動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健 (ちくま文庫)

動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健はこんな本です

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動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健の感想・レビュー(318)

農場で飼われていた動物達が、豚の先導により主人の人間を追い出し、農場の主となると言う話し。 革命当は抑圧からの解放、自由、平等な社会(農場)だったのに、段々動物達の中で新たな支配するもの、されるものの序列が出来上がり、人間を追い出した意味すらもあやふやになっていく。 そして、最後に新しい支配者となった豚と古い支配者である人間、どっちがどっちかもう分からなくなったって所は恐ろしい。 動物を使っているので、のんびりした印象になっているが、痛烈な社会風刺になってて怖い。 短く読みやすく凄く面白い。
★3 - コメント(0) - 3月22日

動物たちが革命を起こし人間から農場を奪い取るが、やがて動物の中から独裁者が現れ、同胞から搾取してゆく。それは人類史上の様々な独裁者や革命政権を思い起こさせるものだが、残念なことに現代の日本でも、似たようなことはどこでも行なわれていることなのだ。
★6 - コメント(0) - 3月20日

「四本足は善い。二本足は悪い。」の格言を発表した豚。その豚が最後に二本足で歩き始める。豚達に対抗できない他の動物。ありそうな話です。
★3 - コメント(0) - 3月14日

身近なコミュニティにもナポレオンはいるし、投げやりなベンジャミンや理想に燃えたスノーと出会い、ボクサーを見送ったこともあります。そしてそれがこの世界のありとあらゆる場所で、時に大規模に行われている現実に、なんともいえない気持ちになります。繰り返される過ちを、掘り返しては埋め続ける世界で私たちはとても平等なのかもしれません。
★3 - コメント(0) - 3月10日

豚がチンパンジーと同じくらい知能が高いこと…知ってたんだろうなぁ…。
★2 - コメント(0) - 2月27日

1945年8月、日本が敗戦したころに書かれた寓話。理想に燃えて始まった共産主義革命が、やがて全体主義へと変わっていった様子を戯画的に描いた作品……というのが能書きだけど、やさしく読めるし物語として面白いので、とりあえず読んでおいて損は無い。『けものフレンズ』や『ズートピア』の源流の1つだと見なすこともできそうだ。これら2作では動物の種族の違いを「多様性」の象徴として扱っている。一方、本作や『ライオンキング』にそういう要素はない。もしかしたら「動物擬人化モノ」は、書かれた時代をよく反映するジャンルなのかも。
★7 - コメント(0) - 2月25日

共産主義を描いた名著。ここまで良くできた政治本は初めてであり、もっと日本でも、広く読まれるべき。
★9 - コメント(0) - 2月20日

ちょっとしたニュースがあると、扇動されているのも気づかずに正論言ってやったと鼻高々にコメントを書き込む自称知識人たち。それに迎合する民衆。その民衆の世論をもとに新しい法律を作る指導者。選挙に有利な法律が必要になるとそれにちなんだ事件を報道するメディア。その繰り返し。どんな政治体制でもやっていることは基本同じ。
★2 - コメント(0) - 2月11日

最近、アメリカでジョージ・オーウェルが売れてるそうな。確かに、最近よく耳にするフェイクニュース、オルタナティブファクト、ポストトゥルース、全部入ってたかも。娘に勧めてみよう
★6 - コメント(0) - 2月7日

無学なものは搾取され続け、ろくでなしが私腹を肥やし続ける結果になる過程が具体的によくわかった。
★4 - コメント(0) - 2月6日

動物達による自由と理想を目指した国づくり。都合が悪けりゃその都度主義や歴史は曲げられて、心を動かす上手い演説でやり過ごし、仕舞いには反乱が起きる前の農場と変わらない。むしろ変わらないように見えて、悪化している気配。これは独裁主義を風刺?いや、どこか身近な国の政治家達もやっているような気がするなぁ。無垢である罪、無知が故の幸せ、賢明である苦しみ。気がついたら敵も味方も似た様な顔をして、自分達が支持してきたものって何でしょう。政治的風刺を親しみやすい動物を通して語られ、面白かった。
★17 - コメント(0) - 2月5日

こうやって革命は達成され、そしてユートピアは訪れる。そして…、いつの時代もその繰り返し。理想とは本当に達成されるものなのか、崩壊へと進む第一歩なのか。
★26 - コメント(0) - 1月31日

オーウェルは実は「1984年」が今ひとつだったのだが、こちらは面白く読めた。不満を抱えて革命を起こしたのちの社会が動物を主役にして描かれている。寓話性があるがとても恐ろしい。同じ不満を抱いて立ち上がったはずなのに、いつの間にか権力を持つ者、それに従う者など別れていく。これは不思議だけれど、こういうものだよなと思う。わたしならどの立場になるだろう。やっぱり、ブーブー言うだけのその他大勢かな。
★18 - コメント(4) - 1月29日

全体主義のディストピアな社会を、家畜たちに投影し、英国流の皮肉を利かせて、描いた寓話。家主の人間を追い出して、家畜たちだけの平等で自由な社会を作るはずだったのに、いつのまにか、豚たちの思惑によって......。ソ連を揶揄しているらしいが、この話は、どの全体主義国家の側面にも当てはまりそう。それにしても、民衆側の思考停止は怖いし、過去を改ざんしまくる支配者たちの思惑には鳥肌がたつ。翻訳は読みやすい。付録の解説は『1984年』が主題。【#G1000】
★5 - コメント(0) - 1月12日

★4
- コメント(0) - 2016年12月23日

IKR
豚怖い。
- コメント(0) - 2016年12月4日

資本主義の動物バージョン。
★3 - コメント(0) - 2016年11月20日

農場主を追い出して、動物だけの農場を樹立したものの、権力闘争に勝ち残った豚達に農場を牛耳られる他の動物達。豚は、初め、ほんの少し特権を示しただけであったのが、時が経つほどに、かって"敵"と目して打倒を叫んでいた人に酷似した立場に変化してゆく。最期に豚が二足歩行をし始めた(笑)。豚以外の動物は、その頽廃をまざまざと目撃しながら、かってこんなもののために生死を賭けて戦った戦ったのだろうかという後悔に苦しむ気力も失い思考も停止したまま権力者の支持に従う。あてはまる現実の世界がいくつもあるのが怖いところ。
★9 - コメント(0) - 2016年11月19日

重労働・低賃金で苦しむ労働者が支配者に対して革命を起こして、支配者のいない国を作ったと思った矢先、労働者のなかから新たな支配者が生まれ、再び重労働・低賃金な国に逆戻りするという話。いったいいつになったら幸せになれるのでしょうか。
★5 - コメント(0) - 2016年10月16日

メージャー爺さんが「動物主義」を唱えたことをきっかけに牧場主を追い出すクーデターが起こるわけですが、一つの目標に向かって突き進む力は強大ですがそれが成就したあとの始末がいかに難しいことであるかを実感した作品でした。徐々に自分たちのいいように仕組みを変えていくナポレオンのやり方は人間社会の政を皮肉っているようでした。支配下にいる動物たちは愚かなわけではなくただただ無知なだけ、私たちも勉強しなくては。独裁主義や全体主義の問題点を突いた作品なわけですが現代にも当てはまる対象が多く存在していて面白いです。 
★86 - コメント(1) - 2016年10月1日

動物農場はたしか再読。とはいえほとんど記憶に残っておらず、思い出してきても、前回読んだ時はまったく理解してなかったのだと自分に吃驚した。 これって人間の社会そのものだよなぁ…。 後半は開高健氏のオーウェル論に終始。『1984年』も含めた解説にもなっているので、理解を深めたい場合はいいのかも。私にはちと深すぎた。
★4 - コメント(0) - 2016年9月24日

開高さんのエッセイは未読。ソ連批判とも言われている本著を理解するには背景知識が足りなさすぎたみたい。出直します。
★3 - コメント(0) - 2016年8月10日

「権力と作家」には、ハッとさせられる。表題作は角川文庫にもあるが、こちら開高訳はテンポよく読みやすい。ただし紙幅の半分以上が開高氏のオーウェル評であり、1984年をメインとしたもの。氏の絶賛する「象を射つ」は角川文庫に収録されていて「絞首刑」「貧しいものの最期」と良い短編が入ってるので、そちらと1984年を読んで後に副読本的にこちらを掴むのが順番なのかも。
★29 - コメント(0) - 2016年7月3日

高2の英語の副読本が、最初のアニマルファームとの付き合い。政治・社会背景を知らず、単に副読本では、理解できなかった、苦い思い出が、よみがえる。 リズミカルな翻訳 これが開高健が訳したの?と感じる。開高健の著作では、味わえないものがある。
★9 - コメント(0) - 2016年6月23日

yh
動物を主人公とすることでいくらか寓話的な面白さも出ている。オーウェルが本書を書いた動機は、やはり全体主義というシステムの破たんを警告するためだろう。しかし、巻末の訳者エッセイでも語られているように、「革命後に新たな権力者が、革命前の権力者と同様にふるまい始める」という皮肉な現象は、どのような社会システムへの革命でも言える。「権力の独占」への欲望がそうさせるが、権力独占がどのように(民衆の言論統制、歴史の修正)行われるかが語られる一方、なぜ権力集中を求めるかに対しては作家は沈黙する。
★22 - コメント(0) - 2016年6月19日

権力を握ったときに人はどのように行動していくか。そして妄信的な民衆というのはどのように煽動されるかを寓話で描いている。現実でも良く見られる、どうしても陥る独裁とその堕落の終焉。さりげなく"昔はもっと悪かった"という曖昧な認識が自分の中にもある事に気が付いて、実のところそう思い込まされてるだけでは無いかと感じ始めた。
★24 - コメント(0) - 2016年5月28日

「実をいえば、彼らは、そのときしゃべっている方の意見に引きずられて、つい、なるほど、と思ってしまうのだった。」
★5 - コメント(0) - 2016年5月26日

世の中を正確に映し出す鏡のような話でした。動物の役割や事件のタイミングがいままで見てきた歴史から抽出されています。また、以前「一九八四年」を読んでいたので、訳者の「一九八四年」に対する感想が興味深かったです。
★2 - コメント(0) - 2016年5月17日

動物たちから搾取するだけの人間を追い出した後、豊かで差別のない理想の動物農場を掲げるもやがては支配する豚がでてきて最後は2本足で立って歩き出す… 権力を持つと人を(豚を)変える。また、民衆が(他の動物たちが)愚かでもまたいかん!
★6 - コメント(0) - 2016年5月3日

どれだけ自由で平等な社会を目指そうと、必ず独裁者は現れるものだ。強欲な農場主の人間を追い出したところで、クーデターの中心的存在である豚が、富と権力を一手に収めようと狡智の限りを尽くす。底辺の動物達が徹底的に搾取され続ける現実は何も変わらない。「お上が代わるだけのこった」そうつぶやく年老いたロバの胸中は、ここ日本でも政権交代と失望、そしてその反動を経験し、政治の限界を感じた僕らのそれに、どこか重なるところはないだろうか。訳者・開高健がオーウェルを熱く語り尽くすエッセイも、やや長めながら読み応え十分。
★9 - コメント(0) - 2016年5月1日

本編のみ、人間に反発し、反乱を起こし、農場を動物がやる、政治のお話。
★4 - コメント(0) - 2016年4月30日

再読。この短さでテンポよく、非常にうまくアイロニックに書かれていると思います。自分がこの動物農場にいて「豚」意外だったら、どのように反論できるでしょうか。「人間がいた頃よりはいいだろ」みんなこの言葉に納得させられてしまう。再読してさらに良さに気付くことができた。
★1 - コメント(0) - 2016年4月15日

農場の動物たちが人間を追い出して、動物だけの楽園を作ろうとするが、動物の代表となった豚たちが今度は人間に取って代わる話し。とても皮肉めいていて、今までの過去の経験からおかしてはいけないことをじわじわ感じ取れる作品でした。とても興味深いです。やはり、特権階級が味をしめるとめんどくさいことになりそう。教育は何事にもかえられない大切なものなのではないでしょうか。
★11 - コメント(0) - 2016年4月12日

(図書館より貸借)ユーモアに溢れ、直球に面白い。誰もが奥に感じている、結局こういうことなんだよなぁ......という世界の形というものを婉曲させずに寓話でそのまま完成している。中の開高健の論ではないが、『1984年』より完成してると思った。  面白かった......
★2 - コメント(1) - 2016年4月9日

資本主義であろうが共産主義であろうが、結局政治とはこういうものなのかもしれない。少数の支配者と忘れっぽく、お人好しでいつも騙される国民。農場で一番賢い豚のベンジャミンじいさんのこの世にはいつでも希望はなく、あるのは失望なのだという言葉が心に残る。
★5 - コメント(0) - 2016年3月18日

点訳一校終了。なかなか入り込めない展開。なのに、どこかで見ている世界のようで変にドキドキした。支配する者される者…人が動物になっても同じことだった。それを現実の世界、日本の政治家に当てはめてみたら…この日本はどうなってしまうのだろうと考えずにはいられなかった。後半の開高健さんの文章。初めて読みました。繰り返し言葉を使うことが好きなのかなぁ〜なんて思いました。まだ一冊しか読んでないからよくわからないけど…。こういう種類の本はなかなか自分では手に取らないので、とても良いチャンスをもらった気がします。
★56 - コメント(0) - 2016年3月18日

「地上の楽園は、実現に着手されだしたそのときから遠のきはじめるー」 農場で飼育されている動物たちが、飼い主を追い出して動物だけの理想国家の樹立を目指す物語。しかし、人間に代わって統治者となった「豚」が、権力を武器に暴走を始める…革命がなぜ成功しないのか、理想国家はなぜ樹立されないのかを痛烈かつ、ユーモラスに描いている。
★3 - コメント(0) - 2016年3月13日

おもしろすぎた。 ちょっと豚のナポレン怖すぎて震えた、他の動物の頑張りに涙出た。頑張りにというか、無知でなにもわからなくてそれでも必死になんとかしなくちゃってそういうとこに泣けてきたのかも。救われない辛い。でもよかった。うまく言えないが読んでよかった。みんな読んだ方がいいよ。
★4 - コメント(0) - 2016年2月26日

独裁的な人間社会を農場にたとえ、そこにいる人たちを動物に例えた、いわゆる社会の縮図のような寓話小説。今読んでも何も違和感がなくスラスラ読めたし、人間社会を上手く動物に当てはめていて、登場人物のほとんどが人間だったらここまで印象に残っていなかったと思う。独裁者を豚にしたり、物語の最後にある皮肉めいた文も印象的でした。本編は130ページくらいしかないけど、逆に言えば130ページでこんなにも濃厚な作品が書けるのかと驚かされます。図書館にあったらぜひ手に取ってほしい一冊です。
★14 - コメント(0) - 2016年2月7日

童話なので、エリート気取りの小学生に読ませてあげたい。そう、君が将来目指しているのはこの豚なのだよと。権力を持つと利己的になるという人類の本能がわかる。ヒトの性について知ることができる。旧日本陸軍も今の官僚もそうなのだろう。でも仕方がない、人なのだもの。そしてだいたい豚と呼ばれるのはなぜだろう。
★4 - コメント(0) - 2016年1月29日

動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健の 評価:92 感想・レビュー:105
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