乱視読者のSF講義

乱視読者のSF講義
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乱視読者のSF講義はこんな本です

乱視読者のSF講義の感想・レビュー(99)

なかなか体力の要る読書。なんせ若島さん、ナボコフ好きなのもあってかなりの精読派だから。時に「いいのか?そこまで読んじゃって」と思ってしまうほど読みが暴走していて、まず俺ちゃんにはできない読書スタイル。どちらかと言えばSF短編を扱う講義部分よりも、ジーン・ウルフにまつわる内容の二章以降が柳下毅一郎との対談なんかも含め面白かったけど、なんせこちらの力量不足が大きい。純文ジャンルだと、手札にあるカードがボルヘスくらいしかない。出直してきますw
★8 - コメント(0) - 1月28日

ディッシュとかジーンウルフとか。
- コメント(0) - 2016年6月28日

ウェルズからレムまで古今東西の短篇SFを読み解きながら、作品、作家、歴史へと論を拡げ、やがてSFと云うジャンルそのものを捉え直していく「SF短篇講義」、SFにまつわる思い出や考えを気ままに語った「SF夜ばなし」、そして稀代の語り手ジーン・ウルフに挑んだ精緻な論評「ジーン・ウルフなんてこわくない」、と云う三部構成のエッセイ・評論集。いずれも〝簡にして要を得る〟と云う表現がぴったり来る、端的な言葉で作品の中核を捉えた文章が揃っており、自分にとっての〝読書〟のひとつの理想が、ここには実現されています。(→)
★56 - コメント(2) - 2016年5月9日

SF小説に関するエッセイ集だが、ナボコフ好きな著者のことゆえ、SFを語っていても、なぜかナボコフが顔を出す。▼ 273頁。《ナボコフを読んでいると、世界がナボコフ色に染められてしまうような気がする。ナボコフを読むのは、度の強い眼鏡を与えられたようなもので、いったんその眼鏡をかけてしまうと、どんな小説を読んでいても、もうその強度でしか小説世界を見ることができない。》
★24 - コメント(1) - 2016年2月26日

SFという枠自体を疑ってかかる読み方。 SFがアメリカのパルプ雑誌から誕生したのではなく、ウェルズの科学ロマンスの延長線上に続いていたら?ラブクラフトが「宇宙の色」以降、「SF」というジャンル小説を書くことに意識的に取り組んでいたら?発表年代順に時代背景と作家像を考察していく傍ら、そういった大所高所から枝葉を空想する一ファンとしての目線も入ってきて面白い。トマス・M・ディッシュのカオスの源など、長年の疑問にも納得できる点多し。
★8 - コメント(0) - 2015年12月28日

とりあえずジーン・ウルフは読もうと思えるぐらいには、溢れんばかりの愛が感じ取れた
★1 - コメント(0) - 2015年12月10日

「その作家にしか書けないものを評価したい(p78)」といふのがいいなあ。小説に限らず、さういふ目で見たら世の中もつと楽しいかもしれない。さう云へるやうになるには、それこそ数多の作品に触れねばならないのだらうけれど。
★1 - コメント(0) - 2014年9月3日

ウエルズからレムまでの講義編も大変素晴らしく、博覧強記である若島先生の講義も堪能できるが、なんといってもジーン・ウルフを論じた後半が最大読みどころ。「ガブリエル卿」の全訳と出張講義に瞠目。これを読んだ後で必ずやジーン・ウルフを読みたくなるはず。でもやっぱりジーン・ウルフはこわい。
★3 - コメント(0) - 2014年3月23日

「やはりジーン・ウルフはこわい」
★4 - コメント(0) - 2014年1月16日

京大で英文学の教官を務める著者によるSF文学講義。とはいえ、もちろん講義録ではなく、折々に書かれたSF関係の文章を集成したもの。論じられているSF作品およびSF作家で名前を知っているのが大体半分、読んだことがある作品となるともっと少ないので、色々と新しい知識を得ることが出来たのはもちろんうれしいが、やはりこの著者によってさまざまSF作品が読み解かれていく様はほとんど手品で、こちらを堪能できたのもうれしい。特に最後に収められた、ジーン・ウルフの読解みたいに本が読めたらさぞ楽しいだろうと、うらやましくなる。
★1 - コメント(0) - 2014年1月12日

SFに対する考察が面白い。
★4 - コメント(0) - 2013年10月10日

ジャンルの外側へ向かうベクトルの読みは興味深い。ちょっと扱われている作品が古いがシーン・ウルフなど臆せず読んでみたいと思う。
★1 - コメント(0) - 2013年9月1日

SFはまったく読まないので手にしてみた本。SFが19世紀からあったなんて驚いた。19世紀のSFはなんだか、「ほら吹き男爵の冒険」みたいな素朴な趣きがあっていい。ディレイニーの「コロナ」は、そのあらすじだけで感動した。SFといっても、一重に設定やアイテム萌え的な話ばかりじゃないんだなぁ。
★1 - コメント(0) - 2012年11月23日

この乱視読者シリーズは初読。本読みとしては冒険から集めたくなってしまいますね。あらゆるジャンルを包括し侵食していったSFというよく分からない小説郡を読み続けて良かったな~、と思わずにいられない。実生活でSFファンだって人と友達でいる人は幸せだろうけどサww。ウルフの講義も面白かったけど、レムファンの僕は涙涙でした。あと、SFファンでなくとも、下手な小説家になる方法みたいな本を読むより数万倍価値ある本ですぞ。
★5 - コメント(0) - 2012年11月6日

あまたの「孤独な読者」の一人としてディレイニーの「コロナ」への偏愛溢れる講義にすっかりやられました。
★1 - コメント(0) - 2012年8月5日

やはり若島先生は偉い・・・偉すぎる。本書は前半が講義録、中間が書評やエッセイ集、後半がジーン・ウルフに関する記事となっていて、博覧強記の著者だから、その全てがもちろん面白いのだけれど、読み進めるほど、著者が語っていたウェルズやレムやスタージョンのことや、読者と本の関係のこととかが、細部同士が繋ぎ合わさるナボコフ的な読書体験となって襲いかかってくるのであった。一冊読み通して最も印象に残ったのは、やはり読書という経験の特異性だろうか。読み手がいることで生まれる世界がある、その幸福さを思い出させてくれた。
★2 - コメント(0) - 2012年7月31日

夏になるとSFが読みたくなるのは、読書が記憶と結びついているからか。またこの季節が巡ってきました。今年は、『エンベディング』が読みたいかな。「それは作家としての必然的な成長だったのだろうが、私はデビュー作だけが特権的に持っている『エンベディング』の暑さと熱さを今でも永遠の夏の記憶として愛している。」(p204)
★2 - コメント(0) - 2012年6月14日

積ん読になっているウェルズとレムを読まねばという気持ちになる一方、この本を読んだら読んだ気になってしまって結局読まないかも。ジーンウルフももう一回ちゃんと読まないと。
★1 - コメント(0) - 2012年4月8日

ジーン・ウルフの小説を未読のため、後半部には楽しめなかった部分が多々。デス博士、ケルベロス、太陽の書シリーズを読んでから再読予定。いつになるやら。
★1 - コメント(0) - 2012年3月27日

本への愛で出来てる本です。読書というのは孤独な体験なのに、その地平のなんと広いことか!もっともっともーーっと、本が読みたくなりました。若島先生に拍手!
★5 - コメント(3) - 2012年3月21日

ウルフが呼んでる。
★3 - コメント(0) - 2012年3月15日

若島正の本を読むたびにジャック・ウォマックを読まなきゃって思う。ジーン・ウルフの読解に愛を感じる。
★2 - コメント(0) - 2012年3月11日

こういう読み手になりたいものだなあ。
★3 - コメント(0) - 2012年3月3日

個人的な認識として、今英米文学フィールドでSFを語れる大学教授の二大巨頭が慶應の巽孝之さんとこの本の著者京大の若島先生だ(もうずいぶん昔になるけれど自分が通っていた大学では田嶋陽子さんが授業でル・グィン『所有せざる人々』を取り上げていて人気があったのを思い出した)。しかし冒頭の「講義」セクションがまず素晴らしい。この年になって恥ずかしいけれど、そうかSFって、そこで展開される物語以上にこんな読みが可能なのかと目を開かされた。こんな先生いたら学校通うよね。もちろん終盤のウルフ分析も圧巻。
★2 - コメント(0) - 2012年2月29日

ジーン・ウルフ「ガブリエル卿」の全文掲載と、同時にその解釈を読める幸せ。
★4 - コメント(0) - 2012年2月5日

ジーンウルフ難しいよ!と思ってるけどこの作品/作者論読んでじっくり読みたい欲。あとナボコフ。
★3 - コメント(0) - 2012年2月2日

レムについて書いた箇所が面白かった。ナボコフのドストエフスキーについての態度は有名だけれど、レムはそのようなことは知らずに(興味もなく)ハンバート・ハンバートとスタヴローキンを比較したりする。その新鮮な物の見方に筆者は感心するのだけど、そこに共感した。このあいだレムの『高い城・文学エッセイ』読んだ時に同じ事を思った。ナボコフとドストエフスキーが一緒に出てくるとちょっと落ち着かない。
★3 - コメント(0) - 2012年1月15日

どうしよう、面白すぎる。今すぐジーン・ウルフが読みたくてたまらない。今まで若島先生の文章は知らない作家ばかり出てきて難しいと敬遠してしまっていたが、ディックやル・グィン、スタージョン、ウェルズという、多少なりとも知ってる名前を手がかりに読んでいくと、見事な読書水先案内万華鏡にたどり着く。 小説を読む醍醐味は、何度も読み返して新たな発見をしたり、自分の境遇と思いがけずシンクロする場面を見つけたりしてうち震える瞬間にあることを、改めて思い起こさせてくれる。
★2 - コメント(0) - 2012年1月2日

ジーン・ウルフはわからなくて中途にしてしまってたんだよなあ。ナボコフを読もう。
★1 - コメント(0) - 2011年12月26日

ジーン・ウルフ「ガブリエル卿」読了。若島さんの読みとは、逆の読後感だった。
- コメント(0) - 2011年12月25日

さすが京都大学と感心しました。
- コメント(0) - 2011年12月18日

gu
SF「小説」が好きな人なら読んだ方がいい。きっと面白がれる。わからないことはわからないまま頭の中でつっつき回していればいいという大事なことを、ジーン・ウルフの作品に相対する時だけはなぜか忘れてしまっていた。ウェルズをちゃんと読んでみるか。
★1 - コメント(0) - 2011年12月18日

未読の作品を読みたくなり、既読の作品を再読したくなる本。特にジーン・ウルフについての論考は圧巻。最後に収められている「乱視読者の出張講義」はSFセミナーに参加していたため、加筆されている部分などがわかってより楽しめた。
★1 - コメント(0) - 2011年12月16日

「最終的な正解を手に入れることは、けっして読書の本質ではない。そうではなく、書物に魅惑され、その迷宮の中でさまようことことこそが、読書の本質ではないか。自分の直感を頼りにしながら、読みのアンテナにひっかかってくる細部を丹念に拾い上げ、少しずつ少しずつ、この迷宮を進んでいけばいい。」──帯より ジーンウルフ語りは圧巻。
★3 - コメント(0) - 2011年12月14日

よし、読み開始途中のケルベロス第五の首読もう。雑誌は読まない主義(買いたいものが増えるのを抑えるため)なので全部初めて読んだ。ウルフ特集はもちろん短編講義、SF夜話も面白い。読んでない本多いのでいつか読みたいリストに追加。
- コメント(0) - 2011年12月2日

ほとんどは雑誌掲載時に読んでいるはずだが、こうしたまとめて読んでみると、優れた鑑賞眼をも人に導かれているかのような気持ちになる。未読の作品だけではなく、すでに読んでいる作品も読みたくなって、ついつい本棚から引っ張り出してしまう。
★1 - コメント(0) - 2011年11月27日

いやはや、ウルフはとんでもない作家だなあと改めて思うとともに、若島先生の深読みにはひたすら脱帽。ウルフの迷宮に迷い込んだままの読者としては、作者の用意した正解にたどりつけなくてもいい、との言葉に慰めを覚えるが、再読、三読してわかるさまざまな仕掛けを堪能できるにこしたことはない、とも思う。まあ、今さら自らの知力のなさをなげいても仕方のないことではあるが、それは再読の楽しみを残しているのだ、と思うことにしよう。
★9 - コメント(0) - 2011年11月26日

これは確かにジーン・ウルフを再読したくなる。 未来の文学第III期に予定されている『シーン・ウルフの記念日の本』が出るまでには何かしら読み返したい(この期限設定なら随分と時間に余裕があるはず)。
★2 - コメント(0) - 2011年11月26日

五月のSFセミナーで講義を拝聴してから、崇敬に似た感情を抱いていた若島先生のSFエッセイをまとめて読めるなんて僕は果報者です。内容ももちろんこの少ない字数では語れないほど素晴らしく、大学読書人大賞に推薦することにしました。
★1 - コメント(0) - 2011年11月24日

乱視読者のSF講義の 評価:87 感想・レビュー:43
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