フーコー入門 (ちくま新書)

フーコー入門 (ちくま新書)
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フーコー入門はこんな本です

フーコー入門の感想・レビュー(611)

『知への意志』や『臨床医学の誕生』を読んでいて迷路に入りこんでしまったので読んでみた。現象学やらニーチェの系譜学やら色んな影響を受けているので、フーコー独自の部分を捉えるのは難しいが、この本に書かれていたことを踏まえて読み返したい。
★3 - コメント(0) - 3月20日

この本を読んでフーコーに対して持ったイメージは、あまり哲学者ぽくないということだった。というのも、フーコーがテーマにしているのは常に具体的に存在したもの、しているものだからだ。歴史の目的性の批判や、権力に関するアイディアはニーチェやハイデガー由来の実存哲学の考えをそのまま受け継いでるように思われた。それまでの実存主義から変わったのは、世界内存在における世界の方、つまり社会のほうに視点が大きく移ったことで、哲学そのものよりも、それまでの哲学を実際の現実のために役立てていくという面が強かったように思う。
- コメント(0) - 3月5日

この手の本は後半に進むにつれて難解になっていくのが常だが,本書はむしろ徐々に面白さを増す.フーコーというとパノプティコンだとか権力だとか非常に堅い印象があったが,性についてなど案外身近なところにまで及んでいるのだなあと関心した.生-権力についてのくだりは非常に興味深い.
- コメント(0) - 2月16日

うーん
- コメント(0) - 2月14日

細大漏らさず適切な長さにまとめる安定の要約力。著者が二冊かけて詳述してる河出と新曜社のフーコー本に対し入門用の本書は、ゲイである苦悩と精神病院経験から始まり各時代を規定する知の構造に斬り込んだが相対主義的と受け止められがちな『言葉と物』で留まらずさらに先へ進む。ヘーゲル・マルクス史観を殺したおフランス思想の代表扱いされるフーコーが、フランスでは知的遊戯に堕してたマルクス主義がちゃんと実践的意味をもつ場面に遭遇したことに触れて、性や生政治など言語化されない領域も言説として対象化していく後期への変貌まで説明。
★11 - コメント(0) - 2016年12月31日

フーコーの思想をその背景から歴史的にたどった、わかりやすい解説本。単独で原著に当たる前に、文脈整理ができる。個人的には権力論の系譜の理解に役立った。
★1 - コメント(0) - 2016年9月15日

今まで何の疑問も持たず受け入れていた真理を疑うってこんなに難しい。浅学なので読了するのにとても時間がかかった。
- コメント(0) - 2016年8月24日

図書館の本
- コメント(0) - 2016年8月17日

保育所の充実などのいろいろな福祉施策が行われているけど、個人の幸福のために行われているというよりかは、生産性の向上のために行われているのではないかとの違和感が最近あったので、福祉に関する考察は参考になりました。あと、福祉の拡大による私的領域の縮小については、伊藤ケイカクのハーモニーをまた読んでみたら新しい印象がでそうだなとも思いました。
★2 - コメント(0) - 2016年6月11日

真理とは、ある時代までの歴史の権力とされる者が作り上げた物に過ぎないという自覚を基に、絶対的真理を諦めた近代〜現代で相対的真理に慢心するのではなく、相対性を認めつつ自分なりの真理を追い求める「パレーシアと真理のゲーム」には個々の真理は自由な主体の行為でしかありえないと認識させられた。臨床医学の誕生経緯は驚かされるばかりであった。フーコーの他の著書へちょうどいい足掛かりになった。興味のある方には是非お勧めしたい一冊。
★2 - コメント(0) - 2016年5月21日

フーコーの膨大な思索の遍歴がコンパクトにまとめられていてありがたい。支配や権力をめぐる諸問題に対する洞察の鋭さや柔軟な思考に接して大いに刺激を受けた。
★7 - コメント(0) - 2016年5月17日

フーコーに関しての本。比較的読みやすかったように思う。思想系の本から学ぶことは多いなー
- コメント(0) - 2016年5月6日

フーコーの思想の変遷を辿る解説書。著作の概要を年代順に示しながら、実は、「現在の診断」という問題意識が常に根底に流れていることを明らかにする。著作だけではなく、講演の内容も取り上げて、可能な限り、フーコーの思想の変遷を追っていく。本当に丁寧な仕事である。 【メモ】「ディスクール」、「エノンセ」、「アルシーヴ」、「知」の定義pp.114-119 『知の考古学』を確認。
- コメント(0) - 2016年4月5日

【メモ】身体的な鎖を解き自由にすると、他者の眼差しという鎖で心を縛られる。他者の道徳を自分の道徳として確立。 古典主義時代と近代では見えているものが違う。 権力とは外部から個人を抑圧するのではなく、内部に道徳の眼差しを埋め込み主体的な自己を形成させる 性の告白による快楽と隠蔽と監視
- コメント(0) - 2016年3月23日

概説書としては悪くないのだが、私自身がフーコーの思想との相性が悪いのか、あまり理解てきなかったように思われる。 哲学者ではあるが、心理学や政治学など、どちらかというと周辺の学問を取り扱っているので、あっちへいったりこっちへ行ったりするのだろう。
★2 - コメント(0) - 2016年3月12日

一見するとテーマが多岐に渡るようなフーコーの著作を、補助線を引きながら解説し、<真理の複数性>あるいは<真理の別のあり方の可能性>とでも言うべき生涯の命題が通底していることを明らかにしている。著作あたりの解釈本としても、フーコーという哲学者全体の紹介としても参考になる。著者自身が何度も指摘しているように、フーコーの問いや彼の思考法は現在のための哲学である。読んでいる間にも現代の具体的な問題への適応可能性を何度も感じ取ることができた。現代のわれわれが実践し、受け継いでいくべき哲学である。
★1 - コメント(0) - 2016年2月2日

今年2016年は、フーコーを読もう。正常と異常を決めるもの、それって制度なのか。それとも人なのか。
★2 - コメント(0) - 2016年1月1日

『知の考古学』へのウォームアップに再読。哲学史などの知識がついたおかげで以前よりだいぶ理解がスムーズにいった。フーコーの主要な著作がどういった思考の変遷において書かれてきたのかをすっきりと整理し,それぞれをマッピングしてくれているので,原著/訳書に当たる前に読むものとしてとても適切だと思う。▼フーコーといえば権力論というイメージだが,絶望的なまでに張り巡らされた権力の網にどう抗して生きるか考え続けた人でもあるのだとわかり,(こういうのが適切かわからないけど)勇気づけられた感がある。
★5 - コメント(0) - 2015年11月27日

ある真理がどのような歴史的条件の下に成立したか、フーコーは考古学と系譜学という方法論によってそれらを暴いた。「異常・正常」の二元論がある時代において作られたものだという、『狂気の歴史』における彼の有名な指摘は、現代の精神病患者たちの神秘的な可能性を感じさせてくれる。「権力」による近代的主体形成の話も、自分自身の価値観がいかに知らないうちに作り上げられたものなのかに気付かせてくれる。ホモセクシャルであったフーコーが抱いてきた疎外感が彼の研究の動機でもあったが、彼がエイズで命を落としたのはなんとも皮肉な話だ。
★2 - コメント(6) - 2015年10月27日

再読。とてもいい本。M.フーコーさんの思想を年代順に追いながら、手堅く思考の展開を跡付けて行っており、単著を読むだけではわからない全体の文脈が一望できるという、入門の名にふさわしい本です。しかし、本書に一番惹かれるところは、ワタシの考えていたフーコーさん観そのものが描かれているからです。所詮思想なんてもんは合うか合わないかだと思います。そこがピッタリ合ったのです。運命的です。人それぞれがこの世の真理を構築する権利と能力がある。“パレーシア”という概念は我が愛するフーコーさんの思想そのものでした。
★3 - コメント(0) - 2015年10月24日

フーコーの著作は非常に難解ということで有名なので、まずは入門書で予備知識を仕入れてから本人の著作へと思い探し始める。だが、新書で入門書を探すと、意外にもあまり出てこない。そんな中で検索トップに上がったのが本書だった。感想としては、網羅的にかつ分かりやすく解説されて、入門書としてはとても良いと思った。ただ、第3章に関しては、詰め込みすぎてよく分からなかった。
- コメント(0) - 2015年9月21日

大学時代、構造主義について学ぼうとしていると、レヴィ=ストローズと同時にミシェル・フーコーの名前にも出会った。そこから興味をもって本書を読んだ。歴史主義に対して、現在を重んじる哲学者だったということがわかり、同時に構造主義に関する学びも深まった。世の中で「今を大切にしよう」「目の前のことに、精一杯取り組もう」という風潮があるのも、こういう思想からきているのだろうか。
★2 - コメント(0) - 2015年8月7日

権力、真理、意志、フーコーがここまでニーチェ的だったとは知らなかった
- コメント(0) - 2015年7月18日

真理は絶対的なものではない。考古学と系譜学で歴史を紐解けば、真理が如何に構築、変容してきたかがわかる。つまり真理は複数存在し、ゲームを経て普遍性を得る。イデオロギー(虚偽意識)や制度の、身体と精神に働きかける精巧なまなざしに抗するには、魂が身体の監獄と化すのを防ぐには、自己を放棄してはならない。入門書とはいえ、一貫したテーマのもとに打ち立てられた理論と概念は多様で、追う側も一筋縄ではいかない。それだけに哲学者としての並々ならぬ執念を感じる。私も自分なりの真理を語るパレーシアステーヌでありたい。
★5 - コメント(0) - 2015年6月14日

思っていたより難しい内容でしたが、納得のいく考えを持っていることなどから楽しめたと思います。
★4 - コメント(0) - 2015年5月5日

感動せざるを得ない。
★1 - コメント(0) - 2015年2月16日

何でかフーコー解説本2冊目。フーコーの著作を順を追って、解説して行くスタイル。とにかく『狂気の歴史』が読んでみたくて、仕方ない(^^;;
★1 - コメント(0) - 2015年2月10日

この入門書を読んだ後フーコーの著作に取り掛からなければ、きっと内容はすぐ忘れてしまうと思いました。
★3 - コメント(0) - 2015年2月10日

フーコーに入門終了。フーコーの言葉は難しく解釈に困る部分も多々あった。フーコーは変わり、進化し続けた。フーコーのなってどうなるか、というよりなったことでどうなっていけるのか、というのに関心をもった。そして、現在の権力の構造を言及していると思う。近年の情報の統一及び情報を開示しない政府など、フーコーの見抜いていたものが当てはまる。当初は監獄の誕生を読むために大雑把にフーコーの思想を把握していたかったのだか、次第に晩年のフーコーも興味がてできた。フーコーの洞察力と歴史の真理の追求には恐れ入った。
★1 - コメント(0) - 2015年2月7日

非常に分かりやすい解説本。フーコーの洞察力パない。ただ、『知の考古学』に関する解説はさっぱり分からんかったです(´・ω・`)
- コメント(0) - 2014年12月21日

ゆっくり読んで、深く頷いた。第四章の「真理への意志ー『監視と処罰』」以降の議論を特に注視した。私自身常にどこか自分を棄却しているような感覚があり、それについては考えても詮無いことだとは思っていたが、自己の放棄を命じる統治性のシステムと、それを引き継いだ現代の生-権力の話を読んでいると、もしかするとフーコーの思想がこの感覚の出処を示してくれるのではないかと思われた。そしていつか私にも真理のゲームにひとりのパレーシアとして加われるときが来るのであろうか。
★2 - コメント(0) - 2014年10月20日

とても良い。フーコーに魅力を感じるのは、現代に生きる我々の生きづらさというかなんでこんな感じなんだろう世の中はみたいな漠然とした心のしこりにメタメタメタレベルくらいから答えをくれてるように感じるからかも。そんな意図はないだろうけど読んでる間は個が消える。思想家哲学者と自分らマスには相当長い距離を感じるけど、真理とか生権力とかカッコいい言葉を選んでくれるとこちらとしとも頑張ってお近づきになりたくなる。
★17 - コメント(0) - 2014年10月8日

全体像が要約されており、また分かりやすく記述されている。しかし、考古学に関する説明は、今一咀嚼し切れていない印象を受ける。
★1 - コメント(0) - 2014年9月29日

期待はずれ
- コメント(0) - 2014年9月19日

フーコーは一貫している、というメッセージを強く感じました。
- コメント(0) - 2014年9月18日

真理は唯一無二で絶対的なものではなく歴史的な根拠に基づくことを各々が自覚し、それぞれが自身の考える真理を述べることで権力関係から脱する一歩とする。フーコーの著作を時系列順に追いどのような考えを抱いたのか、またその変遷を通じて難解なフーコーの思想を少しでも分かりやすく説明しようとする。
★13 - コメント(0) - 2014年8月31日

フーコーの取り組みについて著書を上げつつその変遷を説明してくれる。漠然としたイメージしかなかったので、その一貫した思考について知れて良かった。
★3 - コメント(0) - 2014年8月14日

 フーコーという哲学者というか思想家というか、が気になっていた。この本は、フーコーの考えてきたことを執筆した著作順に思考、思想の道筋を辿っていくというものだ。大まかな概略は少し理解できた、というよりこんなふうなことを考えていたんだというようなことがわかった。今度は原典に挑戦してみよう。
★4 - コメント(0) - 2014年7月13日

フーコー入門の 評価:50 感想・レビュー:138
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