アズミ・ハルコは行方不明 (幻冬舎文庫)

アズミ・ハルコは行方不明の感想・レビュー(259)

私はラッパーやグラフィティと称する「落書き」にはあまりシンパシーをおぼえない。だから学とユキオの所業にはずっと疑問を感じていた。頭のユルい愛菜は何をかいわんや… だからタイトルにもなっている安曇春子に期待したんだけど… 彼女にもあまり芯が感じられずいまいちピンとこない。それに私はSNSをやらない。蚊帳の外... 著者の作品は地方のロードサイドの侘しさがしみじみ描かれていて読んでしまうんだよなあ。我が家の近くの7&iグループのショッピングモールもオープンして1年経っていないのにすでに閑古鳥が鳴いている。
★9 - コメント(0) - 3月21日

弱いな男は。。。
★1 - コメント(0) - 3月11日

思春期の有り余るエネルギーと、それを超えた先の倦怠や閉塞感。終盤うっすらと「最貧困女子」を彷彿。映像で見るとまた違う感じを受けるのかな?
★31 - コメント(2) - 3月8日

まあまあ。明るくない起承転から、結が明るく終わるのが印象的(^_^)心の内を描いて内省的でない今風?の物語。軽くなり過ぎず、小説らしさを上手く保たせていて良かった。
★13 - コメント(0) - 3月3日

読後感、なんだこれ?どうでもいい…。残念ながら、面白さがわからなかった。大人になれない、なりたくない。現実逃避をしているだけ…?
★6 - コメント(0) - 2月25日

映画を先に観てしまったので、さらりと読めた。ほぼ原作に忠実に描かれていたんだなぁ。
- コメント(0) - 2月21日

いつまでも思春期恋愛を引きずるのは心地いい。自分の青春が、まだ終わってないような気になるから。恋愛だけじゃなくて、自分の可能性が丸々残されているような気さえするから。
- コメント(0) - 2月18日

rsk
孤独や閉塞感が漂う、疲れきっている地方とそこに住む若者が舞台の作品。 人と人とのつながりが密であたたかい、と思いきや本当は、つながらなければいけない強制的な関係なんだ!という悲鳴が聞こえてくるような作品でした。 私も地方出身なので、ユキオの「もう賞味期限が切れている人間関係」というセリフにはどきっとしました。
★3 - コメント(0) - 2月16日

どはまり中の山内先生(笑)今作も軽快に楽しく読みました。愛菜の未熟さが恐ろしい!ゆえにあんなに軽く扱われちゃって親は泣いちゃうよ。舞台は地方なのに方言とか訛りとかないから、会話がスタイリッシュで都会っぽさが漂ってきてしまうのが残念です。前半はスピード感もあってぐいぐい引き込まれたけど、おちはイマイチだったかな。唐突に終わったかんじ。山内作品のなかでは中評価な作品でした。
★3 - コメント(0) - 2月14日

地方在住の若者の心がうまいなーいいなーと思って読み進め、ラストの展開で嬉しくなった。地方在住のイタい女の書き方がうまくてきついなーと思っていたけど、気持ちが救われた。読んでよかった映画化と聞いて読んだら、ここは退屈迎えに来ての作者だと分かってなるほど!と思った。本当に地方在住の雰囲気を書くのが上手い。
★1 - コメント(0) - 2月4日

KEN
都会の中の閉塞感、ヤル気の起きない若者の行動。なんか繋がっているようで何かを求めているようで…弾ける何かを模索する若者はいつまでも青春だね。 映画化になっているので、そちらも観たいと思う。
★5 - コメント(0) - 2月1日

「ここは退屈迎えに来て」での何もない地方の閉塞感を切り取った世界観が心に残ったのでこちらも読みました。が、前作ほどの興奮はなかった。テーマが反復されているからだとしても、共感という意味でもちょっと世界が狭いように感じたな。挿し込まれる固有名詞が特定の年代の更に特定の層にしか認知されなそうなのがちょっと残念。この小説のテーマだと思われる地方、閉塞感、女性性ってもっと広く理解されるものだと思うから。それでもラストの、今らしい爽快感は魅力的に感じました。
★5 - コメント(0) - 1月29日

映画を見て、よくわからないとこが多かったので読んでみました。結局、女子高生ギャング団はよくわからないままでした。
- コメント(0) - 1月28日

映画を観て。本も映画も地方都市の閉塞感と世間の狭さ、そこはかとないダサさが巧く描けていたように思う。ラストシーンとエピローグは映画では"?"だった部分もしっかり補完されてスッキリサッパリなエンディングだったのがよかった。登場する男全員があまりにもな感じで、男なんてそんなもんだぜ、と思いながらも読んでいるうちに男としてなんだかばつが悪くもなってみたり。
★6 - コメント(0) - 1月24日

B+
- コメント(0) - 1月24日

2010年代のウーマンリブ。ふわふわ漂うような日常から依存と共鳴を求め、そして自律していく。ホワイトフラッグは自律への意識変化への象徴。サラッと読めるけど、登場人物の誰にも共感できなかった。
★1 - コメント(0) - 1月11日

小説の機能として想像力を補完するというのがあると思うんだけども、山内マリコの小説はまさにそれで、地方ロードサイトのいわゆるファスト風土で働く閉塞感を見事に捉えている さらに今回は男に対する女の逆襲てな感じで男は全員不幸に、女は何かしらの希望へと道が拓けるようなそんな小説 ただこの各々の女性たちの行く末が本当に幸福か、かなり危うい 能力のないいわゆる旬を過ぎた女性たちに幸あれ
★2 - コメント(0) - 1月10日

映画を観て再読。映画を観てから読むと、アズミ・ハルコのステンシル画が、映画の蒼井優のイメージで、まるでウォーホールのマリリンのように、カラフルに繰り返し脳内再生産される。映画の中では、ユキオと学がグラフィティアートにのめり込むきっかけになった映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」のタイトルがはっきり語られなかったが、映画では仕方がないのだろうか。女子高生たちが映画館で観る映画が「スプリング・ブレイカーズ」でないのも、原作で喚起されるイメージが変わってしまい残念。
★45 - コメント(0) - 1月6日

地方って「繋がり」によって閉塞感があって嫌。そう思っている自分にとって山内マリコさんの作品は共感できる。狭い人間関係によってどこにも行けず、雁字搦めの日常なのに、その場所に依存している若者たちに自分を重ねて読んでいたが、一種の希望があって良かった。田舎の閉塞感をこのタイトルでポップに描いていて読みやすい。
★9 - コメント(0) - 1月3日

未成年(もしくは成人したばかり)は誰だって夢と呼べばいいか解らない曖昧な理想を持っている。小さい頃または最近見た読んだ感じた何かで生まれた理想、それに近づこうと泣いて笑って暴れて青春は構成される。でも義務教育の柵から解放されて解る現実の差と才能の無さ、でも自分の近い範囲にいる大人には成りたくないから無理に逆らって、今日も世のアラ未成年は苦しむ。地方都市で起こった①OL失踪事件②謎のストリートアート③男性だけ狙う少女ギャング団。理想が故のこれらが繋がる瞬間、危険なほど面白くなる。因みに映画は原作読んでから。
★4 - コメント(0) - 1月1日

カバーデザインは佐々木暁さん。こういう古い風合いの写真ってそれだけでオシャレ。これはこの表紙でジャケ買いしてしまった本です。タイトルも強い言葉のはずなのに完全に写真に負けてしまっているのがちょっともったいない。
★3 - コメント(0) - 2016年12月30日

ケータイ小説のような軽やかなタッチですが、字面には現代社会の問題がしっかりと映し出されていたような気がします。映画も観てみたいです。
★5 - コメント(0) - 2016年12月25日

どこにも行くところがない、他に。セクハラまがいのことしか言わない社長と専務。 低賃金、あきらめて達観してる先輩。ある日、経理を任されブラブラしてるだけの社長と専務が会社でいちばん働いている先輩よりも何倍も給料をもらっていることを知る。春子の日常と生き写しのOLが日本中にたくさんいるのだろうと思う。ふら~っとどこかへ行ってしまいたくなる気持ちが私にもわかる。きっかけがちょっと肩を押してくれたら行方不明の春子があふれかえるかもしれない。彼女が口にした沼だなという言葉で関係ないけどインスタント沼を思い出した。
★57 - コメント(3) - 2016年12月22日

今井さんの子が男の子だったら今までの勢いやストーリーが全て台無しになってたなぁ運の良いヤツめ、なんて息子というヒモ男の世話をせざるを得ない毎日の私は意地悪く思う。
★4 - コメント(0) - 2016年12月6日

ほんとうに、地方の閉塞感みたいな空気を描くのがうまいな〜〜。私は地元はあまり好きではなく、その空気からなるべく距離をおきたいと思って生きて来たほうだから、よりそう思うのかも。でも、たとえば愛菜みたいな立場の人がこの物語を読んだら、どんなふうに感じるのだろう?
★2 - コメント(0) - 2016年12月4日

中学校の同級生だった学とユキオは、軽い気持ちから尋ね人の張り紙「安曇春子(28)」の顔をスプレーして回った。ユニット名は《Kilroy キルロイ》。やがて「アズミ・ハルコ」の顔は県下いたるところに出没、ネットで大きな話題となる。一方でこの町には男性ばかりを襲撃・強奪する女子高生集団「少女ギャング団」が存在し――。閉塞的な田舎の町で鬱屈した若者たちによる、すがったり夢見たり期待したり、やっぱり裏切られたりな日々。夢は覚めるけれど、苦しい時もいつかは終わるというような、明るいラストがよかった。映画もたのしみ。
★12 - コメント(1) - 2016年11月28日

reo
割とスムーズに読めた。重たそうかなと思ったけど、苦しくなくゆるめ。なんだか若いなーという印象。
★5 - コメント(0) - 2016年11月25日

テンポよくて面白かった!
★6 - コメント(0) - 2016年11月24日

あらすじとか映画の予告とか見て読みたくて読んでみた、初ジャンルな本だった!意味ありげだけど自分に読み取る能力が足りてないのか、正直そんな深い意味なんて無いのかわかんないけど普通に嫌いではないなと思った。正直、終わりのエピローグの部分が1番おもしろかった。
★3 - コメント(0) - 2016年11月18日

映画がわけわからなくて答えあわせで読んでみた。 女子あるあるで、共感もできる作品。 これを読んだら、映画を是非観て頂きたい。
★3 - コメント(0) - 2016年11月18日

わかりやすく、女たちの逆襲。"女子高生"という価値を自ら理解して、女子高生は跳ね躍る。女としての価値は余りにも陳腐で、それでもその価値を使って自分を肯定したくて、しょうもないとわかっている男に依存する。依存していた。愛奈がユキオを殺すようなバカじゃなくて良かったよ。でも出てくる男も女も、みんな精神的に高校生くらいで止まっているよね。
★4 - コメント(0) - 2016年11月18日

デビュー作のロードサイド感をそのままに物語は強いメッセージを宿らせている。女性の感じることは常に真理を突き止めやすい。だから矛盾と閉塞感にまみれた田舎に耐えきれない瞬間があるのだと思う。田舎の人間関係が生み出す「グループ」からの仲間外れに鬱屈してしまう愛菜や経験や成長が出来ていない自分が時間とともに置いてけぼりにされていることに気づく春子など登場人物それぞれのキャラクターと心理描写の緻密さ、そしてロケーションのリアリティが最高に組み合わさっていて映画も楽しみな作品だった。
★5 - コメント(0) - 2016年11月16日

最後は女の子たちだけでキャッキャしてて爽快。山内先生の作品は、男性には読んでほしくない気がしてしまうのです。大人になってしまった女の子向け少女小説(青春)という感じ。
★5 - コメント(0) - 2016年11月7日

若者たちが抱えてる痛みや辛さ、悲しさなんかをひっくるめたような作品。個人的に好みではないけれど、彼ら彼女らが持っているものに共感出来る人も多いのでは。
★6 - コメント(0) - 2016年11月6日

映画公開前に読了。少女ギャングやストリートペインティング…世代的についていけるかな…不安になる。やっぱり、一度では読みこなせず、一晩かけて再読。言葉の言い回しや展開が軽快で語尾の所々に作者の若さが感じられる。若者のまた違った一面も垣間見た作品。巻末はスッキリ感がちゃんと備わっていた。読了後、私には若い作品だったかもと思う。可もなく不可もなく…映画に期待。
★3 - コメント(0) - 2016年11月1日

地方都市の空気がとてもリアル。そこは『ここは退屈迎えにきて』と共通してるけど、今回は男女差、ジェンダーの問題により焦点が当たってる。男の登場人物がろくでもないのばかりなのは気の毒だが、結末の爽快感はすばらしい。
★6 - コメント(0) - 2016年10月30日

読み始めれば、短いストーリーでコンパクトな仕掛けなので、ささっと進みました。目次を見た時には何のことやら脈絡が把握できず…でしたが、主に2人のいい年になる女性の心理をうまく表現した話、面白く読み終えました。おそらく、他の人には描けないような、独特の心の動き。独特すぎてわからないか?といえば、とてもよくわかる。あらあらという展開の始めと終わりで、各人の変化があまりありません。誰もが色々な形で通過する年代の地味てま面白いなお話でした。映画になっていますが、どこを強調しているのか、興味があります。
★5 - コメント(0) - 2016年10月27日

最初はドロドロしていてどうなるんだろうと思っていたが、最後のどんでんがえしでとてもすっきりして、元気になった! 誰もが抱える孤独や不安、行き場のない感情にとても共感した。 人生って簡単に変わるんだなぁとも思った。 悩んでいる人に読んでもらいたい本
★6 - コメント(0) - 2016年10月25日

Nan
キャバクラで働く愛菜は同級生のユキオと再会。その後再会した学とユキオがある映画をきっかけにストリートアートつまり落書きに夢中になる。どの題材となったのが掲示板にあった安曇春子の行方不明ポスターだ。 若者、青春のお話でございます。少女ギャング団がもっと話に絡んでくるかと思ったのですがそうでもなかった。ラストにきてまさかの愛菜が主人公風に終わって少し違和感残りました。安曇春子もイマイチ失踪の理由がよくわからない。春子だけでなくユキオも学も今井さん もそして愛菜も、もそっとヒントがほしいなと。
★4 - コメント(0) - 2016年10月24日

山内マリコさん3冊目。映画化を機に手に取った。キャバ嬢出身の20歳の愛菜とバツイチ子持ちの先輩今井さん。零細企業で働く28歳の安曇春子と38歳独身の先輩吉澤さん。恋も仕事も上手く行かない女性たちだけど、最後はそれぞれが納得する楽しい未来が見えてきて嬉しくなった。これは山内さんから女性たちに送るエールかな。最後の章タイトルは「目覚めよ、愛菜」だけど、「目覚めよ、女たち」の気持ちが込められていたかもね♪蒼井優ちゃんの安曇春子、いいと思う!
★99 - コメント(2) - 2016年10月19日

アズミ・ハルコは行方不明の 評価:94 感想・レビュー:114
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