三島由紀夫集 雛の宿―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

三島由紀夫集 雛の宿―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)
382ページ
155登録

三島由紀夫集 雛の宿―文豪怪談傑作選の感想・レビュー(83)

たいへん変則的な順序でこの本を読んだ。というのも、この本は読まないうちに除籍しようかどうか悩んでいたし、もっとも敬愛する泉鏡花の評論だけが気になっていたからだ。タイトルに惹かれて「月澹荘綺譚」→論評および「小説とは何か」→残る小説と読んでいって、「小説とは何か」に創作のヒントと三島のウェットに飛んだ文章に魅せられたものの、小説群の方はもとより好きだった「雛の宿」の他は、どれも卑俗なものばかりだなぁ、やはり三島は好きになれないなと思っていたら、「孔雀」に撃ち殺された。三島の神髄を突きつけられた思いがした。
★19 - コメント(1) - 1月25日

国書刊行会が好きだった身としては、「仲間」「孔雀」からの「月澹荘綺譚」の流れが素晴らしい。特に「仲間」は、時を経てようやく文章技巧の素晴らしさに気付いた。ただ、「英霊の声」は怪談なんだろうか?と疑問が残る。しかしあの文中に流れる熱量、迫力は胸に迫るものがある。文章の上手下手は別として。
- コメント(0) - 2016年12月21日

色白の美青年がよく登場するのは、怪談に合うからでしょうか。
- コメント(0) - 2016年9月24日

面白かったです。短編と書評で構成されており、初めて三島を読む人にも抵抗なく読めるという印象です。その感性は強烈で、独特の精神世界で彩られていました。何処となく不気味でエロティシズムが漂う空気にゾクゾクさせられます。後半の文豪批評はおそらく抜粋であると思われるので、是非とも全文を読んでみたいなと。読みやすいけれど、最後の一文で飲み込まれるような雰囲気が好みでした。
★89 - コメント(0) - 2016年7月19日

怪談短編小説と書評を纏めた三島由紀夫入門編。三島氏初読みです。美しい文章と強烈な感性と独特な精神世界。人物の感情や時代背景が事細かに書かれていてその場に元々存在していたかのような奇妙な錯覚に陥りました。気がつけばこの本を手にしているほどのめり込んでいたようです。このような作家に出会えた喜びは何ものにも代え難い。怪談では不気味でエロティックな世界が繰り広げられ、後半の書評ではユーモラスな文章で、初めて三島氏を読むにはうってつけの一冊でした。表紙も素敵です。おすすめです。
★11 - コメント(0) - 2016年2月1日

8−2016
- コメント(0) - 2016年1月1日

Me
中でも『月澹荘綺譚』が良かったです。「見る」という行為における二顆の水晶の犯す罪は、荒磯での不安から予感された戦慄そのものでした。静寂の中で恍惚を語る無害な目が、身体に擦り寄るようでゾッとします。熟れた夏茱萸と陽に温められた海藻の腐敗臭がeroticに彩る。「月澹ク煙沈ミ暑気清シ」夏の日にまた読みましょう。
★20 - コメント(2) - 2015年11月29日

東雅夫編 「小説とは何か」
★1 - コメント(0) - 2015年9月11日

前半の短編は既読が多かったので、サラッと読んだ。『雛の宿』はやはり印象深い。後半の鏡花や内田百閒についての抄論は、わかりやすくて面白く、できれば抜粋ではなく全部を読んでみたかった。
★8 - コメント(0) - 2015年8月17日

「月澹荘綺譚」を読むために。やっぱり何回読んでもぞくぞくする。「雛の宿」の妹萌え感も、「花火」のミステリアス感も、「切符」の正統派ホラー感も、「英霊の聲」のいってしまってる感もよかった。
★1 - コメント(0) - 2015年5月13日

うーん、と思いながら読み進めましたが、本編最後の月澹荘綺譚にはゾクッときました。
★1 - コメント(0) - 2015年4月10日


★3 - コメント(0) - 2014年12月17日

文章がサラリとしていて読みやすく、最後の一文で突き落とされるような怖さを味わう話が多い。論文はいらなかった。
★1 - コメント(0) - 2014年7月3日

再読。後半の評論部分。以前は、三島の怪談は他にもたくさんあるのに、どうして評論を収録したのだろう、なんて思っていました。東さん、すみません、こういうのを入れてくださるのが、東さんの名アンソロジストたる所以なのだと納得です。
★2 - コメント(0) - 2013年6月29日

「花火」と「仲間」は三島由紀夫作品の妖美を感じさせます。色鮮やかな残酷さのある「雛の宿」、「孔雀」、「月澹荘綺譚」も印象的。特に「英霊の聲」は2.26事件の青年将校たちや神風特攻隊の天皇陛下への恋情とも取れるような敬愛と自分たちの思いは届かず、「天皇の人間宣言」によって神性が剥奪されたことによる呪詛に胸を抉られそうになります。これを当時の戦勝国側の人間が読んでいたらどんな反応になったのだろうか・・・・。三島由紀夫が「小説」で挙げている本に私が読んだ本や作家が多く、挙がっていて吃驚しました。
★42 - コメント(0) - 2013年4月3日

ひなまつりの物語。読友さんがお雛様を飾りながら思い出したという『雛の宿』が読みたくて再読。女の子のいるお家では読んではだめですよーと言いたい、怖〜いお話。いや、男の子のお母さんも、怖〜くなりましたよー。
★18 - コメント(5) - 2013年3月3日

幻想、怪奇な内容の短編集。政治的な内容かと勝手に推測してこれまで読まずにいた「英霊の聲」の生々しさ、美文を越えて迫ってくるような切実さに驚いた。他には、不思議と不穏な雰囲気が漂う「仲間」と鮮烈なイメージが圧倒的なラストで思わず息を飲んだ「月澹荘奇譚」、幽霊譚と幻想味の合間で揺れる雪洞の明かりのような雰囲気の「雛の宿」が特に良かった。
★5 - コメント(0) - 2012年2月4日

猟奇的怪奇小説「月澹荘綺譚」から幻想小説「切符」まで取り揃え、昭和の闇と耽美を両立させた三島由紀夫の怪奇小説。
★2 - コメント(0) - 2011年12月10日

三島由紀夫ってどうしてこんなにも素敵なのだろう。何ちゅーか、天才的ってこういうこというのかな。……怪談集と銘打っておいて評論『小説について』は無いだろう、と眉をひそめたものの結果的に大収穫。久し振りの感動。勿論所収の不思議小説群も楽しませて頂きました★
★5 - コメント(0) - 2010年9月3日

「雛の宿」「孔雀」「月澹荘綺譚」かな。「月澹荘綺譚」はラストの一文にギョっとさせられて、こんなことをさらりと書いてあるところが俗っぽくもあるし上手くもある絶妙なラインで唸ってしまう。「孔雀」は怪談の部類に入るのかもしれないけれど、刑事という<美しくないもの>と主人公らしき<かつて美しかったもの>の視点が渾然としているからか、または事件が結局うやむやになって幻想的に処理されているからか、中途半端でもったいない気もした。この二編は耽美と言えるかもしれないけど三島由紀夫の持つ何かが耽美色を強くすることを許さなか
★2 - コメント(1) - 2010年2月9日

mn
やっぱ月澹荘綺譚
★2 - コメント(0) - 2009年11月2日

孔雀が好きです
★1 - コメント(0) - 2009年7月18日

若い時と印象が変化
★1 - コメント(0) - 2009年1月4日

これさいこうだぜ。 夏の夜にぜひ読みましょう。短編だからさくさく読めてしかも粒ぞろいときました。「花火」は傑作中の傑作。表題作「雛の宿」もいいけど一押しは「月澹荘綺譚」です。最低なストーリーでグロくてさいこうです
★3 - コメント(0) - --/--

この一冊で三島由紀夫がめっちゃ好きになった。英霊の聲のような文章もあれば、後半のエッセイのように愉快な文章もある。この振れ幅はハンパない。 花火が一番好き。何回読んでも面白い。
★1 - コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(8)

11/01:Rose
10/31:fukafkacraft
09/04:ぱらっぱ
12/02:しおりん
10/11:半殻肝

積読中のみんな最新5件(16)

02/09:MIMI
03/21:和衛門
06/19:rina

読みたいと思ったみんな最新5件(48)

03/26:帆立
03/22:たぼつ
01/26:瓜坊
12/15:ききょう
09/23:紫暗
三島由紀夫集 雛の宿―文豪怪談傑作選の 評価:65 感想・レビュー:27
ログイン新規登録(無料)