蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の感想・レビュー(3479)

11月に読み始めてから、忙しさに負けて読み進められないまま三次、本選を残して。面白さと同時に作者の筆力に脱帽、感嘆。そんな折、直木賞受賞の報に納得。才能溢れる音楽家達の思考を垣間見。作者の音楽に対する造詣、徹底した取材あってこそだと思うと小説家ってすごいと思うし感謝せずにはいられない。ここにあるのは新しい世界の体験。最後まで結果が読めなかったこと、音楽を言葉で、文章で表現できることの可能性を見せてもらったこと、この一冊に凝縮された情報量はすごい。何だか色々語り尽くせない自分の筆力にもどかしさを感じる。
★1 - コメント(0) - 3月27日

読んでいくうちにどんどん本の世界、音楽の世界に入り込んでいく。まるでコンクールが開催されている期間の中にいるよう。美女と野獣のベルが本を抱えて「読書って素晴らしい」と恍惚の表情をするのと同じ感覚で胸の前に「蜜蜂と遠雷」を押し当てる。塵、亜夜、マサル、明石、奏に加え、ステージマネージャーの田久保、調律師の浅野、指揮者小野寺、ステイ先の華道家の富樫、三枝子やナサニエルといった審査員の音楽家達の愛ある大人の存在もそれぞれ魅力的で愛おしい。途中から曲を探して聴きながらの読書となり、それもまた良くまさに至福の一冊!
★39 - コメント(1) - 3月27日

期待以上に良かった!!『チョコレートコスモス』が良かったから、ピアノコンクールの話なら似たテイストで絶対面白いだろう、と思っていたけど、予想以上に完成されていた。恩田陸さんの表現の幅に感服。 読者もコンクールに引き込まれ観客となり、コンクールが終わると疲労感と充足感を感じる。そして本を閉じる。さすがだなあ〜!
★30 - コメント(0) - 3月27日

ピアニストは自分の音を持つ。コンテストで勝ち抜くにはテクニックとインパクトのある演奏が要る。1つのコンクールで2週間の長丁場。なおかつ巨額の運営費用が掛かるのが分かる。それ故、数年に一回のコンクールの意味を知る。今までの著者の作品とは異なる。上下2段の500ページの作品。飽きさせず、ピアノの調べとピアニストの様子をアンリミテッドに表現できるのは半端でない。天衣無縫の風間塵もいいが、その他の人物も魅力的に描けている。ただ桐野先生が言われているが、審査内容が明かされず結果に不満が残った。でもいい。直木賞受賞作
★43 - コメント(1) - 3月26日

丁寧になぞりたいのに、先へ先へと逸る心も止められない。直木賞受賞も納得の圧巻の一言でした。音楽の一瞬性が語られていましたが、同じ小説でも全く同じ気持ちで聞くことがない以上、同じなのかもと感じました。実際に彼らの音楽を聴いてみたいけれども叶わないので、実在する方のピアノコンサートのチケットを買ってきました。
★44 - コメント(0) - 3月26日

読みながら(あ~、この中に出てくる曲を全部聴きたい)と思っていたら案の定(笑)、全部聴けるサイトがありました。みなさん、同じように感じるのですね。 静岡県在住者としては、舞台となった浜松国際ピアノコンクールを聴きに行きたくなりました……が、多分次回はこの本の人気でチケットとれなそうだなあ。
★40 - コメント(0) - 3月26日

まず厚さに驚き、苦手な2段組に慄いたが、読み出したらどんどんハマっていく。言葉だけでこれだけ音楽を表現できるなんて、と驚いた。コンクールを聴きに行ったことがないので、「のだめカンタービレ」のイメージで、選曲ものだめで使われた曲が結構あってイメージしやすかった。コンテスタント(という呼び方があるんですね)の葛藤や心の成長など丁寧に描かれていて、ピアノに詳しくなくても読み応えのある1冊でした。
★56 - コメント(0) - 3月26日

堪能しました~。「ピアノの森」とか「4月は君の嘘」とか、音楽マンガでもコンクールシーンは盛り上がりますが、まるまる1冊を一つのコンクールで、絵の助けもなく文字だけで、キャラの個性とその演奏を描ききった恩田さんに脱帽。さすがです。そしてこの本での直木賞受賞で良かった。実際の演奏を聞いてないのに、泣けてくるってどういう事?はー、幸せな読書時間でした……
★51 - コメント(0) - 3月26日

モスクワ、パリ、ミラノ、ニューヨークそして芳ケ江のオーディション、3年毎の開催、新しい才能が現れる注目の芳ケ江国際ピアノコンクール。養蜂家の父と各地を巡るピアノを持たない風間塵、かつての天才少女、母の死と共にピアノから離れた栄伝亜夜、楽器店に勤める最高齢高島明石、ジュリアード音楽院の王子様、王道の秀才マサル・カルロス・レヴィ・アナトール。第一次、第二次そして第三次予選、それぞれの宿命と才能の限りを尽くし天上の音楽を目指す。亜夜の復活、マサルが進む王道、天衣無縫風間塵は「ギフト」か「厄災」か。そして本選・・
★153 - コメント(0) - 3月26日

ピアノコンクールで出会った3人の天才。お互いに影響し、されながら更なる高みへ向かう。天才とは音楽家とはこういう人達なのか、と感じさせてくれる恩田陸、凄い。音楽は好きな方だが、ピアノはまったく知らない。がコンクールの場に居るかのような臨場感と期待で読み進む。『音楽の神様』に愛される人達。若い頃なら単純に羨ましく思っただろう。一瞬振り向いてくれた?と思える為に努力した時期もあったから。高島明石が家庭も仕事も音楽も手に入れられたら一番羨ましい。
★44 - コメント(0) - 3月26日

登場人物の演奏を聴いてみたいと心から思う。飯テロならぬ、聴テロ?そそられてしまう。知らない曲ばかりなのに、情緒に訴えかけてくるあたり、さすが恩田陸。個人的には明石さん推し。ピアノをやってる人だったらもっと楽しんで読めるんだろうなあ。
★30 - コメント(0) - 3月26日

ピアノのコンクールが舞台。「ギフトか災厄か」と言われる天才少年:風間塵、かつて「天才」だった栄伝亜夜、実は亜夜の影響でピアノを始めた、名門ジュリアードのマサル、そして楽器店で働く「生活者」高島明石。彼らが互いに刺激し合い成長していく物語。わたしが(駆け出しですが)働きながら音楽を楽しんでいることもあり、どの演奏者よりも明石の姿勢に惹かれた。仕事との両立に苦しみながらも、大人になって初めて分かる世界があり、それを表現したい、という。また、マサルの夢にも共感。漫画を読んでいるようでした。
★39 - コメント(0) - 3月26日

いや~!大作でした♪友人が最初の文を見た時「これは賞を取る!」って、まだ噂さえもなかった頃から言ってましたが、まさに…!今までの恩田さんとは違う感じでした。今までも面白く読ませて頂いてましたが、これもとっても面白かったです♪
★32 - コメント(0) - 3月26日

素晴らしいに尽きる。クラシックの知識ゼロなのに、文字だけなのに、音が、曲が、聞こえてくる気がする。音の表現や例えのバリエーションが尋常じゃない。才能と才能のぶつかり合いにどんどん引き込まれ、熱くなり涙した。コンクールを通して絡み合っていく人間模様、複数の視点で進んでいくストーリーは流石。久しぶりに『読書した』気分になれる濃厚な一冊。
★38 - コメント(0) - 3月26日

すごい。なんだこの本。本を読んでるのに、頭の中でピアノが鳴っている気がする。曲も知らないのに。目次を見て、ピアノコンクールの話かぁ、あまり興味ないなぁなんて読み始めたけれど、どんどん引き込まれた。恩田陸さんってこんな作家だったっけ?恩田さん自身が、音楽でなく文学を通して風間塵になっていて、それを読んだというより体験したような気がする。この本を読んでない自分に戻って、まっさらな状態でもう一度読みたい。凄まじい体験だった。まだ読んでない方がうらやましい。騙されたと思って読んでみてほしい。
★57 - コメント(2) - 3月26日

音楽の天才のことを、文章の天才が、普通の人にもわかるように噛み砕いて文章化してくれたおかげで、天才の苦悩や考えを共感できたような気持ちになれた。もはや恩田さんに文章で表現できない事は無いのではないだろうか。第二次予選の課題曲「春と修羅」なんて実在しない曲なのに、明石のカデンツァが頭の中で鳴る。こんな事って、パタリロのクックロビン音頭以来かも(古)。小説幻冬1月号にこの作品について語り合う対談があり、その中で明石の奥さんのスピンオフが読みたいとあったのに激しく同意。
★38 - コメント(0) - 3月26日

最高!普通の生活を営みながら音楽をする者としては(みんなとは勿論レベルが違いすぎるけど)、明石さんがすっごく好きになった!アーちゃんやマーくん、風間塵、明石さんのその後も気になる。。実際にみんなが弾いている曲を聴きながら読むのがとても楽しかった。音楽ってやっぱりいいなあ。
★43 - コメント(0) - 3月26日

kei
☆5 分厚さに加えて二段構え。そして縁のないピアノ。ずいぶん前から手元に置いたまま読む気にならなかったけどちょうど読みたい本がなくなって気合を入れて読みはじめた。時間がかかったけどコンクールを聴いているような感覚でドキドキしながら楽しんで読了。すごい達成感です。
★45 - コメント(0) - 3月26日

一つのコンクールでこれだけ表現出来る、恩田陸、凄い。クラッシックについて造詣が深い。全く知らない世界だけど、聴いてみたいと思った。恩田陸のように音楽を捉えられないけど。
★14 - コメント(0) - 3月25日

中上 きれいな言葉
★12 - コメント(0) - 3月25日

私自身ピアノを今現在も続けている身ということもあって、この本を手に取りました。一言でいうと、凄い笑。音楽を表現って安易な事ではないんですよね、本当に。個々の感受性ももちろん異なりますし。けれどこの本で表される音楽の数々は、鮮明に頭の中に流れてきました。そんな、言葉の美しさや力にも改めて感動した作品です。主要登場人物、そしてその人達を囲い、導き、支え、共に喜びを分かち合う人々。友達とかライバルとかありきたりな言葉では表せない関係、素直にいいな~って感じました笑みんなの演奏を生で聞いて見たいなぁ笑笑
★46 - コメント(0) - 3月25日

地元のピアノコンクールが舞台ということで読み始めました。読み進めていくとまるで本に吸い込まれるような、不思議な感覚でした。また、登場人物一人一人の描写も凄く丁寧で共感する事が多いと思いました。ちなみに、一番好きな人物は明石さんです(^-^)
★40 - コメント(0) - 3月25日

直木賞受賞ということと、ピアノのお話ということで職場の司書さんに薦められて。一言で言えばマンガ的。クラシックの分野では「のだめ」や「四月は君の嘘」といった秀逸なマンガ作品があるせいか。音楽を視覚情報のみで表現する難しさを感じた。とくに延々と続くコンクールを題材に、しかも音楽そのものを軸に物語を展開すると最後のほうはどうしても飽食感が残るなあ。でも登場人物の個性は魅力的でした。同じ音楽を主題にした物語では、「羊と鋼の森」のほうが好み。
★26 - コメント(0) - 3月25日

さすがに2段組み500ページは読み応えありました。それぞれのコンテスタントたちが魅力的に描かれていますね。風間塵くんのその後の成長が読みたいです。
★35 - コメント(0) - 3月25日

ピアノコンクールに向けた才能あふれる特徴ある人達の参加物語、すぐに音楽の世界に引き込まれた。昔聴いていた曲名が次から次と登場、サンサーンスのアフリカ幻想曲って知らないと思い検索したら蜜蜂と遠雷というタイトルでYouTubeに登場曲が集約されていた。早速、これも聴いたことがなかったドビュッシーの喜びの島も聴いた。図書館3ヶ月待ちやっと読むことが出来た、現在も蔵書2冊に56人待ち早めに返却しなくちゃ!
★44 - コメント(1) - 3月25日

ピアノコンクールの予選から、本選までの話。最初、複数人の視点で語られるので、慣れるまでは、もどかしかったですが、慣れれば、そこからは、引き込まれて、最終のコンクール本選まで、一気に読めました。面白かった!コンクール後の話、出してほしいなぁ。
★36 - コメント(0) - 3月25日

KEI
ピアノコンクールを舞台に若きピアニストたちが自らの音楽を探します。王道を行くマサル・カルロス、挫折経験のある栄伝亜夜、亡き師との約束を果たそうとする風間塵、日常社会の中に音楽を探す高島明石。【耳を澄ませば、こんなにも世界は音楽に満ちている】この物語も終始音楽に満ち読みながら聴こえてくる!そんな本でした。今まで読んだ著者の雰囲気とは違うなぁと思いましたが、1つの音が奏でる世界観、宇宙観はやはり恩田ワールドでした。大満足の1冊。受賞作に相応しいお薦め本です。
★82 - コメント(6) - 3月25日

上下二段の文章にこれは読み応えありそうと思ったがあっという間に読了。クラシック音楽をテーマにしたストーリーでなんとなく展開は読めたがそれでもグイグイ引き込まれていく。とても面白い!登場する人物はなんとなく漫画に出てくるような感じもする。映画になりそうな予感。ピアニストだけでなく全ての分野を極めるのは本当に大変だ。トップに立てるのは一握りの人たち。それでもみんなその高みを目指す。この先彼等、彼女らはどう生きていくのだろう。
★84 - コメント(0) - 3月25日

図書館本、最近の恩田作品にしては予約が多くてまわってくるのに時間がかかったが、直木賞受賞後には、とんでもない予約数になっていた。受賞前に予約していて良かった…。面白かったが、これって恩田作品にはよくあるオマージュ作品?恩田版ピアノの森?
★22 - コメント(0) - 3月25日

ショパン、シューマン、ラフマニノフ・・・協奏曲の番号言われてもサッパリわからん!とyoutubeで演奏を再現しながら聞いたら何て素敵!塵の聴力と「災厄」か「ギフト」か?!風間塵と栄伝亜夜の語り合うピアノのシーンはワクワク宇宙空間へ一緒に飛び出せるような感覚。幼い頃の思い出からの淡い恋心。塵の後の亜夜の演奏を読んで音楽(クラシック)が身近に感じた。本を読んで演奏会を体感できる。直木賞受賞作。
★60 - コメント(0) - 3月25日

クラシック音楽好きとして、とても楽しめた小説。音楽を言葉で魅力的に描く事は難しいが、クラシックファンにもそうでない人にも、描かれている音楽を聴きたいと思わせる描写力はさすが。読者はコンクールの結果を知りたくて読み進むが、やがて「音楽とは何か」というテーマに向き合い、最後には結果は二の次という気持ちになる。登場人物の造形はかなり漫画的だが、登場人物の多い青春群像を描くには、短い文の積み重ね、複数視点の頻繁な交錯と共に、このコミック小説化のような語り口は有効なのかも。作品中に出てきた曲を改めて聴きたくなった。
★39 - コメント(0) - 3月25日

長かった…祝!直木賞受賞。上下二段の500ページ、一気に読んでしまった。ピアノコンクールを舞台とした天才ピアニスト達の群像劇。恩田陸らしいが通常運転の恩田陸とはまた違った作品(この作品から恩田陸入門はオススメしない)。 本では聞こえてこない音を雰囲気として伝えるのが本当に素晴らしい。チョコレートコスモスもだが、この作品の続編も是非書いて欲しい。
★39 - コメント(0) - 3月24日

単純に早く続きを読みたい、とまだ読み終わりたくない、と思ってた。こんな濃密な読書は久々だ。
★36 - コメント(0) - 3月24日

おもしろい。 表現が秀逸で、まるで漫画を見てるようだった。
★27 - コメント(0) - 3月24日

音楽というのは生で聴くのがいちばん良い。CDでは味わえないその場の空気、密度、雰囲気。よもやその生の感覚の音楽を本を読んで感じられるとは思わなかった。どんな話かと言われたら「ピアノコンクールの話」です。ただし文字から音楽が聴こえてくるよう。分厚く2段書きで読むのに時間はかかるけど、それを感じさせない疾走感がある。たくさんの登場人物が出てくるけれど、それぞれが際立っていてこれ誰だっけ?と混同することもなかった。長編の読書ではそれは結構、重要。やっぱり書き方がうまいんだろうな。
★101 - コメント(11) - 3月24日

つくづく思うに、恩田陸は美男美女が好きである。そしてわたしも好きである。脆さを秘めていたり、闇を持て余していたり、ひとつ間違えれば発火する物騒な何かを含んでいる感じがたまらない。文字を追っているだけなのに、でたらめなバッハやショパンが聴こえてくる。行間から滲む彼女たちの黄昏。恩田陸の魅力は、文と余白とそれ以外のすべて。
★50 - コメント(0) - 3月24日

ピアノの演奏の表現として中山千里さんとは違って、うまく言えないけどより情緒的というか、音楽性から少し離れた広がりを感じました。とても面白くてほぼ一気に読んでしまいました。今娘も読んでいます。
★34 - コメント(0) - 3月24日

★★★★
★17 - コメント(0) - 3月24日

目に見えない音楽を目で読む文章で表現する力量はさすがに恩田陸。あっと言う間に読み終えました。少々饒舌か。
★29 - コメント(0) - 3月24日

2段組でこの分厚さ!尻込みしそうな気持ちを押さえつつ読みはじめると、気づいたときには読了…それどころか、もっとこの物語の世界に浸っていたい気持ちに。クラシックは全くわからない素人でも、YouTubeで曲を流しながら雰囲気を楽しむことができました。生活の大部分を音楽に捧げても、それで食べていける人、一生続けていける人なんて世界中で一握り。なのに、なぜ、人は音楽を愛するのか?その答えがなんとなくわかった気がします。クラシックの演奏会、聴いてみたいなぁ。
★47 - コメント(2) - 3月24日

蜜蜂と遠雷の 評価:100 感想・レビュー:1775
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