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強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)

感想・レビュー
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triplealpha
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説明がうますぎる素粒子標準模型入門。
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tom
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大栗博司さんの二冊目。前作「重力とは何か 」がとても分かりやすかったので、期待して読み始める。でも難しい。大栗さんによれば、アインシュタインの理論は、とても美しい。でも、力の理論は迷路のようなもの。たとえて言えば、レインボーブリッジのシンプルな美しさと新宿駅の巨大なつぎはぎ建造物の違い(あるいは建て増しを繰り返した温泉宿)。力の理論を理解しようとするのは、新宿駅に入って道に迷うのと同じ。私の物理学の理解で脳内混乱は当然のことか。次に読むのは「そ大栗先生の超弦理論入門」だけど、これはたぶん理解不能。
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卯月
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職場本棚。2013年刊。陽子中性子を構成するクォークの質量を全部足しても、陽子中性子の質量の1%。99%はクォークを閉じ込める強い力のエネルギー(E=mc2)なのが目から鱗。基底状態に電子2つ入るのは、時計回りと反時計回りがあるから。弱い力は時計回りの粒子だけに働く。超伝導体の中では光が重くなる(対称性が自発的に破れた相)。ヒッグス場は対称性を破る。宇宙開闢時は弱い力のWボゾンは質量ないが、現在は質量あり。素粒子の質量はヒッグス場×ヒッグス荷。ヒッグス粒子は対称性の破れに関係ないが、ヒッグスの理論の証明。
Ab

今までの本にヒッグスが何で出てこないのかと思っていたが一冊まるまるを必要とする話だったのですね。 これも必読か・・ そういえばこないだのスーパーストリングの話、本屋で千円もしないニュートンのムック様のやつをパラパラと眺めてみたらまあそりゃそうなるよなということが絵になっていた。何故9次元なのかという説明があるのかないのかはニ、三分ではわからなかったので同じ絵が載ってる倍くらいする本もパラッと見たらそっちは文もあったようだ。でも説明の有無はやっぱり不明なので倍賭けする気にはなれず、結局どちらも買わなかった。

04/03 05:07
卯月

これ、先日の超弦理論と同じ著者の本なんですが、超弦理論の本のほうが解りやすかったですね……。ヒッグス粒子に関して著者が説明したいことはまぁ解るんですが、素粒子論全体が素粒子の種類多くて解りづらいんですよね(汗)。というわけで今、別の素粒子の本を読んでます。

04/06 15:36
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河内 タッキー
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とても難しい。科学書にあって欲しい図というものが、科学者の似顔絵以外ほぼないからかもしれない。ただ、著者がもっとも伝えたい、ヒッグス場は水飴ではなく、ヒッグス荷✕ヒッグス場の値である、と言うことは理解できた。電荷と電場の関係と同じだということでしっくり来た。
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しろくまZ
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超弦理論の研究者である大栗博士による素粒子物理学の解説書。数式を使わずに「ごまかしの無い」説明がなされており、素粒子物理学を本格的に学び始める前の学生さんが読んでもいいのではないかと感じられた。10年前の著作であり、2023年現在、素粒子物理学において本質的な進展が見られたのかどうか興味がある。
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So Hasegawa
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相対性理論はアインシュタインが一人で築き上げた一貫した美しい理論に対して、三つの力を統一する標準模型は多くの理論・実験物理学者達による改造住宅であった。私も一研究者として、後者の方が研究という活動の醍醐味を感じられて励みになった。今後も巨人の肩に乗り続けたい
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南北
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物理学者は素粒子間に働く電磁気力・弱い力・強い力・重力の4つの力を統一した理論で説明しようと研究しているが、まだ道は遠い。クォークを結びつけて陽子や中性子をつくる「強い力」と中性子が崩壊して陽子と電子になる「弱い力」を中心に素粒子論の歴史をたどっている。運動の速度を変えるのが「力」と思っていたが、素粒子の種類を変えてしまうのも「力」だというあたりから理解が怪しくなってきた。最終的にはヒッグス場の説明になるが、理解できないながらもおもしろいと感じた。再読して理解できるようにしていきたいと思う。
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けろ
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内容は難しかった。というか素粒子の基本的な用語の関係がいまいちつかめず、核力やボゾンがいったい何者なのかというところで「???」となって、何が何を示している言葉なのかわからなくなり、途中でよくわからなくなってしまった。とはいえ、よくわからない粒子や力が電子とか中性子とかを形作っていたり、中性子が陽子になるとか、素粒子の回転数が電子の個数になるとかは、なんというかこの世界というのは魔法世界だったのだなというワクテカ感があった。用語を頭に叩きこんだあとに再び読みたい本だなと思った
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J
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★★☆☆☆ うーん。弦理論の話は面白いと思うが、本書の素粒子の話はイマイチ。これこれこう言うものが次から次へと見つかりましたって言う話だった印象で、その背後にある理屈は「まだよくわからない」って言うことだからかなぁ。ひとつわかったのは、南部さんはただ者ではなかったらしいこと。いつか伝記でも読んでみたい。
樋口佳之

自発的対称性の破れっていう言葉が一般化していない、つまり南部先生の認知度がそれ程でも無いの不思議だしもったいない話だと思います。説明せよと言われたら全くなのですけど。

10/24 23:29
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宇和島太郎
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なんとか読了までこぎ着けましたが、前編よりさらに理解不可能でした。少しこの類はお休みしようと思います。
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elcycoc
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ネタバレUnlimited。素粒子論の歴史の一般向け解説書。ちゃんと理解できたわけではないけど圧倒された。「もし、十九世紀の科学者たちが「すぐに役に立つ研究」だけに取り組んでいたら、ほとんどの研究者が蒸気機関の改良などに集中してしまい、電磁気の研究は進まなかったでしょう。おそらく、量子力学も発見されなかったでしょう」という末尾近くの文章は示唆的。著者は数理解析研究所の助教授だったこともあるのね。
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すねお
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ヒッグス粒子の解説がメインテーマ。 原子核内部の研究の歴史をたどり、ヒッグス粒子の提唱に至るようすを描く。 本書によれば、ヒッグス粒子は「質量の起源」や「質量を生み出す水飴」ではない。ヒッグス場を導入したのは、弱い力の謎を解くためである。ということを説明している。 素粒子の標準模型を「増改築を重ねてきた温泉旅館のようだ」と描写している。著者は「導出すべき標準模型の中のことでしたら、どこに何があるのか目をつぶっていてもわかります。」としており、実際に安心感を持って読むことができた。
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hiyu
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ヒッグス粒子とは何か、その本質について詳細であるが、門外漢でも分かりやすく示されている。ただ何度も戻るの繰り返しではあったが。6-3-3制の話は妙に納得した。
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ookuninushi6137
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標準模型や、ヤンーミルズ理論の説明がしてあった。著者の研究してる超弦理論はまだ登場してませんが、自然界に働く4つの力のうち、身近ではない2つの力の理解に少しは近づけたかなと思いました。
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chang-3
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標準模型に至るまでの素粒子物理学の歴史は難解だが興味深い。価値のある科学とは、普遍的な法則を見つけること。普遍的な科学に価値があるのは、それがさらに多くの科学の発展につながるから。宇宙自体に意味がないのであれば、我々自身が主体的に意味を見出せば良い。科学の方法によって自然界の仕組みを探り、宇宙の中で我々がどのような存在であるかを知ることは、我々の人生を豊かなものにする。
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とんがりマン
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個人的に最近よくみる項目なので、詳しく知りたいと思って読んだ。目に見えないところで起きる現象なので、なかなかイメージがつきにくく、読み進めるのにエネルギーが必要だった。概要はつかめた感じはあったので、折を見て見返したい。
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daiyakaisei
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これは面白かった。
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かんやん
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クォークをまとめて陽子や中性子などのバリオンをつくる強い力(電磁気力より)では対称性は破れない。ベータ崩壊(中性子→陽子+電子)で働く弱い力はボゾンが伝えるが、ここで対称性が破れるのは何故なのか?なぜボゾンには質量があるのか?超伝導で光子が質量を持つ仕組みを解き明かしたのが、南部陽一郎。力を伝える素粒子が重くなると対称性が破れるなら、逆も又真であるという逆転の発想。このアイデアを素粒子の標準模型に導入することで、ヒッグス場、ヒッグス粒子の概念が生まれる。電磁気力と弱い力は宇宙開闢時には同じ性質だった。→
かんやん

それは同じ本が重複しているからです。読メではよくあること。自分は読まれた回数が多い方を選んで登録するようにしております。

02/16 23:35
Ayumi Katayama

アプリで検索するとかんやんさんのがトップに出てきて、PCで検索すると文鎮さんのがトップに出てくる。なんやようわからん(笑)。

02/17 08:12
20件のコメントを全て見る
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ボールパーク
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科学と芸術と宗教は対立するものではなく、其の究極のゴールは、遠い遠い未来の何処かにある一つの場所なのではないか?みたいなことを感じました。素晴らしい名著かと。
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やす
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難しい事柄も分かった気にさせると言う点で、よくできた本だと思う。
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の
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現代物理学史。
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原玉幸子
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理論や公式の解説でなく、研究者諸氏が登場するストーリー展開を読ませる「科学ロマン」が面白いのが著者の本の特長で、推奨◎であった氏の『重力とは何か』と合わせて読むことで最新の宇宙物理学が解る気になります。が、本書でイメージしにくいところも正直あり、もっとゆっくりじっくり読むべきであったと反省もしました。(前掲書と合わせ、本書は売却処分せず書棚で保有するので読み直します。)(◎2016年・秋)
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Book_Meyer
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難しいですね。またいつか再読したい!
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hachi921
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標準模型の説明からしてさっぱりわからなかった…… また数年後に再チャレンジしてみようかな
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このこねこ@年間500冊の乱読家
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⭐⭐⭐ 他の本ならふわっと触れるだけの部分を丁寧に細かく解説してくれた一冊。 おかげで超伝導やヒッグス粒子への理解がより深まりました。 「科学がもたらす喜びは文学、音楽、美術と等価」という作者の言葉も響きました。 これからも科学を愛でていこうと思います。
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にわ
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内容に置いていかれないようにゆっくり慎重に読んだので、とても疲れた。ただ、そもそも難しい内容にもかかわらず、素人が読んでも理解できるように執筆した作者は、なんて頭が良いのだろう。ゴールだと思ってもまた次のゴールが生まれる素粒子物理学の世界は、まさに宇宙なのだと感じた。
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piro5
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フェルミオンは同じ場所に1つしか存在できない(電子とか)、ボゾンは重ね合わせができるので力を伝える(重力子とか)。後は難しすぎ。
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ムムリク・ミ
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よーし、読了。 標準模型が完成するまでの過程そして意味。全部を理解できたかと言うと否ですが、素晴らしいことだと思いました。
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ちば
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弱い力が粒子の種類を変えるのも不思議だけど、強い力は距離が離れるほど強く働く…!? 一体どういうことなの…。 じんるいの えいちって すげー!
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みかん
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凄く楽しかった。あっという間に読み進めてしまったから、もう一周して確認せな。 素粒子発見の物理学史を分かりやすい例を交えて解説してくれる。素粒子はクオークとボゾンから出来てる、トンネル効果の弱い力、クオークを閉じ込める強い力ぐらいの極々表層的な知識しか知らんところから少しは前進できたはず そして何より最終章の大栗先生のメッセージ。21世紀は知的好奇心が技術革新の原動力であり続けて欲しい。
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BIN
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自然界の4つの力のうち一般人には馴染みがない強い力と弱い力について、数式を使用せずにわかりやすく解説してくれている。解明されるまでの歴史的な背景もあり楽しんで読めた。雑誌Newton等でもヒッグス粒子が質量を与えるイメージとして水飴のように書かれてましたが、それが誤りであり、そもそもハドロンの質量は強い力のエネルギーで99%だったとか全く知らなかった。数多の天才物理学者の手で作り上げられた標準模型は凄い。大栗先生は本当に良書ばかりでいいですね。毎回思うけど、大学生のときに読みたかった。
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たけぞう
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ちゃんとはりかいできなかった。もう一度読まないと。
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ma
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相対論はアインシュタインが一人で完成させた理論であるのに対して、素粒子の標準模型はたくさんの物理学者が苦労して作り上げた理論である、というのがよくわかる本だった。わかりやすくかつ間違いがないように説明されてるのがよい。イメージはつかめた気がするけど、しっかり理解するには数学が必要だなと感じた・・。
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よく読む
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数式は出てこないが、濃くて読むのに時間がかかった。著者は様々な逸話や物理学者を詳しく知りすぎている。素粒子物理学に興味をもった人は読んでみてほしいが、初心者向けなのに、しっかりと色や世代、反粒子なとが記述され、自発的対称性の破れや、超伝導まで説明されていた。読んでいると、素粒子理論かっこいいと思わずにいられない。選ばれし天才たちが自然に挑むドラマを読んでいるようだ。
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Takatymo
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強い力と弱い力を学んだ時、力としてイメージできなかったけど、力を「何かを変化させるもの」とすれば納得。 本書からの学びは、理解できないのは何か未解消な疑問があるからで、自分の疑問を認識しながら学べば良いのかなと。 それに気づかせてくれたのは、研究者が使うイメージを伝えようとする著者の態度であり、その態度が本書の価値を高める。 著者が書くように、標準模型の難しさは、新宿駅が状況に合わせ大きくなり結果複雑な構造になったような、そんな理論であること。 そういう認識を与えることが、初学者には重要なのかも。
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absinthe
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おお。ヒッグス粒子のたとえ話は面白い。水あめのたとえ話はまずいということですね。核子の質量の99%は強い力というのも面白い。この、たとえ話はしても誤解を招くものは避ける。研究者が使わないたとえ話は使わないという姿勢に好感。良書。ヒッグス粒子は一番わかりにくいためか、今まで誤った解説が多すぎた。こうやって丁寧に誤解を解いていただけるのはありがたい。
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ユパパパーーーン
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面白かった!ヒッグス粒子、質量の『起源』とは言えないじゃん!ヒッグス場が重要なんであって、ヒッグス粒子はヒッグス場がある証拠として大事なだけじゃん!▼大栗先生は第一線で活躍される研究者だけあって、現場の空気感、熱量が伝わってくる。真理を追究する意義、一人の天才が発見したのではなく、多くの人(40名以上もノーベル賞を出している!)が作った標準模型。サイエンス本を読んで深く感動したのは初めてだった。▼自分の知識の浅い部分もわかった。電荷、場の量子論(というか場の概念を掴みきれていない)▼章の始めに載っている→
kiyoka

面白そう!素粒子とかの話になるといつも置いてけぼりくらうんで読んでみようかな(^^;)

02/19 23:39
ユパパパーーーン

kiyokaさんも素粒子とか興味あるんですね~♪なんか嬉しいです( 〃▽〃)

02/20 16:01
3件のコメントを全て見る
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takao
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ふむ
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bittersweet
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一般読者にも理解できるようにわかりやすく、かつ、ごまかすことなく説明をしようとされる大栗先生の姿勢は大変ありがたいものでした。もう少し早く読めばよかった。
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アドソ
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素粒子間にはたらく弱い力をもたらすヒッグス粒子の話。今まで読んだ素粒子の本で一番わかりやすかった(というか、わかった気にさせる力がすごい)。巷で言われるような「質量の元」という説明が少しずれているとされる理由もわかった。著者がこの分野をけん引する一流科学者であることに加え、洗練された文体と構成、正しく使われる比喩がこの本を別格なものにしている。ちょうどこの本が出た年の秋、アングレールとヒッグスがノーベル賞を受賞。
アドソ

2015年にはカジタとマクドナルドがニュートリノ振動で受賞、今年は重力波でLIGOのグループが受賞。前から読みたいと思ってたけど、ちょうどいいタイミングで読めたな。

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