ポケットに外国語を (ちくま文庫)

ポケットに外国語を (ちくま文庫)
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ポケットに外国語をはこんな本です

ポケットに外国語をの感想・レビュー(191)

自分の大学時代は当時でさえ授業崩壊を起こしていて、微分積分も線型代数も物理学も、まともに先生の話を聴くことが出来なかった。英語もドイツ語もご同様。著者は自分より2歳年上なだけだが、そんな時代を教師の立場から、理工系の学生と一緒に勉強してきたことを知って、ほぼ全ての著作を読んだ。しかし本書は格別。決して平坦な道行きではなかったが、外国語を勉強したいとの一心で自分を支えた。専門のヒトですら難しいのに他専門のヒトが「英語くらい」と言うのは何という欺瞞だろうか。自分も数理科学の勉強を真摯に続けていこうと思う。
★56 - コメント(0) - 1月18日

読書メーターで見かけるようになった黒田さんの本。読んでみたら皆さんが読まれていることに納得!!外国語って深いなー 黒田さんの他の本も読みたくなりました。
★5 - コメント(0) - 1月12日

とっても面白かったです。英語もかつて勉強した第二外国語も勉強したくなりました。最後の章は外国語を学ぶ意味について。そうそう、そうだよね、と何度も頷きながら読みました。解説でせなけいこさんの息子と判明!!おしつけない感じは親子に通じる気がします。
★1 - コメント(0) - 2016年12月13日

語学エッセイ。 筆者の語学に対する思い、というか、深い思考・思慮が、あっさりと、すらすらした文章からにじみ出る。 専門のロシア語のことはもちろん、スラブ言語についての考察もある。 特に、大学のあり方、また現在の英語教育のあり方に対する筆者の考え・指摘は鋭い。 皮肉交じりにしているのが、また面白い。 黒田さんの本を読むと少なからず、語学書を手に取りたくなり(実際数冊あり)、また本書で紹介されている本もよみたくなるから不思議だ。
★3 - コメント(0) - 2016年12月8日

ことばには文化や生活習慣があらわれるが、実に多彩でユニークである。通勤電車の15分間で、一つの話題が読み切れるのでちょうどよかった。 【心に残った言葉】いろいろな言語文化を知ることは、すなわち他者を知ることである。外国語を学べば、新しい言語や新しい文化、自分の知らない新しいものに出合ったときに、慎重な判断が下せるようになる。(283頁)
- コメント(0) - 2016年11月23日

語学オタクにとっては非常に興味深く、楽しんで読める一冊。著者は中学生でロシア語の学習を始め、大学時代にはロシア語通訳でお金を稼いだ。また、ロシア語の他にもスラヴ語やベラルーシ語などなど様々な言語を学んで来ており、非常に豊かな"語学経験"を持つ。大学で言語学、英語、ロシア語を教えた事もある。そんな彼が持つ"ことば(語学・言語)"に対する感覚や考えに触れ、自分の"ことば"に対する視点を広げることができた。英語教育や英語の扱われ方に関しても多くページをとって語られており、読み応えがあった。もう一度読むと思う。
- コメント(0) - 2016年10月31日

面白かった。
- コメント(0) - 2016年10月9日

著者はロシア語を専門としながら、世界中の数々の言語を学んでいる言語学者。実際、或る大学では英語の教師として就職したという(現在は大学教員を辞めてフリーランスの語学教師)。いわゆる「外国語オタク」ではなくて、必要なことをやっていたらこうなってしまったそうで、要するに言語への愛情が深いということだろう。外国語を学習していて面白いのは、結局その国の文化を知ることになるからだと思う。どんなことでも国により、時代によりさまざまであり、その違いに驚き、そして楽しむことが言語学習のコツではないかと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年10月1日

外国語に関する、ざっくばらんなエッセイ。自分が勉強したことのない、スラブ系の言語の話は面白い。この先生のロシア語の授業、受けてみたかった。
- コメント(0) - 2016年8月26日

最近細々とNHKの「テレビでロシア語」(録画)を見ている。メモをとりながらなのでそこそこ覚えている。この本を読んでいるとキリル文字も出てきたので表を作っていてよかったと思った。この本は面白い。でも中には難しいこともでてくる。次読み返すときに理解できたらいいなと思うからそれまでは絶対続けたい、もちろん楽しんで。10月からはアラビア語もやってみたい。そうそう、この前「イパネマの娘」を聞いたところだったのでこの本にでてきて嬉しかった。
★1 - コメント(0) - 2016年7月14日

著者と小僧は同世代。著者が外国語にかかわるきっかけとなったTVロシア語講座でABГを始めた頃、小僧も同じ番組を美人ロシア人講師目当てに見ていたのでした。あれから40年…著者はフリーランスの語学講師。小僧はカーラジオで第2放送を聞き流すだけの営業マンで、最近は使う当ての無い外国語学習を止め、日本語の読書時間が増えたと喜んでいる有様。本書では、検定試験目的や体育会系(=即効性の高い)語学学習に一線を画す。さすれば小僧も地に足を付けて、実力相応の外国語(仏語)のWEBページでも探してみようかと思っております。
★9 - コメント(0) - 2016年6月29日

「ポケットいっぱいの外国語」(講談社,2007年7月刊行)を増補、改題したもの。ほうほう、ふむふむ、と興味をそそられてもうちょっと読みたい、と思わせる所で一話が終わる。従って、移動時間が短い時にも楽しむことができる。これが自分も語学に興味があるが故なのか、本著者の文才が故なのかまでは判別できないが、時折現れる皮肉(斜に見ると言うか、穿った見方と言うか)にはニヤリとするものがある。嫌いじゃないよ、こういうの。
- コメント(0) - 2016年6月13日

この著者の肩の力の抜けた文章は、彼の人間力の現れなんだろう。世間や文科省への反論はまさに正論で、激しく共感するとともに、読んでいてスカッとした。「外国語の楽しさを伝える。外国語学習において根本的なテーマである。(…)楽しさを伝えることに対して、文部科学省は何も出来ない。(…)世間があれこれいっても効果はない。(…)邪魔をしないでください。」(192頁~)
★1 - コメント(3) - 2016年6月5日

外国語への近道はないけど、外国語を勉強するのは楽しいなあと思わせられる。私もちょこちょこ興味を持つ方だけど、極めようという根性はない。ただ、いろんな人たちがいると知るのを楽しむ。オリンピックの開会式の選手行進とか大好きなもので。そういう想像ができるのでいいんだと思えて楽しかった。ペルシャ語が学びたいアメリカ人が、当時の政治状況でイランに留学できず、同類のタジク語を学ぶのにタジク人の多いウズベキスタンに来てまずロシア語から学んでいるという壮大な話には参った。体育会系英語と文系英語も面白い。他の著作も読もう。
★3 - コメント(0) - 2016年2月25日

おもしろい! なんで今までこの著者知らなかったんだろう。。
★9 - コメント(0) - 2016年2月17日

外国語だからといって難しく考えずに肩の力を抜いて、気軽にドアをノックしょう。ただし、どこから入っても語学の学び方の基本は変わらない。まずは自分のやり易い学習法を見つけたら、浮気をせず暫くは辛抱しなさい。それとメンテナンスは大事、使わないとすぐ忘れる。外国語を学ぶ目的は視野を広げること。それといろいろな言語文化を知ることが他者を知ることにもなり、新しい言語や文化、自分の知らないものに出会った時に慎重な判断が下せるとも著者は言っている。著者の言語に対する愛情が伝わるだけではなく、指南書として得るものも多い一冊
- コメント(0) - 2015年12月19日

前半の二章が特に面白かった。著者は元ロシア語教師の方で、スラブ系の言語に関する話が多いです。大学教授としての話だけでなく、学習者の視点から書いてある所もあり、しかも文章が読みやすくて面白いので、読んでいてすっかりロシア語を勉強してみたい気に。更に多言語学習や言語学の話題も多く、色んな言語とその奥にあるものが見たくなってきます。後半は英語教育や大学の問題点等の話題が多くなり、語学学習の息抜きに読んでいた私にはそこは少し重めでしたが、語学やりたい!という気にさせてくれる本でした。
★4 - コメント(0) - 2015年12月6日

楽しい本だった。著者の外国語に対する熱意・愛情が良く伝わってくる。語学好きな私にとっては共感する所もあり、改めて学ぶ所もあり勉強させてもらった。第一章の『ポケットに外国語を』が短い文章だけと印象的でとても気に入った。そして英語だけでなく、スペイン、イタリア、フランス、ラテン、ロシア……と様々な言語に興味があって、あっちこっち行くのは良くないと思ってた私にとって『チャラい外国語』は救いだった。これで良いんだ!って自信が持てたので嬉しい。私もポケットいっぱいに外国語を詰め込めるように頑張ろう。
★8 - コメント(0) - 2015年11月19日

第5章、「ことばへの異常な愛情」を読んだところ、著者と同時期に同じ場所を闊歩していたことがわかった。直接の面識はなかったはずだが、確かにいたよね~。言語学、ことばが大好き!っていう人たち。第2外国語にロシア語を選択したかったのに、必修との関連で履修できなかったことがかえすがえすも残念!先生に交渉しに行ったが、「これを履修しないと進級できません」と言われ、諦めたんだっけ…。
★1 - コメント(0) - 2015年9月22日

語学はどれか一つに腹を決めて精進すべきという考えを打ち破ってくれた本です。中国語、英語、ロシア語、スペイン語、チェコ語に興味があって、自分の気の多さに自嘲ぎみだったけどそれでいいんだ〜と思えました。「チャラく」いろんな言語を楽しんでいきたいです。
★3 - コメント(0) - 2015年9月20日

本当に良い素晴らしい本だった。文章も面白かった。英語も外国語もいまいち好きになれないのでこんな考え方もあるのだなあと思った。第2章と第4章が好き。高校生の頃に読んでいたら第二外国語はロシア語にしていたかもしれない。外国語の勉強がしてみたくなる。こんな人の元で勉強出来た方が羨ましいと少し思った。
★1 - コメント(0) - 2015年8月18日

なんともロマンのある本だ。英語もろくに話せないけど、世界中の言葉を話せたらな~すごく楽しいだろうな~と妄想することがある。もっと“チャラく”不真面目に言語に触れるのも楽しそう。著者が大学を三つも渡り歩いてきた話、通訳・翻訳でアルバイトしていた話、どれも王道じゃないからこそ面白い。もう一回大学に通いたくなる。
- コメント(0) - 2015年6月16日

英語学習はダイエットに似てますか(笑)。納得(笑)。気軽に読め、スッキリした読後感を味わえる本でした。楽しく学びましょう。
★5 - コメント(0) - 2015年5月10日

著者と同じ職場で英語教師をしていた友人、管氏(ポルトガル語が専門)と著者との共通点が興味深く、多読で英語を学んでいる者として勇気づけられた。以下引用。 P214~管さんもわたしも活字の人なのだ。「簡単な本の多読は外国語学習の王道だよね」と語る管さんに、わたしは百%賛成。(中略)どうして活字なんだろうと疑問に思うわたしに、管さんはある答えを示す。「人の心がことばでできている以上、生身の人間にもかならずその背後にはあるまとまったアーカイヴ(文書群)がある。〔……〕それには、文字に頼る以外の接近の仕方はない」
★7 - コメント(0) - 2015年5月3日

外国語に関するエッセイをまとめた作品。「大学の入学試験にTOEFLを使うのなら、模範を示すためにも選挙出馬のためにもTOEFLのスコアを記載してはいかがだろうか」といった趣旨の皮肉がとても面白く印象に残った。外国語に使われるのではなく、自分から使っていく主体性を持った学習の必要性を全編通して強く主張していた。
★29 - コメント(0) - 2015年4月19日

高校、大学時代の話が一番面白かった。学部生のうちに3つの大学を渡りあるき、さらに学部編入生なのに大学院に入ってしまう裏技まで使っていたとは!知らない言語を知ることへの情熱が溢れてたんですね。
★6 - コメント(0) - 2015年4月3日

どこかで読んだor聞いたエピソードが満載でもしや昔に読んだ本を再読してしまったのでは…と思ったけれど『ポケットいっぱいの外国語』の増補改題らしい。大学のネタは読んでいて懐かしかったけれどもう少し勉強しておけばよかったなと思わされるので読後は気が重いのである…
★2 - コメント(0) - 2015年2月21日

馴染みのない色々な外国語の話に興味がつきない。これだけ多くの言語を学び習得している著者の、外国語はそんな簡単に身につくものではない、ステップを省くことはできない、という言葉に妙に納得してしまった。
★1 - コメント(0) - 2015年2月9日

どうして自分が英語にそれほど興味が持てないのか分かった気がします。「不動の地位と人気を確立した代わりに、地域文化を捨てざるをえなかった」からで、授業で習う英語からは、他の国の文化の良さや面白さがあまり見えてこなかった。大人になり教科書から解放された今のほうが外国語って面白いかもと思えます。
★17 - コメント(0) - 2014年12月12日

「それに、その頃のスウェーデン語が分かったら、大好きなアストリッド・リンドグレーンの児童文学が読めるようになるかもしれない。大好きなスウェーデンのグラフィックデザイナーであるオーレ・エクセルのポスターやデザインの中にあるスウェーデン語が少しでも分かったら、嬉しいではないか。外国語の目的はコミュニケーションに限らない。」p.29
★15 - コメント(0) - 2014年9月5日

p10「よせばいいのに、またもや新しいことばを勉強しながら苦しんでいる」の書き出しに同感のため息が思わず漏れた。著者のことばへの異常な愛着によって綴られたとりとめのないことばに関するエッセイ集。利害と結びついたがゆえの外国語学習や教育に対して批判を展開したりアカデミズムをシニカルな視点で捉えたりする中からことばに対する純粋な好奇心が徹頭徹尾窺える。役には立たないかもしれないが、とにかく抜群に面白い、そしてそれでいいんだという姿勢がひしひしと伝わってくる。こういう先生から一度でいいので外国語を習いたい。
★12 - コメント(0) - 2014年8月31日

ロシア語をメインとする言語学者のエッセイ。言語に興味のある人はきっと楽しめる。スラブ系のいくつかの言語に関わってきて、今、英語を教えている身としては、強い郷愁や共感を感じる本。語学との向き合い方、語学教育に対する考え方、読む人に楽しんでもらえるエッセイの文体で論文の内容を書きたい、などうなずけるところが多々あり。この本にも登場する、千野栄一氏『外国語上達法』や沼野充義氏『屋根の上のバイリンガル』もおすすめ。再読したい。黒田氏の『大学生からの文章表現』もおすすめ。こちらは楽しい日本語を書くための本。
★16 - コメント(2) - 2014年8月7日

素晴らしい本。外国語を無目的に学習することの素晴らしさを教えてあげようという本。ジャンルにとらわれない「フリーランス」語学教師である著者が、エッセイ風に語るのは、実際にはそんなに軽いものではなく、とっても分かりやすいのは本質的なことばかり。たとえ英語といえども、それを学習することは気が遠くなるほど長くゆっくりした道のり、近頃の点数主義、成果主義に毒される英語教育を憂い、「外国語」を学ぶことそのものの面白さを探って行く。
★17 - コメント(0) - 2014年8月3日

書き方は面白いが、いったい何を出張したいかよくわからない
★2 - コメント(0) - 2014年8月1日

「もっとにぎやかな外国語の世界」で知った著者、とても面白かったのでもう一冊トライ。「読者に楽しんでもらいたいと願いつつ書いた」ことが、直球で伝わってくるからこそ、ウクライナ語もスウェーデン語も何一つ知らなくても読んでいてとても楽しい。でも今作はただ楽しいだけではなく、語学を学ぶときの心構えがかなりしっかりと語られている。楽しく学ぶことは基本だけれど、習得するためには、コツコツ地道に続けていくこと。「ことばへの異常な愛情」がビシバシと響いてくるからこその説得力。やはり語学学習に王道は無いのだわ>_<
★19 - コメント(0) - 2014年7月13日

語学に関するエッセイ集(論文も含まれているらしいが、私にはどれが論文なのかわからなかった)。なかでもチャラく多言語を学ぶネコの話である「チャラい外国語」は印象に残った。真面目すぎてちっとも楽しくない外国語学習には心当たりがありすぎる私としては、ネコのような姿は憧れずにはいられない。
★3 - コメント(0) - 2014年7月7日

春は外国語の季節。何度も外国語の勉強しては挫折しているので、ふとこの本が気になって読んでみた。ロシア語のキリル文字をアルファベットが裏返しになったみたいということで「鏡の国の文字」といったり、ペソアの詩に音楽をつけたCDを紹介したりととても情熱的で華やかな文体で楽しめた。言葉の勉強は一時的ではなくダイエットのように継続するものという厳しいけど喜びもたくさんあるエピソードの数々が良かった。英語だけが外国語ではない。そして言葉のむこうに人がいて感動があった。解説が堀江正幸さんでまた味わい深かった。
★14 - コメント(0) - 2014年4月23日

この著者の本は何冊か読んでいますが、みんなサクッと読めていいですね。語学学習、特に多言語学習が好きな人は楽しめるかと思います。
- コメント(0) - 2014年4月10日

語学を愛して学んできた(いる)者としては、本エッセイは楽しくありがたいものでした。「論文をエッセイのように」と書かれているように、時に専門的な話題に入り込んでいくこともあるように感じますが、それもありきで他言語事情を覗けることに面白さがありました。言語と文化は切っても切れないもの。本書のように著者のように、一度語学を著者のように、旅するように楽しんでみてもいいように思います。ただし、やはり意見は丸ごと鵜呑みにはできないというか、そこはどうなの?と感じることもあり。が、全て賛同よりいいことなのかもしれず。
★8 - コメント(1) - 2014年3月11日

読んでいるうちに外国語の魅力にぐいぐいと引き込まれる、不思議な力を持つ本。あとがきまで読み終える頃には、今まで馴染みのなかった国々の言葉や文化が身近になっている。色々な言語に触れる生活が当たり前のことのように感じられ、自分も何か外国語を勉強したくなっていた。
★40 - コメント(0) - 2014年3月3日

ポケットに外国語をの 評価:72 感想・レビュー:76
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