うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓く (幻冬舎新書)

うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓く (幻冬舎新書)
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うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓くはこんな本です

うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓くの感想・レビュー(68)

うつ病は原因・病変ではなく症状をもとに分類されている。精神疾患には時期が来れば治る「病気」と、福祉のサポートが必要な「障害」、二つの側面がある。精神科の治療は副作用との戦い。うつ病は遺伝要因と環境要因の相互作用による複雑な疾患。早期養育が成長後のストレスに対する感受性に影響、虐待経験はうつ病の危険因子。うつ病=「全てか無か」的な両極端な情報処理が過剰になった状態。認知行動療法はこうした認識パターンを標的とする。エピジェネティクス仮説。/研究者の不足。反精神医学的な歴史による東大精神科の荒廃には驚いた。
★4 - コメント(0) - 2016年4月8日

基礎知識が必要な本。学園紛争の影響が今世紀まで残っていたとは。それで日本国内での研究が遅れたのは分かるが、海外もそれほど引用されておらずあまり進んでいない様子。 ☆☆★★★
★2 - コメント(0) - 2015年5月26日

結論として、研究は進んでいるけど、まだよく分からないことが多いので、もっと研究が必要です!ということでした。 うつ病のいろんな分類は参考になりました。
- コメント(0) - 2015年2月22日

うつ病を病理学的に解明していく必要がある、と頑なに説いていて、強い違和感を感じながら読んだ。正論ではあるのだが、伝え方に難があるのだろう。 /病気による社会の負担の統計で、がんに次いで社会負担の大きな疾患は、うつ病である。/ BDNFの増加が、多くの抗うつ薬および電気けいれん療法で共通に見られる。/診断基準が変わり、「原因を問わず、症状に注目する」ことによって、診断は以前より一定するようになったが、うつ病をどのような情報から診断しているのかという点では、医師と世間一般の間に理解の違いがあるのかも知れない。
★1 - コメント(5) - 2015年2月3日

「うつ病の脳科学」と「岐路に立つ精神医学」を読みました。 ともに精神科医・加藤忠志先生の著作です。 熱い本です。 精神医学の現状、抱えているる問題・課題について明確に書かれています。どちらも一般向けで同じような内容ですが「岐路に立つ精神疾患」は、学術的というか少々カタイです。 日本の自殺者年間3万人の半数は、うつ病です。 休職の理由の筆頭は、うつ病です。 うつ病は、社会的なロスの多い病気です。 かって患者・家族を安心させるために、「脳が風邪を引いたようなもの」と言われた時期もありましたが、そ
- コメント(0) - 2014年9月9日

結構東大の部分がショッキングでした。
★3 - コメント(0) - 2014年6月16日

うつ病は脳科学で解明できるかもしれないそうです。うつ病は辛い病気です。早く効果的な治療法が発見されるといいです。
★1 - コメント(0) - 2013年1月31日

精神科医といえども、うつ病の判断がなぜ難しいのかがよくわかる。
- コメント(0) - 2012年8月19日

タブーを恐れない記述。精神障害は、広い意味での疾患(disorder)であり、本来は疾患(disease)に分類すべきなのに、mental disorder=精神障害と訳されたため、知的障害(intellectual disability)身体障害(physical disabilty)と並ぶ三大障害として疾患の治療という側面より、保護と予防の対象とされてきたという指摘やら東大病院は学園紛争の影響が1994年まで残っていたとか ちょこちょこ社会的視点をいれながら、精神の臓器としての脳を自然科学的に解明す
★4 - コメント(1) - 2012年4月18日

常識的なうつ病本。脳科学から詳しく説明している。著者はいかにも秀才という感じの人である。文章も読みやすいのだが、面白くない。なんでだろう。クラスの優等生が学級会で演説しているような、そんな感じの本。著者の正論ぶりが私の感覚に合わないのかもしれない。
- コメント(0) - 2012年3月31日

理研の研究者が書いただけあって、結果だけではなく調査・実験手法についても言及されており、信頼できる。将来的には他の疾患同様、精神疾患も血液検査や画像診断で判断できるようになる可能性がある。
- コメント(0) - 2012年3月3日

うつ病を中心とした精神疾患に対する脳科学および遺伝学からのアプローチ。広範な内容についてしっかりと要点を押さえて書かれている。統合失調症と躁鬱病の関連から精神疾患も単一の診断名ではなくスペクトル概念が導入されていくのだろうか。ただ、精神疾患に対する遺伝や脳の研究はタブーとされていた時期があったため、まだまだ研究が進んでいないのが現状。今後の発展が期待される。
★3 - コメント(0) - 2011年3月20日

2009年時点。新書レベルで書名の内容の事が知りたければ本書は十分にいいだろう。研究の先はまだまだ長いが
★1 - コメント(0) - 2010年10月8日

精神科医がうつ病を検査で正しく診断し、適切な治療を行うために必要な、脳科学的視点からのうつ研究についてまとめた本。死後脳研究のためのブレインバンクの設立は意義あることだと思う。
- コメント(0) - 2010年4月20日

真っ当な精神科医による真っ当なうつ病解明の最前線の紹介。臨床と研究に両方携わってきた経験が活かされている、非常に交通整理された本。うつ病の原因を、脳機能障害と見なしつつも、その絶対性に留保をつける語り口は、決して断言はしない、という科学者の良心だと思うのだがなあ。断言は避けつつも、研究成果を順次アップグレードして、公衆にフィードバックする、というのは重要ではないか。他のかたもコメント欄に書かれているが、東大紛争の下りには本当に驚いた。
★7 - コメント(0) - 2010年4月15日

うつ病の分類、抗うつ薬の作用機序など興味のある事柄である。何度も戻りながら読んだ本である。
- コメント(0) - 2010年3月7日

★★★★☆ 現在の研究状況が分かる。東大精神科が学園紛争から分裂状態で90年代以降に正常化、に驚く。死後脳がほとんど研究されていないことにも驚く。
★2 - コメント(0) - 2010年2月5日

うつ病の原因(病変)を症状ではなく、生理学的に解明し、対策する研究が現在どのように進められているかを説明している。化学的な専門用語がおおいところはとっつきにくいが、症状ベースの現在の診断、治療方法の限界を明示して、原因の究明によって大きな進歩が期待できることはわかった。そのためには死後脳の研究が欠かせないという主張にも納得が言った。ブレインバンクができたら私も献体したい。
- コメント(0) - 2009年12月28日

最新のうつ病についての情報も貴重だが、何よりも驚かされたのが東大の精神科で60年代学園紛争から延々と30年にわたって病棟の「自主管理」が行われていたという事実だろう。なんと、その状態が改善されたのは1994年であるという。この損失は計り知れないものがあるだろう。まだまだ過去の負の遺産はそこここにゴロゴロしているのやもしれぬ。用心すべし。
★1 - コメント(0) - 2009年12月12日

わからなくなってきました! セロトニンという神経伝達物質の低下がうつ病の原因、というのは仮説でしかないとは知っていたけど、「この説を証明するため、多くの研究者が研究を進めた。血液、血液細胞、そして脳脊髄液などあらゆるサンプルが調べられた。ところが意外にも、それほどはっきりした結果は得られなかった」というのである。代わりにいま注目されているのは、「血中BDNF」というものらしい。「脳由来神経栄養因子」というのがBDNF。うつ病患者はこれが減ってるとのこと。
★1 - コメント(2) - 2009年11月11日

新書ってすいごいなぁというのが第一印象。値段がこの3、4倍するのもでも、その内容に落胆してしまうのも少なくないが、内容は充実していた。その分、私にとっては、やや難しい箇所もあったが、時折読み返しながら理解が深まればよいと思う。新書なので、サラリーマンの方に読んでいただき、うつ病についての理解が進むとうれしい。
★1 - コメント(0) - 2009年11月1日

新書ってすいごいなぁというのが第一印象。値段がこの3、4倍するのもでも、その内容に落胆してしまうのも少なくないが、内容は充実していた。その分、私にとっては、やや難しい箇所もあったが、時折読み返しながら理解が深まればよいと思う。新書なので、サラリーマンの方に読んでいただき、うつ病についての理解が進むとうれしい。
★1 - コメント(0) - 2009年11月1日

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