ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質はこんな本です

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質の感想・レビュー(807)

CCC
人がいかに外れ値を軽視し、予測できないものを予測してきたかという話。見えない因果を読んでしまう問題の重さは分かる。しかし実際に読める因果関係もあるわけで、それをどう判断するべきかが書かれているべきだと思うが、その辺りがあまり読めない。「果ての国」と「月並みの国」のたとえでは説明が不十分だと思う。下巻で解消してるといいのだけど。
★5 - コメント(0) - 3月19日

前著と同じ主張を例証しようと物語を重ねるだけに見える上巻は、錯綜する市場に意味を見出そうとする読者を嘲笑うかのような文体を行使する。この文体は著者の古典理解から来ている。多大なリスクの中に生きた古典の人々は、意味を逸脱する修辞でその世界を表現した。読者はきれいに並ぶ文字列に意味や法則を見たがるが、トレーダーは自分のルールと仮説で生きる。著者が賞賛するポパーに従うなら、書斎でバケツに入った過去データから未来予測する帰納的読者は、サーチライトで未知に向かう仮説演繹的トレーダーの生きる市場を例外として処理する。
★2 - コメント(0) - 2月24日

-4☆前作はホントおもしろかったのだが、これはゴミ…。箱いっぱいに詰まったゴミの山(の中にほんの一握りのたいしたことない結論)。たんなるただの「黒い白鳥教」に取り憑かれてしまった男の、必死にそれを理論化しようとの雑多な試みと自己顕示欲。そもそもオプショントレーダーのあるべきリスク管理思考とは、という大命題があったからこそ、聞くに値する論議だったのだが、それを一般理論化しようとして肝心のトレードを省いてしまったから、ただの神経質な偏屈の戯言同然。下巻はまともらしいので、そっちに期待。
★10 - コメント(2) - 2月12日

昨年読んで非常に感銘を受けた『暴力の人類史』の著者スティーブン・ピンカーと本著の著者タレブがケンカしているという噂なので手に取った。まれに起こる出来事が全体に大きな影響を与える事象(戦争など。本書では黒い白鳥と名付けている)に対し過去の実績から未来を予測するとき、リスクを小さく見積もりすぎる、つまり予想できないという主張で、読んでいると同意できるが感情的には反論したくなる部分もある。この感情は著者が言うとおり黒い白鳥のようなリスクに目を向ける能力がないせいで生じるものだろう。
★9 - コメント(0) - 1月28日

人間が自信満々に予測できるはずもないことを予測できるような気になってしまう仕組みや、起こったことに後付で何らかの理由をつけてしまうことなどなど。
★1 - コメント(0) - 1月24日

10点。読んでると非常に不機嫌になる。それほど素晴らしい本。
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

「私たち人間は将来について予想せずにはいられない。そしてその予想した事に対し強い自信を持っているが、大抵は外れる。将来の事は誰も予想する事は出来ない」事を哲学、経済学を絡めて教えてくれます。 この世の中で起こりえない事などない。自分の能力に過信し、起こりえない事に対する対策を何も取っていないと痛い目に合う事を知りました。
★2 - コメント(0) - 2016年11月23日

セットなので、上下を通じた感想。「果ての国」「月並みの国」、ベルカーブ・ガウス分布の過ち、講釈の誤り…何から何まで間違っとる!と。圧倒的な情報量とそれを支える参考文献のリストだけで頭クラクラする。もう一度なり二度なりじっくり読まないとちゃんと理解できないかな。
- コメント(0) - 2016年10月19日

前半は読みづらかったですが、後半は不確実性や心理学的なことを著者の視点でより正確に語られています。さて下巻へ!
★7 - コメント(0) - 2016年10月9日

大脳皮質は動物が「考える」部分で、大脳皮質が大きいほど知能も高いと書いてあるのをよく目にする。大脳皮質が一番大きいのは私たち人間で、その後に、銀行員やイルカや私たちの親戚のサルが続く。
★37 - コメント(0) - 2016年10月3日

読みづらさがあるが、全体的には面白かった。人は自分の意見を補強する証拠集めには熱心だが、反証の方が強力なことがある。ソロス氏は何か投資判断をする時に、最初に自分が考えた内容の反証を探すようにしているそう。確かに自分が正しいと思うと目が眩む。逆から考えることも重要だな。
★3 - コメント(0) - 2016年8月7日

第一次世界大戦、9.11、リーマンショックなど、 世の中には予想もつかないことが起こる。そんな「黒い白鳥」のような出来事はなぜ起こるのか。そんな世界の不確実性に関するエッセイ。 歴史や社会は流れてはいかない。断層から断層へジャンプする。だが私たちの直観は、非線形なことには向いていない。それなのに、人は原因を探したがるから、国民性、県民性や血液型のようなステレオタイプが受け入れられる。 冗長な記述は多く、肝心の結論も上手くぼやかしているが、世界の不確実性と人の認知の範囲について考えさせられる良書。おすすめ
★4 - コメント(0) - 2016年7月23日

ん〜読みづらい
- コメント(0) - 2016年7月21日

「まぐれ」に続きNNT氏の本は2冊目。相変わらず面白すぎる。副題の通り、不確実性の本質について、著者の本業であるトレードや、ギャンブルや生物学の観点など多様な角度から述べている。予測なんてもんは人が思っているよりずっと難しいし、どれだけ情報を仕入れようとせいぜいが分散を抑えるのが関の山なのに、それを知りもせず予測結果を信奉してしまうことの危険性についてビッチリと。"意思決定するときの方針は、結果の期待値そのものよりも結果がとりうる範囲のほうで決まる"という考え方などは、生涯使えるかな、と。下巻も楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2016年7月13日

好みではない、かな。
★17 - コメント(0) - 2016年6月21日

人間は判断をしなくては気が済まない。そして今が良ければ先のことは考えない。過去の出来事からは学べない。ということを認識していない。これは人間の本能だだった。不確実なでき
- コメント(0) - 2016年5月31日

いつだって世の中は予測不可能なことが起こる。 それを過大評価したり過小評価したり。 そして予測不可能なことは非常に重大な影響を及ぼしたりする。 よんでいて原発事故のことを思った。
★4 - コメント(0) - 2016年5月9日

自分の認識を謙虚にしてくれた一冊。読書でわかった気になりがちな自分への警告の書となった。人間は、常に理由を求め説明せずにいられない。統計は見えない、ストーリーは目立つ。予測はできない。哲学に造形の深い毒舌強烈な著者のエッセイの中に紛れて、鋭い視点が出てくるので精読しないとポイントはつかみにくい。『偶然の統計学』と同時に読んだのはよかった。数年前は挫折したけど、哲学用語アレルギーが薄まってきたので今回は面白く読めた。メモ プラトン性、追認バイアス、講釈の誤り、物言わぬ証拠の問題、七面鳥、行きと帰りの誤り
★6 - コメント(0) - 2016年4月26日

日経新聞で紹介されていたのをきっかけに読んだ。ブラック・スワンという本書で扱う現象について、重力などの物理的な制約を受ける事柄からなる月並みの国と、物理的な制約を受けない事柄からなる果ての国を対比して説明している点は分かりやすい。また、第10章の証券会社のアナリストは実は何も予測できていないという問題提起は、下巻への期待を高める。
★2 - コメント(0) - 2016年4月12日

黒い白鳥とは、まずありえない事象のことであり、3つの特徴を持つ。予測できないこと、非常に強い衝撃を与えること、いったん起こってしまうと、いかにもそれらしい説明がでっち上げられ、実際よりも偶然には見えなくなったり、あらかじめわかっていたように思えたりすること。Googleの驚くべき成功も9・11も黒い白鳥である(巻頭より)。 正直、よみずらい本だった。
★1 - コメント(0) - 2016年2月5日

上巻だけ読むと、事前に聞いていたほど「スゴ本」という印象は受けない。本領を発揮するのは下巻に入ってからのようだ。内容は6割は与太話、3割は他分野の研究者に対する罵倒、面白い知識は1割だけという印象。人間の認知の歪みについて書かれており、この分野であればダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』のほうが断然オススメ。ヒトがいかに判断を間違えやすい動物なのかよく分かる。繰り返しになるが、下巻にはかなりスゴいことが書いてある。が、下巻を理解するには、この退屈な上巻を読破する必要がある。
★2 - コメント(0) - 2016年1月13日

カーネマンの本で言及されていたので興味を持った。科学では滅多に起こらない事象を過少評価しているという主張とか、ギャンブルの不確実性なんて知れてる(カジノにおける不確実性はディーラーが急病になる、強盗に入られるとか)っていうエピソードは面白いんだけども、いかんせん「ほーん、で?」感が否めない。ぶっちゃけ金融の世界で成功してる人じゃなかったら読んでなかっただろうなあと思う僕はきっちりと月並みの世界の住人でありプラトンの型に嵌められております。語り口が軽妙で読みやすいので、下巻にも手を出そうかなと。
★2 - コメント(0) - 2015年12月9日

途中まで読んで諦めた。頭に入ってこない。
★1 - コメント(0) - 2015年11月23日

yh
ブラックスワン(確率が非常に低いが発生すると我々に強烈な影響を与える事象)をなぜ人間は無視してしまうのか?、がメインテーマ。過去の経験に依存したり、統計的に判断したりするとブラックスワンを見過ごしてしまう。この本が描かれたのがリーマン以前であるところが面白いところ。ミリオンセラーになっていても、人はブラックスワンを予測はできなかったということ。
★8 - コメント(1) - 2015年11月22日

わからないこと(外れ値になっちゃうこと)を確認する≠わかるようになる。読んでない蔵書。非日常にあふれた日常。実証的懐疑主義。レバノンの分類があやふやだった影響。追認バイアス、生存バイアス。二種類のランダムー月並みの国(拡張不可、1サンプルが全体を左右しない、集団の支配、見えてるから見えないの予測容易、歴史は流れ、ベル型等の分布)果ての国(拡張可能、巨人と小人、情報数値が物理次元に制約されない、まぐれの支配、予測を過去からは困難、歴史はジャンプ、科学的に補足可能だったり不能だったり)脳の予断。
★1 - コメント(1) - 2015年11月13日

不確実性を実践的に捉えようとした知的興奮を覚える内容。ただ、読み辛い。翻訳のせいもあるだろうけど難しい文章のオンパレード。統計学、哲学、経済学、金融工学、心理学、様々な分野に派生した哲学的エッセイ。注記までしっかり読まないと面白さは分からない。真面目な本のはずだと思い込み、第二章のイフェゲニア・クラスノヴァについて検索しまくった。。そのページ以降、ググるのやめました。21世紀の資本より読予時間かかった!!下巻に続く。
★12 - コメント(0) - 2015年11月6日

Amazonのベゾスが必読書にしていると聞いて読んでみたが、どうも性に合わなかった。ブラックスワンというのは、起こる確率は少ないけれど、起こるとインパクトの大きな事象の事。これがいかに、不可知で予測不能であるかをくどくどと説明するに飽き足らず、予測を生業にしている統計学者、経済学者達をバッサバッサ切り捨てていく。個々の逸話は興味深いが、それは問題に対処する正しいあり方としてポジティブな意味で紹介しているのか、バカなやり方としてネガティヴな意味で紹介しているのか分からない事も多々。下巻はもういいですわ。
★102 - コメント(4) - 2015年11月2日

(再読1回目)現在の状況はいくつもの可能性から「たまたま」選ばれた結果で違った結果になっていた可能性もすごくたくさんあった。振り返ればそれっぽい説明はできるけどそんなものに意味は無い。もちろん将来の予測はできません。ダニエル・カーネマン読んでからに読むとより理解が進む。
★2 - コメント(0) - 2015年10月30日

人間内部の不確実性を見えなくする仕組み、追認バイアス、講釈についての誤り、記録された事象を追認する際の欠陥、そして行動するときの欠陥。現状を正しく把握するための新しい視点で与えてくれる。
★2 - コメント(0) - 2015年10月16日

たまたま周りがわあわあ騒ぐから気になり始めちゃっただけの、特定の極端な事態が発生する可能性に対して身構えていたって結局、どこかしら死角からブン殴られて失神するのがオチだよ。というのが一つの解釈かなあ。面白かったけれど、下巻へ進む気力は今のところまだ湧きません。
★2 - コメント(0) - 2015年9月17日

この本を読んで私が不確実性だと思っていたのはオタクの不確実性で、本当の不確実性は完全に不確実で「何が起こるかわからないこと」「不可知」なのだと教えられました。わからない事はわからないのだから、わかったふりをしてはいけない。しかし、人は本質的にわからない事が怖く、わかった気になる方が心地よく安心なので、ブラックスワンを見ることができない。ブラックスワンなんてこの世にいないと思って生きている。前半は人間の物の見方の歪み(バイアス)と予測の困難さ(ほとんど無意味)について書かれている。不確実性の正体は後半へ
★7 - コメント(0) - 2015年9月15日

著者は文芸評論家であり、トレーダーでもある。「ブラックスワン」とは「ありえない事象」のことを指す。いささか乱暴な言い回しながら、言わんとするところは理解できなくもない。すんなり腹落ちしないのは、私自身の思考回路が「ブラックスワン」から目を背けているからか。いざ、下巻へ(長ぇな〜)
★20 - コメント(0) - 2015年7月20日

出版された当初、かなり話題になっていた。当時、経済の本だと思って立ち読みしたが、なんじゃこりゃと言う感じで、なんでこれが話題になってんのか意味が分からなかったが、今読むとその凄さが分かる。過去のデータから勝手に津波の高さを予測して防潮堤を作ったり、これからの時代はITが重要だとかなんとか言って、成長戦略と称して政府が特定の産業に補助金をばら撒いたりすることのアホさがよく分かる。タレブは東京の直下型地震にも注で言及してたりするが、現時点では予想もしていないようなことが原因で死者が倍増するかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2015年7月15日

9.11が起こることは誰にも予測できなかったが、いざ起こった後では(警戒が強まってより安全になっているのに)みな飛行機を避け車で移動する。そして「自分は事故なんか起こさない」と思っている人が自動車事故で亡くなる。人間の性質はとても不自由にできているようだ。 東日本大震災の時も「想定外」という言葉が躍っていたがそれを刷新して新たに作った想定も全く信用ならないのだろう。大事なのはその想定が外れる可能性を認識し、可能な限り数値化すること。
★3 - コメント(0) - 2015年7月13日

同じ著者の「まぐれ」は5年前に、「ブラック・スワンの箴言」は2年前に既読。「箴言」は「しんげん」と読むことを知った。「ざれごと」ではない。 以下は勝手な解釈。 コイントスで10回連続で表が続いたとき、次は表か裏か。統計学者は裏と予想する。サンプルが増えるほど5分5分に近づくはずだと考えて。一方、物理学者は表。コインの対称性を疑い、表が出やすいコインだと考える。 そういえば、統計学礼賛本が流行したのはブラック・スワンの後。「礼賛」は「らいさん」と読むことを今知った。
★3 - コメント(0) - 2015年6月26日

R
白鳥は白いと決まっていたのに、黒い白鳥が見つかったものだから全てが根底から覆ったというたとえ話で、予測とか、予想とか、不確定で拡張性のある事象は言い当てることができない。なんていうことを語った上巻でした。まずは、この黒い白鳥がどうやって現れるか、思考実験を交えて様々に揚げ連ねていくといった内容でした。これもまた、いわれてみれば知ってたという、後付の法則に値してしまうと身震いしつつ、下巻を楽しみにするのです。
★10 - コメント(0) - 2015年6月25日

ありのままに物事を見るのは人間の性質に反していて難しく、人間は認知の外側からの一撃を喰らいやすい。アメリカ版養老孟司。
★11 - コメント(0) - 2015年6月5日

人間は学習しないということを学習しない。
★1 - コメント(0) - 2015年5月9日

難しい部分はありますがとても面白い。まさに世の中の見え方が変わる本。分かるはず無いことを分かると言って金を儲けている人が如何に多いか。固い内容が柔らかい話題を交えて書かれていますが、理性的に生きるのは疲れることで人間には向いてないと思わされます。
★4 - コメント(0) - 2015年4月26日

ivy
図書館 映像 キーワード
- コメント(0) - 2015年4月24日

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質の 評価:52 感想・レビュー:225
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