きわこのこと

きわこのことの感想・レビュー(252)

きわこという女とすれ違った人々の視点から語られる五つのお話。きわこは只幸せが欲しかっただけ、それが周りの人々の人生を狂わせていったのか・・・と読了しようとした最後のページでいきなり提示される新たな謎の新聞記事。この二人の女は誰??と再読するに違いない。
- コメント(0) - 3月20日

7a
幼少から性を味方にしなければ生きていけなかった貴和子は、ただただ幸せな家庭に憧れる地味な女に過ぎなかった。それでも男たちは彼女の中の妖艶さに魅かれる。女は嫉妬を感じる。彼女にまつわる者たちが皆悲惨な結末を迎えるのは、勝手に悪感情を抱く奴らが悪いのだと思うものの、彼女が無意識に発する不幸の気のせいだとも思う。謎が残されるラスト。時系列に登場人物を並べれば恐らくわかるのだろう。年老いた方は貴和子の母だろうが、もう一人がよくわからない。航太と未亜の母親と考えるのが妥当?
★3 - コメント(0) - 3月14日

地味で、美人とは言えないけれど、なぜか男を惹き付ける貴和子。時間を遡りながら進んでいくので、ちょっと分かりにくいところもありつつ。周りの人物が貴和子をどう思っていたのか、という書き方なので、読んでる方も何となく嫌な気持ちになる。最後の新聞記事の真相が、貴和子の正体なのだろうか…。読後感モヤモヤ。
★4 - コメント(0) - 3月6日

読めたけれども、よくわからないところがいくつかあって、靄の中にいるよう。
★4 - コメント(0) - 2月27日

貴和子という女をめぐる5つの話。直接彼女のことが語られることもあれば、影を落とすだけのときもある。しかし彼女の存在はその人の人生に大きな影響をもたらす。貴和子の不幸の源はどこにあるのか。あの母親の元に産まれたことか。不思議と男好きのする姿なことか。ボタンの掛け違いがもたらす悲劇…と思っていたら、最後の記事は?そうだったのか!貴和子は幸せだったのか。
★31 - コメント(0) - 2月5日

構成がおもしろい。よくできているなと思う。 最後の二人のうちの一人がわからなかった。もう一回、読むしかないか。
- コメント(0) - 1月27日

図書館より。初読みの作家さん。奥田英朗さんの「噂の女」を思い浮かべるような構成。「きわこ」自身は最後までつかみどころが無く、モヤっとした読後感ですが心理描写が巧みで文章が読み易く、面白かったです。他にも気になる作品があるので読んでいきたい作家さんです。
★10 - コメント(0) - 1月26日

「きわこ」と云う人物から語られる事がないまま進んでいくというストーリーは何だか不思議な感じがしました。最後の記事は誰?と思っているのですが、再読するとスッキリしますかね。まさき としか作品は初読みでしたが、ほかの小説も是非読んでみたいです。
★1 - コメント(0) - 1月6日

イヤミスには耐性が出来てきたはずだけど、これはとても後味が悪いです。"きわこは幸薄かっただけ。悪い人ではなかったんだ"と思いつつ本を閉じようとしたら、最後の最後に爆弾が。やっぱりかなりの悪人だったのか。自分の幸せのために悪魔になったのか。そもそも私の想像は正解なのか。読後も悶々と考えています。きわこのことを考えています。
★15 - コメント(0) - 1月6日

表紙に惹かれて手に取りました。5つのお話の中の5人の登場人物からそれぞれ語られる貴和子という女性の生涯。貴和子含め誰も救われないバッドエンドな内容でしたが、一つ一つの話も微妙に繋がっていたりして何度かページを遡ったりしました。これは再読してもまた楽しめそうです。まさきとしかさんは初めて読みましたが、とても読みやすくて面白かったです。
★1 - コメント(0) - 2016年11月13日

n75
真梨さんの「5人のジュンコ」みたいに、一人の女の存在がバタフライエフェクト的に周囲の人間を次々巻き込んで出来事を起こしていく話。冒頭で木嶋かなえ的な悪女の話かと思ったが、もっと悲しい話だった。きわこ自身が語ることはないし悪意をもたらしているけれど、彼女の本意ではなく、最後の話はとても悲しく感じた。けれど、末尾の新聞記事の意味はわからず、後からいろいろ考え直すとぞっとすることがたくさんあって、いっきに読んだけれどじわじわ怖い話だった。
★4 - コメント(0) - 2016年11月6日

あまり期待せずに読みましたが、面白かったです。「貴和子」に関わった人たちを現在からさかのぼって連作短編にしていて、桜木紫乃さんを彷彿とさせました。ただ、「きわこ」の正体がよくわからずにモヤモヤした部分はあります。また、最後に載ってた新聞記事がよくわからない!
★10 - コメント(0) - 2016年9月21日

地味で美人でもないのに、何故か男性を惹きつけてしまう貴和子。貴和子に関わった人物達のエピソードを短編で描いてる。読んでも読んでも掴み所のない貴和子。小説としては面白いけど、最後の記事の遺体が誰なのかわからなくてモヤモヤ。私の理解力がないだけ?
★32 - コメント(1) - 2016年9月14日

★★★
- コメント(0) - 2016年9月11日

読んだ。
- コメント(0) - 2016年9月7日

各章の冒頭に三面記事があり、全く無関係の事件がそれぞれ書かれている。でも、全てに「きわこ」という人物が登場。みんな勝手にきわこの存在に取りつかれているだけだった。きわこのことを可哀想な人生だなぁと思っていたけど、ラスト1ページの三面記事で、その考えは全てひっくり返った。最初は、この2遺体が誰と誰?って思ったけど、私の予想が正しければ、きわこはやっぱり恐ろしい女だ。ただ、ハッキリ回答がないのでモヤモヤは残る。
★5 - コメント(0) - 2016年9月1日

「きわこ」とは、何だったんだろう?きわこは、彼女の義父や同級生、子供に事件や不幸をもたらした。でも、決してきわこが語り手になることはない。5人のそれぞれの語り手が語る「きわこ」は時系列でもなく、それぞれの顔を持つ。結局最後まで読んでも、すっきり解決しない。このもやもやこそが、悪女なのか平凡な幸せを求めたただ一人の女だったのかという「きわこ」の存在ってことなのかな。それにしても、元気な美人より、幸薄い平凡な容姿の女性のほうが圧倒的に男の人にモテますね・・・。
★12 - コメント(0) - 2016年8月13日

結局きわことは何だったんだろう。果たしてあのきわことあのきわこは同じきわこだったのだろうか。というよりもきわこって本当にいたのだろうか_ばあちゃん家に泊まると必ず古びた天井の木目が顔に見えて。見つけて気になり、怖くてでも害は与えない。無機物な、有機物の何か。もうすぐお墓参りの時季がやってくる。今年もたぶん、ばあちゃんの家に泊まるだろう。楽しい親族らとの宴の後の余韻で誤魔化すように、必死に目を瞑るのだろう。気配という、恐怖を打ち消す為に…やっとこさ夏休みに入った。またぼちぼち感想を残せていけたらいいな。
★1 - コメント(0) - 2016年8月6日

表紙がうまいなあ。一週間位かけて読んだから、話の前後がわからなくなりました。一話完結ながら、全部繋がってますね。きわこが、常に気配だけ感じさせる構想。顔、、想像出来ない。
★2 - コメント(0) - 2016年7月30日

面白かった。和花ちゃん、どうなったをだろう。それだけが気になる
★2 - コメント(0) - 2016年7月29日

奥田英朗さん「噂の女」を彷彿とさせる。でも貴和子はそこまで悪女になりきれてはいないような。ラストの新聞記事が読み解けなくてもやもや。
★11 - コメント(2) - 2016年7月26日

面白い❗️一見冴えない普通の女の人なのに、なぜか魔性の女の貴和子。どの話もイヤ〜な話で、読み進めるにつれだんだん貴和子という女が見えてくる様子がすごく面白かった。が、私の理解力が足りないのか、最終章の事件の全容がイマイチよくわからず。結局貴和子って何だったんだろ。
★4 - コメント(0) - 2016年7月23日

生まれながらにして被害者であり加害者でもあり、一見ぼうっとしているようでいながらその実、魔性の女でもある貴和子。どこにでもあるような6つの三面記事の裏側から立ち上ってくる貴和子の気配。う~ん、なるほど。哀れで、痛々しいけれど、面白い作品だった。
★39 - コメント(0) - 2016年7月22日

母親の連れ子として、おそらく幼い頃から幾人もの義父による性的虐待を受けてきた貴和子。特別な美人ではないのに、男たちはのめり込み、女たちは強く意識するあまり人生を誤ってしまう。貴和子をきちんと子供として愛した男を描いた1章、貴和子が初めて得た家族を描いた5章が印象的。話の巧さに感心。
★31 - コメント(0) - 2016年7月2日

シンちゃん、そういうことだったのかー!うまい、面白い!!
★4 - コメント(0) - 2016年6月30日

非常に好み♪ 奥田英朗さんの「噂の女」とか、桜木紫乃さんの「星々たち」とかいった それぞれの章で、登場人物が語る「貴和子」。 時系列は遡り、新聞の片隅の三面記事から始まる。 その辺は「三面記事小説」とか「ホテルローヤル」とかとも似てるかな。 真梨幸子さんの描くような、どこかいや~な雰囲気が漂い、 登場人物もどこかうさん臭く、共感できない人が多いんだけど、 先が気になって一気読みでした。 私には「貴和子」は、そんなに悪い女には思えません。 本当に、普通の母親になりたかっただけの、気の毒な女に 思えます。
★25 - コメント(2) - 2016年6月23日

各章の冒頭に三面記事(実在の事件をモチーフ)。どうしてこんな事件が起きたのか?その背景となる事件までの顛末が描かれる。各章は一見ばらばら、それぞれの人生だが、その裏には一人の女(貴和子)の存在が見え隠れする。遺産、浮気、虐待、DVなど現代の身近なテーマでリアルな描写多く感情ゆさぶられるが、不思議と読後感はさらりとしている。過去にむかって話を進め、貴和子の実態が見えてくる。ラストで繋がったと安心したら、最後の最後で??の三面記事で終わる。回答は、もう一回読み返して、あなたが見つけなさい、ということですね。
★233 - コメント(1) - 2016年6月22日

小金持ちの孤独な老人 昇の元に、突然転がり込んだ三十代の女性 多恵。多恵はかつて昇が一緒に一緒に暮らした貴和子を彷彿させるが- あぁ、これはおもしろい。新聞記事ではじまる全五章。後妻業、熟女風俗、虐待、DV。現代の問題点てんこもり。第四章第五章は虐待とDVが真に迫って恐ろしい。第二章第三章の元夫婦はコミカル。いずれも目の前の不幸に対して楽観的な人間の心理を捕らえていて、独立した話として読んでもおもしろいのだけれど。要点は最後の事件記事。たぶん合っていると思うけど、ちょっと難しかったな。
★21 - コメント(2) - 2016年6月19日

三面記事から始まる構成といい、陰鬱なストーリーといいかなり私好みな作品。色んな人生を通じて貴和子という女性が少しずつ姿を現す。意図せぬところで恨みを買ったり想いを寄せられたり(挙句の果てには殺されてしまったり)、貴和子自身は悪くないのになぁと切なくなった。彼女はただ、普通の家族と普通の幸せを手に入れたかっただけなのに…。そんな人生だったけれど、実母と離れて過ごしたむかわでのひと時や、ゲイ(バイ?)の旦那と一緒になって子供たちと過ごした日々は幸せだったんだと思う。それはそうと、最後の新聞記事には私も???
★8 - コメント(2) - 2016年6月15日

2009年から2015年までの新聞の三面記事の片隅小さく載った事件には、どれも貴和子という女が関わっていました。貴和子は特に美人でもなく地味でありながら男をその気にさせるフェロモンを放ち、ちょっとした不幸を纏っていてそれも男たちの庇護欲もかきたてるという感じの女性です。貴和子によって身を持ち崩した、あるいはその後の人生に大きく影響を与えられた男女の短編集でした。所々でどこかで聞いたことのある事件を思い出しました。「パトカー追跡中電柱に衝突 女性重体」、これが後味悪かったです。
★61 - コメント(3) - 2016年6月9日

5つの事件全部が面白かった!!事件の裏で複数の人を通して見える貴和子の存在がすごく大きい。結局、貴和子ってどういう人物だったんだろう?女性から見た貴和子と男性から見た貴和子は全然違う。それもまた面白さの1つ。ところで、最後のページの新聞記事にあった2遺体は一体誰と誰?
★11 - コメント(2) - 2016年5月29日

きわこ。幼い頃から外見は良くなくても妖艶でまわりの人間の人生を狂わしていた…。 普通に家族を持って暮らすことが夢だったのに、子どもが産めず…最後は夫連れ子の息子に誤解で殺されてしまう…。 1つ1つのお話は読みやすく面白い!きわことつなげていくことが難しかった。きわこのこと…タイトル通り。貴和子のことを第三者が語っています。
★10 - コメント(0) - 2016年5月23日

読みやすかったし、ひとつひとつのお話としては悪くないんじゃないかと思ってたんだけど、最後までよんで、「はあ?」一体読者は何をどう思ったらいいんだろう。なんかまとまりがなくて、何か言いたいことがあったんですか?って感じ。
★4 - コメント(0) - 2016年5月16日

岩井志麻子『堕ちていく』や 角田光代『三面記事小説』が良かったので同じようなものかな?と期待 日数をかけて読んだからか繋がりが良くわからない理解出来ない頭が固いのか自分に残念
★8 - コメント(0) - 2016年4月13日

★★★☆☆
★3 - コメント(0) - 2016年4月11日

【図書館】半年待ちました。重苦しく、薄暗い印象は最後まで続きます。時系列は遡り、登場人物は交差し、またしても相関図か必要な作品。『貴和子』は何処に?何者?連鎖する登場人物は終盤に進むにつれこんがらがってとんちんかん。あー、モヤモヤする。それでも再読する気力がない。とても面白かったんだけど最後の記事は???誰か教えて。。。これがモヤミスというのか。皆さんのレビューに有った『三面記事小説』『噂の女』『あの女』をチェックしようと思います。ご馳走様でした。
★62 - コメント(0) - 2016年4月7日

角田光代『三面記事小説』、真梨幸子『あの女』、桜木紫乃『ブルース』が頭に浮かんだ。気になる、絡まる、繋がる!の勢いで一気読み。読み終わってまさかの二転三転からくりに再読でびっくり。きわこ目線が一切無いことが更に妖艶に想像かきたてる。平和主義な自分は、きわこは普通の家庭で幸せになりたかっただけと思いたい。(さらっと二人殺害?しっかり腹据わってるけど)。義理息子の表現薄さ、義理娘の恋愛アホさ、たたみかける後半設定が若干粗い気がしたけれど設定と勢いでカバーできてる作品に感服しました。面白かった!
★8 - コメント(0) - 2016年4月3日

読みやすい文章でしたが、寝る前に1章ずつ読んだせいか人物相関図と、最後の新聞記事の意味がわかりません。検証サイトに行ってきまーす。
★36 - コメント(0) - 2016年4月2日

間違いなく好みの作品。ただただ暗く重苦しい。読み終えてもなんだか頭から離れないきわこのこと。どなたかの書評にあった、もう一度時系列どおりにおおまかな相関図も書いて読むとよい、というヒントをもとにようやくスッとした感じ。別に何か大きなトリックが隠されているわけでもなく、たんたんと二度読みするだけ。なのに不思議と一度目に感じるきわこの印象とは変わります。
★19 - コメント(0) - 2016年3月30日

装丁のおだやかなイラストとは正反対の陰気くさい話。家族愛に恵まれず育った「貴和子」という女性。なにも持たないから、すべてを欲しがり すべてを手に入れ、結局息子に殺されて終わる。彼女を取り巻く哀しい人たちの 生々しく愚かで人間くさい生き様の数々。読み終えると、その一人一人が実は織り糸のように交差している。構成がかなり凝っていて二回読みで倍おもしろくなるタイプの一冊。まー … 暗くて辛い この話しを読み終えたところで「さあ も1回!」と思えるかどうかは別ですが。人はこんなに愚かなモノでしょうかね…。
★8 - コメント(0) - 2016年3月21日

きわこのことの 評価:100 感想・レビュー:144
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