生き延びるためのラカン (ちくま文庫)

生き延びるためのラカンの感想・レビュー(548)

文章は平易で、終始くだけた語り口なのですらすら読める。だけど内容はしっかり詰まってるから、あまりすらすら読むと理解が追いつかない。ラカンの主要な理論を一通りさらっと教えてくれて、おまけに精神分析史やらジェンダーやらサブカルチャー批評への応用など、知的好奇心をくすぐる要素が散りばめられている。ラカンの入門書であり、ラカンを中心に据えた読書案内の書でもある。おもしろい!
★1 - コメント(0) - 3月23日

文章は平易だけどだからと言って内容が簡単なわけではない。面白いしすらすら読めるけど理解出来たのって70%くらいじゃないかな。勉強になるので時間をおいて再読したい。
★18 - コメント(0) - 2月23日

人が世界を認識する方法としてモノを分節したりするのに言葉は使われる。しかし、言葉自体に記号的な意味はなくネットワーク(文脈)の中でのみ機能する。そして言葉のネットワークは意識的な構造を持たない。ラカンの精神分析論では、こうした言葉のネットワークである象徴界と、イメージや意味を持つ想像界、認識不可能な現実界の3つを想定し、そこから各精神疾患を分析する。この手の入門書は初心者撃退用に作られていることが多いのですが日常的な例から入っていたので初心者である私も比較的分かりやすかった。対象aはよくわからない。
- コメント(0) - 2月3日

すべての男は変態である、人間になる過程で避けて通れなかった去勢を否認しようとするところにフェティシズムの本質があるそうだね。 口語体でキーワードは太字で書いてあるので読みやすい
★2 - コメント(0) - 1月27日

わかるところはよくわかったのだけど、全体を通してわたしにはまだ難しかったかな……と思った。欲望に踊らされてる自覚は大いにあります。「何かを切実に欲しがる心」。
★1 - コメント(0) - 1月8日

斉藤環さんのキャラクターと軽快な(なめた?)語り口が好みだったので、最後まで楽しく読了できました。しかし結局ラカンはよく分からん!対象aと転移の話がとくに。 あと、表紙がちょっと気持ち悪いかも…
- コメント(0) - 2016年12月2日

途中でやめた・・・たぶん、あらゆることに言えると思うのだが、何かに興味をもったなら、オリジナル、原点、その人、その場所に、直接自分が触れることが大切なんだと思う。あらゆる解説本は、解説者の書く解説であり、解説者の頭の中を追体験することになる。肌が合えばいいけれど、そうでないと読むのもつらい。なぜなら自分は解説者のようには考えないから、まず解説者の考えに無理して近づき、その思考を通してその先にある本当に知りたい対象を理解しなくてはならないから。
- コメント(0) - 2016年11月15日

四年ぶりの再読。この精神分析・思想家の概念を改めて学ぼうと思い、読みやすかったこの本を手に取った。しかしまあ、ほとんど忘れているのに愕然。初心者向けにかなり分かりやすく噛み砕いて例をあげて説明してある。ただ個人的に感じるが、この語り口のせいで、軽く流してしまいがちになるので、読みながら普通の文に言い換える作業をしていた。また、精神分析の本で定番の話題ばかりなのだが、興味が無く、まったくの初心者であると読み過ごしてしまう。ラカンの入門として最適な本なのは確かだが。表紙絵は荒木飛呂彦のだと今回初めて知った。
★58 - コメント(0) - 2016年11月7日

面白すぎて、購入後数時間で読んでしまった。ラカンの言う「ものの殺害」は井筒俊彦の言語の分節機能との類似性があるように感じた。
★3 - コメント(0) - 2016年10月26日

対象aや欲望がどうとか、象徴界がどうとか、東浩紀や斉藤環、ニューアカなんかで目にして、ラカンには興味あるけど、巷に溢れているラカン入門は難解過ぎるし……。本当に、何から読めばいいのか分からん!という俺みたいな奴がはじめに読むといい入門書。超難解なラカン理論を、ポピュラーな例も交えながら、ウルトラ平易な文章で説明してくれています。とはいえ、ラカンは抽象的なので、日本一分かりやすいラカン入門の本書でも、じっくり腰を据えて読む必要はあります。
★19 - コメント(0) - 2016年10月10日

平易な言葉で書かれたラカンの入門書。ラカンや精神分析に興味を持ち始めた人におすすめ。個人的には斎藤氏が臨床医として精神分析をどのようにとらえているのかが興味深かった。
- コメント(0) - 2016年10月6日

人は<ひと>と出会う。この現象が常に既に自明なこととして看過できればいいが、そのようにいかないこともある。そうした不器用さを抱える人に本書はラカンを勧める。とはいえ「フロイト‐ラカン」の精神分析は所詮〝常に既に〟の後顧的な事案分析においてしか有効ではないことを理解しておく必要がある。著者はそれを踏まえながら、精神分析の知とは人間があるパターンの反復をしてしまうことへの気づきを促すもの(認識フィルター=ある一つの欲望仕方)として価値を認めるべきだと説く。「変われば変わるほど変わらない」のが<ひと>だとして。
★6 - コメント(0) - 2016年9月25日

とにかく分かりやすい!
- コメント(0) - 2016年9月8日

象徴的に(言葉によって)書かれた本をぼくらはいわば想像的に理解する。現実は語りえない。なぜなら語られたものは虚構だから。引きこもりは自分んの欲望が実は他者の欲望に過ぎないと気がついてしまった人かもしれない。ラカンはこう見えて唯物論者だ。彼の理論は「実際そうなってるんだから仕方ない」を言語化したものだろう。
★2 - コメント(0) - 2016年9月3日

再読
- コメント(0) - 2016年8月11日

一応読了したけど、さっぱりわからない。このテのものって結局「よくできた仮説」なのかな、と。臨床に使えればいいんでしょうけど。自分に切迫感や理解力がなければ、無理せずともいいかな、と諦めの気持ち。(素直に読んでいいなら)中島義道氏のあとがきが一番面白かった。
- コメント(0) - 2016年7月12日

再々読。
- コメント(0) - 2016年6月24日

いい本ですね!この本を読んだ後にほかのラカンの紹介をしている本を読むとすんなり理解できる。実は誠実な人ほどややこしい!ラカンの誠実さは伝わった。
- コメント(0) - 2016年6月6日

途中で中断。
★1 - コメント(0) - 2016年5月31日

ラカンを中心に、フロイトを絡めつつ、精神医学におけるアプローチの一つ・精神分析の要点を、読みやすい雑談口調で解説する。全面的に言語によりかかった存在である人間の心の一般的な傾向を分析するには、症例を集めて思弁する精神分析が想像以上に有効な場面は多いと思う。ただ、全てを無理やり性的欲求に還元しようとする姿勢には、理論の一貫性という点では評価しつつも疑問を覚えた(性欲は確かに基本的欲求ではあるが、還元できない人間の欲求は存在しそうに思える)。ともかく、精神分析への入口的な興味を大いに掻き立てられた。
★2 - コメント(1) - 2016年3月26日

ラカン理論の基本モデルはボロメオの輪ということになるのかな?想像界、象徴界、現実界。これは直線的な階層構造ではなく互いがもたれかかっている円環構造である。幼児は母子の二者関係から父母子の三者関係であるエディプスコンプレックスを通過することで象徴界すなわち言葉(シニフィアン)を獲得し「人間」となる。精神病とは象徴界が壊れてボロメオの輪が外れかかっている現象である・・・とりあえず何かわかったようで、何もわかった気がしないという読後感。精神分析の基礎知識がないと厳しいかも。
- コメント(0) - 2016年3月16日

わからん。つまらん。精神分析って本当に学問なのか?
- コメント(0) - 2016年3月13日

3つの界、エディプス・コンプレックス、転移については詳しい内容。ラカンの理論は臨床で使われることは殆ど無いそうだが、考え方としては意味があると思う。あとがきでの情報社会は幻想だという考えにはこの本を読んだ後には説得力を増していると感じた。
★1 - コメント(0) - 2016年2月29日

ラカンの平易な、または通俗的(俗流的)な解説。だが、本書においてもラカンの「独自的な地位」は曖昧である。フロイト解釈としてはそれなりに得るものがある(=ラカンを読むによってフロイトがわかる)が、一方、ラカンにおいて何が画期的なのかは不明。(シェーマLや対象aなどは私にはさっぱり。)わざわざ難解なラカンのテキストを引かずとも、フロイトとソシュールを読めばよいのではと思ったり。もっとも、一番の問題はラカン理論が「治療法」として使えるか否かという点だ。理解を深めたい方にはブルース・フィンクの諸著作をお薦めする。
★1 - コメント(0) - 2016年2月24日

猫町倶楽部・名古屋アウトプット勉強会の課題本。分かろうとして、分かることが増えると、また別のことが分からなくなる。知ろうとすればするほど、また分からなくなる。ラカンの入門書らしいが、そんな感じでもない。読み直しが必要。そんな時間ないけど。
★18 - コメント(0) - 2016年2月22日

これ本当に入門書なのってくらい難しいです。砕けた調子で語っているのが逆に分かりにくくしてるんじゃないかな。途中で時々入ってくる神話や患者の話を使ったたとえ話は面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年2月13日

正直あんまりわからなかった。断片的にはわかるんだけど…どう活かせばいいのか難しい。ラカン厄介すぎる。もう一回読みたいな。関係ないけど入門書って、解説に徹してて、どこが着地点かわからないのにサラサラ読めるが故に、平坦に知識が入ってきてしまうので、読み終わった後でモヤモヤすることないですか?
★1 - コメント(0) - 2016年2月10日

ラカンのことは全く知らなかったけれど、あらすじに惹かれて読了。物凄く難しくて分からないところも多いけれど、共感できるところも結構多かった。 特にLecture12の「欲望はヴェールの彼方に」が面白くて共感出来た。いわゆる「チラリズム」のことで、「あえて見えないということ」が逆に魅力的で、「見ては駄目だ」と思う程見たくなってしまうのはよくあることではないか。それに著者の斎藤さんがサブカルチャーに造詣の深い方らしく、それを例に出していたのも良かった。 いつかラカンの著書も読んでみたいなあ。
- コメント(0) - 2016年1月3日

★★★(★) また齋藤環を読んでしまった…。ラカンをちゃんと勉強しなければならないのだがどうも踏み切れず、周辺をウロウロしてしまう。この本は分かりやすいけど、分かりやすいだろ?っていう齋藤環の顔がちょっと気になる。一番の収穫は表紙のラカンの絵が荒木飛呂彦ってとこ。悔しいがかっこいい。
★8 - コメント(0) - 2016年1月2日

読みやすい。言葉のチョイスもコミカルで楽しい本。どちらかというと新フロイト派的な考えが多く入ってる自分の頭にはラカンはすごく斬新な切り口で精神分析を理解できた気がする。ただ中学生でもわかると書かれているこの文章でも自分には整理しきれてない点が多いから、もう一度紙に落としながら読み直すことが必要な本。エビデンスへの批判(?)にははっとした。根拠があって当たり前と思ってる頭になっていることに気づけた。
★3 - コメント(0) - 2015年12月27日

#NRTbook
- コメント(0) - 2015年12月20日

2015.11.02(2015.12.26)(つづき)斎藤環著。  10/28  (P259)  ウェブ上のこの連載、6年たった。  (文庫あとがき)  教科書になるとは思ってもみなかった。  冗談で、「日本一わかりやすいラカン入門」  ラカン的難解さは、わかりだすと一気にわかるようになる。  このわかったが曲者。  副作用も大きいからこの本を書いた。  不思議な人で、性格も最悪だが理論は最高。  野心家のフランス人に貞淑さを求めるのは無理というもの。 
★44 - コメント(1) - 2015年11月2日

2015.11.01(2015.11.26)(つづき)斎藤環著。  10/27  (P253)  頭の中を複雑にして、創発性の状態を維持しておくには、ラカンの形式が役に立つ。  評論や批評文にも使える。  シジェク他、やってるひとはやってる。  これさえあればなんでも切れる、という鋭利さだけではない。  「ラカンがわかる」ということは、自分にとっての世界の有り様が変わる経験でもある。  この世界はこんなにも謎に満ちていたのか、という新鮮な驚き。  昏い水中のゴーグルのようなもの。   
★50 - コメント(1) - 2015年11月1日

2015.10.31(2015.10.26)(初読)斎藤環著。  10/26  (カバー)  ストーカー他現代の社会はなんだかラカンの言ったことがそれこそベタな感じで現実になっている気がする。  幻想と現実がどんどん接近しているいま。  (写真)ジャック・ラカン(1901-1981)  (あとがきにかえて)  精神分析の倫理。  精神分析は日陰の学問。  精神分析も生物学的分析が主流。  ましてや、ラカニアンはもっと肩身が狭い。  大学とは縁も、ゆかりもない古沢平作がラカンを紹介。 
★61 - コメント(0) - 2015年10月31日

やっぱりよくわかりません。
- コメント(0) - 2015年10月21日

ラカン入門
- コメント(0) - 2015年10月16日

平易な言葉で、ラカンの重要概念がちりばめられた一冊。わかったような気分は味わえる。体系的に理解するには時間がかかる。
★1 - コメント(0) - 2015年10月14日

日本一わかりやすいラカン入門の看板は伊達じゃない。すこぶるわかりやすいラカン。多分俺みたいな「ラカンの用語はちょくちょく目にするし、意味もなんとなくわかってる気になってるけど、ラカンってめっちゃ難しいから入門書レベルでもあんまり読む気にならないけど、とりあえずなんか読まないとなー」という人のニーズにバッチリ答えると思う。それでもやっぱりややこしいよラカン。
★5 - コメント(0) - 2015年10月9日

生き延びるためのラカンの 評価:66 感想・レビュー:151
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