あそぶ神仏: 江戸の宗教美術とアニミズム (ちくま学芸文庫)

あそぶ神仏: 江戸の宗教美術とアニミズム (ちくま学芸文庫)
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あそぶ神仏: 江戸の宗教美術とアニミズムはこんな本です

あそぶ神仏: 江戸の宗教美術とアニミズムはこんな本です

あそぶ神仏: 江戸の宗教美術とアニミズムの感想・レビュー(33)

「遊戯」「アニミズム」を日本美術の、この本ではとくに江戸美術の面白みとして取り上げている。円空をはじめとする仏像を彫りながら、東北・北海道などさまざまな地域へ旅した僧侶、また、白隠をはじめとする禅画の面白み、凄みをみていく。もともとが論集(初出はばらばら)なので、話題も散る。そのため、肝心の「あそび」「遊戯性」がなにかは、思想的には論究されないのが残念。おまけ:北斎晩年の絵から取られた装丁がとってもよかった。
★10 - コメント(0) - 2月1日

2016.05.07(2015.12.07)(つづき)辻惟雄著。  05/05  (P014)  神護寺、薬師如来立像(その持つ異様な迫力)、天皇の位を狙う僧道鏡の野望を、薬師如来の呪力によって撃砕しようとした政敵和気清麻呂の依頼で作られた、と言われる。  神護寺薬師像、一本の杉の大木を彫って作られた素木(しらき)像。  素木像は8-9Cといわれる貞観彫刻に多くみられる。  中国の代用ビャクダンを用いた造像の影響、考えられるが、それだけでは十分な説明にならない。 
★53 - コメント(1) - 2016年5月7日

2016.05.03(2015.11.07)(つづき)辻惟雄著。  05/02  (P008)  (はじめに)  日本美術の中のアニミズム。  梅原猛氏。  神道はアニミズムそのものであって、仏教もまた、日本に来るとアニミズムによって変容した。  「草木国土悉皆成仏」  このように、無情のものも含めて、すべて仏となることができるという思想は、元来インドにではなく、中国の天台宗仏教学が道教思想を入れてできたものという。  これはエドワード・テイラーの指摘でもある。 
★56 - コメント(1) - 2016年5月3日

仏教美術は苦手という著者による仏教美術の本。第1章の「日本美術に流れるアニミズム」がこの本を総括する内容になっている。アニミズムという名前であるが、日本の場合はそのような言葉に縛られない精神性を持っている。
- コメント(0) - 2016年4月21日

美術館で図録を買ったついでに購入。美術の世界はよく分からないけど、聞いたことある画家の考察も入っていて興味深く読めた。特に「浮世絵春画と性器崇拝」が面白い。時代ごとの流行りや画家の思惑が込められているという点では、文学に通ずるものがあるのだと思った。背景知識を得た上で、色んな作品を見てみたい。
★1 - コメント(0) - 2016年3月22日

庶民を愛し、庶民が愛した伝統的なものとは異なった宗教美術の姿を探った本。円空も木喰も名前は知っていたけれど、実際に作品を見るとかなり驚かされる。また、北斎に対する新しい目が自分のなかに芽生えた気がしてよかった。
- コメント(0) - 2016年2月29日

2015.09.16(2015.10.07)(つづき)辻惟雄著。  09/10  (P016)  立木仏。  17.8Cに至るまで修行僧により彫られた。  円空や木喰明満によって彫られたものが木とともに残る。  長野県大法寺の観音像(図2)のように目を眼球のふくらみだけ残し、それ以上は彫らないままにしてあるのが見当たる。  『日本霊異記』には、ある修行僧が山里で仏像を作ろうとして梨の木を切った。  そのまま去った。  村人がその木を川に渡し、人牛馬、そこを、その上を往復する。 
★50 - コメント(2) - 2015年9月16日

2015.09.15(2015.10.07)(つづき)辻惟雄著。  09/09  (P013)  ◎日本美術に流れるアニミズム。  ◎仏像と霊魂。  仏像を伴う仏教の伝来。  日本文化史上の突発的出来事。  物部氏との激しい論争。  蘇我氏は異教の偶像を受け入れた。  渡来工人用い、造像の形式、技法を日本に移し植えた。  とはいえ、その表現にそれまでの長い間培われたアニミズムの伝統が影を落とすのは当然。  法隆寺、救世観音像。 
★49 - コメント(1) - 2015年9月15日

2015.08.16(2015.09.07)(つづき)辻惟雄著。  08/07-2  (口絵)  円空。  白隠(大黒天図)。  六道絵(品川、長徳寺)、源道(釈迦成道図) ◎日本美術に流れるアニミズム。  (はじめに)  梅原猛、1989、『アニミズム再考』がある。  わかりやすい説明、「アニミズムとは、動物、植物のみならず、石や水のような無機物にも、人間にあるのと同じ、霊が存在するとする思想、死ぬと霊の故郷、天に帰り再び新しい体をまとい、この世に再生する」 
★46 - コメント(0) - 2015年8月16日

2015.08.15(2015.08.07)(初読)辻惟雄著。  08/07  (副題=江戸の宗教美術とアニミズム) (解説)  この世の幸運、庶民、その奔放なる想像力、神仏といえども、親しみ深く、荒削り、かわいらしくも、恐ろしくもなる。  妖怪となった器物-付喪神の饗宴、競演。  禅画。  (辻惟雄)  1932、名古屋生まれ。 
★44 - コメント(0) - 2015年8月15日

白隠について再認識することができた。ただ、この本全体をアニミズムで括ることにどれだけ意義があるかは不明。図番も多く読んで楽しい一冊です。
★2 - コメント(0) - 2015年6月26日

辻先生は日本美術の特色として「かざり」「あそび」に加え、本書で「アニミズム」を挙げられています。これらは、私の理解では、日常に寄り添ったもの、気楽で楽しいもの、自然への畏怖と敬慕の念を表すもの、と言えると思います。しかしよく考えてみると、これらはアフリカや他のアジアの美術にも見られるものなので、日本美術のみの特色とするのはやや言い過ぎではないかとも思います。しかし、より発展させて、このように言うことは出来ると思う。(コメントへ)
★3 - コメント(1) - 2015年5月18日

一見、雑然としながらも滋養が豊かな土地のように信仰と芸術が上手く融合している日本の宗教芸術。白隠や蕭白なんてゲテモノもいいところなのだけれど、絵から発せられるあの力強さは認めざるをおえない。同時に彼らの強烈さがあったからこそ、日本ではきれいに体系化された西洋文化への憧れも生まれたのだろう。若冲は時間とってゆっくり見て回りたいものだ。
★10 - コメント(0) - 2015年4月19日

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