O・ヘンリー ニューヨーク小説集 (ちくま文庫)

O・ヘンリー ニューヨーク小説集 (ちくま文庫)
311ページ
82登録

O・ヘンリー ニューヨーク小説集の感想・レビュー(35)

短編小説の代名詞のような著者。有名すぎて後回しにしており、初めて読みましたが、その高名さに違わぬ、納得の作品群でした。二大巨頭とされるサキに比べると、確かに明るく教訓的で、文章にも機知と遊びが豊富に盛り込まれています。世俗への洞察力、それを即座に作品へと仕立てる瞬発力に圧倒されました。
★1 - コメント(0) - 2016年1月21日

★★☆☆☆ O・ヘンリの作品は、当時のニューヨークの街並を活写しているということでも、非常に優れたものばかりであるという視点から編まれた作品集。あまり見かけない作品名もあり、着眼点の面白さとも合わさり、他のO・ヘンリの短編集と比べても、個性的な一冊であった。しかし、著名な作品と比べればやはりいまいちだな、と思ってしまうものも幾つか。作品自体も、編者が授業の一環として大学の学生に訳させたものを加筆訂正したものらしく、名だたる翻訳家の訳と比べればやはり青臭さがある。読むならやはり新潮文庫版が無難だなあ。
★40 - コメント(0) - 2015年12月24日

O.ヘンリーとヘッセを混同していたくらいなので積極的に読んだ記憶は無いのだが、半分以上既読だった。でも、当時の背景や地理などの小解説からどの作品も楽しめた。『伝えてくれ』『春のアラカルト』のようなほんのりいい話より『魔女のさしいれ』『ハーレムの悲劇』『我輩は駄犬である』のような苦味のある話が好き(駄犬は苦いというよりもむしろ小気味好いが)。この時代健康志向ブームが到来したこと、急成長の陰での富裕層と貧困の差も興味深い。アイルランド移民やショップガールのエピソードで、トビーンの『ブルックリン』を思い出した。
★28 - コメント(5) - 2015年10月28日

イベント本。既読と未読が半々で、最初に読んだ時によくわからなかった「あさましい恋人」がやっと理解出来た。これをきっかけにジェフ・ピーターズものや中西部小説集が出ると嬉しいのだが。
★34 - コメント(0) - 2015年9月23日

軽妙なオチのついた短編集で、それだけでも楽しく読めるのだが、本書には作中の1900年代のニューヨークを詳しく解説したミニコラムがついていて、O・ヘンリーが当時の流行を描いたいわばオサレな小説家であったことがわかる。高級百貨店、ホテルが出現し、富とそれに憧れる労働者が集まる100年前のニューヨーク……。【第2回O・ヘンリー誕生日読書会イベント】
★61 - コメント(0) - 2015年9月22日

【第2回O・ヘンリー誕生日読書会】に参加して。いつ読んでもハッとさせられる人生の機微を描きつつ、20世紀初頭のニューヨークの熱気を伝える風俗小説でもあったのだと気付かされました。翻訳者名に戸山とあるのを見てもしやと思いましたらやはり早稲田。かつて私は戸山近辺に少しも上達しない武道を習いに行ったことがあります。
★62 - コメント(0) - 2015年9月11日

O・ヘンリーの作品は,短くて筋は分かりやすいが,ところどころ分からないフレーズがあってもやもやすることもあった。この作品集は,訳も註もわかりやすく,それぞれの作品に添えられたエッセイが時代背景などを解説してくれるので,多くのもやもやが解消された。「もやもや」のひとつ,「春のアラカルト」の「タイプライターで牡蠣をこじ開ける」は,エッセイから当時のタイピストが時代の先端を行く職業である一方,生活は苦しかったことが分かり,納得。その他,20世紀初頭のNYを描いた絵画も入っていて,当時の街の雰囲気がつかめた。
★44 - コメント(1) - 2015年9月11日

sin
酒場で洒落た会話を楽しむようなひと時だった。但しその話題は100年ほど古いニューヨークの暮らしぶりではあるが…クセなのだろうか彼は時々同じフレーズを繰り返して語ってみせるし、思わせぶりに急に話題を変えたがる。いや芝居でいう場面転換だろうか?そのくせ主題は一貫して揺るぎない。その時代を生きた庶民たちの夢と現、アメリカンドリームのその蕾がほころぶ時代。
★66 - コメント(0) - 2015年9月3日

k
話自体は好みではなかったが、当時のニューヨークの様子や時代の雰囲気が感じられたのはよかった
- コメント(0) - 2015年7月31日

昨年末の新潮文庫Star Classics 新訳『O・ヘンリー傑作選I』に、5月のこの『O・ヘンリー ニューヨーク小説集』と、ここのところ、新刊が続いてうれしい。「O・ヘンリーを読んで100年前のニューヨークを旅する」という、この本の狙いは見事に成功している。各短編ごとに付加されたしゃれた解説、NYの当時の風景の写真、絵画なども味わいがある。ショップ・ガールとメイシーズは完全に脳に刻まれたな(笑) 各短編の舞台の場所を推定してニューヨークの地図にプロットしたものを折り込みでつけてくれたら完璧だったが。
★15 - コメント(0) - 2015年7月12日

未読のO・ヘンリーが読めて良かった。「賢者の贈り物」とか「最後の一葉」とかポピュラーなのは入ってないのがよい。といいつつ、やはり好きなのは新潮文庫の短編集にも入っている「天窓の部屋」とか「伯爵と婚礼の客」とか「ひとときの理想郷」だったりする。
★1 - コメント(0) - 2015年6月10日

心温まる良い話、捻った落ちが楽しい短篇小説…というイメージが強かったO・ヘンリー。この短編集では、最初期の職業婦人として働きながらも自分の恋と人生を思い悩む若いキャリア女性たちの姿が描写されているのが興味深く、面白かったです。まさに「女子とニューヨーク」という感じ。どの作品も良かったですが、個人的に好きなのは「整えられたともし火」「吾輩は駄犬である」「千ドル」「ティルディの短いデビュー」「ひとときの理想郷」など。
★17 - コメント(0) - 2015年6月9日

21篇中、未読のが2つしかなかったでござる……。もう『二十年後』とかとっくに全人類が読んでるんだから未訳のを訳出してくれよ。そして全部新訳なのはいいけど早稲田の講師してる監訳者が授業で学生に訳させたものだった(「戸山翻訳農場」名義)。解題として各作中で言及される当時のニューヨークの習俗について書いてあるのはちょっと面白い、けど。
★2 - コメント(0) - 2015年6月5日

O・ヘンリーといえば「最後の一葉」とか「賢者の贈物」のような、教科書に出てくるような堅いイメージがあったけれど、こんなに軽快な作家だったとは!「ニューヨーク小説集」というまとめ方がされたことで、都市をテーマにした作品集として二倍に楽しめた。翻訳過程のあれこれの苦心も伝わってくる訳文にも好感が持てる。
★3 - コメント(0) - 2015年5月30日

2406冊目。短編の名手の作品集。20世紀初頭のマンハッタンを舞台に人間模様を描く。現在の不安と将来への期待、憧れや幻滅がコンパクトに、具体性を持って、まるで生きている人の呼吸や体温が感じられそうだ。そして、最後の二行で種明かしをする。
★2 - コメント(0) - 2015年5月26日

O・ヘンリー誕生日読書会イベントで知り、手に取るも、時間的都合で途中100ページまで。子どものときにOヘンリ集で読んだことのある作品がいくつもあったけれど、ニューヨークの時代背景と女性タイピストの事情などが解説してあって、よりわかりやすかった(大人になったからというのもあるかな?)。また、続きを読もう。完読してないけど記録を残したいので読書日不明で'15.9~10
★17 - コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(6)

07/07:MInt I
06/30:めのう
05/30:f/k/a 上海
05/19:Tak2045

積読中のみんな最新5件(8)

08/08:mtamo2
07/28:ninestories
06/15:arbor

読みたいと思ったみんな最新5件(33)

01/21:をとめ
10/31:しー
07/06:kokada_jnet
05/24:426
O・ヘンリー ニューヨーク小説集の 評価:91 感想・レビュー:16
ログイン新規登録(無料)