太宰治集 哀蚊―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

太宰治集 哀蚊―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)
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太宰治集 哀蚊―文豪怪談傑作選はこんな本です

太宰治集 哀蚊―文豪怪談傑作選の感想・レビュー(55)

どれを読んでも逸品。太宰の自虐的な言葉も、彼の痛いほどのやさしさが垣間見える言葉も、すごく胸を震わせる。そこかしこに水の世界に対する憧れがちらついていて切なくなる。
- コメント(0) - 2016年11月26日

幽霊だとか妖怪だとかいった現在の感覚で言う「怪談」とは少し違い、正に「怪しい」話が集まった作品でした。やはり元が中国であったり、中国風であったりする話が多かったです。最近今昔物語集を読む機会がありましたが似た香りを楽しめました。
★2 - コメント(0) - 2016年4月27日

正直、しんどかったです。表題の哀蚊の他はダメでした。散文なんだかメモなんだか。一本でもお気に入りがあればいいでしょう。
- コメント(0) - 2015年12月18日

太宰といえば「走れメロス」くらいしかまともに読んだことがなかったので。怪談にまつわる小説集。一部、随筆もあった。鴉になって遊ぶ「竹青」、太宰流お伽話の「浦島さん」「舌切雀」、有名作家になりすました男が崖から女を突き落す「断崖の錯覚」、菊の精の話「清貧譚」、デビュー作の「魚服記」など面白く読めた。結構時間がかかったが、読みごたえがある一冊だった。他の代表作も読んでみようかなと思う。
★11 - コメント(0) - 2015年10月14日

お伽草紙からとられているのが2作品はいっています。私は結構好きで何度かよんでいます。これらをはじめとして怪談というよりは幻想的あるいは珍しい話のようなものが多いと思いました。ただ太宰の文章は非常に改行が少ない感じで読むのに大変だと思いました。とくに「皮膚と心」などは、話も結構私には面白く思われたのですがやたら文章がずらずら続くので、普通の人が読むと君が悪くなってきて途中でやめる人が多いのでは。
★45 - コメント(0) - 2015年3月17日

従来あまりみない話が多いが、やはり文体は太宰。ただ、表紙の如くおどろおどろしいというのとは違い、奇譚というような話が多い。 古典に題材をとり、太宰流に調理された話はどれもおもしろかったし、作家としての力量を感じさせられた。
★1 - コメント(0) - 2014年9月10日

太宰治の作品はそこまで読み込んでいるというワケではないのですけど、彼の文章を読んでいるとどこか「自分」が分裂するような、妙な感覚に陥ります。この傑作選では特にその傾向を強く感じたような。気のせいかしら
★3 - コメント(0) - 2014年2月12日

太宰治の自虐的な弁解多しで思わず、「もっと自信、持てよ」と背中を叩きたくなる語りと擬音が独特で癖になりそうです。少女の優しさが肝心の相手を慮っていなくて空回りする悲哀を描いた「葉桜と魔笛」と寝物語を聞いていたら異界に紛れ込んでいたような不安を覚える「尼」が印象的です。特に「トカトントン」の無心になれたと思ったら聞こえる日常味のある幻聴で退屈な日常に引き戻される一種の虚無感の描写は生々しくも可笑しくて逸品です。
★27 - コメント(0) - 2013年3月20日

切なくもおぞましい〈哀蚊〉、身体の不調をきっかけに抑鬱された心性が解き放たれる〈皮膚と心〉、美しい思いやりが恐怖の記憶を残す〈葉桜と魔笛〉の三編は突出して良かった。怪談の体裁を取っているというには微妙な気もするが、しかし、人間の業が噴出する様子を、怪しい情景に込めて活写しているという意味では、三編とも〈文豪怪談〉の名にし負う佳作だと感じた。
★2 - コメント(0) - 2012年3月29日

怪談と言ってもバラエティー豊かな怪談モノなので、そんなに怖くはないけれど、ドキっとするところがちょいちょいあったので面白かった。
★2 - コメント(0) - 2012年1月6日

前半は物語系の短編がほぼ年代に沿って並んでて、語り方の巧みになっていく様子が見えて面白かった。新潮文庫で読んだことあるやつも多かったけど、こういう風にパッケージされて「怖い話」として読んでみるとずいぶん印象が違うなぁと思いました。『皮膚と心』は話も好きだけど、題名がとてもいいと思う
★2 - コメント(0) - 2011年12月9日

エッセイ、古典翻訳、小説などなどバラエティに富んだ語り口であるけれど、そのどれもが奇妙な話、化け物の話、怖い話。名作「お伽草子」からの「浦島さん」「舌切雀」がさすがに良かったけれど、個人的には、女性の奇妙な心理を描き、短いけれどなんとも落ちつかない読後感に晒される「待つ」、姉妹の情愛が哀しくてせつなく優しい「葉桜と魔笛」二人の男性の他愛ない空想話がとんでもない最後に着地する、まさに太宰らしい離れ業の「雌に就いて」なども印象に残った。
★3 - コメント(0) - 2011年11月15日

アレンジ版浦島太郎「浦島さん」が殊の外面白かった。やたらと饒舌な亀とやたらと歯切れが悪くて押しの弱い浦島の凸凹コンビのやり取りがなかなか愉快。
★3 - コメント(0) - 2011年10月7日

文豪怪談傑作選シリーズはまず表紙が素晴らしいが今回は特に秀逸。これぞ怪談といった感じ。内容もバラエティに富んでいて満足。怪談の裾野は広い…
★2 - コメント(0) - 2010年6月13日

『皮膚と心』が良かった。あと、古典翻案モノ?も。
★2 - コメント(0) - 2010年1月21日

人の性の生々しさが恐ろしい。
★2 - コメント(0) - 2010年1月2日

狭義の意味での怪談の割合は少ないけど、すごくバラエティ豊かな内容で面白いです。
★2 - コメント(0) - 2009年12月28日

太宰は何を読んでも面白い。
★2 - コメント(0) - 2009年10月25日

表紙飾りたい
★1 - コメント(0) - 2009年9月9日

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