科学哲学への招待 (ちくま学芸文庫)

科学哲学への招待 (ちくま学芸文庫)
302ページ
246登録

科学哲学への招待はこんな本です

科学哲学への招待の感想・レビュー(127)

民主的な政治システムを完成していたイロクォイ族(中略)では、部族の会議が開かれるたび、人々はまず自分たちの義務を次のような言葉で誓い合うのだった。「何事を取り決めるにあたっても、われわれの決定が以後の七世代にわたっておよぼすことになる影響をよく考えなくてはならない」と。ある決議事項をめぐって自分が投票するなら、その票は自分だけではなく、まだ生まれていない者たちも含めて、以後の七世代のための一票なのだ。/「大地は子孫が貸してくれたもの」
★8 - コメント(0) - 1月5日

大まかに言うと内容は「科学史」「科学哲学」「科学社会学」の3本立て。前2つはオーソドックスで、科学と哲学に関心のある人に広く読んでほしいような内容。「科学社会学」は新しい分野でこれまであまり一般向けの本が出ていないので特筆に値する。哲学専攻の自分としてはなんとなく反発を覚えるアプローチなのだけど(知や真理そのものではなく、科学者のコミュニティや一般社会との関係を扱うわけだから…)、素直に面白い研究対象であるとも思う。
★5 - コメント(1) - 1月3日

科学哲学に興味を持ち読んでみました。一部、噛み砕いて理解できていない部分があったので再読します。
- コメント(0) - 2016年12月11日

H2A
帰納法と演繹法、仮説演繹法のところはおもしろく読み、総じて1,2部は「ためになった」と思う。先日読んだ分析哲学の復習にもなった。科学社会学以降はそんなに有難味を感じなかったが、放送大学のテキストだったという性格上当然かもしれない。
★10 - コメント(0) - 2016年11月5日

放送大学の教材用とのこと、納得の読み進めやすさ。今まで科学哲学関連は新書レベルしか触れてなかった自分にとっては、もう一段深まる程よい詳しさで、理解を進められたという満腹感がある。
★1 - コメント(0) - 2016年10月5日

科学史・科学哲学の入門書として、教科書的な網羅性と、現代的な課題感を平易に伝えてくれる良書。個人的には、社会学的・存在論的な踏み込みについては物足りない印象。
- コメント(0) - 2016年9月26日

。「科学史」「科学哲学」「科学社会学」の三部に大きく分かれている構造がよかった。この本一冊読んだら科学哲学の大体な事が分かる入門書だと思います。
- コメント(0) - 2016年6月17日

「科学的」とはどういうことなのかが分からなかったので読んでみた。「科学史」「科学哲学」「科学社会学」の三部に大きく分かれれる。「科学史」は12世紀にアラビア科学を逆輸入することでヨーロッパの科学が飛躍的に進歩したことがポイント。科学哲学はポパーとクーンの議論を読むつもりだったのに、プラグマティストのパトナムとローティの議論に大変刺激を受けた。本を読んでみよう。科学社会学も読まないでおこうと思ったのだが、「科学的に仕事をする職業」の人間にはめちゃくちゃ大切なことばかり書いていた。世界には賢い人がいるもんだ。
★3 - コメント(0) - 2016年5月1日

『科学哲学への招待』読了。学校の「科学哲学」という授業で教科書に指定されていた本。面白そうだから、講義を先取りして読んでしまった。科学史、科学哲学、科学社会学、という構成。科学史まではともかく、科学哲学以降はたしかにだいぶ難しいから、先生のていねいな解説を待ちたいと思う。
- コメント(0) - 2016年4月28日

方法論はたしかに科学研究の中で一定の役割を果たしてはいるが、科学はそれだけで発展するものではない。
★1 - コメント(0) - 2016年2月29日

単なる科学哲学本ではなく、科学史・科学哲学・科学社会学の三分野を扱っていて、「反哲学入門」の後に読むと丁度良さそう。論理学を現実世界に当てはめたウィトゲンシュタインや、科学主義的なウィーン学団の辺りから怪しくなるが、ポパー・クワイン・クーンと進むにつれ、話が抽象的になって拍子抜けした。この辺はストロング・プログラムに対抗した「知の欺瞞」を読んだ方が良いと思う。例えば、機械制御などでは今でも古典力学が使われるが、それは合理的だと感じるし、ましてや政治的理由によるものではない。でも、科学社会学も興味深い。
★2 - コメント(0) - 2016年2月26日

★★★★☆コペルニクスのコスモロジーの転換、ガリレオの自然の数学化(落体の法則)、ニュートンの天と地の統一。デカルトの物神分離。アリストテレスの資料形相論。運動は可能態から現実態への移行。心の哲学、心脳同一説(心的状態は脳状態と同一)、機能主義(心はシリコンチップの物理的状態で実現)→唯物論的傾向。クオリアの心身関係、意識や信念の志向性の問題。平行線公準、非ユークリッド幾何学。ポパーの反証主義。可謬主義、暫定的仮説。真理、理想化された正当化可能性。議論は無味乾燥な一致より、実り豊かな不一致が望ましい。
★2 - コメント(0) - 2016年2月21日

2016.01.28(2016.02.16)(つづき)野家啓一著。  01/19  (P019)  科学研究と技術開発。  社会システムの不可欠な一部。  その最大のスポンサーは国家や企業。  (科学とは)  「科」についての「学」というのみで、判然としない。  物理学なら、「物(物体、物質)」についての理(ことわり、法則)を探求する「学問」。  生物学ならば、「生き物」に関する学問という具合いに、何の紛れもない。 
★43 - コメント(1) - 2016年1月28日

2016.01.26(2016.01.16)(初読)野家啓一著。  01/16  (野家啓一)  1949、仙台生まれ、東北大学総長、元特命教授、日本哲学学会長。  (カバー)  17C、それまでの古代、中世のアリストテレス的自然観を克服し、近代「科学」誕生。  しかし、パラダイム転換は繰り返され、20Cにはリスクも叫ばれる近代科学。  こういう歴史的転換点に光を当て、深く掘り下げる。  (まえがき)  科学哲学は、歴史哲学と社会哲学と並ぶ哲学の一分野。   
★47 - コメント(1) - 2016年1月26日

大学時代に是非ともこういう授業を受けたかった。(技術者倫理という講義はあったが、それは本書でいうと終盤に相当) 本書では、まず「科学」という言葉がどのような成り立ちを持つのかから始まって、科学史・科学哲学・科学社会学という三軸によって、古代から現代に至るまでの科学の変遷を幅広く捉えていく。個人的に特に刺激的だったのは、「パラダイム・シフト」や「反証可能性」といった言葉は何となく聞いたことがあるけれど調べたことはなかった言葉についてと、クワインの「知識の全体論」のあたり。
★1 - コメント(0) - 2016年1月26日

科学哲学の入門には? と問われたときに、これを薦めます 第二部だけでOKです でも全部読みたくなるでしょう
- コメント(0) - 2015年11月30日

さすがに個々のトピックについては聞いたことがある事柄が多かったが,それらをよりきめ細かに知り,歴史的なストーリーの中に位置づけ,足りないピースを補うことができてよかった。ある程度知識のある人が復習するにも,初心者が知っておくべきことの基本をおさえるにもよい本だと思う。後半の,現代社会における科学者の倫理や科学が不可避にもってしまう社会的リスクの問題は,昨今の社会情勢からしてとても差し迫ったものである。補章があることによって,それがより切実に感じられ,引き締まった読後感を生んでいると思う。
★4 - コメント(0) - 2015年10月30日

自分の研究を伝えるには哲学も勉強する必要があると思い、とりあえず一周読んだ。これは精読が必要な本だ。
- コメント(0) - 2015年10月4日

科学史、科学哲学、科学社会学と、時代順を追って科学を取り巻く思想状況がわかりやすく纏められている。現代社会は、科学技術のリスクにさらされているのと同時に、大きな恩恵も受けている。世の中には科学に対して必要以上の不信を向ける人達もいるが、そもそも科学とは何かについての理解を深めることができれば、科学が最も信頼できる知的プロセスであることが理解できるのではないか。一方、科学技術に対する不信は、科学技術がもたらす副作用に基づいており、簡単には払拭できない。様々なことを考えさせられる一冊となった。
★3 - コメント(0) - 2015年10月4日

科学史の中の科学哲学をピックアップしたものだった。真ん中の章は理解できてない。科学と社会の関係はなるほどと思えた。環境問題やナノテクノロジーは政府も関わるのでやっかいだ。
★2 - コメント(0) - 2015年9月19日

思ったより読みやすかった。前半は丁寧に歴史を追って、後半はまさに「今」の問題。リスクの分配や未来世代への責任など、身近に感じられた。科学(サイエンス)ってそもそも何、というところから始まってこの展開。どの章もどっしりと誠実で丁寧で、私にとっては決して易しい内容ではなかったけどわりとするっと進んだ。読んだ後ブックカバーを外してもう一回表紙を見たとき、この小細工なしのしシンプルさがかっこいいと思いました。
★1 - コメント(0) - 2015年9月1日

「科学って何だろう」と考えている大学1年生にオススメできる本。もとが放送大学の教科書ということで教科書調であることは否めないが、科学史、科学哲学、科学社会学の3つのバランスが取れているのが素晴らしい。逆に、それぞれの分野を少し専門的に勉強して訳わからなくなったときに、基本に立ち戻るための本としても有用だと感じる。
★1 - コメント(0) - 2015年7月14日

大学時代の研究室の先生が書いた本。
★1 - コメント(0) - 2015年7月11日

科学の歴史が俯瞰できます
★1 - コメント(0) - 2015年7月1日

非常に読みやすかった。原発事故以降、科学技術に対する疑念が生じている昨今において、短絡的にその正否を答えるのでなく、科学の基礎づけ、科学と我々の社会との関係、といった主題に対し苦心した先人たちの思想を学ぶのは必要ではないだろうか?
★1 - コメント(0) - 2015年6月23日

980
科学という用語の出自から始まる第一部の『科学史』から親切に深く掘り下げてくれるのでわかりやすい。第二部の『科学哲学』、第三部の『科学社会学』、そして補章の『3・11以降の科学技術と人間』とわりと時系列順沿って現在までの科学の成り立ちを理解するとともに社会的責任とリスクについて考えさせられる。リスクのない科学技術は存在せず、科学技術の恩恵なしには成り立たない現代社会に生きる今こそ読んでおいて損はなかった
★1 - コメント(0) - 2015年6月22日

流石に第一人者の野家さんだけあり、実に分かりやすくまとまっている。科学技術が社会に与える影響が著しく拡大していく中で、科学のあるべき姿を見定めていくのは現代の大きな課題と言えよう。科学技術と社会の関係については、核兵器、原発事故、環境破壊など否定的な面から語られることが多いが、社会の進歩もまた科学技術に負うところが大きい。ポジティブな面にもバランス良く目を向けていくことが必要ではなかろうか。
★1 - コメント(0) - 2015年6月6日

非常によい。科学哲学というものを知りたい人にとっての最初の1冊として勧められるし、後からの参照にも耐えうると思う。ただ東日本大震災に関する補章は若干イデオロギーめいていてあまりよいものではなかった。科学的な価値判断は社会と不可分であるとは著者自身が述べていることであるが、前章までは教科書的な記述なので、書くにしても別の本にしたほうがよかったような気もする。
- コメント(0) - 2015年5月31日

放送大学のテキストがもとなのだそうで、科学史、科学哲学、科学社会学の三部構成のおかげもあってか、大変わかりやすくまとまっていると思う。入門書として好印象だ。
★1 - コメント(0) - 2015年5月25日

科学も古代ギリシアの価値観、近代の機械的自然観などに支えられた中で、人間が行う文化的活動にすぎないということが実感される。ただそれが他の文化活動と違うのは、全人類が普遍的に価値を共有できるというところである。ゆえに、科学が固定観念から脱却し、また科学の進歩主義をも絶対視せず、批判を受け入れる開かれた「場」となって以降、科学は指数関数的に普及し、また発達してきたのであろう。
- コメント(0) - 2015年5月3日

古代ギリシアの自然観から現代のリスク社会論に至る広範な範囲を平明な言葉で説明する大変よくできた入門書だと思う。ただ、バシュラールに関して触れていないのは個人的には多少気になった。旧来の連続的な科学観と一線を画するクーンの非連続的なパラダイムという考え方の背景には、バシュラールの認識論的断絶があるのだからポパーと並んで扱ってほしかった。
★1 - コメント(0) - 2015年4月15日

「科学史」と「科学哲学」、「科学社会学」の三部から成り、第一部ではギリシャ的な自然観が近代の科学革命を経て否定されていく流れが、第二部では論理実証主義の試みとその問題点、カール・ポパーの反証主義やクーンのパラダイム論などが、第三部では科学を取り巻く社会的状況の変化や科学技術に関するリスクと倫理の問題が語られている。科学についての様々な問題が包括的に扱われていて、ひとつひとつの説明もポイントが押さえられているので入門としてとても良かった。
★15 - コメント(0) - 2015年4月6日

他の入門書との差異はアリストテレス的自然観のセントラルドグマを丁寧に描いているところと19世紀半ばの第二次科学革命(科学の制度化)について説明しているところか
★1 - コメント(0) - 2015年4月3日

放送大学のテキストをもとにした科学哲学・科学論の教科書。科学史・科学哲学・科学社会学を扱っていて、扱うテーマも大体時系列順になっています。コンパクトにわかりやすくまとまっているのですがよくも悪くも教科書的なので、もともとある程度の興味を持っている人でないとピンと来ないかもしれません。
★3 - コメント(0) - 2015年4月3日

科学について、科学史・科学哲学・科学社会学の3点から考察をした本。科学とはどういった営みか、科学とは如何様に定義され得るか、科学と社会に対する責任はどのように付されるべきか、などが書かれている。東日本大震災以降の科学を取り巻く状況を加味すると自然科学・社会科学関わらず、サイエンスに携わる人は読むべきか。科学哲学の入門書としても最適です。
★5 - コメント(0) - 2015年3月14日

今読んでいるみんな最新5件(14)

03/07:YT2
01/04:樋口佳之
03/19:pintarou
02/15:大福
12/16:雨城凍灯

積読中のみんな最新5件(14)

03/24:
04/15:鈴香
03/01:milia639
02/21:ぽつお

読みたいと思ったみんな最新5件(91)

03/06:hideaki
03/05:りく
03/03:たかやん
02/25:dripdrop
02/21:ぽっきー
科学哲学への招待の 評価:60 感想・レビュー:36
ログイン新規登録(無料)