意いっぱいに風刺した「本を読んだ男」が特に良かった。
★4 - コメント(0) - 2011年11月11日

お気に入りは「話にならない男」。ラストにクスッと来ました。どの作品もラストの2~3行にノックアウトされる感じ。
★1 - コメント(0) - 2011年5月22日

単発アイデアで終わりそうなジョークをジャンルに縛られない幅広い作調と会話の妙で押し上げた笑える短編集でした。
★1 - コメント(0) - 2010年11月6日

不条理な展開の面白さを堪能!と言う作品と、面白いには違いないんだろうけど私にはピントがずれているよ、と言う作品と、混合でした。最初のエスカレーターがひたすら落ちていく話のシュールさも捨てがたいし、表題作の寄る辺のない不安とばたばたっとした展開の奇抜さは見るべきところがあると思いました。大好きだったのは実は「カサブランカ」。奥さんが飛行機嫌いで、アメリカが壊滅状態になり、カサブランカで右往左往する夫の姿が悪夢世界のようで読ませました。リスの檻のラストもいいかも。あと「犯ルの惑星」はきちんとしたオチでおおお!
★7 - コメント(0) - 2010年5月21日

「アジアの岸辺」のような静かな作品がある一方で、「犯ルの惑星」みたいな作品もある、バラエティに富んだ作品集。「降りる」「死神と独身女」が個人的には好き。とくに後者の淡々とした話の展開が。「国旗掲揚」のオチも好きだけど。(清)
★1 - コメント(0) - 2010年2月27日

一徳とは関係なかった。
★1 - コメント(0) - 2010年2月19日

875|2冊目/「リスの檻」「アジアの岸辺」「犯ルの惑星」がお気に入り。乾いた笑いから始まるものや純粋な笑いから始まるものが多く、最終的にそれは小気味悪い結末へと収束する。そういう意味で「犯ルの惑星」は小気味悪い結末のベスト。翻訳も良いと思ったらアッカー『血みどろ臓物ハイスクール』を訳した人だった。また不気味なラストという点では「リスの檻」が。「アジアの岸辺」は純粋に面白かった。「カサブランカ」はとにかく悲惨な話で、「死神と独身女」はいい話。「降りる」のような不条理系の作品などジャンルが多岐に渡っていて、
★3 - コメント(0) - 2010年1月2日

初デッシュ。意思疎通が出来ないことがこんなに不安だとは。『カサブランカ』、『アジアの岸辺』、『犯ルの惑星』が印象的
★1 - コメント(0) - 2009年12月13日

- コメント(0) - 2009年11月3日

72−2009
- コメント(0) - 2009年11月1日

もう絶対エスカレーターで本を読まない。読書のアルバイトもしない。
★3 - コメント(0) - 2009年10月19日

なるほど、これがディッシュですか。もっと早く読めばよかった。特筆すべきはやはり「降りる」「リスの檻」「アジアの岸辺」らのジャンルを越えた幻想小説(という呼び方も適切ではない?)三篇かな。表題作が凄いのは言うまでも無いけど、「リスの檻」のふざけっぷりとメタな語りも捨てがたい。「犯ルの惑星」の下ネタ全開の翻訳には脱帽。「死神と独身女」は普通にいい話。「黒猫」は地味ながら印象深い。「国旗掲揚」にはニヤリとさせられる。というか全作品が面白い。なんでも書ける人だなあとつくづく思う。『歌の翼に』が読みたい。
★7 - コメント(0) - 2009年7月10日

アジアの岸辺の 評価:68 感想・レビュー:52
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