奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集 (ちくま文庫)

奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集の感想・レビュー(107)

帯には「ホラー」とあるけれど、怖いというより不気味。腑に落ちない終わり方にモヤっとする。結末を読んだあとに、ん?どういうこと?と考えてしまう。この短編集の中で一番怖い話は?と聞かれれば、人によって答えはさまざまだろうけれど、わたしには、「髪を束ねて」の不気味さはダントツ。迷路の映像が頭から離れない。
★2 - コメント(0) - 3月8日

むぅ~。まったく予想できない奇妙なお話でした。明快なオチはなくスッキリ感は無い話が多いけど、こういう独特の読後感が著者のテイストなのだろうか。比較的オチ、スッキリな「何と冷たい小さな君の手よ」は主人公の追い詰められ感に息苦しくなりました。
★72 - コメント(0) - 3月3日

奇妙で妖しい物語たち。さてこれらをどう解釈、いや解釈ではないな、どう受けとめようか。物語は語られる、けれどそこで何を語っているのかは分からないのだ。何かは語られている、わたしの知らない摂理、道理に従って。軋んだ隙間から洩れる、その妖しい気配だけを嗅いだ感触だけが残っている。「奥の部屋」と「スタア来臨」を良いと思うのはまだ受けとりやすいからか。でも「恍惚」なんか何がなんだかさっぱり分からないけど妙に引っ掛かるのよね、淫靡で。さっぱり分からないんだけど。
★6 - コメント(2) - 2月12日

わかりにくいタイプの怪奇小説といった趣。そのまま何事もなかったかのように忘れてしまうこともできそうで、しかし考えてみるとどうにもおかしな出来事だった……と薄ら寒い心地になる。「髪を束ねて」「スタア来臨」「奥の部屋」などがお気に入り。
★3 - コメント(0) - 2月3日

怖いぞー、怖いぞー、と言うのではなく、きれいだけど表情がない女の人が淡々と語る物語を真面目に聞いていたら、何だかおかしい、と思っているうちに周りの世界が急に今まで信じていたものとは違ってしまっている…そんなイメージ。怖い話の分類としてはそんなに目新しいものではないと思うのだけど、何だか妙に物語の世界に知らず知らず絡め取られていく。「奥の部屋」「待合室」あたりのある意味王道の怪談の怖さと「学友」「恍惚」あたりの説明できない気味の悪さと、どちらも何だか捨てがたい。
★42 - コメント(0) - 1月30日

じわじわと、めちゃくちゃ怖い。
★3 - コメント(0) - 2016年12月28日

まさにストレンジストーリーズ。不思議な世界に引き込まれかけて最後は引き返す話が多かった。「待合室」がベタな怪談でラストのキレがありました。
★7 - コメント(0) - 2016年12月23日

不可思議な出来事に直面した時の人間の心理を描いた小説が多い。出来事の真相がほとんど明かされぬままに終わるため、物語としては捉えどころがないが、全編にうっすらと蔓延る不気味さがいい。
★6 - コメント(0) - 2016年12月7日

怖いというより、何かもやもやとした気持ち悪さの残るお話の短編集。どれも、ああ...来るな来るな...いや~なものが...ああぁ...とドキドキ、ゾワゾワするのだが、次の瞬間、ええっ、どうゆうこと??となってしまったり、放り出されてしまったり、とにかく読後感、気持ち悪い。何が起こり、何が起こらなかったのか、謎は解明されず、でもおぞましいこと、恐ろしいことは、確実に意識の中に残っている。
★48 - コメント(1) - 2016年8月19日

幽玄な雰囲気の短編ゴーストストーリー集。読者を恐怖させる技巧を積極的に用いてはこないが、代わりに作品全体を覆っているのが『見てはいけないものを見た』という後ろめたさとほの暗い不安感で、登場人物の誰一人として怪異の源を突き止めようとせず、かえって目を背けてしまう展開が何とも言えずやるせない。作品では『髪を束ねて』が良い。欧州の作家にままある森の奥で魔女のサバトらしきものを冷やかして帰る話で、最近だと映画のブレアウィッチプロジェクトなんかもそうなんだけど、気持ち悪さではエイクマンのこれが断トツかも知れない。
★1 - コメント(0) - 2016年7月24日

いかにも因縁めいた話や幽霊譚よりも、友人の突然の変貌が奇妙な『学友』や、地方の集落での得体のしれない体験を描く『髪を束ねて』のような、目の前で起きている不可解な状況に説明のつけようがないような作品がよかったかな。
★6 - コメント(0) - 2016年7月4日

奇妙な物語が7編収録されている。エイクマンの作品にすっきりとした落ちはない。何かが起きている、何かが間違っている、しかしそれらの説明はされない。気味の悪い読後感が残るが、それがむしろ心地よい。あまり知らないタイプの作家ではないか。「何と冷たい小さな君の手よ」も捨てがたい。 電話を通じで見知らぬ女性と知り合った男の話。よくありそうな幽霊物語だけど、少しずつ男が絡め取られていく様子の描写に鬼気迫るものを感じる。 邦訳されているのがこの一冊というのはもったいなさすぎる。ぜひ、他の作品の邦訳も待ちたい。
★13 - コメント(0) - 2016年6月10日

説明しようとしてもそれが難しくて、ただ怖くて変な話ばかりだった。何かが変でおかしくて、怖いものが確かにすぐそこにいるのだけど、それがどこから来てなぜここにいて、これからどうなるのかもさっぱりわからなくて、だから余計ゾワッと…。冒頭の『学友』からして、やや、いえもう突き抜けていた、と思う。『気味悪いな…うわっ、怖い、逃げて逃げて!イヤーッ!…はぁ…えっ⁉︎うわ、超怖い…』こんな感じで消耗した。他も全部そう。一方で、この感触は癖になりそうな予感も。
★13 - コメント(2) - 2016年6月10日

嫌な感じの話が並んでいます。 収録作にもありましたが、悪夢の中で夢と自覚しているけどゆっくりとしか動けないような。 「待合室」は結構因果関係がはっきりとして見えましたが、わからない「学友」の方が怖かったり。 「奥の部屋」の両親のキャラクターづけが結構好み。理由はわかりませんが。
★8 - コメント(0) - 2016年5月24日

怖いかと訊かれれば、然程怖くはないような。それともあとからじわじわくるのかもしれない奇妙な読後感。無難な現実がいかに心許ないものなのかとふとおもう。
★1 - コメント(0) - 2016年5月17日

短編7話。じわじわと迫りくる気持ち悪さ。とても好みな不気味さ加減で楽しく読めた。「学友」「髪を束ねて」「待合室」「奥の部屋」が特にお気に入り。
★17 - コメント(2) - 2016年5月14日

単行本『奥の部屋』に新たに「何と冷たい小さな君の手よ」と「スタア来臨」を追加した文庫版。作者自身は怪奇小説とか幽霊小説という呼称よりもstrange storyという方が適切と考えていたという。実際、表題作以外はそれほど恐怖感を感じさせない。変な話、あるいは奇妙な話(strange story)という読後感の作品の方が多い。個人的には「鳴り響く鐘の町」や「列車」の方を高く評価している。原書で読んでも、終わって「?」という感想しか得られそうもないので、もっと訳してほしいものである。
★3 - コメント(0) - 2016年4月12日

居心地の悪い雰囲気に現れる得体の知れない存在。おかしな言い方だけれど、その得体の知れない存在がやけに堂々としていて、語り手である主人公たちの方が逆に狂っているような気がしてくる。どの作品も人を怯えさせるようなあからさまな恐怖ではなく、立ち竦んで戸惑ってしまうような、そんな気味の悪さを齎す。「学友」「何と冷たい~」が印象深かった。「恍惚」の構造も面白い。こういうタイプの作品が好きなだけに、そのジャンルを上手く言い表せないもどかしさがあったが、解説がなかなか参考になった。
★7 - コメント(0) - 2016年4月3日

説明がないから、説明できない不可思議な物語。 収録された7編とも面白いが、不思議な体験をした人間を主眼としていて、恐怖の正体については、何も語られず、何の説明がない。読んだ人が推理するしかない。だから、好みが別れる作品だと思うが、私自身は、ゴシックホラーのような文体も含めて楽しめた。
★3 - コメント(0) - 2016年3月31日

歌謡曲の歌詞に、これくらいの衝撃的な言葉列を含んでるのはまあないでしょ。それでも鼻歌についてしまってやだなあと感じてるところへ、こんな小説を読んだっていいと思うの。
★5 - コメント(0) - 2016年3月28日

旧友とか婚約者とか家族が登場するが少しも情愛深くなく、彼らのよそよそしさに不気味な違和を感じる人物描写に加え、誰もが地に足がついていない不安定さの中、普通と思えたことが斜行して思いがけない方向へ滑り落ちていく。底無しの大渦に吸い込まれる様に。頻繁ではないがそんな気分になったことはある。救いのなさ、無力感にぐずぐずと停滞する自分は破滅を待望している。甘やかな悪夢に自己放棄したい誘惑に満ちて。この作家が好きな自分は今、人間関係に軽い不信を抱いているのかもしれない、別な時に読めば目を背けるのにと思わせた作品集。
★36 - コメント(1) - 2016年3月28日

ホラーといっても、何が起こり何が恐怖の正体か、明確に書いてある訳でもないので、時になんだっけと思ってしますダメな読者でした。表題作と小さな君の手あたりかな。
★11 - コメント(0) - 2016年3月25日

7つのお話の入ったホラー短編集。何が起こってるか明快に分からない分余計怖さが増すというタイプのホラーを堪能できる。しかし皆雨の日とか日が暮れてから無謀な行動するなや~。せめて多人数で行こうよ。個人的に一番嫌で怖い話が表題作の「奥の部屋」。もう何が何だかわからんのに怖くて読んだ後もゾクゾク怯えた。三津田信三「ドールハウスの怪」今市子「人喰いの庭」と合わせてドールハウス怖い作品のベストに入れようと思う。「学友」は他の方も書かれてる通り、物語の後が更に怖そう。主人公よ。お茶でも飲んで正気に戻れ。
★18 - コメント(0) - 2016年3月13日

こういう怖さが好きでたまらない。具体的ななにものが現れるわけでなく、説明も謎解きもない。なのに、ひたひたと迫るなにかがそこに確実に在る。「何と冷たい小さな君の手よ」という題名だけでも素晴らしい。個人的なお気に入りは、ラスト以降の展開がたぶんもっとも怖い「学友」です。
★35 - コメント(2) - 2016年3月9日

クノップフの絵と、このタイトルと、モダンホラーの極北と謳った帯に妙に引かれて購入。どれも少しずつ違ったテイストの違和感や冷気が漂っていてる。どこでどう真っ当な日常とすりかわってくのか、境界がないから、こわい。学友はどうしちゃったのか、田舎の散策で出会ったあの子どもは、電話の声は。個性をなくした女優も、娘のドレスを押し付けるマダムも、お人形の家の住人たちも。終電のがした終点駅でも、こんな待合室はご免被りたい
★7 - コメント(0) - 2016年3月9日

はっきりとした真相や答えが示されず、曖昧にほのめかされるがゆえに嫌でも想像力を刺激される。怪異に関わる登場人物があまりにも淡々と事態を受け入れているのも逆に不気味。そのせいかこちらもつられて惹き込まれそうになる。特に「恍惚」はもう途中で帰れよ!と。直接的なホラーというよりは幻想的な感じが好みですが、「学友」はかなりゾクリときました。幽霊に孕まされたのか、ホムンクルス的禁忌の生命創造なのか?もしかしたらサリー自身も…?しかしイギリスって幽霊大好きなのはなぜと思っていたが、霧や雨が多い気候のせい?
★9 - コメント(0) - 2016年3月9日

どの作品も派手な怖さは無い。が、正体不明のじわじわと来る何かに不安が掻き立てられる怖さ。ここで終わるの?とポンと投げ出され、何が起きているのか、これから何が起きるのか、そして何が怖いのかさえ分からない不思議さ。人が抱える心理の奥底をさりげなく描き出すことで後から気づく微妙な怖さなのかな。「学友」と「何と冷たい小さな君の手よ」が不穏で印象に残る。
★5 - コメント(0) - 2016年3月9日

何が起きているのかよくわからないのにこわすぎ……と慄く。とはいえ解説で触れられているように、恐怖を描きたかったわけではなく、あくまで「結果的に恐怖が現出してきた」という趣。ホラー小説とひとくくりにはできない魅力があると思う。「学友」「奥の部屋」がとりわけ好き。それにしてもぞわぞわ怖い本だった……
★9 - コメント(0) - 2016年3月8日

初読みの作家さん。まず表紙絵の女性に目が引きつけられ、裏表紙のあらすじを読んでドールハウスが出てくる短編があるとわかり購入。何かが起きている。でもそれが何かは、はっきりとはわからない。そもそもこれは妄想なのか、怪奇現象なのか。説明されないままに突然にストーリーが断ち切られる。不安なままに読み手の私は取り残される。そういう短編ばかりが並ぶ。想像してたものとは違ったけれどおもしろかった。
★11 - コメント(3) - 2016年3月4日

物々しい怪奇物・正統派ゴーストストーリーとは違って、幻視、薄気味悪さ、じわじわ怪しい気配・空気感がぞわっとくる怖さだった。エイクマン自身が謳っていた通り「ストレインジ・ストーリー」という呼称がぴったり。 一番のお気に入りは「恍惚」。娘さんのドレスに恍惚となるシーンはとても映像的で倒錯的。妖しい魅力を放っている。「学友」「髪を束ねて」も好き。
★9 - コメント(0) - 2016年3月4日

「待合室」ひとひねりある作品。ある時遅くなってその晩泊まる所がなかった男性が駅員に頼むと、特別に待合室で寝ることを許す。夜遅く彼の周りに見た事のない人達が現れて…。エイクマンの作品は、ちょっと見、何が怖いのかわからない。全貌がわかるように詳しく書いていないのだ。また、一人称語りが多いため、主人公に何がしかを為す相手の心情が見えてこないし、類推するにも材料が少ない。理由や背景がわからないから、よけいに現象の怖さばかりが印象に残る。そしてその印象が、読者の心の奥深くに澱んでいくのだ。
★42 - コメント(0) - 2016年3月1日

初めて読む作家で、好きなテイストだった。ちりちりと産毛が逆立つような不穏な雰囲気が良いが、それでも「これはどういうことか?」「何の暗示なのか」と説明を欲してしまう俗物です…。表紙の絵も合っている。他の作品も是非読みたい。
★7 - コメント(0) - 2016年2月24日

sin
十分に怖い設定なのに怖くない?それは程度の差こそあれ主人公達が興味を感じこそすれ恐怖を感じていない…と受け取れるせいではないだろうか?しかし本当にそうだろうか?登場する人物の感性にしたがって怖くないと言いきってしまってその後に、ここにはそれこそ答えを必要としない剥き出しの怪異が用意されている。
★56 - コメント(0) - 2016年2月18日

こ、怖かった…。 ウェイクフィールドのゴースト・ストーリーとはまた全然違う怖さで、どちらかといえばこちらはジャパニーズ・ホラーのテイストに近いかも。「何かが(確実に)起きている」「でもそれが何かはわからない」という不安がどんどん煽られ、心臓がキュウッと縮まるような怖さ。読者視点では語り手の行動はかなり際どく思われ、もうあなたもとの世界に戻って来られないんじゃ…と、ドキドキが増し増し(実際には戻れないケースの方が少ないけれど)。お気に入りは『学友』『髪を束ねて』『恍惚』。一人称で「語られてない」部分が怖い。
★35 - コメント(3) - 2016年2月18日

結局どういう事かわからない。でも視界の端に何かがちらちらと映り、それは確かに恐ろしいものである。この作品群から受けるのはそういうイメージ。ふいと現実と見てはいけない物が重なり合うような。読み終えてみると悪夢めいた世界の中に誘い込まれる作品に好みのものが多かったように思える。楽しいはずの婚前旅行が魔宴に変わる「髪を束ねて」とか、マンディアルグめいたエロティックさを感じさせる「恍惚」とか、表題作とか。「学友」や「スタア来臨」になると結局何が起こっているのかわからない。しかしそのわからなさが確実に恐ろしい……。
★61 - コメント(4) - 2016年2月17日

理屈のつけようのない、なにか恐ろしいことの一部に触れながら、なにもわからないうちに投げ出されて終わるというか。なんとなくもやっとするような、巻きこまれたままなのか終わったのかわからない、なんともいえない不安感。
★8 - コメント(0) - 2016年2月9日

7編の怪奇短編集。どの話もなかなか面白かったです。普通の生活をしていた人がある日突然横穴に逸れてしまったような、じわじわと闇が忍び寄る感じが良い。しかし盛り上げて盛り上げて最後にブツリと切るといった作風のようなので、はっきりとした説明が欲しい方には向かないかもしれません。個人的には「待合室」が一番怖かった。もちろん現象そのものも不気味なのだけど、そこを勧めた駅員さんが何を思っていたのか考えると怖い…。あと「恍惚」は映像で観てみたいと思いました、絶対シュール。老婆と知らない娘の服だけであのカオスはすごい。
★48 - コメント(0) - 2016年2月9日

正体を表さない怪とそれを増長させる人間の嫌らしさを密かに描く怪奇短編集。『学友』は天才を自負する、ある意味、プライドが高いオールドミス同士の交流が不穏を孕む。特に同性同士の無意識的な庇護関係の独特の嫌らしさの描写は秀逸。彼女が仄めかす生誕には、ホムンクルス精製や正体を表さないラブクラフトの「ダンウィッチの怪」を連想させます。『髪を束ねて』は妖精の輪、『恍惚』は迷い家と予言かな。しかも『恍惚』には若い男を誘惑する醜い老女とその老女の姪の服を鏡の前で当てられて恍惚とする若き画家の姿にアンモラルを感じます。
★51 - コメント(0) - 2016年2月6日

パズルを完成させたつもりが幾ピースか足りない。そんな読後感。怪異の原因もはっきりした現象も不明ながら、巻き込まれた人々の人生は明らかに変容を遂げる。何か奇妙なことが起きているのは判る。でも、何が?… 明快な絵が描けないからこそ怪異なのだ、と。似た雰囲気の怪奇小説はすぐには思い浮かばないが、これに近しい感覚を憶えるのは、ある種の怪談実話だろう。道理に落とし込めない不思議を描写の枠にはめ込まずに書いたという意味で、怪談的リアリティが強く漂っている。
★8 - コメント(0) - 2016年2月2日

たしかに何かが起こったのだけど、それが何かがはっきりとしない居心地の悪さ。体の関節があり得ない向きに捻じ曲がるような不快さ、気持ち悪さ。丁寧な心理描写に読む側も易々と歪んだ世界に引きずり込まれてしまう。奇妙な味わいが魅力の短編集。全編ハズレなしのクオリティーの高さ。どれもイメージが豊かで、そして本当に怖かった。特にベルギー象徴派絵画を扱った『恍惚』、恐怖のどん底に突き落としておきながら意外なラストの『髪を束ねて』が好み。
★47 - コメント(3) - 2016年1月23日

奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集の 評価:90 感想・レビュー:51
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