分解 (ちくま文庫)

分解 (ちくま文庫)
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分解はこんな本です

分解の感想・レビュー(152)

8つの短編集。最初の2つが好みで「ピュタゴラスの旅」では音楽は数理であり哲学であり魂でもあることがわかる、旅が人生そのもののピュタゴラスの物語。「エピクテトス」:奴隷でずうずうしい乞食のような者であるがそれでも神々の友であるという出だしが強い意志を感じる。
★50 - コメント(0) - 2015年11月24日

8編入った短編・中編集。その内3話は読んだことありましたが、分解が読みたくて買ってみました。なのに銃の分解のとこだけ3日かかっても寝ちゃって進まないので読み飛ばしてしまった。意識の分解は楽しかった。「音神不通」と「泥つきのお姫様」は好みでした。でもずいぶん昔に読んだ「童貞」が一番夢中で読みました。酒見さんの描く神とか呪術とかは圧倒される。「陋巷に在り」を読み返したくなった。
★7 - コメント(0) - 2015年7月3日

遠く離れた場所の、遠い昔のお話を読み聞かされているような、不思議な感覚になりました。読むスピード、り理解するスピードが追い付いていかないけど、それでもスルスル入ってくるストーリーにゆっくりと翻弄されているような感じでした。読み終わって「ふーん、そんなものなのかなあ」なんて、奇妙に納得してしまいました。「童貞」「エピクテトス」がここのに残りました。
★2 - コメント(0) - 2014年6月26日

夜に本を読み始めて、寝付くことができなくなってしまった経験を久々にした。恐ろしいレベルの高さ!なぜもっと評価されないのか。
- コメント(0) - 2013年12月24日

図書館本。後宮小説の著者の作品。濃密な短編集。読み解き方が難しいものもあって、読者を選ぶのかも。ピュタゴラスとエピクテトスの話は、興味深い。軽快さのある泥つきのお姫様は、私の知っている作者の作品に近く、読みやすかった。
★12 - コメント(0) - 2013年8月20日

「音神不通」とか、これってもしかしたらすっげーんじゃね。 想像の遥か上を行ってて、正直情景を頭に浮かべることすらかなわなかった。 「分解」は、骨の部分がちょっと読むの大変だった。 意識の部分にいったら楽しくなってきたけど。
★1 - コメント(0) - 2013年7月8日

8つの中短編、そのうち3編は他の文庫本で既読。この著者は中国が舞台の空想的小説のイメージが強いけれど、こうして読むとストーリーも舞台も読後感もさまざまで、本当にフトコロが広くて深いと感じる。××許可の仮処分…、おいおい!
★42 - コメント(0) - 2012年12月28日

図書館で表紙借りした本だったが、大正解だった。すごく面白い。
- コメント(0) - 2012年12月24日

ネタバレです)酒見さんだからきっと仙人の本だと思って表紙買いしたら、なんと、拳銃を分解し始めた。微に入り細に入り、よほどの拳銃マニアなんだなあと思っていたら今度は人体を分解し始める。健康オタクが度を越すと人体解剖図を手に体を鍛えると言うが、その走りかなあと思っていたら今度は意識を分解し始めた。こないだ読んだ唯脳論とはちがい、意識は脳の機能ではないという。っ最後はどうやら今この小説を分解するらしいが、分解したら読めないのでおしまいという落ち。酒見さんの想像力のすごさはよくわかるが、すごすぎな感じであった。
★5 - コメント(0) - 2012年12月17日

「ピュタゴラスの旅」「エピクテトス」が好き。中国物ももちろん好きなんだが、たまにはこういうのも書いてほしい。今回エピクテトスを読んで、関連書を検索してみたが、どうもすべて絶版になっているようで、残念。そういう売れない本はぜひ電子書籍にしてほしい。
- コメント(0) - 2012年12月12日

あんまり記憶にない
- コメント(0) - 2012年10月25日

自分でも判然としないけど、酒見賢一の文章には、他の作家にはない抗い難い魅力がある気がします。一行でも、一字でも先を読みたいという、貪欲な焦燥感。それは淡々と物語が綴られる「エピクテトス」で如実に感じ、そう感じた自分自身に驚き、そして心地良かったのを覚えています。そしてそれと同様の「ピュタゴラスの旅」と「分解」。理不尽が心地よい「ふきつ」「音神不通」「この場所になにが」。ユーモア溢れる「泥つきのお姫様」。それから原初の生命力を感じるファンタジー「童貞」。これだけ胸を満たすものは、きっと他にはないでしょう。
★2 - コメント(0) - 2012年9月22日

まっとうに読むものではないとおもうが、流してみたもののあまり楽しめなかった。
- コメント(0) - 2012年4月6日

結局「分解」は読むのあきらめた。描写に耐えられんかった。「童貞」は二度目やけど、やっぱりおもしろいわ。短編も長編とは違った味わいでよいな。
- コメント(0) - 2011年12月29日

「ピュタゴラスの旅」「エピクテトス」長編で読みたい。 「童貞」古代中国がはじまる前夜の話かと。作者の中国小説の流れを見た。 「泥つきのお姫さま」はファンタジーなお笑いで好き。(ご先祖サマは真剣です!)
★1 - コメント(0) - 2011年10月13日

8編からなる短編集。こんなに短い話なのに壮大に感じるのはすごい、というのが「ピュタゴラスの旅」「エピクテトス」「童貞」などに共通する感想。正直「分解」と「音神不通」は自分には難解で分からなかったが、どの話もすごく中身が詰まってる感じがして、濃密さに圧倒された。
★4 - コメント(0) - 2011年8月29日

色々なタイプの短編が入っているけれど、どこか同じ性質を感じる一冊。短編は以前別の書で読んだ事があるものも含まれており、ピュタゴラス、エピクテトス、童貞は昔読んだ事がある。表題作の分解でのみぞおちへの疑問や必殺技(?)いたたたたの分解等が興味深く、特にいたたたたは、読了後に該当するシーンを見るたびに「これを分解すると…」と思ってしまう。なお短編の順番が分解の後に「音神不通」なのは何か面白かった。
★1 - コメント(0) - 2011年8月28日

Mzo
時に軽妙、時に重厚、時に(うんざりするほど)緻密、と幅の広い作品群。酒見賢一という作家を「分解」するとこれらの小説になりました、というところか。
★6 - コメント(0) - 2011年4月9日

このバックグラウンドがあるからこそ、マンガ/エンタメ寄りに振った中国伝奇なあれらが成功したんだろうなあ……。
- コメント(0) - 2011年3月1日

不条理な気分に。表題作に非常に時間がかかる。再録の3話は違う印象で読めたのが良かった。
- コメント(0) - 2011年2月27日

本好きは、読んだ方がいい。「童貞」の面白さは答えが遥か彼方にあるようで、その答えは広がり続けて無限にあるような感じが、案外SF好きにも受ける様な気がする。また短編のバリエーションの広さも特筆したいですよ。
- コメント(0) - 2011年2月22日

★★★
- コメント(0) - 2011年2月19日

■ピュタゴラスの旅: 数学者じゃなくて哲学者扱いなのは、この価値観ゆえ? 短編じゃ物足りない。もっと書き込んでほしい。 勿体ないないなあ、これ! ■エピクテトス: 上と同じワールド。奴隷の一生バージョン。 「存在観」ってのは本人の気の持ちようなのね。 ■分解: マニアックというよりフェティッシュ^^; 拳銃の分解→人体骨格の分解→意識の分解、 とエスカレートしていくんだけど、いき過ぎ。 ヌードは艶っぽいけど、レントゲンは違うでしょ、みたいな。
★5 - コメント(2) - 2011年2月16日

tom
8編からなる中短編集。奴隷の一生を描いた『エピクテトス』、あらゆるものをひたすら解体していく『分解』、見慣れた筈の風景がいつの間にかすり替わっている『この場所になにが』、本人たちの与り知らぬ所で事が進む『泥つきのお姫様』、女に支配された邑で育った少年の一生を描いた『童貞』がお気に入り。泥つきの~は漫画化しても面白そう。
- コメント(0) - 2011年2月2日

幻の短編『分解』が読みたくて。再録の作品は読んでいます。酒見賢一の小説はどれもまさに「分解」であると知りました。
- コメント(0) - 2010年12月6日

バラエティに富んだ中短編集。酒見賢一さんの幅の広さというか奥の深さを楽しめました。再録の作品は、久々に読みましたが、やはり何度読んでも飽きない。表題作はなかなか消化できなくて、頭を抱えながら読んだです。なんというか自分の脳内が分解されていくような感じ。
★2 - コメント(0) - 2010年10月30日

一言で言うと”変な小説”を集めた短編集といったとこでしょうか。表題作はファンタジーというよりかSFちっくといいましょうか、ちょっとグロテスクでもあります。
★14 - コメント(0) - 2010年10月29日

表題作の分解も非常に面白かったが、最後の童貞も面白かった。邑から出奔するところはハラハラしながら読むことができた。
- コメント(0) - 2010年8月13日

どの作品も軽妙で少しの哀愁と皮肉があって。軽々と地平の遥かまで運ばれるような。この軽さが好き。ピュタゴラスの旅とエピクテトスはいつかもう一度読みたい。
- コメント(0) - 2010年7月6日

表題作と「泥つきのお姫様」がすき。たまらん。
★1 - コメント(0) - 2010年6月24日

「童貞」がよかった。話の運びも上手いし、ロケーションについては途中何となく想像がつくものの、ラストではそう来たかと唸らされる。再録の作品も読んだことなかったので、まとめて読めてよかったけど、何となく歴史ものでまとめて欲しかった気もする。表題作は歴史ものじゃないけど。
- コメント(0) - 2010年6月19日

再録のは昔たしかに読んだはずなのだけど、老人力がついたおかげで楽しく再読。『泥つきのお姫様』は声出して笑った。「射精許可」は「受精許可」にすれば事務手続きが簡便になるのじゃありませんかあなた、とくだらんことを考えたり。表題の『分解』は、非常に示唆に富んだ秀作。意志が機能だという洞察を、分解(と組み立て)の過程を通じて読み手に納得させる手腕には驚くばかり。いやすばらしい。
- コメント(0) - 2010年5月27日

よく見たら表紙の文字も分解されてるんですね。小品だけど味わい深い作ばかりでした。
★1 - コメント(0) - 2010年5月15日

「エピクテトス」と「射精許可の仮処分」だけでもう充分でございます。
- コメント(0) - 2010年4月28日

小説のあり方を憂ふ人の書く小説。解説もあとがきもないのがまたいい。
★1 - コメント(0) - 2010年4月27日

酒見賢一は、墨攻依頼だから、とても久しぶりに読んだ。ストーリーテラー文体は歴史物にしっくりくるのはわかっていたけど、分解のような物語にも非常に良くあうということがわかりました。分解の文章は癖になりそうなほど引き込まれました。
★1 - コメント(0) - 2010年3月30日

再録の歴史物と表題作は読み応えがあるが、その他の未収録作は微妙。統一感に欠ける。
- コメント(0) - 2010年3月27日

初酒見。すごいな。
- コメント(0) - 2010年3月24日

これまで単行本未収録の短篇5篇と、「童貞」と単行本「ピュタゴラスの旅」収録の表題作と「エピクテトス」を収録。いずれも面白いが「童貞」も「ピュタゴラスの旅」も持ってるので、コストパフォーマンス的には微妙だった。
- コメント(0) - 2010年3月20日

分解の 評価:72 感想・レビュー:52
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