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70年代日本SFベスト集成2: 1972年度版 (ちくま文庫 つ 19-4)

感想・レビュー
20

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おさむん
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★★★★☆
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Weapon
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図書館より。9作品のアンソロジー。僕でも名前を知っている星新一、筒井康隆、小松左京の作品は毛色が全然違いつつどれも良い。星新一はこれくらい長い(といっても28Pだが)作品のほうが好きだな。小松左京はアンソロジーにしては重く入り込むのに時間がかかった。全般的にオチが弱いと感じたのは好みの問題だろう。メシメリ街道、柔らかい時計あたりに惹きつけられるのは、理不尽で超越的で、でもしっかりオチている話が好きなんだろうな。
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まんだよつお
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本書の圧巻は小松左京の『結晶星団』。ほぼ同じ質量、同じ直径、同じ表面温度の14個の恒星が、一辺500億キロの正四面体12個と、六つの正四角錘が組み合わさり、正六角柱の二つの底面がとがった水晶の結晶体のような形を形成する。これだけでも常人では考えつかないイメージなのに、加えてその中心部に位置する「謎の暗黒」に封じ込められた存在の正体。造物主は正義か? この宇宙は正義か?
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ミミミ
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気分で変わりそうだけど、門のある家とメシメリ街道が好みかなぁ。しかし、sf認定基準がよくわからない
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海さん
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これはSFかな?というものもあったけど、さすが重鎮とうならせる作品群。星新一は星新一だし、筒井康隆は筒井康隆だし、小松左京は小松左京(笑)。「メシメリ街道」は二度目だけど、やっぱり好きだな~。
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深海魚
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荒巻義雄「柔らかい時計」も素晴らしかったけど、今回は小松左京「結晶星団」に全部持っていかれた。いまやこんな壮大なSFを書く作家もほとんどおらず、読みたければ過去の遺産を漁るしかないのか。科学性や現代性だけに囚われない“昔のSF”の良さが詰まった傑作でした。他には星新一「門のある家」が好き。藤本泉「ひきさかれた街」は自己顕示欲丸出しの中二病主人公による他人すべてを見下した一人称の語りが延々続いてつまらないので飛ばしました。
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押さない
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☆門のある家、メシメリ街道
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すーさん
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筒井康隆氏が編纂した1972年に出版されたSF作品からのアンソロジー。殆どが初めて読む短編。星新一氏の反復は納得。山野浩一氏のメシメリ街道は着想と構成が抜群。豊田有恒氏の両面宿儺は歴史物として読み応えのある作品。荒巻義雄氏の柔らかい時計はダリ好きには欠かせない作品。小松左京氏の結晶星団は宇宙物として壮大さ・構成力が秀逸。いずれも40年以上前の作品とは思えない。
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やす
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星新一は氏にとっては長編。筒井康隆は絶好調?小松左京は代表作ー3位の名作。当時は読まなかった山野浩一、河野典生もよし
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orbea
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筒井康隆編。思えば大学の講義で「朝のガスパール」を紹介されてからの筒井ファンで、何故にこれを今まで手に取らなかったのか不思議。72年度版との事だが、日本経済は73年からが安定成長期。成長期との引き換えになった「没個性」に対しての皮肉めいた表現が、特に、SFというジャンルだからこそしっくりとくる。
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kouki_0524
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「引き裂かれた街」「僕らの幻の街」はいかにも70年代な感じがして、今だったらまず作られない作品だろうなぁと思いながら読んだ。「メシメリ街道」はいろんなところに収録されている傑作だが、何度読んでもシュール過ぎて面白い。
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ぜんこう
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筒井康隆編の1972年度のSFベスト集成。松本零士のマンガも入っててびっくり&懐かしい。SFだけどあの頃の時代背景の影響もちらほら(当時僕は中学生くらいだから偉そうなことは言えないけど)。 やっぱり星新一、筒井康隆、小松左京の大御所は安心して読める。 それより解説に書かれてたように1972年というのは広瀬正さんが亡くなった年だったんですね。本当に惜しい人を早く亡くしました。 この「70年代SFベスト集成」シリーズ、2から読んじゃったけど、他のも図書館で目に付いたら借りてみようと思います。
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ざび
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この本は少し苦労した。私の好みのエンタメ系が少なかった。相変わらず、ハード、耽美、幻想系は読み通せない。
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askmt
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「柔らかい時計」だろうか。しかし小松左京は別格だな、やはり。
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月世界旅行したい
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意外に既読の作品が多かった。やっぱり星新一さんの作品が好き。
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Mits
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72年の一年分でこれかぁ… 思ったよりいろいろあるというか、母集団は小さいはずなんだけれど、平均レベルは高かったんだろう。 この中では「門のある家」と「ひきさかれた街」が特に好きだった。
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nureyev
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山野浩一の「メシメリ街道」がベスト しかし、彼がSF作家だったとは!顎が外れそうになるくらい驚きました
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wasabi
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どうやっても向こう側に渡れない道路というおもいっきりカフカ的な山野浩一「メシメリ街道」、火星でダリの絵の世界が現実に展開する荒巻義雄「柔らかい時計」など、ニューウェーブの香り漂う俺好みな短編多し。
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オシャレ泥棒
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「門のある家」星新一はひととおり読んだはずだが記憶になかった。抗えない、穏やかな満足感を伴う思考の停止。解説の「逆不条理」がしっくりきた。「おれに関する噂」「メシメリ街道」既読。「セクサロイド」人類はあるみすぼらしい男とあるセクサロイドの子孫…。途方もない起源説。「両面宿儺」一番面白かった。ぐいぐい読ませる。アメリカナイゼーションへの反省と日本的なものへの回帰というテーマも好き。(続く)
オシャレ泥棒

「ひきさかれた街」米ソに分割占領された日本。東京に建てられたさながらベルリンの壁。こういう架空の戦争設定もすごく好き。自意識の描写に引き込まれる。ここまで読了。

01/07 22:59
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kaneKlenz
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冒頭の星新一と筒井康隆の二編、なるほど同じ波をこの二人がそれぞれに受け止めたんだな。かけ離れたムードなのに共通性を強く感じる/そのあと数編、ニューウェーブだかインナースペースだか、似た傾向の話が続いてややお腹にもたれかけたところで、「結晶星団」がガツンとくる。単体の話としても凄まじいパワーだけどアンソロとしての構成も見事だな(そういう、いわば前座扱いを編者が意図してたわけじゃなかろうが)。一般幻想小説の海に溶けかけたSFに小松左京が一喝した、みたいな。
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70年代日本SFベスト集成2: 1972年度版 (ちくま文庫 つ 19-4)評価95感想・レビュー20