明治波濤歌〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈9〉 (ちくま文庫)

明治波濤歌〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈9〉 (ちくま文庫)
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明治波濤歌〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈9〉はこんな本です

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明治波濤歌〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈9〉の感想・レビュー(60)

明治物、中編が3つ。「それからの咸臨丸」が切な過ぎて泣けた。妻子を蝦夷に連れて行くだけでも大変なのに、弟との約束を敢えて守って、監獄に帰って行く決断を。「武士の約束だ」かなんな云って。元婚約者の一言。「私は罰を受けました」も実にキマシタ。
★11 - コメント(0) - 1月19日

明治時代はさっぱりでもスラスラ読めて面白い。何処までが史実か分からないな。
- コメント(0) - 2016年3月11日

山風明治物の中でも群を抜いているかも。「風の中の蝶」夭折して名を残した人、残さなかった人の対比が絶妙。
- コメント(0) - 2015年6月23日

「波濤は運び来たり 波濤は運び去る 明治の歌・・・。」と序章にあるように、「維新」という激しい波が来て去った後の、切なく哀しい物語が上巻は3作。「それからの咸臨丸」は特に哀しい。他の2作には、北村透谷、樋口一葉が登場。彼らの周りの人たちを哀しく描く。 作品とは外れるが、透谷も一葉も20代の若さで逝ってしまったのは実に残念。透谷と夫人ミナとの馴れ初めは初めて知った。 また、「たけくらべ」久々読みたくなった。★★★★
★8 - コメント(0) - 2015年6月10日

三編じっくり読ませてもらった。特に「からゆき草紙」。一葉関連の本を読んだので、山田さんが描く話も違った切り込みで新鮮だった。こうやって「たけくらべ」は書かれたかもって想像すると面白い。
★5 - コメント(0) - 2015年1月16日

古本。上巻のみ。さくっと楽しみたいときは山田風太郎読む
- コメント(0) - 2014年11月8日

iti
★4 爽快警戒。なんと楽しいリズミカルな作家さんなんだろう。始めて読んだけど。この警戒なリズムに填まりそうです。
- コメント(0) - 2014年11月8日

「それからの咸臨丸」山風先生の榎本武揚評が妙に納得の一話。幕末から明治維新を咸臨丸という船に例えた風刺も子気味良いです。個人的に最も印象に残ったのは「風の中の蝶」。自由民権運動という、あまり小説の題材として馴染みの薄い(というのは偏見かな?)事象に、新選組副長の甥っ子を絡めて、武州多摩の気風が実に気持ち良く描かれていると感じました。まさに風の中の蝶のごとく、どこか残像の様にいつまでも心の奥底に残る作品でした。
★1 - コメント(0) - 2013年8月23日

も~、面白さも半端じゃない。またしても作家ではまっている。 これは明治を舞台にしたシリーズ物だが、舞台として海を絡めている。 3編の短編が入っており、登場するのは榎本武揚、北村透谷、南方熊楠、川路利良、成島柳北等。 山風さんにかかっては、縦横無尽といった風情で、筆が踊りまくり。「何で、ここまで知ってるん?!」と云いたいほど会話が活きている。 咸臨丸のその後といった作品、青春時の熊楠や透谷の東大学生時代、一葉の売り出し前の風景は明治期に深く芸者が絡み、一大文化をなし・・が感じられる。
★5 - コメント(1) - 2013年5月22日

★★★☆
- コメント(0) - 2012年6月6日

幕末から明治に、様々な理由で海から日本を行き来した人々を描いた中篇集。榎本武揚の決断と作者による評、その上で吉岡艮太夫があえてとった決断をどう評すべきか、「それからの咸臨丸」。北村門太郎と石坂公歴の友情を軸に、大坂事件と関わった若者たちの群像、「風の中の蝶」。透谷の詩のように物悲しい話だが、熊楠の奇人ぶりが中和剤の役を果している。これともう一篇、一葉がたけくらべを着想するきっかけを描いた「からゆき草紙」は甲乙つけ難い。艮太夫、公歴、からゆきさん、彼らを運んだ波濤は、彼らが忘れ去られた今でも海を渡り続ける。
- コメント(0) - 2011年9月20日

「波濤は運び来たり/波濤は運び去る/明治の歌…」と扉にあるが、その波は、大正・昭和を超え、平成にも届いている。いつも変わらず、世の波濤に翻弄されて生きるしかないのでは、と思ってしまうのは、年のせいか? 「からゆき草紙」の最後には、ほっとした。その後はどうあれ、やはり、息をつくときがほしい。
- コメント(0) - 2011年2月10日

「それからの咸臨丸」・「風の中の蝶」・「からゆき草紙」の三篇。主題もテイストもそれぞれ違うが、底通しているのは“生きていくことの哀しみ”。「それからの~」の艮太夫も「風の中の~」の蓬ももっと幸せになれたのにと思う反面、これ以上の人生は無かったかもと思う。若い人にも読んでもらいたい。
- コメント(0) - 2010年12月4日

作者お得意の虚実の融合が秀逸(「からゆき草紙」)。
- コメント(0) - 2010年4月2日

明治期の実在の人物を題材に、中編を三作収録。「風の中の蝶」が特にお気に入り。南方熊楠の飄々とした生き方に憧れを感じる。
- コメント(0) - 2009年11月10日

南方熊楠つながりで再読。収録作はそれぞれ趣向の異なる話ながら、内容の濃さと理屈の要らない面白さは全編共通。
- コメント(0) - 2009年1月16日

1997/11/30読了
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