半島を出よ〈下〉 (幻冬舎文庫)

半島を出よ〈下〉 (幻冬舎文庫)
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半島を出よ〈下〉はこんな本です

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半島を出よ〈下〉の感想・レビュー(2264)

下巻も面白かったです。高麗遠征軍の人々も、福岡市民も、内面描写が細かくて、恐怖を感じるくらいリアルでした。この作品ではイシハラグループがいたから高麗遠征軍を倒すことが出来て、福岡や九州は行政改革などに積極的になって良い方向に変わりましたが、日本政府は何もしなくて「日出ずる国の落日」と書かれるほどになっていて、実際の日本政府もこうなりそう…と、ここも怖かったです。今の政府も、もしこの作品のような事が起こっても対応出来ないだろうな…と思わされます。読み応えがとてもある作品でした。
★32 - コメント(3) - 3月25日

8/5
- コメント(0) - 3月2日

dai
長かったーそして伝説へ。
- コメント(0) - 2月28日

最後のほうはなんといっても、ビルの柱にV型成形爆破線を仕込むくだりと、コリョと少年たちとが戦う場面がいいですなぁ。『五分後の世界』なんかもそうだけど、村上龍が描く戦闘場面って、日本一なんじゃなかろうか(それほど多くの小説を読んだわけじゃないけれど)。まあとにかく、4回目でありながら今回も楽しく読むことができました。
★4 - コメント(0) - 2月23日

最後まで読んでしまったが、読んでいて気分の良い作品ではなかった。胸糞悪いというのかな、そういう小説を読んでいると気分が滅入ってくる
★1 - コメント(0) - 2月22日

あとがきにもあるように、ずいぶん多くの取材や調査をして書き上げた作品のようで、とてもリアルです。本当にありそうな話で、怖くなります。それぞれの立場での、危機管理を怠ってはいけない、ということですね。
★3 - コメント(0) - 2月11日

コリョヴォンジョングン、マンセー!
- コメント(0) - 2月9日

福岡を占領した北朝鮮軍を打ち崩したのは、同盟国であるアメリカでも日本政府でもない。それは、危機管理意識が低く米国に従属する奴隷的な国家の中で、奴隷とは対極の狩猟民のような生き方をする主人公たち。村上龍の長編小説は、反骨精神や敵愾心、現状を打破しなければという焦燥のようなものを掻き立てられ刺激を感じられるのが良い。しかし、著者の作品を読むといつも感じるが、徹底した取材や文献の漁読による、政治、軍事、重火器、危険生物など、各専門的な情報量があまりに多く、咀嚼しきれず物語の消化不良を起こすという側面も否めない。
★1 - コメント(0) - 1月30日

少々逸話が多過ぎて話の腰が折られる所も有るが、ストーリーとしてはリアリティーが有り、良く出来てますね。最後まで興味深く読み進めました。
★1 - コメント(0) - 1月22日

村上龍さんの強いメッセージが込められた大作だった。完全フィクションだが、近い将来こんなことが起こってしまうのではないかと錯覚してしまうほどのストーリーだった。 印象的だったのは、日本社会から断絶されたアウトローたちと、日本政府が対照的に描かれていたこと。前者は行動を起こし後者は何も行動を起こせなかった。村上さんの抱いている日本社会への矛盾が垣間見れ、共感した。 脱北者十数人に1人3時間インタビューしたと後書きも書かれていたが、高麗遠征軍の登場人物のリアルな人物像も魅力的だった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月26日

一口に言い表せない危険集団とあらゆる事態に緊張が緩みきった政府官僚が共に存在している日本。気になったのが赤坂でbarを経営する能天気な三条。読んでるうちに、一体いつ事態に策を講じるようになるのだろうか、と考えるがヒドいヒドい。全く体系的でない軍団内の微妙なやりとりと不干渉の細かい描写が魅力的だった。
★1 - コメント(0) - 2016年12月16日

様々な視点から物語が進み目が離せなくなる勢いのある本であった。あっという間に上下読み終えてしまった。登場人物たちは視点を提供するものの誰も主人公にならずに物語は流れていく。その人物と物語の距離間が気に入った。話し手は話を進めてすっと消えていく。たまたま福岡への出張をしたすぐ後に手に取った為、街の雰囲気など想像ができて楽しめた。北朝鮮の苦しい生活も印象的であったが、高麗遠征軍の登場人物の冷酷だが効率の良い考え方や行動がストイックですこし憧れる部分もあった。
★6 - コメント(0) - 2016年12月5日

大衆小説だろう、と舐めてかかり膨大な情報に圧倒されました。侵略者は国や愛する人のために尽くすという強い思い、飢えがあり、孤独な青年たちには生き延びてみせるという飢えがあった。闘争本能は否定されやすいものだがこれを持ってないとこの厳しい世の中を生きていけないのだろう。
★2 - コメント(0) - 2016年12月2日

(1) これほど凄みのある読み物に出会うのはひさしぶりで、歓喜。 その一方で、では凄みのない読み物というのは意味がないのか、などと茶々をいれたくなるのがわたしのわるい癖。凄みというのはいったい欠かせないものなのだろうか、と自縛スパイラルに陥っていきそうで不気味。 (2) この作品の凄みとは各個人の細部が丹念に描かれ、どの個人を選んでもそこをひとつの焦点としてこの物語空間を再構築することが可能だと思わせるところにありそうだ。 
★7 - コメント(5) - 2016年11月14日

現実でも何をやらかすかわからん北朝鮮、何もしてくれなさそうな日本政府。こんな事が起きないともいえないですよね。
★1 - コメント(0) - 2016年10月31日

mec
★★★
★2 - コメント(0) - 2016年10月27日

政治家の無能・無策・無責任ぶりは福島原発事故の頃の菅内閣を見る思い。人の命は地球より重いといった福田赳夫も今考えれば責任逃れと思える。恐らく菅内閣に限らず日本の首相なら、誰であれテロと交渉できないだろう。SATに襲撃を命令しておきながら隠蔽するのも日本のお家芸。ドロップアウトした少年たちの個性を詳述する展開からして、何もできない政府ではなく、こいつらが何かするだろうと期待させてくれる。暗い犯罪歴を持つ少年たちの活躍は、国のために命を犠牲にした特攻隊のようだ。それに比べ北朝鮮兵に取り入る大人たちが情けない。
★2 - コメント(0) - 2016年10月24日

出版された当時は「こんな人騒がせなテーマで稼ぐなんて」と、人気作家である著者を軽蔑していたのですが、大地震とその後の社会の変容を身をもって経験した現代人としては、いつかこの本を読まなければと思っていました。突然に攻め込んできた北朝鮮のコマンドたち。あっという間に制圧され国から見捨てられた市民。とうに社会から見放され“教祖”のもとで暮らす落伍者たち。徹底したリアル感をもって「占領下の福岡」を描いた近未来SFであり、刺激的な娯楽小説でもあり、ある種の抒情を漂わせる純文学でもあるという、著者ならでは力技でした。
★1 - コメント(0) - 2016年10月17日

「共有する感覚というものは静かなものなんだ、モリはそう思った。みんな一緒なんだと思い込むことでも、同じ行動をとることでもない。手をつなぎ合うことでもない。それは弱々しく頼りなく曖昧で今にも消えそうな光を、誰かとともに見つめることなのだ。」
- コメント(0) - 2016年10月10日

「日出ずる国の落日」。社会から疎外され、それを望んだ人たちが日本を救う、という単純なヒーローの物語ではない。日本、北朝鮮という国の本質が、登場人物の背景によって見えてくる。現実はどうなのだろうか。日本の危機を予測する能力、外交、内政、経済、教育、福祉、本当の事は語られないこの国のレベルは、どの程度のものなのだろう。
★7 - コメント(0) - 2016年10月9日

mic
上下巻とも一気に読み切りました!朝鮮人の名前がたくさん出てきて、覚えるのが大変でしたが、スケールが壮大ですごく良かった!グロテスクな表現もたくさんあり読むのをやめたくなるが、それでも先が知りたくてどんどん読み続けたくなる、そんな作品でした!特に下巻は本当に面白かったです!ただの異常な犯罪少年たちと思いきや、感動させられるとは...
★2 - コメント(0) - 2016年10月7日

上巻は読むのに二週間かかったけど、下巻は2日で読了。この二日間は仕事していても続きが気になって、早く読みたい!と常に思ってました。医師に拷問を受けている逮捕者を見せながらコリョの司令官がゴマのお菓子の作り方を説明するシーンでは、恐ろしすぎて読んでいて冷や汗かきました。ホテルに爆発物を仕掛けるシーンは緊張で手に汗握りました。参考文献リストの多さに絶句。村上さんの暴力的な描写はやはり苦手ですが、この小説は人間業とは思えないほどの凄みがあります。すさまじい一冊でした。
★19 - コメント(0) - 2016年10月4日

現実に起こり得る話。日本のテロ対策の脆弱さや、交渉の力がないことを集約していると思った。イシハラの元に集まった少年たちは反社会的な事件を起こしたが、彼等の知識で福岡を占拠されずに済んだことで、少年たちも少しは救われたのではないか、と感慨深くなった。村上龍さんの本は初めて読んだが、「こんなに面白い小説を書くなんて、もっと早く出会いたかった…!!」と叫びたくなるほど面白かった。
★3 - コメント(0) - 2016年9月27日

★4.0 長編。引き込まれた。村上龍らしいグロテスクな話。高麗軍を殲滅したのはイシハラグループだが、それが誰にも知られないもどかしさを感じた。最後の生き残りがタテノ、サトウ、シノハラだったのも意外。てっきり、ヒノとタケグチも生き残ると思ってたから。爆弾仕掛けて、高麗軍にばれた時のハラハラ感はすごく、読んでるこっちまで焦った。8階に高麗軍が来てからの攻防は映像化したらすごそうだが、グロテスク過ぎて無理だろう。常識の通じない北朝鮮の恐ろしさと実際に今の日本でこの事件が起きたら日本はどうなるのだろうか。
★13 - コメント(0) - 2016年9月24日

北朝鮮の軍隊が日本に攻め込み、福岡を占領する。ぶっ飛んだ設定だが、政治家、官僚、一般市民、そして北朝鮮の軍人に、社会のはぐれ者達を語り手に、緻密な描写を繰り返すことで現実感が湧き出てくる。そして、参考文献の多さと、あとがきにある作者による取材の詳細を読んで完成度の高さに納得した。
★10 - コメント(0) - 2016年9月21日

下巻からは一気読みです。場面場面で主人公が変わっていきますが、その書き方がとても上手い作家さんだと思います。北朝鮮の高麗侵略軍の援軍が来てしまうか気になりつつ読みました。それにしても、イシハラ軍団は凄いです。とてもハラハラドキドキさせられました。かえるの楽園にもありましたが、あまりにも平和ボケしていてはいけないんだなぁとこの本を読みつつ思いました。ハンサムなチョ·スリンとキム·ヒャンモクはキャラが気に入ってたのでよかったです(*´∇`*)村上龍さんの他の作品も読んでみたいです。
★36 - コメント(2) - 2016年9月13日

nkn
日本に北朝鮮が攻め入ってきたら、という"もしも"を細部まで書き上げた長編小説。硬派な部分があったり、純文学のような、エンタメ小説のような、多数の視点を描くことで色んな表情を見せてる作品。北朝鮮の兵士、日本の行政、いわゆる反乱者。ぐるぐる描く人物が変わるのに、どれもバックグラウンドがしっかりしてるのが印象的だった。取材量もすごいんだろうけど、色んな立場の人物を、置かれた環境、思想、どれも理解というか共感してないと書けないでしょって表現もあって。村上龍の視点がニュートラルすぎて鳥肌が立った。
★3 - コメント(0) - 2016年9月9日

文庫本ランキングで、上位だったので購入。今この時期に読むと、現実味が増し、危機感を覚える。そこまで描く?というような細かな書き込みに些か辟易するところはあったが、話の幹はしっかりしており、最後まで面白く読めました。
★3 - コメント(0) - 2016年9月6日

やっぱり登場人物が多すぎて大変!これだけ出すのなら、もっと一人一人の事を取り上げて欲しかったけれど、そんなこと言ってたら何巻ものになっちゃうのか?という感じなので、このくらいで良いのかな?なんとなく、出来事ばかりが進んじゃって、入り込めずに終わっちゃったのが残念。。。
- コメント(0) - 2016年9月2日

後半に入ってお話が細部に入ってストーリーが停滞しちゃった。もっと息もつかせないとか、たたみかけるような、っていうのを期待したけど、ちょっと残念。最初だけ元気で2時間でくたびれるおっさんだけの飲み会のようなもの。またまた変な感想だ。次からはちゃんとします
★1 - コメント(0) - 2016年8月25日

博多を占領した高麗遠征軍に戦いを挑んだのは、国家意識、犠牲者への配慮などを全く欠く、ただイシハラのもとで共同生活していた若い犯罪者たちでした。日本政府の胆力、戦略のなさが強調されすぎているように思えましたが、イシハラグループの反撃に魅了されてしまいました。
★1 - コメント(0) - 2016年8月13日

911後の世界での、ソフトターゲットを狙ったテロ(あるいは軍事侵攻)をここまでよく調べて小説にしたなと思う。勝手にガスタンクへのテロがあると信じ込んで、福岡を自主的に切り離す日本の何も選択できない病がものすごく痛々しい。占領下の福岡市民も正常化バイアスが働いて、月曜日からはいつも通り学校や職場に通い始めるし、霞が関や大阪府警よりも高麗遠征軍に親近感を覚えるようになる。2015年に書かれたのなら沖縄や南シナ海問題で納得なのだが、その10年前の本。平和ボケした日本はいい国だけど、ギラギラした国の民にはカモ。
★16 - コメント(0) - 2016年8月11日

小説の面白さはそこにでてくるトリビアが勉強になることだ。マイナンバーという名前が決まる前のパーソナルナンバーの被害想定は、2016年の日本国民は広くしるべきだ。北朝鮮兵の訓練や矢毒がえるの不思議など面白かった。そして、最後におどろいたのは参考文献の本の多さ。リアリティがあるはずだ。多くのことを物語にのせて教えてくれているんですね。
★12 - コメント(0) - 2016年8月9日

「研究者」として見習うべき点が非常に多いと改めて痛感。最後の参考文献リストとあとがきの「書けるわけないが、書かないと始まらない」という意識。そしてそこから生まれた作品のレベル。本当に尊敬する。
★6 - コメント(0) - 2016年8月8日

下巻も読了。初めは少しだらだらした感があったが、その分中盤からの挽回劇の面白さといったら!読む手が止まらなくなった。そして異常なほど緻密なこのリアリティに圧倒される。
★5 - コメント(0) - 2016年8月1日

読了!長かった!下巻はあっという間に進んで行った。こんなにも詳しく調べて書き上げたこの作品は、いろんな立場の人たちの考えとか、いろいろあるわけで、コリョも人間だから一つの信念を基に侵略したんだよ、と書きたかったんだと思う。個人的にはできるとこだけでいいから映画化してほしい。政治的エンターテイメントとしては最高に人々に問題提起できる作品だと思う。日本はあまりにも平和ボケしすぎてる。あとは、この事件は2011年に起きたことになってるので、もし地震が起きなかったらこんなことも起きてかもしれないのか、と少し不思議
★5 - コメント(0) - 2016年7月25日

ストーリーはシンプルなのに、沢山の登場人物の視点での挿話が多くてダラダラ感あり。日付ごとにフェーズを分けているのに話しの進め方に効果なし。詳細な取材のもとリアリティはあるのになぁ
★4 - コメント(0) - 2016年7月7日

作者は日本人にとってよく分からない人達である北朝鮮の人達を人物として描きたかったのでは、日本に軍事作戦で来てしまったらさてどうなる?という話で、僕はサスペンスを期待して読んでましたのでその辺が下巻になるまで気づかずモヤモヤしてました、北朝鮮のことを広く薄く知るには良い物語かもしれません、ホテル爆破の章だけはサスペンスとしてかなり楽しめました、村上さんは初期のだけでいいや、止めずに最後まで読めたことがよかった。
★6 - コメント(0) - 2016年7月1日

★★★★☆ 上を読んでから一気に読み終えた。長かったけど下巻になるとその辺はもう気にならなくなった。大量の参考文献。一つの小説を書くのにこんなにも。作家のすごいエネルギーを感じる。改めて作家ってすごいなと思った。
★2 - コメント(0) - 2016年6月25日

下も読んだ! 大作だったなぁ。本筋の話はもちろんサイドストーリーが充実。ただ、本隊があっさり戻っちゃうのはなんか腑に落ちぬ。 #図書館の本 #紙の書籍
★1 - コメント(0) - 2016年6月16日

半島を出よ〈下〉の 評価:70 感想・レビュー:449
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