快楽としての読書 海外篇 (ちくま文庫)

快楽としての読書 海外篇 (ちくま文庫)
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快楽としての読書 海外篇の感想・レビュー(80)

書評集。平川先生の翻訳が褒められていた。マンゾーニって面白いのかな。イギリスの雑誌の書評は面白いらしい。手に入るなら読んでみたいけど、あんまり図書館でも書店でも見たことない。著者はホテルとかで買って暇つぶしに読んだって書いてるけど高級ホテルって海外のものを色々置いてるものなんだろうか。
★6 - コメント(0) - 3月7日

1964~2001年までに書かれた書評。そもそも書評というのは再話性に耐え得る紹介機能、評価と言う要素、文章の魅力、そして批評眼が必要とか…。「イギリスの書評に学ぶ」から始まり、書評116選。恐れ入りました。高くて大きな壁を登るような文庫である。
★27 - コメント(0) - 2015年11月13日

膨大な書評集。海外篇は小説が多めで歴史書もいくつか、計114本。小説ばかりといっても、古典からラテンアメリカ文学や探偵小説まで、そのジャンルは縦横無尽という感じ。最後にさらりと、翻訳に関する言及をするのはテンプレなのか(続けて読むと、微妙な言い回しの違いが気になったりもしますが)。先生自身が言及されているように、内容が分かりやすく紹介されていて、評価が明確で、文章そのものが面白く、批評性がある、という、書評四原則とも言うべき内容を完全に押さえているところが素晴らしいなと思いました。ミステリー篇も読むか。
★3 - コメント(0) - 2015年1月22日

ほんの一部、読んだことがある作品もあるけれど、ほとんど知らない。こういう書評で「ガルシア・マルケス」は評価が高い。丸谷さんもしかり。だけど私は読んでなくて、これからも読まないと思う。丸谷さんの情熱をしてもだめでした。結局、読書で何を得るか、というところの私の才能が低いんだと思う。
★2 - コメント(0) - 2014年6月18日

書評集。著者の様々な本から、外国文学の書評ばかりを集めている。まず巻頭に長めの書評が三篇載っているが、いわばこれが著者の書評観を表明したものであって、日本に書評というものを根付かせようという意欲が強く感じられる。その後に収められたものは、一編が数ページの短いものばかりだが、著者の巧みな語り口と博識に乗せられて、気が付くとつるつると何篇も読み進めてしまう。対象の作品を包括的にとらえることはできないが、その魅力の中心をぱっと射抜く技術はすでに名人芸と言っていいと思う。扱われているのもいい作品ばかりでお得な本。
★2 - コメント(0) - 2014年3月8日

丸谷才一の書評は読み易い。美辞麗句が並べてあるものとは違って、読むポイントだけでなく、評者が感心している様子やその視点が良く伝わってくるからだ。 ただ、こうやって書評「集」として読むといまいちピンと来ない。書評なんかそう沢山読むものでもないし。あくまで丸谷才一の読み方を知る本として、書評についての良く出来たテキストして活用できそうだが、読み物としては自分には合わなかった。
★1 - コメント(0) - 2014年1月1日

あまりにもの面白さに殆ど一気に読み終えた。著者の文学に対する愛に溢れた一冊。解説にもあるとおり、これで読みたい本が一気に増え、嬉しい悲鳴をあげたくなるくらい。個人的に印象的だったのは、ジョイスの弟、スタニスロースの自伝『兄の番人』の書評。天才にありがちなことだが、生活破綻者である兄に幾度となく金をせびられ、衝突を繰り返しながらも、兄の才能を信じたというエピソードには色々な意味で、胸が詰まるものがある。兄弟という何かに付け愛憎入り交じった複雑な関係性の一つの典型かも知れない。とにかく全ての文学好きの必読書。
★4 - コメント(0) - 2013年11月26日

「世界文学全集」と「世界文学」のあいだ。岩波文庫から白水uブックスまで。114の書評が作家名のアルファベット順に並んでいる。『思考のレッスン』の中で、文筆家の務めは正しくて面白くて新しいことを上手に(全部は無理でもせめて新しいことを)言うことだと言っていたけど、短い文章の中でも必ず何か言ってくれて、本文のいいところをさっくり切り取ってくれて、これ1冊しか読むものがなくても延々たのしめる。
★5 - コメント(0) - 2013年4月3日

2013.03.20(つづき)丸谷才一著。 2013.03.19 スパイ小説のパロディ。 バージェスの世界。 ◎ブラック・スワンの歌-アントニイ・バージェス『エンダビー氏の内側』。 多作-バージェス。 ◎音楽の状態に憧れる-アントニイ・バージェス『ナポレオン交響曲』。 スウィフト『ガリバー旅行記』や、フィールディング『トム・ジョーンズ』など、18世紀作品、思い出せばわかるが、雄大で、しかも精緻に語られる冗談という性格の系列がある。 男らしく知的で、突飛で、まじめなのか、ふざけているのかわからない風情。 
★39 - コメント(1) - 2013年3月20日

2013.03.19(つづき)丸谷才一著。  2013.03.18  ボルヘスの好みは、奇譚だが、単なる荒唐無稽、絵空事ではだめで、精妙な細部で裏打ちされてなければならない。  知的、神秘憂愁の風情が必要。  チェスタトン、『三人の黙示録の騎士』、白い壁の緑の扉、開ける、入る、5-6歳のころ、豹がいる、喉をごろごろさせ、背の高い女の子、彼を抱き上げ、キスをする、猿が木から降りてくる。  遊び仲間もいる、陰気な女の子、本を広げてみてみると、彼自身が中にいて、白い壁の緑の扉の前に立ち、中に入ろうとしている。 
★39 - コメント(0) - 2013年3月19日

2013.03.15(つづき)丸谷才一著。 2013.03.13 『フロベールの鸚鵡』(ジュリアン・バーンズ)。 とにかく才気煥発である。 着想、技巧ともに優れている。 鸚鵡のはく製、2つある。 (1)ルーアンの市立病院(文豪の生家で、今は記念館)。 (2)ルロワッセの記念館、読者をはらはらさせる技。 ◎日本にはない型の美術評論-ジョン・バージャー『見るということ』(ちくま学芸文庫)。 ロダンの性欲の強さ-バルザック像、習作では、右手の位置。 
★45 - コメント(1) - 2013年3月15日

2013.03.14(つづき)丸谷才一著。 2013.03.11 『太陽の帝国』は、ジムの眼から見た戦争の物語。 ホテルを出て、両親とはぐれる。 自転車で探し歩く。 中国人に襲われ、自転車盗られる。食事は自宅や英米人の空き家の缶詰を食べてしのぐ。 日本人のくれる飯盒飯でしのぐ。 自伝的要素。 ヘンリー・ジェイムズ以来、グレアム・グリーンの作品まで、少年という視点は英小説の伝統。 少年期の無垢な意志、純潔の象徴と捉える。 
★37 - コメント(1) - 2013年3月14日

2013.02.16(つづき)丸谷才一著。 2013.02.15 アメリカ文学史が不幸な星の下にあるというのは、アメリカ人の大好きな神話である。 『幽霊たち』は、人名が、全て、「色」である。 色づくし。 ブルー、ホワイト、ブラック、グレー。 写実主義小説と別れるための合図だろう。 見張りをする探偵。 命ずる人、見はれれる人。 その二人は、共謀しているのではないか。 自己と他者。 アイデンティティの問題へ誘(いざな)われる。ポーからチャンドラーへ。 柴田の翻訳は、なかなかの腕前。 
★29 - コメント(1) - 2013年2月16日

2013.02.15(つづき)丸谷才一著。 2013.02.14 (アラビアン・ナイト、つづき)(1)インドでいつのころか、中心部で出来上がるアラビアン・ナイトの原型。 (2)6C、ペルシャでペルシャ語に翻訳される、内容が整う。 (3)8-9C頃、アラビア語訳。 (4)16C初、エジプト到着、最初の編纂、「夢中夢」、「鏡中鏡」、不思議構造、東洋のすべて、人生の一切が語られ伝えられる。 
★34 - コメント(1) - 2013年2月15日

2013.02.13(つづき)丸谷才一著。 2013.02.13 アルベローニは、友情となると、とたんに男女の区別をつけなくなる。 アルベローニは、友情には、(1)中央(人が集まるところ)、(2)人ごみ(人の交流があるところ)、 (3)熱狂(渦巻く熱気)、 (4)出会い(仲間になる機会)が、必要だといっている。 どこまでもイタリア男のエロティシズム論である。 いまどきこんな主題に大真面目で取り組む。 そういえば、スタンダール『恋愛論』、スタンダールは、大のイタリアびいきだった。 
★38 - コメント(1) - 2013年2月13日

2013.02.11(つづき)丸谷才一著。 2013.02.10 (イシグロの作品、つづき) 「英国の状態」小説という術語がある。 1840年代、産業革命-都市人口の急増-住宅、衛生、雇用、貧困、その他、うまく扱いかねる問題山積。 社会の中で生きるという傾向の強い国民。 イシグロの発明は、スリラーの方法を移入したグレアム・グリーンに近いということになる。 
★31 - コメント(2) - 2013年2月11日

2013.02.08(つづき)丸谷才一著。 2013.02.08 ◎カズオ・イシグロ『日の名残り』の書評を書き足す。 ウッドハウスのバーディ・ウースターとジーヴズは、ドン・キホーテとサンチョ・パンサ、シャーロック・ホームズとワトソンと同じくらい有名だ。 のんきで、気のいい貴族が社交界で失敗すると、賢い執事が主人を救う、これがジーヴズものの基本だ。 ウッドハウスは、このように最盛期のイギリス社会を、楽しく風刺した。 カズオ・イシグロの長編小説『日の名残り』の主人公スティーブンスは、執事である。 
★35 - コメント(2) - 2013年2月8日

2013.02.07(つづき)丸谷才一著。 2013.02.06 17世紀(1620年代)、イタリアが外国(スペイン)に隷属している状態は十九世紀になっても統一国家を作ることができない自国の後進性と封建制を憂い、悲しんだマンゾーニ。 その際、マンゾーニが期待したのは、イタリアの民衆。 若い頃にパリに学び、ヴォルテールの徒であったマンゾーニ。  ホフマンスタール。 この壁画的大長編。 ルチーア、純潔、よく描かれている。 小説が、知識人向けと、大衆向けとにわかれる以前のこの作品。 
★30 - コメント(0) - 2013年2月7日

2013.02.04(つづき)丸谷才一著。 2013.02.04 ルチーア(恋人)と村の若者、レンツォ。 司祭と下女、ペルペートゥア。 領主ロドリーゴ。 弁護士も弱腰、手土産たる四羽の鶏も受け取らず返す始末。 修道院のクリストーファロ神父は、領主との対決を決意。 領主と老召使。 (引用文) 三人の客を乗せた船、コーモ湖。 ドン・ロドリーゴの→型が、館が見える。 ルチーアは、こっそりと泣いていた。 恋人たちの流浪が始まる。 ルチーアは、カプチン会の院長の世話で、修道院実力者に託される。
★49 - コメント(2) - 2013年2月4日

2013.02.01(つづき)丸谷才一著。 2013.01.31 話の枕に、新刊本を使うこの手法、コナリー。 シェイクスピア研究に触れながら。 本と言う現物とのかかわりを大事にしようとするこの性癖。 エコノミストやパンチ、を買う。 小腹がすいたとき、小時間が余ったとき、経済雑誌も、マンガ雑誌も、読むに値する書評欄を設計するのが、もうけているのがイギリスと言う国。 
★37 - コメント(1) - 2013年2月1日

2013.01.31(つづき)丸谷才一著。 2013.01.31 (出)とあるのは、出淵博に決まってる(項目執筆者)(=ジョン・レイモンドの項)。 ジョン・バカン『三十九階段』。 文学-イギリス社会-生産と消費の両面で具体的に教えられた。 バガンは、国会議員(貴族)で、カナダ総督、でなければどれだけのものを書いただろう。 レイモンドによって、社会に背を向けずに本を読むイギリス人の生き方を知った。 英書評の伝統をわかりやすく、そして、景気よく見せてくれる人。 
★34 - コメント(2) - 2013年1月31日

2013.01.29(つづき)丸谷才一著。 2013.01.29 1.イギリスの書評に学ぶ。 ◎英書評の藝と風格について。 篠田一士、ともに、英文の大学院生で、ともに英国雑誌『ニュー・ステイツマン』を定期購読していた。 プリチェットの長文書評「いろんな本」(『Books in General』) スクラップブック。 書評というジャーナリズムこそ社会と文学を具体的に結びつけるものだからである。 ジャーナリスト書評家、ジョン・レイモンド。 
★48 - コメント(0) - 2013年1月29日

2013.01.26(初読、初著者)丸谷才一著。 2013.01.25 (カバー) 中身があり、面白く、しゃれている、読みたくなる丸谷書評の魅力、114編。 中世フランスの記録、ナボコフ、クランデ、エーコ、カズオ・イシグロ、マルケス、ガルバス=リョサからチャンドラー、フォーサイスまで。 2013.01.26 (丸谷才一) 1925、山形県鶴岡市生まれ。 1968、芥川賞、『年の残り』。 
★42 - コメント(2) - 2013年1月26日

丸谷さんに読書に誘われているようです。読みたい本が増えすぎて困ります(笑)既読の本まで読み直したくなりますね。
★1 - コメント(0) - 2013年1月5日

タイトルは知っていても読んだことのない本がほとんどだった。短い頁数で語られる紹介はあくまで触りだとしてもわかり易く、読書欲をくすぐられる。短編小説にはふつう「モーパッサン型」と「チェーホフ型」があるなど、興味深い話がたくさん。カーヴァーの短編は読み返したい。一年に一度程チャレンジするも50頁以上進んだことはない百年の孤独もそろそろ読み頃じゃないかと思ったりも。今年中に読めればいいけど。
★3 - コメント(0) - 2012年11月19日

この本で書評されているのはほとんど読んだことがありません。目標ができてよかったと思います。まず最初に「百年の孤独」を読んで見たいと思います!
★2 - コメント(0) - 2012年8月30日

読書欲を否応なくくすぐられるのはもちろんのこと、書評そのものが一つの読み物としての高いクオリティを持っており、また広く深い見地からの評価判断に信頼がおけてうなずかされる。そんな、なんとも贅沢な書評集でした。海外編とのことで、未知の作家や名前だけ知っていて読んだことがなかった未読の作家などが多かったことが、悲しい反面得した気分に。人生まだこれから、こんなにもすばらしい作品たちを読むことができるんだと。どうしても敬遠しがちな「失われた時を求めて」などの大長編作品に手を出してみたい気持ちになりました。いつか…!
★9 - コメント(0) - 2012年8月27日

書評です。紹介されている作品をよみたくなるかは書評の影響によるところが大きいってのはわかるけど、海外ものはあまり基礎知識がないので、日本編にすればよかった。
★1 - コメント(0) - 2012年8月15日

うへえ、読みたい本が山ほど増えてしまった。和田誠の挿絵がこれほど目につかない本は珍しい。それほどに書かれている内容が興味深いのだ。
★3 - コメント(0) - 2012年8月15日

Fe
筑摩書房 2012年5月刊。巻末注記によれば1964~2001年、朝日新聞・週刊朝日・毎日新聞などに掲載された、既刊単行本6冊に収録されている105篇と単行本未収録11篇からなる書評集。ただし、「『古今集』から『細雪』まで ドナルド・キーン/吉田健一訳『日本の文学』」の文末(p.245)には、「「東京新聞」1963.3.27」とあり、巻末注記は誤植か? カバーと挿絵は和田誠。まず巻末10ページの索引から読みました。一人で3冊以上取りあげられている作家は、ガルシア=マルケス、ミラン・クンデラ、ウラジーミル・
★14 - コメント(3) - 2012年8月14日

自分にヴォネガットやマルケスを教えてくれたのは、ずっと大江健三郎だと思っていたが、この40年間に及ぶ書評のアンソロジーを読んで、どうやら丸谷才一の週刊朝日の書評だったらしいと気づいた。どこで読んだのかはもはや記憶の彼方だけれど、さすが中学生くらいのやわらかい頭に刻み込まれた名文は、30年経っても蘇る(逆に言えば、中学生にも分かる明快さ)。導かれて、デュラスやクンデラのような文学史的な作家から、バーンズ、ヴィアンといったサブカル系まで随分読んだが、その時は手を出さなかった古典作品も今度読んでみよう。
★2 - コメント(0) - 2012年8月5日

『ダーウィンと謎のX氏』など読むはずだったのに忘れていた本が何冊もあった。健忘症なのでありがたい。ただ、丸谷先生らしい定型句で褒められている翻訳を数冊だけチェックしたが、私にはその翻訳の日本語が少しも感心できなかった。「御曹司」を「御曹子」(p. 222)、「願はくは」を「願はくば」とは書いて欲しくない。ウッドハウスの「バーディ・ウースター」(p.046)は「バーティ」でしょう。
★1 - コメント(0) - 2012年8月2日

書評とはこんなに奥深く読み応えのあるものか。本の「紹介、評価、批評、書評家の文章の魅力」、をすべて網羅する。作品ごとに氏の「見識と趣味を披露し知性を刺激する。」のでますます読みたい本が山と重なる。読もうと思っても読んでない本のなんと多いことよ。
★3 - コメント(0) - 2012年7月28日

まず目次を眺めて気になった書評をパッと開いて読む。目次に戻って開いて読む。目次戻る開く読む、と繰り返しているうちに、いつのまにらや時間がたっている。そしてそっとマウスに手をのばしてアマゾンへ、とあぶない。これ以上未読本を増やしてならない。しかし『冗談』も『バベルの図書館』も『イギリス名詩選』も面白そうだ。よい書評集は読者をほろ酔いにして、快く財布をひもをほどかせるからいけない。
★8 - コメント(0) - 2012年6月21日

レベルが高い本を魅力的なゴシップで紹介し、ブックガイドとして重宝させていただいている。
★2 - コメント(0) - 2012年6月20日

文学の滋養に満ちた贅沢な書評集。未読の本がたくさんあって、それらを読む度にまたこの書評集を開くことになるだろうなと・・。解説にもあった通り、読む前と読んだ後と二度美味しい本。それにしても知らないことを知るって楽しい。マーロウを産み出したチャンドラーの実生活は対照的にぱっとしなくて・・とかナボコフはドストエフスキーを貶していた、などなど。ナボコフの短篇集の書評で、いくつかの白眉を上げた後、その他の短編について駄作はひとつもなく、「普段着ですっぴんの美女をみかけたような」と評していたのが印象的だった。
★14 - コメント(0) - 2012年6月5日

面白かった。書き下ろしではないけれど、実に114編もの書評。書評内で引き合いに出される作品の側面まで含めれば、優にそれ以上の簡潔にしてシャープな書評が楽しめることになる。バベルの図書館シリーズが出て、お!と思うも製本への苦言に笑ったり、翻訳者への絶賛があったり、マルケスやリョサに熱烈だったりと、手広く遠慮なく魅惑してくる。読んだというだけでなく、好きな作家や自分でもよかったと思った作品が挙がっていたのもうれしい。モーパッサンのオチに比較して、カーヴァーやナボコフの作風に触れた話が面白い。
★17 - コメント(0) - 2012年6月3日

快楽としての読書 海外篇の 評価:100 感想・レビュー:44
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