ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)
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ブダペストの古本屋はこんな本です

ブダペストの古本屋はこんな本です

ブダペストの古本屋の感想・レビュー(31)

春からの新学期にハンガリー語の授業があって、受講を迷って本書を再読。著者はハンガリー語を専門とする言語学者。この人の名前を知ったのはチェコ語が専門の千野栄一のエッセイに、古書集めのライヴァルとして紹介されていたから。初読のとき言語学者の書くものはどれも同じだなと思った。そもそもハンガリー語の事をロシア語やチェコ語と同じスラヴ語だと勘違いしていて、ハンガリー語がフィンランド語やエストニア語と同じであることもきちんと説明されていてとても驚いた。服部健「ギリヤーク研究論集」の出版発起人であることにもまた吃驚。
★61 - コメント(0) - 1月16日

なんかついこないだのことみたいな感じで書かれた紀行文が戦前のものだったりした。この新鮮さは何なんだろう
- コメント(0) - 2016年11月1日

この著者と言いこの本に登場する人たちと言い、この時代の人たちの教養の高さは一体何なんだ。
★2 - コメント(0) - 2016年8月31日

昭和17~57年にかけて発表した文章をまとめたもの。留学生として暮らし、その後も何度となく訪れたハンガリーを始めとする中東欧諸国や、書物に関する話題が中心。解説によると、ちょうど青春時代が第二次世界大戦と重なる難しい時期で、書かなかった(書けなかった?)ことが随分とありそうだが、戦況の推移によって、各国から来ている留学生や教師の人間関係にヒビが入っていく様子など、生々しい証言も綴られている。物理的にも精神的にも社会を蝕む戦争の愚かさよ…時代が変わっても庶民の姿は変わらない、という記述が印象的。
- コメント(0) - 2016年5月26日

徳永先生って岩波少年文庫の「ほんとうの空色」や「ラチとらいおん」の訳者!とやっと気づいた。なんだか嬉しい。ご自身は「色々な道楽で気をまぎらせているが、いたって安あがりの他愛のないものばかり」とおっしゃってるが、いやいや歌舞伎や文楽などの芸能、映画、音楽、文学と多方面にわたる膨大な知識量は尋常ではない。目をまるくしてしまった。この本を通して、第二次世界大戦勃発時、激動のヨーロッパに滞在していたなど貴重な経験をお聞き出来る機会を得てありがたく感じた。本当のインテリの方って徳永先生のようなイメージ。
★1 - コメント(0) - 2015年11月4日

著者は戦前にハンガリーに留学し、戦後も学会などで何度となくブダペストを中心にヨーロッパを巡った学者。特に古本屋巡りについては趣味の領域を超えるほどに没頭しており、戦前、戦後のヨーロッパの事情が垣間見える。
★2 - コメント(0) - 2014年10月30日

この人すごい多趣味だ・・・!芝居・音楽・文学・語学と、これだけ極められたら人生楽しいだろうなあ。せめて読書と語学だけでも極めたいものです。
- コメント(0) - 2014年6月14日

ハンガリーについてではなく、外国での古本と古本屋について書かれている。本を愛する人たちの、本にまつわるあれこれ。第二次世界大戦勃発で、ハンガリーから帰国を余儀なくされたとき、持ち帰れなかった本への忘れられない愛着。それからもう会えないと思っていた人と再会できたことの無上の喜び。戦前にハンガリーを訪れた人からは「昔の方が良かったでしょう」と言われ、戦後に訪れた人からは「戦前より良くなったでしょう」と言われたこと。政治や経済の生活は一変したが、庶民の姿だけはどんな時代でも変わりがない、との一文が印象的だった。
★1 - コメント(0) - 2014年5月25日

著名な言語学者の"ブダペスト三部作"の一つを文庫化。古書や古書店についての随筆の数々。某仏作家の或る短編小説の紹介にゾクッ!とした。バルセロナで古書店を営む変人の主人公が同業者の火事に乗じて、国内一冊の珍本を盗む。逮捕されて裁判にかけられ、火事も含め近辺の事件も全て罪を被せられ死刑を宣告されるが、彼は特に弁解もせず穏やかだった。しかし弁護士が罪の軽減のために件の珍本をもう一冊見つけてくると、急に猛り狂ってその本を引き裂き、この本は自分だけのものだ!と叫んで死刑になる、という話。本は人を狂気にする。怖い。
★29 - コメント(0) - 2014年1月2日

「プラハの古本屋」の恩師の本。正直あんまり面白くない。自分が語って楽しい話を語ってるだけって感じがする。
- コメント(0) - 2011年5月6日

趣味人ってすごいなー。積読とか、保管場所とかいう悩みを超越してしまっている感がある。ちくま文庫のこういう本はほんとマニアックで楽しいですね。
★1 - コメント(0) - 2010年11月18日

戦争経験によるハンガリー古本屋の変貌のあり方が非常に興味深い。内容によらずとも、常に本は世界のありようを映しだしてくれる。音楽、映画、友人たちとの交流や魅力といった豊富な経験について、多くを語らない筆者のスタンスがカッコよくも物足りないとも思える。
★2 - コメント(1) - 2009年10月21日

「大概の人が欲しがったり望んだりするものにはさっぱり関心が湧かず、誰も興味をもちそうにないようなことにばかり熱中する生き方が身についてしまった」(「幼な心」)という著者によるエッセイ集。淡々としていながら豊饒な世界が拡がっていく。いいなぁ、こういう生き方。
★2 - コメント(0) - 2009年9月4日

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