南の島に雪が降る (ちくま文庫)

南の島に雪が降る (ちくま文庫)
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南の島に雪が降るはこんな本です

南の島に雪が降るの感想・レビュー(53)

整理してたらまた読んでしまっている罠。どこまでも悪人のいない世界。時代は絶対悪の最中だけど。
★2 - コメント(0) - 3月17日

戦場に舞台とは、読み終わった今でも信じられない。とりとめのない感想ではあるが、改めて舞台役者という精神の強さに感心する。『人を幸せにする仕事』という言葉がこんなにもしっくりくるとは。この手記がなければ知ることのなかった、マノクワリに実際にあった舞台分隊という特殊な兵隊たちの物語。一読の価値あり。
★2 - コメント(0) - 2016年11月15日

極めて個人的なお気に入り度合い:★★★★★5点
★1 - コメント(0) - 2016年4月1日

復刊されて旧版が買いやすくなったかと思ったのに、古本市で手にしたのは復刊版の方だった。でも、これでいつでも読める。うれしい。ピンチに強力な仲間が現れる展開は、現代でも通用する燃える方程式。1クールのアニメだっていけそう。
- コメント(0) - 2016年2月25日

涙と共に一気読み。大戦中のニューギニア戦線、マノクワリ。この見捨てられた戦地で飢えや病苦に苦しむ兵士たちを演劇で支えた男たち。そこのあったのはただの娯楽だけではない、戻れるとも思えない故郷の景色であり、家族であり、そして希望であり。観ずに死ねるかと自らを鼓舞した者、観て満足して死んでいった者。生と死の狭間でどれだけの救いとなったのだろう。芸能の持つ力がどれだけ素晴らしいものか。文章も淡々と、どこかユーモラスな筆致で、でも根底にある過酷な現実もしっかりと伺い知れる。この手記が書かれたことを有難く思いました。
★32 - コメント(0) - 2016年1月30日

敵はアメリカではなく、餓えと病気。置き去りにされた部隊が、極限状態の中で、芝居をする。3日かけて、歩いて見に来たとか、そこまでするか!と現代の我々はおもってしまうんだけど、悲惨な日常の中だからこそ、非日常ご必要ということか…。
- コメント(0) - 2016年1月11日

「バカ野郎ッ。こんどの歌舞伎座は、すごくおもしろいっていうぞ。お前、見ないで死ぬつもりかッ!」……ニューギニア戦線で演芸分隊を率いた著者の二年半に亘る体験記。南方の島に棄てられマラリアと飢餓で損耗する守備隊にとって、唯一の楽しみとなった観劇。それは娯楽を超え、生きる糧、希望、生への執着にまで昇華した。極限状態においてこれほど唄や芝居が救いとなるとは思いもしなかった。大袈裟なようだが、本書により”芸能”の力を思い知らされた。尚、文章は平易でユーモラス。小中学生にも読み易い、戦記物の傑作の一つに推したい。
★4 - コメント(0) - 2015年12月27日

太平洋戦争末期、国から見放され、空襲は続くも敵からも非重要拠点として上陸を見合わされた西ニューギニアの日本軍。飢えとマラリアに蝕まれ次々と死者が出る中、取り残された七千人の兵士の生きがいとなったのは演芸部隊による芝居だった。余興ではなく、各部隊から演芸経験者を集めた特別部隊による毎日続く本気の公演。兵士たちはその中に内地の風景、残してきた人々を見出し心を震わす。皆、自分の部隊の次の観劇日を心待ちにし倒れそうな体を支え、時には観劇後「今日の芝居はよかったなあ」と口にしそのまま亡くなった人もいたと言う。
★21 - コメント(1) - 2015年10月25日

戦争、特に南方戦線を書いた本はたくさんありますが、こんなにユーモアにあふれ明るい気持ちで読める本があったとは驚きでした。著者の加東さん自身が班長の演芸分隊「マノクワリ歌舞伎座」…食糧にも事欠くジリ貧の戦場で、兵士の士気を上げるべく立ち上げられた寄せ集めの演芸集団が、知恵を出し合い、舞台装置、衣装、カツラまで現地調達品でなんとかする。そのプロ根性と役者魂には感動します。餓え、病気、爆撃、いつ終わるとも知れない戦争…絶望のジャングルの中で光溢れる舞台に雪が降る。想像しただけで震えます。
★51 - コメント(9) - 2015年10月10日

以前から本書の存在は知っていたが、ようやく手に入り読めることができた。大戦末期のニューギニアでまさか、こんな部隊があったなんて!一番印象に残っているのは本のタイトルにもなっている、舞台で雪を降らせたくだりだなあ。
★7 - コメント(0) - 2015年9月9日

「戦後70周年企画文春ムック 奇聞・太平洋戦争」でそもそもの加東大介の手記「南海の芝居に雪が降る」が再録された。それを読み、日本映画専門チャンネルで映画が放映されたのを久しぶりに観た。また読みたくなって、またちくま文庫を購入。戦闘の場面は全くない。しかし飢えと熱帯病に苛まれる人々の毎日の中で、人々に人間であり続けることを保たせるために演劇で戦うことになった体験が、驕らず誠実につづられている。何度読んでも感動する一冊。
★12 - コメント(0) - 2015年9月5日

役者の務めは「芸で人を楽しませること」。歌舞伎座でも南洋の戦地でも其れは同じ。脚本家・長谷川伸も姉・沢村貞子も戦地で演じた芝居が喝采を浴びたことを「役者冥利、幸せ者」と語る。春風亭柳昇の「与太郎戦記」と共通する弾を撃つだけが戦争でない軍隊の話。本書はまさに南方戦線の『鎮魂歌』。
★14 - コメント(0) - 2015年8月27日

びっくりするほど読みやすくて、面白いです。実際には物凄く悲惨です。戦争に召集されたのに、戦闘になることはほとんどなく、戦う相手は飢えと病気。あきらめたら死んでしまいます。そんな場所で演劇が見られたら、生きる励みになりますよねえ。日本に帰るぞ!ただそれだけの望み。切ないですねえ。
★10 - コメント(0) - 2015年8月14日

軽いタッチで読みやすいが、テーマはおそろしく深い。一気読み。
★2 - コメント(0) - 2015年8月12日

戦中ニューギニア島で、飢えと戦いながら、演劇をおこなっていた実話。 ぜんぜん重くない語り口で、過酷な状況を物語る。 「娯楽じゃないんだ、生活なんだ」文化芸術は極限状態において人間性を保たせるもので、頭に浮かんだのは『無人島に生きる十六人』と『夜と霧』。 職業軍人ではなく庶民が徴兵されるから、いろんな技工を持った人がいて、観る側も庶民としての日常を投影する。 銃弾も勇ましくもないけど、戦場のリアル。
★18 - コメント(0) - 2015年7月29日

主な話は、加東さんが中心となって立ち上げた、マノワクリで兵士たちを慰め励ました演芸分隊についてです 当たり前のことですが召集される前には皆国内で何かしらの仕事に就いていました その経験を生かし役者や衣裳係、小道具係、大道具係、脚本家、作曲家として活躍する上官や一兵卒たち 演芸分隊の活躍のほかに、文中に紹介される数多くのエピソードからは戦争の実態が伝わってきます 空襲や銃撃戦の無い戦記物ですが、戦地という非日常のなかでの日常を描いた本書からは、真の意味での戦争の怖さが伝わってきます
★12 - コメント(0) - 2015年7月11日

大戦末期、激戦が繰り広げられたニューギニアのジャングルでこんな日常もあったのかと。
★4 - コメント(0) - 2015年6月17日

『七人の侍』で七郎次を演じた名バイプレーヤー・加東大介が、戦地・ニューギニアに設置された演劇分隊で過ごした数年間。ジャングルに建てられた「マノクワリ歌舞伎座」で、ほとんど毎日演じられた芝居の数々は、飢えと病気に苦しめられ、「勝っても負けても百年戦争」と終わりの知れぬ閉塞感に苛まれた兵士たちを支えた。「このとき、わたしの胸をしめつけたのは、役者とは、なんとありがたい仕事なのだろうという幸福感であった。わたしは、つくづく、こんなにも人によろこばれる役者稼業を、一生つづけよう-と心にきめた」感動の一冊。
★9 - コメント(0) - 2015年6月4日

砲弾飛び交う戦場が戦争のすべてじゃない。敵と戦わなくても飢えと病が兵士を殺す。紙の雪、女装の男に熱狂する、失われた日常への渇望は凄まじい。どんなにか日本に帰りたかっただろうと思う。 加東大介は沢村貞子の弟だけど、両者に共通するのは人生への「誠実」さ。ブリキの三味線と馬の毛の鬘と紙の雪で誠実に、ニューギニアで芝居をした記録です。
★8 - コメント(0) - 2015年5月22日

昭和18年10月、俳優加東大介は召集を受け、ニューギニア西部のマノクワリへ赴任する。米軍は東ニューギニア攻略後、フィリピンへ侵攻。著者はたまに空襲を受けるが大きな戦闘は逃れる。補給もなく、内地へ戻れる希望も薄く兵の心は荒れる。その為、著者を中心に演芸分隊が設置され「マノクワリ歌舞伎座」を運営。兵士はマノクワリ歌舞伎座に遠い内地を見、また、家族、故郷への郷愁を強くする。東北出身の部隊が雪の場面を見て皆が涙する所、敗戦後、復員がたまたま劇場で発表され、演者と観客で蛍の光を歌う所に涙した。名作と思う。
★83 - コメント(0) - 2015年5月9日

ずーっと読みたかった一冊。やっと入手することができました。このお話は、以前映画で見たことがあります。そのときも切なさを感じたけれど、原作はもっともっと切ないですね。爆撃で死ぬよりも、餓死する方が多かったなんて・・・篠原軍曹は、小林よしのりさんのおじい様だそうです。これまた不思議なつながり。
★46 - コメント(8) - 2015年4月26日

とても読みやすいです。 作者の加東大介さんって私は存じ上げない俳優さんなおですが召集されニューギニア戦線に行かれていたんですね。激戦地と言われているニューギニアで劇団を立ち上げて演じていた部隊があったなんて知りませんでした。
★22 - コメント(4) - 2015年4月18日

昭和の名優、加東大介の戦争体験自伝。ニューギニア戦線のジャングルの中で兵士たちを鼓舞するために立ち上げた劇団。はじめは軽い気持ちではじめた劇団は次第に兵士たちの心の糧に変わっていく過程が胸に突き刺さる。タイトル「南の島に雪が降る」は決して雪が降らない熱帯の地に紙吹雪や布で作られた雪景色を見て、ふるさとの雪景色を思いながら死んでいった仲間の描写がとても切なかった。戦後70年、多くの人に読んでもらいたいと感じました。
★9 - コメント(0) - 2015年4月8日

【BOOK(2015)-060】!!!!!!!
★2 - コメント(0) - 2015年3月31日

戦場体験を綴った物で、このジャンルは数多く出版された事だろう。著者が俳優で中身も一風変わっていて、且つ映画化されたお陰で小生の子供時分にはかなり有名な題名でした。にも関わらず、今回が初読。敵との遭遇が敗戦以降、つまり敵ではない、しかない記録というのは異色である。帝国陸軍の適当さは今更言うまでも無いが、「葉兵達が軍規を守りながら、芝居を演っていた」という頭に?が三つ位並ぶ様なお話。著者は淡々と語っていくが、極限状態の中で芸術、芸能が身体に沁み渡る様な感動を与えたであろう事は充分分かる。続く
★25 - コメント(3) - 2015年3月29日

10年以上も前に読んだ時とは感じ方が違う。第二次世界大戦さ中のニューギニア・マノクワリで著者が経験したのは、戦争だ。部隊にはそれぞれの役目がある。著者の仕事はマノクワリ歌舞伎場を建設し、演劇を各部隊に見せること。確かに戦争を記録しているのだが、銃声は聞こえてこない。日々亡くなる兵士を目の前にし、ふるさとを懐かしむ心に演劇は深い感動を与え続けた。南の島の舞台に降った雪、真っ白なそのふるさとの光景を愛おしむ姿に胸が打たれる。
★6 - コメント(0) - 2015年3月24日

加東大介は、私が好きな俳優の一人だ。スクリーンで知る軽妙な演技からは想像を絶する世界がこの本にある。
★2 - コメント(0) - 2015年3月14日

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南の島に雪が降るの 評価:100 感想・レビュー:27
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