漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

漁港の肉子ちゃんの感想・レビュー(5277)

顔が緩んで仕方なかった。そして不意に泣かされた。物語の中の人だけど、実在する『キクりん』のエッセイを読んでいるみたい。自分が、肉子ちゃんやとりまく人達、キクりんの妄想の中で生きる物や人の一員になれたような、温かい気持ちになれた。
★15 - コメント(0) - 1月23日

今まで読んだ西加奈子の作品の中で1番好きだった。元気をたくさんもらえる本。
★7 - コメント(0) - 1月22日

【ズゴい大人なのにズゴい子供な西加奈子さんズゴい】デブで不細工で明るい大阪出身の肉子ちゃんと、血の繋がらない娘キクりんが、北国の小さな漁港の街で暮らし始める話。育ち方のせいか妙に大人びて気を使う小学生のキクりんは、本が友達。クラスのみんなからは人気者だけど、本当は誰からも嫌われないように、先回り、先回りして『いいこ』を演じてる。肉子ちゃんのかくいびきが「すごおおおおおおい」という音に聞こえたり、カモメの鳴き声が「えっきょーお!」と聞こえたり、トカゲの口癖は「遅れる遅れる遅れる予定ないけどもー」。純粋さ、鈍
★8 - コメント(0) - 1月22日

肉子ちゃんが全力で「肉子ちゃん」であることが、爽快で、あったかくて、胸にぐっとくる。まさに「神様」のような肉子ちゃんや、惜しみなく愛を注いでくれるサッサンに支えられて、大人の階段を登っていくキクりんの成長を思うと、自然と涙が頬を伝う。
★12 - コメント(0) - 1月22日

最初は肉子ちゃんについてばかり語られてどうしよう、と思ったけど、途中からおもしろくなってきた。世界観にはまるのに時間がかかった。
★12 - コメント(0) - 1月21日

4
★4 - コメント(0) - 1月20日

素直で裏表のない母、肉子ちゃんとは正反対の冷静で自分の気持ちを押し殺してしまう子どもの喜久子を描いたお話。なんだかんだいっても母と娘。家族である。小さな町で噂話だってすぐに広まっちゃう息苦しい共同空間ではあるかもしれないけど、その分人と繋がっていられる町でもある。終盤は優しい人たちの想いが全面に溢れていて涙が止まらなくなった。
★19 - コメント(0) - 1月19日

昔読んだ遠藤周作の「わたしが棄てた女」を思い出した。それにしても西さんが書くとこれほどまでにキャラクターが活き活きとイメージ出来るんだ…と感激。天使のような肉子ちゃんと心優しいキクりん母娘が愛おしい。この頃すぐに涙が流れる。
★23 - コメント(0) - 1月19日

Z
「ちゃんとした大人なんて、いない」。みんな「ちゃんとしてる」を装って生きているだけ。見せないようにしてる。本当はださくって、幼稚で、弱い。それでも、いいよって言ってくれる存在、きっと誰にでもみつかる。
★21 - コメント(0) - 1月19日

★5 - コメント(0) - 1月18日

★★★★☆ 肉子ちゃんの圧倒的存在感と、大きすぎる愛に脱帽。
★76 - コメント(0) - 1月17日

kaz
騙されてボロボロになっても人を信じる、おおらかな肉子ちゃん。誰だろうと人が死んだら悲しいと泣き、死ぬといって消えた男を追って検討違いの街に流れ着く肉子ちゃん。そんなド天然な肉子ちゃんに対しキクりんの子供らしからぬ達観ぶりに、トンビが鷹を産んだと思っていたら、衝撃の過去が。もはや聖人だ。しかしシリアスな空気になると、決まって面白フェイスで図らずも笑いを誘う肉子ちゃん。卑怯である。サッサン始め街の人々が皆いい人で、ずっと幸せに暮らして欲しいと素直に思える。最後のばああああっ!だけはちょっと想像できない(笑
★17 - コメント(0) - 1月16日

漁港に移り住むことになった母娘の日常が描かれたいる。太っちょで美人でもない、見栄も打算もない馬鹿正直な母親・肉子ちゃんと美人でどこか冷めている娘・キクりん。西さんならではの独特の文章で、随所に笑いが散りばめられながら、最後はグッとくる優しさに目頭が熱くなる。普通が一番。普通に食事ができ、普通に毎日を過ごせることが一番幸せ。
★16 - コメント(0) - 1月16日

こんなだらしない肉子が好きになれず、よくもまあこんな母親の元で育ってるキクコが、小学生ながら道を外さず真っ当に生きてるもんだ、それにこういう地域性で、と思ってたけど、事情がわかってからは見方が変わった。と言っても、この閉ざされた小さな共同体での生活から早く抜け出したいと思ってたキクコが好き。運動会での、東京とこの地域の違いがよくわかる。生徒1人1人の家族親族まで総出、家族も競技に参加? こんなのイヤだ。キクコがいちいち人の行動にツッコムのは面白かった。
★63 - コメント(0) - 1月15日

題名が強烈だったので読んでみた。大人びた小学生を描くのが上手いのが西加奈子。舞台は本当は女川だったのか。「ちゃんとした大人、ちゃんとした人間」てなんだろう、という言葉に共感。ラストは一気に盛り上がりあり。時間をかけて読んでしまったことが残念だった。
★18 - コメント(0) - 1月15日

すごく好きになった。肉子ちゃんが。肉子ちゃんは菩薩だ!喜久子ちゃんの出生については途中で想像がついた。それで益々この親子が素敵に思えた。血の繋がりはないけれど、全然似ていないけれど、肉子ちゃんと喜久子ちゃんは最高の親子だ。病院でのシーンは涙なしでは読めなかった。この本と出会えてよかった。
★35 - コメント(0) - 1月15日

なんてことのない小学生の日常なのだけど、小学生の頃の小さな(けれど小学生にとっては大きな)いざこざや不安や悲しさをリアルに描いていて、切なくなった。
★14 - コメント(0) - 1月15日

こんなに泣きながら大爆笑したのは初めて。まさに西加奈子ワールド炸裂!とんでもない人生なのに、肉子ちゃんは底抜けに明るい。言葉をその通りにしか受け取らない代わりに、肉子ちゃんは思ったことしか言わない。感じたままに、そのまま。人のことなんか気にしない。ある意味最強だ。でも娘のキクりんは違う。きっと、普通は、みんなキクりんに近い。誰だってありのままでいたいけど、自意識に縛られるものだ。なかなか肉子ちゃんのようにはなれない。だから、うらやましい。みんな生きてる。活き活きと。明るく生きていこう。笑いを忘れずに。
★18 - コメント(0) - 1月14日

ただそこに肉子ちゃんがいるだけなのだ。それでもいい、それだけ。【しずく】に見られる西さんの動物を書くセンスがまたも楽しめる。ストーリー以上にこの【存在の】センスに持っていかれる。これだけ。
★61 - コメント(0) - 1月13日

演歌のような人生で漁港に辿り着いた肉子ちゃんと娘キクリンの物語。語り手はほぼ小学生のキクリン。肉子ちゃんはかなり太っていて醜いようだが、明るくて朗らかで、周りも明るくしてくれる。キクリンは肉子ちゃんを恥ずかしいと思うこともあるが、大好な母親でもある。漁港の人々との交流や小学校での出来事などを越えて、キクリンが一歩ずつ大人になっていくのを読者が見守るような構図。ちゃんとした大人なんていないんだよ。どんな大人になったっていいんだ、と教えられる。読み終わると不思議と優しい気持ちにさせてくれる作品でした。
★29 - コメント(0) - 1月12日

肉子ちゃんのあまりの鈍感さはじれったいけど、その鈍感さに時々救われる。子供が感じている孤独や寂しさは、実際のところは自分の思い込みなのかもしれない。最後キクりんが肉子ちゃんやサッサンにどれだけ愛されているかわかって良かった。★★★★☆
★25 - コメント(0) - 1月12日

読み終わりが爽やか。喜久子の小学校の教室内での勢力争いや、人間関係への本音は、自分もそうだったと苦く思い出させます。「ちゃんとした大人なんていない」というようなことが所々で書かれていますが、恥ずかしい、嫌だ、不安だ、寂しい、そんな気持ちになってしまうのは年齢に関わらず皆同じで、〝大人〟はその気持ちを味わわないように、処世術を身につけただけなんだなぁと思いました。不思議と前向きになれる作品です。
★21 - コメント(0) - 1月11日

凄く変わった出来事があるわけでも無く、大半はごく平凡な日常が肉子ちゃんの娘キクりんの視点で書かれているだけなのだが不思議と飽きない。肉子ちゃんの他者に対する無差別的な明るさ、漁港の町に住む個性豊かな人たち、キクりんのさめた感じだけど隠せない子どもらしさ。ずっと読んでいられる。
★20 - コメント(0) - 1月10日

肉子ちゃんみたいな人がいると幸せ。キクりんもきっと幸せ。日々の生活を淡々と描いていて、少しドラマがあって、とても素敵な話だった。
★13 - コメント(0) - 1月9日

たまには20m上空から卵を落としても理屈抜きでβゲルシートのような人がいたっていいじゃん。世間から見たら賢くないかもしれなくても。やっぱ人間は卵なんだよ。壁なんかじゃない。(村上春樹演説引用
★13 - コメント(0) - 1月9日

西加奈子さん、初読みです。読メでも評判良いし、面白そうな題名で前から読みたいと思ってました。北の漁港で暮らす、底抜けに明るい肉子ちゃんとその娘キクリン。しばらく二人の漁港での生活ぶりが淡々と描かれてるなと思いきや、後半やられました。キクリンが生まれたときのこと、サッサンのキクリンにかける言葉が沁みました。肉子ちゃん、苦労を苦労と思わず、感情の赴くまま笑い、泣き、怒り、まさに「生きる」そのもの!キクリンの「肉子ちゃん、大好き」泣けました。私も大好きになりました。
★70 - コメント(0) - 1月9日

騙され続けてもまっすぐで底抜けに明るい肉子ちゃん。彼女のパワーは寒さも吹き飛ばすくらいの力強さで暖かかくて、全力で生きてる!って感じがすごくかっこよかった。彼女の特大の愛に包まれて、キクりんが素敵な女性になってくれるといいなぁっ!
★34 - コメント(0) - 1月8日

主人公の親子のキャラがいいので ほのぼのとした平坦なお話が終盤まで続きますが不思議と飽きさせません、それに終盤のまさかの盛り上がりで納得のエンディングでした、肉子ちゃんかっこよろし、僕がこの本にエピソードを追加できるなら「ちゃんとした大人なんて一人もいない」ということで、キクりんが憧れた写真家は実はショボい写真家でお見舞いにに来た二宮にデュープというエロ本を見せられるというオチを追加したいのだが・・・エロ神社だし、まぁほんと楽しい話でした。
★22 - コメント(0) - 1月7日

肉子ちゃんの素直すぎる性格がちょっと羨ましいな、と思いました。優しいのか、阿呆なのか、よくわかりませんでした 笑 あんなにも苦労してるのに、人生が楽しそうで羨ましい!この作家さん、初読みで期待してましたが、のめりこむほどでもなかったのが少し残念。
★9 - コメント(0) - 1月7日

自意識vsありのままの自分というテーマで書かれているお話なのかもしれないが、それよりもみうの出産のシーンや喜久子が初潮をむかえるシーンがとても印象的だった。西加奈子が女性として生きるということに特別で神聖な思いを持っていることが感じられ、ただただ圧倒させられた。陳腐な言葉だけど、生きていることってすごいって思わされる。
★14 - コメント(0) - 1月7日

どこかの町の風景の一部としてある、日常がすんなりと入ってくるような物語がよかった。肉子ちゃんの笑顔とその裏になる頑張っている姿が目に見えるようで、、評価:★★★☆☆
★14 - コメント(0) - 1月7日

西加奈子さん初読み。肉子ちゃんは天真爛漫な愛されキャラだが、実は相当の苦労人。苦労を苦労とも思わない根っからの阿呆なのか、それとも人間ができているのかよく分からなかった。でも、自分に正直に生きているのは確か。序盤では肉子ちゃんの言動や描写に何度も吹き出しそうになり、電車の中でこらえるのに苦労した。そんなコメディータッチの単純なストーリーかと思いきや、二宮君をはじめつかみどころがない人物が多数出てくるなど独特な世界観を感じた。もう少し西加奈子ワールドに浸かってみようと思う。
★38 - コメント(0) - 1月7日

とても純真な肉子ちゃん。前半はキクりんとの会話が面白くてニヤニヤ。後半はウルウルでした。肉子ちゃんはどのような環境でも幸せそうでとても素敵です。
★14 - コメント(0) - 1月6日

2017年、1冊目。大好きな西加奈子さん。やっぱりいいなぁ。思うままに生きているような肉子ちゃん。でもね、彼女は愛で出来ているのだよ。不細工で太っていて服のセンスも最悪だけども。肉子ちゃんのすべては愛で出来ている!ちゃんとしてへんでもええねん。愛を撒き散らして生きている肉子ちゃんは最強やねん。キクりんも同級生の女の子たちもみんないとおしい。2017年、愛を大量生産して力強く生きよう!
★31 - コメント(0) - 1月6日

以前から気になっていた作者さんを初読み。肉子ちゃんをはじめとする町の人たちが生き生きとして書かれていて一気読みでした。「私」こと喜久子ちゃんはやけに大人びていると思っていたらそういうオチでしたか。肉子ちゃんのような人が町にいたら住み心地良さそうですね。とても素敵な一冊でした。
★36 - コメント(0) - 1月6日

西加奈子の著作を読むのは「ふくわらい」に続き2回目。ふくわらいを読み終わった時もそうだが、この方の文章は本当に生き生きとしていて、このような小説を生み出せることに再び嫉妬してしまった。内容については言及しないが、読み終わり、自分は生きていてもいいのだということを納得させられたような、不思議な幸福感に包まれた。★★★★☆
★12 - コメント(0) - 1月6日

☆☆☆ ☆は3だけど、西加奈子はやっぱり好き。自意識がテーマとのこと、それも共感する理由。完璧な大人なんかいない。子どものうちは迷惑かけて当たり前、失敗して当たり前、何度も恥ずかしい思いして、大人になる方がいい。でも、大人になっても失敗するよ。というメッセージが好き。周りの目を全く気にせず、屈託無く生きる肉子ちゃんも、どうしても変な顔しないと気が済まない二宮くんも好き。幽霊が見える主人公の特徴を当たり前のように書く西加奈子さんも、やっぱり好き。
★18 - コメント(0) - 1月5日

★★★☆☆
★1 - コメント(0) - 1月5日

肉子ちゃん、すごおおおおおおい!こんなパワフルで愚直なまでに純粋なお母さん、うらやましいぞ、キクりん。運動会で「漁港の肉子ちゃん」とアナウンスされているのが面白かったです。浸透しすぎでしょ。キクりんの棘のある独白も味があってステキでした。
★12 - コメント(0) - 1月4日

肉子ちゃんのようには生きれないけれど、いつも天真爛漫な肉子ちゃんが羨ましくもある。今もどこかの漁港で肉子ちゃんとキクりん達の生活が続いているような
★10 - コメント(0) - 1月4日

漁港の肉子ちゃんの 評価:92 感想・レビュー:1960
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