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東のエデン (ちくま文庫 す 2-5)

感想・レビュー
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空猫
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『死の瞬間−人はなぜ好奇心⋯』から「白犬」目当てで。輪廻転生で、今までのトラウマや因縁が繰り返される…そこに「永遠」と言う恐怖を感じる。Dr.春日の、その感性に惹かれるのだ。後はいつもの少し不思議な話。
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ムッネニーク
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2025年4冊目『東のエデン』(杉浦日向子 著、1993年7月、筑摩書房) 1984〜1986年にかけて発表された作品を集めた短編集。9つの短編は全て明治初期の横浜を舞台にしたものであり、文明開化による西洋化と旧態依然とした価値観の混淆の中を直向きに生きる人々の姿が見事に活写されている。 駐在欧米人の目から見える日本の姿を描いた表題作の他、夢を追う青年4人の日々をみずみずしく描いた「閑中忙あり」シリーズなど、爽やかな風が吹き抜けるような傑作が揃う。 〈フリードム、 リベルチ。 いいひびき だろう?〉
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めもめも
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最近、三宅香帆を追っかけ?ているので、「三宅がゆく」を見て三宅香帆が爆買いしたなかから、読んでいこうかな、と借りた一冊。おもしろかった!!これは手元に置いておきたいの、わかる!
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綾
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『閑中忙あり』に登場する「トノサン」は元殿様だから「トノサン」なんだな。そう言えば、河合敦先生の本に『殿様は「明治」をどう生きたのか』というタイトルのものがあったな。今度読んでみよう。はつ(女中、元洋妾)はトノサンに惚れている(トノサンには許嫁がいる)。身分制度があった江戸時代であれば、出会わなかったふたりかもしれない。杉浦日向子の漫画を実写化してほしいな。
綾

井之脇海!お殿様感ありますね!

10/17 20:35
Shoko

お殿様、似合いそうですよね🤭

10/17 21:09
5件のコメントを全て見る
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Shoko
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少しずつ集め、読む杉浦日向子作品。この作品は文明開化期の日本に生きた若き書生たちの姿が生き生きと描かれる「閑中忙あり」がメイン。束の間のタイムスリップを楽しみました♪
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酔ちゃん
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★★★★★
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ryohjin
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杉浦日向子さんの漫画、ゆっくり読んでいるのですが先月から4冊目。以前少し読んだことはあるのですが、今回はすっかりはまってしまいました。現役を退いて情感を味わえる余裕ができたのかもしれません。この本での舞台は文明開化の明治。横浜に下宿する4人の若者を描いた「閑中忙あり」は、明るく伸びやかで気持ちのよい作品でした。この後「合葬」「百物語」「百日紅」が待機中で楽しみです。
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sakadonohito
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明治初期の日本について書かれた本かと思って読んでみたら漫画でした。「イマスカ、イマセン。アレハナンデスカ?(to be or not to be, that is the question)」には、さすがに無理があるだろ笑ってしまった。直訳シェイクスピアは余興としては面白いかもと一瞬考えてしまった。江戸が終わり徐々に面影を消していく一方で、西洋が拡がって浸透していく時期の空気感が伝わってくるようで楽しかったです。どのくらい事実に即しているかは知りません。
中原れい

沙翁の直訳は有名なものでこの時代を扱った本にはたいてい出てきますよ。作者は歴史にあることを捏造する人ではないです。

05/19 17:07
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はち
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明治初期の主に学生たちの生活。お殿様が農民出身の学生と一緒に下宿していたり,下級武士出身の学生はで慌てて刀を差したり。何が,というと難しいですが,とってもよかったです。
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yumiha
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『4時のオヤツ』の藤野千夜の解説が魅力的だったのが本書の「ぶどうのかおり」。まだ江戸を引き摺っていた明治5年の横浜が舞台。人力車を引くビンボー画学生が乗せたのは、洋装の少年。その少年の正体がわかった後に画学生のもいだブドウは、きっと若紫色で甘酸っぱく切ない味がしただろうと想像した。この画学生と同宿の学生たちが繰り広げる「忙中閑あり」の5編も、杉浦日向子らしい目の付け所が光る作品。
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こばまり
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明治時代というと、全てが一変し何やら土埃の立つような無粋な印象を抱いていたのだが、確かに江戸の延長線上に存在したのだと感じ入った。繰り返し読むだろう。
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たまきら
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西洋文化が入り始めた時代の日本を西洋人が書き残し、杉浦さんが切り取った作品・東のエデン。強烈なハムレットに初めて読んだ20代の時はただ笑ったけれど、相互理解ってこういうトライアルアンドエラーの繰り返しよね。
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patapon
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一時期海外の目から見た開国期の読み物を多く読んでいた。外国人の目から見た「東のエデン」、若い学生たちの青春ドラマ「閑中忙あり」、少しずつ「外国」が入り込んでくる様子を淡々と描く杉浦日向子さんの絵がとても好き。
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澤水月
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絵、医学など学ぶ書生ら、洋妾(らしゃめん)…いよいよ「西洋化」始まり揺れ動く日本の青春グラフィティ「閑中忙あり」。維新前には絶対同じ場にいなかったであろう農家・商家・下級武士に大名家出身の青年らのやりとりが実に清新。時折混じる艶かしい女性の下ろし髪やざん切りなど描写も素晴らしい。「仙境」いきなり起きる怪奇の描き方恐ろしい…。文庫表題作「東のエデン」は西洋人の目から見た日本。解説は赤瀬川源平。読了8/20
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n-shun1
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明治の初めの頃の若い男達の下宿場の話。若い男は4人。それぞれが異なるバックグラウンドを持つ。意味なんかないのだろう。そこに話があるだけ。 そういえば昔ヤオイという表現があったような。山なし,落ちなし,意味なし,というやつ。 ヤオイというわけではないが,何かカタルシスがあるわけでもなく,ふーんという感じ。そう感じるのは教養が足りないのか,センスがないのか。どうも自分を責めてしまう。
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TOMYTOMY
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モダンへ日本が向かっていく初々しさ
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酔ちゃん
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★★★★江戸から明治に変わったころの話「閑中忙あり」の宇都宮朝子さんが可愛い、言葉使いも江戸っぽくって楽しい
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くるぽん
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本屋で目が合って、運命のように出会ってしまった一冊。当時のモダンな言葉に一瞬考える。ポトガラヒー、カウヒイ、アルコホール。じっくり何度も絵を見て、空気を感じる漫画。リベルチ、フリードム!
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Mark.jr
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著者が主に題材としてきた江戸時代から少し時を進めて、文明開化したばかりの頃の日本を舞台にした作品集です。内容は、ユーモラスな日常ものから、「百物語」を思わせる奇譚まで、バラエティに富んでいます。本音を言えば、もっと長いボリュームを読みたかったですね。個人的なお気に入りは、著者らしい詫びさびが冴え渡っている「ぶどうのかおり」。
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tama
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図書館本 ファンなので 何より絵が巧い。余計な音がしない状況を楽々描きあげている。気になるところと言えばチラチラとつげ義春風の男が出て来ることだが、80年代中盤の頃だから既に神格化されてるはずなのでこの程度の影響は仕方ないか。宇都宮朝子姫が大層メンコイけどこういう許婚関係ってあったの!?馬の耳に風の女装子も化け物じみてなくて普通に見ていられる。何とかこの世に生まれ変わってもう一度マンガ界に身を置き大風を吹き起こしてはくれまいか。
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meow3
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この作品は明治時代が舞台。主人公達は政治やら医学やら絵画やら語学を勉強中の書生で横浜の碁会所の二階に同居している。そこにらしゃめんの女の子が転がり込んで来たり、許嫁が会いに来たりと何かと騒がしい。杉浦さんと言えば江戸時代をテーマにした作品がメインだけれども、明治の横浜もすごくいい。
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袖崎いたる
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杉浦日向子。この人もなかなかのお人だ。歴史好きが嵩じて稲垣史生という方の元で時代考証を学んでそれを漫画にしてしまう。ときは文明開化の横浜。艸風舎という住居に縁あって集った男4人はそれぞれ江戸時代でいうところの階級が異なる4人。士農商に公家が加わった4人組。話はいろいろあるが、時代と切っては話せない造りばかりで、巧みである。時代の雰囲気というのが切なく立ち上がっている。そこにいたわけでもないのに、懐かしいのだ。不思議なのだが、これも歴史体験なのかもしれないな、などと解説の赤瀬川原平さんの文章を読みつつ思う。
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てる
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猫丸
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「閑中忙あり」は画学、医学、政治学、外語学を志す書生四人の明治青春物語。若い国を牽引する者も若い。なんだか涙が出るようだ。漱石山房に会した、線の細い文学者小宮、高貴な無頓着を纏う東洋城、理学と俳諧の境を渉る寺田、土着の桎梏を引きずる森田、新時代に面して神経を壊した百閒・芥川、等の若者が脳裏に浮かぶ。そこに女は存在しないことになっていた。日向子さんが補完してくれる。タテ糸としての母性の存在感。かくして歴史は破断を免れる。あるいは女の掌上で戯れる男たちの描像。
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まろまろっち
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杉浦日向子さん やっぱり良い、好きだな~
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ReiOdaira
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どの話も余韻がしんみり来るわ。ああもっと読みたい。
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Takao
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1993年7月22日発行(2015年6月20日、第12刷)。単行本は1989年5月30日、青林堂より刊行。昔、「お江戸でござる」に出演していた著者が目に浮かぶ。生きていれば、1歳年下の61歳。2005年7月に6歳で逝去している。本書には表題作など9編の短編が収録されているが、どれも明治初年の横浜が舞台。「著者=江戸」というイメージがあったが、まだ江戸の香りが残る明治初年という舞台がなんとも言えない雰囲気を醸し出している。セリフが少なく、皆まで言わず、画に語らせているところが奥行きの深さを感じる。
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剛腕伝説
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文明開化の頃を描いた短編漫画集。外人の日本滞在記、妖しの話、そして、書生達の日常等々。独特の世界観。杉浦日向子の描く女性はとても魅力があり、絵のタッチと独特の世界観がマッチして、引き込まれてしまう。不思議な漫画だった。
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ひるお
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明治維新直後の〈東のエデン〉日本。色濃く残る江戸の雰囲気と、急激に流れ込んできた西洋の空気の混ざり合い、そしてその中に生きる人々の生活を描いた作品を集めた、短編漫画作品集。すこし・ふしぎな「やまあり」、出自がさまざまに異なる若き書生たちの日常を描いた「閑中忙あり」(中でも「ころび地蔵」「可否」)が好き。特に後者は、コミカルな場面運びと、時折立ち上るしんみりとした気配との緩急が絶妙。熱心に学び日常を愉しむ書生たちの生き生きとした生活がまぶしい。
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ゴロチビ
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再読。「逝きし世の面影」(渡辺京二)を読み始めたが、とても面白い。そしてなぜだか杉浦日向子のこの本を思い出してしまった。「逝きし…」の方はページ数も600近くと半端無く、しかも言い回しが面倒くさくて分かりにくい。内容は面白いのだからこの日向子本のようにパッと分かり易くならないのかしらん?日向子さんの描く、明るくて若々しい明治の空気感。日向子さんの描く江戸も明るくてあっけらかんとしている。「逝きし…」の方に、維新以前の日本人が持っていた魅力のことが書かれているのであれば、きっと通じるものがあるに違いない。
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ホークス
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明治初期を舞台にした短編漫画集。解説で赤瀬川原平氏が言っている様に、作品の中に当時の空気が流れている。妙にドラマチックだったり抽象的だったりせず、ありふれた感覚を大事にしている。その上で身分制の名残りや、外国人との軋轢などのエピソードを盛り込む。廃仏毀釈みたいに、いつの時代も人間は不安に怯えて何かにもたれ掛かり、それを自分の問題とは考えない。無残でチャーミングな人間を優しく見守る視線に著者のしなやかな強さを感じる。
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オシャレ泥棒
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図書館。穂村弘『これから泳ぎにいきませんか』で知ったのだが、今までに通らなかったのが不思議なくらいに惹かれる作風。坂田靖子に少し似ている。「…あれは子や孫に見せなけりゃ…」「そうしなけりゃ江戸のことが夢になってしまう。」遠からず失われるであろう江戸のにおいと、新しき明治の風。かすかな切なさと愛おしさを覚える。聞きなれぬ「ポトガラヒー」「可否」の正体になるほどと思う。収録作品:東のエデン/やまあり/仙境/閑中忙あり1.らしゃめん2.ころび地蔵3.ポトガラヒー4.金時計5.可否/ぶどうのかおり
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sheeta
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漫画だったんだ!老眼鏡かけても字が小さ過ぎで、そこんとこ苦労しましたが、描写の雰囲気がその時代を表すのになんともドンピシャで面白かった❗
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芭茶
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92
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優希
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明治初期を舞台にした作品集になります。時代の空気と共に人々の息遣いが聞こえてくるようでした。杉浦さんというと江戸時代という印象が強いので、明治時代を描いているのが新鮮です。
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若隠居
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ネタバレ「閑中忙あり」シリーズとでもいうのだろうか、それが中心となった短編集。洋妾の気持ちをはじめとして、描ききらずにこちらの想像に任せてくれるところがいいねえ。
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UN
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杉浦日向子さんが"明治"を描いていることを知り、読んでみた。"歴史"を読んだのではわからない明治初期の暮らしが見て取れてさすがというほかはない。江戸だと思っていた杉浦さんの関心が明治にも広がっていたことを知って感慨深い。
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平楽
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江戸から明治へ、文明開化を果たした日本。市井の日常を描きつつ、所々に奇譚を織り交ぜ、当時の人々の困惑とそれを上回る適応力を描く手腕は流石。四人の若き書生を描いた『閑中忙あり』以降続く連作は何とも軽やかで奥深い。『ぶどうのかおり』では本作のテーマであるエデンの絵が登場。東から西の異国へ身請けされる女郎の悲哀を描いている。そもそもこの連作は西妾をめぐるドタバタ劇から始まる。つまり、華やかな維新の通底に流れる欧米列強による文化浸食と奪取の脅威をさらりと暗示しているわけで、この物語構築の冴えには毎度溜息が漏れる。
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yohda
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★★★★明治初頭を舞台にした作品を集めた一冊。元の身分の違う若き学生達を描いた「閑中忙あり」の連作が良かった。最後に描かれた後日譚ならぬ前日譚で、古い日本画に反発して師匠の元から去り車夫となった妹尾が、異人のやりかたに違和感を感じつつも西洋画に惹かれていく姿と、海の彼方を眺めて言う最後の台詞「ヨーソロ ニッポン」がなんとも言えずに良い。
たまきら

これ大好きです!

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