読書メーター KADOKAWA Group

百日紅 (上) (ちくま文庫 す 2-8)

感想・レビュー
336

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
大竹 粋
新着
合葬に続けて百日紅。いやあ名作だね、この間合い、余韻、一本筋の通った登場人物、つれないお栄さんの風情、全てが完璧な舞台を見ているようです。 江戸が纏う美しさ、潔さが立ち昇る素晴らしいマンガ。
0255文字
NyankoroA
新着
古い本なんだろうけど、古く感じなかった。意外にも、江戸の女性は自由奔放だった。北斎は、本当にこんな人だったのだろうか。
0255文字
shinchiki
新着
このところの自他にかかわらない江戸に興味をもって
0255文字
ぶんぶん
新着
【古本購入】やっと、読めた! 先日の古本屋巡りで出会えた物、上・下買えたので下巻も楽しみ。 中身は北斎と娘のお栄、弟子の善次郎(後の栄泉)たちの暮らしぶりを面白おかしく描いた漫画。 日向子譲の江戸仕草が良い、縦横無尽の筆さばきに酔う、各話に鋭い視線が行き届いている。 良いぞ江戸の活劇、風物詩、もっと蹴散らして欲しかった。 やはり、描ける物は体力気力が要るものだと思う、若くして隠居もさもありなん。 江戸情緒に浸りに(下巻)に移ろうと思う。
0255文字
はくもくれん
新着
ネタバレタイトルは江戸時代の女流歌人加賀千代女の句「散れば咲き散れば咲きして百日紅」に由来するとのこと。文化爛熟する文化文政の江戸で葛飾北斎、娘お栄、弟子英泉らが躍動する。漫画なので暮らし、風俗など江戸の空気が直に感じられるようでとても面白いです。
はくもくれん

漫画を描かれていたことを知ってはいましたが、ちゃんと?まとめて読んだのは初めてです。なかなか味わい深く病みつきになりそうです。

01/12 16:34
るい

wikiで調べましたら漫画家さんだったのですね。お着物で江戸文化の番組などに出られていたので、学者さんだとばかり思っていました。おしい方を亡くしました。遅いですが、今頃合掌🙇

01/12 17:01
3件のコメントを全て見る
0255文字
●●
新着
ネタバレ1996年の本。
0255文字
鰹節@Bonito.Flakes
新着
2014年10月20日 第17刷
0255文字
ginkan2
新着
著者、初読み。それも漫画で。これも三宅香帆さんの本で紹介のあったものです。まず、絵が素晴らしいですね。浮世絵をベースにしてある、とありましたが、確かに絵だけでも読む価値あります。また、漫画だからこそ伝わるものもあるんだなぁ、と感心しました。ストーリーと、何気ないけど物哀しくもあり、しみじみ感、そして江戸下町の空気を感じさせる作品。北斎、お栄さん、善次郎、その他登場人物が、サッパリとした風でいて、さらりとあたたかいのも良い。
0255文字
ムッネニーク
新着
106冊目『百日紅(上)』(杉浦日向子 著、1996年12月、筑摩書房)浮世絵師・葛飾北斎とその娘・お栄を中心に紡ぎ出される大江戸草子。83年11月〜86年1月に発表された15作を収録。 恋物語、人情噺、怪奇譚、笑い話と、一話毎に作品のカラーがコロコロと変わる。それでいてどのジャンルの作品も一級品の面白さ。つくづく杉浦日向子の天才性には唸らされる。 曲者爺の北斎、蓮っ葉なお栄、女たらしの居候・善次郎、快男児・歌川国直など、キャラクターの魅力も素晴らしい。 〈ナアニ 立田川の 紅葉で ございます〉
0255文字
crow
新着
★★★★
0255文字
アナクマ
新着
上質な2時間映画を観たような不思議な満足感をもたらす短編漫画。初出は83年。立田川、すっぽん、人斬り、掏摸。どれも繰り返し読んだものですが、心にスッと江戸の風が吹き込み、カラッと軽くなる。人間特有のどうしようもない情念だって、収まるところにちゃんと収まるものだと、潔い諦念に導かれ閑かな気持ちになります。00年代マイベスト文庫。◉学びとして。良い作品には余白があるということ。足し算・掛け算をしたうえで割り算し、そのうえ引き算。必要なことだけでいい、語りすぎるなと。
0255文字
てとら
新着
蔵書本♯19
0255文字
saladin
新着
北斎とお栄の父娘、そして居候の善次郎の3人をメインにしつつ、時に各々が単独で、さらにはほんのチョイ役でエピソードが綴られていく。父親のことを”鉄蔵(北斎の実名)”と呼び捨てるお栄もお栄だが、そのお栄を”アゴ”、”化十”と呼ぶ北斎も北斎。それでいて互いが互いを認め合っている。この関係性が実にいい。自分より腕が立つお栄に頭が上がらない善次郎のキャラもいい。さて下巻で彼らの関係性に変化が生ずるや否や?
0255文字
あんパパ
新着
てっきりエッセイかと思っていたところ、まさかまさかのコミック。しかし、好きな北斎、その娘お栄、そして弟子を登場人物とした内容に大変うれしい誤算となった。喜怒哀楽が明確で根暗が嫌いな北斎さんがかっこいいと思ってしまう。下巻楽しみ。
0255文字
harupasan
新着
ネタバレ30年ぶりの再読。杉浦日向子はやっぱり素晴らしい。北斎、娘のお栄(応為)、居候の善次郎(英泉)が主人公の短編15編。ゴミが散乱する部屋で、言いたいことを言い合いながら絵を描く3人の飄々としたやりとりが良い。絵師国直に女幡随院長兵衛と言われる鉄火で伝法なお栄。そんなお栄の魚屋北渓への淡い恋も。好きな話は「鬼」。お栄が描いた地獄図がすさまじく、真に迫って妖(あやかし)を呼び寄せる。筆を入れて収めたのは北斎。北斎が描いたものは…。江戸の粋、意気、艶、妖しさが綯い交ぜになった杉浦日向子の江戸の町。堪能しました。
TANIZAKI

harupasanさん、違いますよ。harupasanさんと言えば応為をすぐに思い出します。素直に応為に逢いたいと表しただけですね。レビューチェックしました。意外と私の周りの方々も読んでいました。『二つ枕』はすぐに購入したいですね。

10/05 23:42
harupasan

TANIZAKIさん、そうでしたか!よかった~(^^)

10/05 23:44
8件のコメントを全て見る
0255文字
のぶちゃんず
新着
再読
0255文字
やじ
新着
神田の古書店で見つけました。なんか、すごくいい…
0255文字
樽
新着
マンガは久しぶりに読んだなあ。葛飾応為の本を探してたどり着いた。主人公は北斎のようだが、応為のしれっとした顔がいい。
0255文字
zoros
新着
すばらしい。下巻へ。
0255文字
patapon
新着
北斎や善次郎と雑な言い合いをするお栄さんもいいけど、おっ母さんや弟妹と関わる時の柔らかいお栄さんも好き。詳細が知られていない歴史上の人物を題材とした作品の面白さ。玄関前で震えていた仔犬がだんだんと画面の隅っこで育っていく様が好き。何度読み返しても飽きない。
0255文字
澤水月
新着
北斎と娘お栄、後の英泉らが生き生きと歩き流血もエロスもゾンビ(走屍)も息づく江戸。基本1話ごとで明快、岡本綺堂的。女性絵師の生き方描く「鬼」「女弟子」特にいい。上巻にだけ夢枕獏のとてもいい解説(自身も戯作者であるだけに)。1996年のもので、ちょっとなじり気味に「なんで漫画家を辞めたか」「ご隠居…もったいない。ファンだから言う」とあり、泣いてしまう。2005年に急逝されるまで、病に侵されていたとは外部に明かされていなかった…。読了8/14。
0255文字
アカショウビン
新着
江戸はこんなだったのかな。北斎はこんなだったのかな。途中、道で転んでそのまま景色を見回すようなところがあった。あるいは家の屋根に登る。北斎の視点の奇抜さを思い出した。広重に亀をぶら下げた絵があったが、あれは食わないよな。食うのはスッポン。スッポンの話あたりがいいかな。絵が化け物を呼び込んでしまう。実際芸術はそんなものだろうと思う。いろいろ世の中を観察して、絵を描き、また観察したんだろうな。そのようにして幸せに長生きした北斎。 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 (加賀千代女)
0255文字
kana0202
新着
イイ。最近杉浦日向子ばかり読んでいる。筆ペンをときとぎ使ってると思うのだけれど、それもいい。誰が誰かはときどきわからなくなる。
0255文字
今日は決算前
新着
○ 漫画で描く北斎とお栄と善次郎。北斎を描く物語では、御馴染みのメンバー。そこに、歌川豊国門下生三羽烏の一人歌川国直、北斎の門下の俊英魚屋北渓、北斎の女弟子葛飾北明が登場する。このお栄は、朝井かまて「眩」のお栄に近いイメージ。深く北斎を信頼し、慎み深く画力も高い。漫画だけに、当時の江戸の生活をイメージしやすく、すいすい読める。史実に沿っているかは不明だが、短編の組み合わせのような形。【図書館本】
0255文字
緑虫@漫画
新着
★★★★
0255文字
キタムラ
新着
この作品では魚屋北渓に淡い恋心を抱いている応為。他の作品では渓斎英泉だったり、別れた夫に心残りがあったりする。ほんとうはどうだったのかな。
0255文字
takao
新着
ふむ
0255文字
富士さん
新着
映画版の確認が必要になったため、読んでみました。葛飾栄と北斎父娘を中心としたアンソロジーで、作品全体での起承転結はない作品です。単に江戸時代の雰囲気をノスタルジックに描くだけでなく、性や死のような、そこに併存しているむき出しの生臭ささみたいなものをてらいなく、さらりと至極当然に描いているのが印象的な作品でした。特に、葛飾北明の扱いがそういう面を象徴しているように思います。ただ、地味でわかりづらいのに難があり、作品の構造とテーマが絶妙に合致した作品ですが、原作にするのは大変だったでしょう。
0255文字
Machiko
新着
国芳ファミリーの猥雑な雰囲気に触発されて再読。あー貧しくても火事があっても電気もスマホもなくても逞ましい。ズボラな江戸庶民、やりたいわあ。
ミエル

掃除するのが面倒になったら引越し😄の北斎親娘が好きです

03/15 19:22
Machiko

やってみたいっすよねー★掃除しないで引っ越し(笑)

03/15 21:00
0255文字
makoto018
新着
江戸後期、北斎、娘のお栄(応為)、弟子の善次郎を中心に描いた作品。「散れば咲き 散れば咲きする 百日紅」からとったタイトルどおり、バラエティに富んだ物語が、絵師・杉浦日向子の手で描かれている。そこに広がるのは、エッセイでもお馴染みの江戸。風通しがよくって、一方であやかしや人情も残ってて、ほわっとしているかと思えば、ままならないところもある。江戸の街が今と地続きに感じられる。ただね、ハードカバーで読めばよかった。セリフや手書きの細かい文字が味があっていいのに、文庫だとちょっと見づらいです。では、いざ下巻へ。
0255文字
tokotan
新着
ネタバレ葛飾北斎と娘・お栄の日常を描いたマンガ。日常が淡々とした絵で描かれています。 小さい長屋は紙くずだらけ。そこで傑作を多く生み出す父・北斎。お栄は絵を書く力はすごいですが、決して美人とは 描かれない。父に『アゴ』と呼ばれる始末。でも憎くて呼んでる訳では無いというのは読めば分かる。『其の九 鬼』では 地獄絵図をお栄がリアルに描きすぎた結果、その家の奥方が悪夢を見るように。その絵に北斎はある物を追加する。 それは…極楽。お見事でした。
0255文字
die_Stimme
新着
早くも再読。NHKオンデマンドで応為が主役の『眩』も見たけど、そちらでは明確に応為=お栄は善次郎を好いているという設定だった。一方、『百日紅』ではそういう風ではなく、応為は北斎門下の初五郎に惚れていたという設定。葛飾応為についての記録は少ないらしいのでどちらも想像の産物だろうけど、『百日紅』の世界のお栄と善次郎の、気を許して軽口を言い合えるような仲はそのままでいて欲しくもありいじらしくもあり、総じてこちらの方が断然優れた作品だなあと。
die_Stimme

『眩』で応為を演じたのが宮崎あおいっていうのもキレイすぎたし、ご時世的に蔑称は使いづらいというのもあったんだろうけど、『百日紅』のように北斎が応為を「アゴ」と呼んだりしないのも、北斎の人物造形として物足りなく感じた。北斎や応為についてのエピソードをそのまま役者さんにやらせてみたという感じのいまひとつの作品。アニメ映画版『百日紅』は原作の印象的なエピソードを並べ替えて収録したようなものだけど、素晴らしい出来だった。色彩も美しい。こちらの監督は『クレヨンしんちゃん モーレツオトナ帝国の逆襲』などの原恵一監督。

12/26 12:15
0255文字
die_Stimme
新着
北斎と北斎の娘お栄、それから北斎の門人たちを中心に、誰かが誰かを愛したり、それもやがて終わっていったりする。そしてその間にも取り憑かれたように北斎は絵を描く。抑制の効いた表現にグッとくる。夢枕獏による解説も素敵な文章。
0255文字
balloon
新着
🎈🎈🎈🎈🎈これ、よかった〜‼︎ こんな名作をなぜ今まで読まなかったのかと自分を叱りたくなった。北斎が魅力的なのはもちろんだが、娘•お栄も面白い人物。そして何より2人の関係性がとてもいい。全編に漂う江戸の空気と情緒にも酔いしれた。さぁ急いで下巻へ。
0255文字
こばやし
新着
絵を描く暮らし。シンプルで、複雑で物語にあふれている。
0255文字
s
新着
何度も読み返して日常の一部になってしまえば良いのに。って漫画。北斎の火鉢の兎が可愛い。汚い部屋に雑魚寝する3人が良い。3人を閻魔さまと鬼達にだぶらせたコマは笑った。何があっても淡々と楽しく生きてやりたいじゃないか。そう思いました。
0255文字
Roko
新着
お栄のことは「北斎になりすました女 葛飾応為伝」で素晴らしい絵師だということは知っていましたが、この作品の中で描かれるお栄は、口が悪くてだらしないけれど絵を描かせたら天下一品の北斎を上手く操っているマネージャーのようにも見えてきます。お栄が描いた鬼の屏風絵が素晴らし過ぎて、それを置いている家の奥方が鬼に取りつかれてしまう話で、それを解決するために北斎が絵を描き加えるのですが、自分の絵を勝手に治されてしまっても、北斎にだったらしょうがないなぁというお栄の顔が面白いのです。この親娘の駆け引きがいいなぁ。
0255文字
酔ちゃん
新着
★★★★★梶よう子の「北斎まんだら」を読んでいたら突然杉浦日向子の百日紅が読みたくなり再読。25年ぶりくらいだと思うけど読み返して最高と確信した。絵もいいけど会話と時代考証で江戸時代に連れて行ってくれる、下巻これから読みます
0255文字
アルパカ
新着
先日「北斎と広重展」を見に行き、葛飾北斎が90歳まで生きた人で娘と暮らし、掃除はほとんどしないゴミだらけの部屋がジオラマで再現されていて、興味を持ちました。娘お栄もやはり画才があり、居候の弟子渓斎英泉も描かれていてこの世界観に慣れるまで時間がかかりますが、大人の漫画で当時の江戸の風俗などがよくわかります。
0255文字
がらくたどん
新着
安吾先生の『桜の森の~』を読んでいて「生首を愛でたいかどうか?」について考えていて(ダメでしょ!)、そういえばと思い出し本棚より発掘。『番町の生首』北斎先生、芝居見てる場合じゃなかったね。「お~い」だったり「あご」だったりのお栄さんを中心に葛飾北斎という偉大な奇人をめぐる人々と江戸の日常が描かれる。小説とはまた違った江戸のその日暮らし的な猥雑さが伝わってくるのは漫画ならではかもと思う。作画の微妙な「書き割り」感が「マンガ」ではなく読んだ後で襖の修繕に使われる「よみうり」を見ているようで面白い。さて生首よ♪
0255文字
全336件中 1-40 件を表示
百日紅 (上) (ちくま文庫 す 2-8)評価69感想・レビュー336