二人のウィリング (ちくま文庫 ま 50-2)

二人のウィリングはこんな本です

二人のウィリングの感想・レビュー(149)

Wal
初マクロイ。ミステリはそれほど沢山読んだことがあるわけじゃないのだけど、分量の割に登場人物(容疑者)が多いような気が。個々の人物描写も、ウィリング博士が捜査する描写もそれに合わせて少なく感じられたので、あまり好みの話じゃなかったかな。
★2 - コメント(0) - 3月10日

これは面白かった!相変わらず派手な作品ではないが、誰が、どのようにして、何故、殺したのか?という探偵小説の醍醐味を凝縮し、流れるような語りとプロットでもって一気に読み進めさせられる傑作。あと、「謎の言葉の意味」、あれは分からないよ...
★1 - コメント(0) - 2月22日

古典ミステリー独特のシンプルで静かな雰囲気を堪能。自分の名前を名乗る男を見かけて気になって追跡したところから事件に巻き込まれるウィリング博士。潜入したパーティーで知人の女性とばったり会ったり、その男に事情を聞こうとしたところで…という導入部分でなんだなんだ?と物語に引き込まれる。犯人はなんとなく予想がついたが真相には驚いた。陰惨なのにどこか牧歌的なのも魅力。
★35 - コメント(0) - 2月10日

文句無しに面白い!他の方も書いていますが、「ベイジル・ウィリング」を名乗る謎の男をウィリング博士が追いかける所から始まるという導入は素晴らしい。マクロイの作品は他に2冊読んだが、事件が起きるまでの導入の部分がいつも上手いなぁと感じる。事件解決のヒントは至るところに散りばめられていて、最終章でそれらを余すことなく繋ぎ合わせるウィリング博士はさすが!物語の長さも丁度良い。ギゼラ&ベイジルのやり取りも微笑ましくて良かった。ぜひオススメしたい1冊。
★1 - コメント(0) - 2月9日

解決が呆気なかったのが、ちょっと残念!
★2 - コメント(0) - 1月25日

そう上質なミステリーです。丁寧に織り込まれたタペストリーみたいな感じです。一方で主人公の名前を騙る人物が目の前に現れ追跡する内に不可解な連続殺人に巻き込まれると云う掴みからもうオッケーみたいなフックも上手で気持ち良く作者の世界に入り込めます。伏線の張り方も謎から謎への展開も手抜きがなく続くので読み手を飽きさせません。大掛かりなドンデン返しも無い分なるほど感で繋いで得点を重ねる作品です。ウィリング博士も含め登場人物のキャラ立ても巧みで気も入れやすい。シリーズ化されてるようなので少し嬉しい気分になりました。
★40 - コメント(0) - 1月14日

2017年最初の一冊は、面白さが完璧に保証されたヘレン・マクロイの作品から。自分の名を騙る不審な男を追っていったら謎の集会に辿り着き、そこで偽物を追い詰めたと思ったら、目的を聞き出す前に目の前で毒殺されてしまう…という冒頭の掴みが素晴らしい。中盤も集会への違和感や偽物が殺されたのは何故かという謎が散りばめられていて退屈させないし、謎解きでは現在でも通用する普遍的な真相が提示されており、改めてマクロイの語りの巧さとミステリ作家としてのレベルの高さを認識させられた。今年もマクロイの邦訳が沢山読めますように…。
★9 - コメント(0) - 1月1日

ウィリング博士シリーズ長編9作目。ウィリング博士が、たばこ屋の前で見かけた男は「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗って、タクシーで走り去った。男の正体は早々に判明するも、新たな謎の言葉が…。一癖も二癖もある登場人物で、犯人は全然わからなかったけど、成る程の納得感。パズルのピースがぴったり、きっちりはまる爽快感が最高でした!動機も、この時代なら有りえると思えるし、犯人の職業からも想像出来る。しかし、謎の言葉の真相には恐ろしくなりました(^_^*)
★30 - コメント(0) - 2016年12月24日

派手なミステリではないが、とても丁寧に書かれており、古典ミステリの雰囲気ばっちりでおもしろかった。1951年に出された作品のようだが、本作品のテーマ自体は現代日本でも関心が高いものであり、最近のミステリでも取り上げられるテーマであると思う。
★15 - コメント(0) - 2016年12月23日

自分の名を騙る男を追っかけるところからはじまるつかみは秀逸。脳天ズキューンの驚きはありませんが、読みおえてからじわじわきます。先へ先へと急かされない感じがいいなあ。ほどよい長さも。短編集もいってみようかな。
★12 - コメント(0) - 2016年12月19日

自分の名前を騙る男を追いかける、奇妙なパーティーに出くわす、殺人事件が起こる、パーティー会場の誰もが犯人になりえる状況、トリック、そして被害者のなぞめいた言葉「鳴く鳥・・・・」。導入部から解決までお見事の一言。大好きです古典的なこういうミステリ。途中の文学的引用も楽しくて!発表の時代(1951年)ということを考えると比較的早く犯人は特定できるのですが、なぜ?とかどうやって?とかこれは?とかそれでも謎が続いているところが素晴らしすぎます。そして今でもこれって(特にバーディタ嬢)ある問題だと思いました。
★16 - コメント(0) - 2016年12月15日

アメリカの作家ヘレン・マクロイ、1951年発表のミステリー。精神科医ウィリング博士が探偵となるシリーズの一つ。自分の名を騙る男の後をつけたウィリング博士、とあるホームパーティーの会場にたどり着きますが、詐称した男は毒殺されてしまいます。パーティーの主催者は精神科医、患者を集めての定例のパーティーだというのですが・・・。 第2次大戦の傷跡がまだ色濃く残る時代のニューヨークを舞台にしたごくオーソドックスなミステリー。過不足なく良い出来です。主人公を始めキャラクターにイマイチ魅力が感じられないのが残念でした。
★4 - コメント(0) - 2016年12月12日

主人公精神科医ウィリング博士が、たまたま自分の名前を騙りタクシーに乗り込む男を発見したことから、事件に巻き込まれていく。ネタバレになるので書けないけど、ラストでウィリングが事件の真相を披露して、初めてあー、そうだったのか~と。当時の生活様式に興味を持った。
★36 - コメント(0) - 2016年11月25日

「あなたは誰?」が面白かったのでヘレン・マクロイ二冊目。主人公ウィリング博士の目の前で自分の名を名乗る男を見かけ、気になって後を追う。その男が毒殺されて犯人を見つけるわけだが、今回は前に読んだものよりは面白くない。心理面をもっと描いて欲しかった。犯人のトリックにも無理があるような気がする。
★6 - コメント(0) - 2016年11月17日

偽ウィリング博士が最期に呟いた「鳴く鳥がいなかった。」という奇妙な言葉。この意味は何か?捜査途中のあらゆるシーンで、鳩、フクロウや雀が鳴いている描写が意図的に入っていて面白いと思いました。真相がわかってみたら、確かにこれじゃ鳥は鳴かないですね。
★26 - コメント(0) - 2016年11月7日

C (2016年)<1951年> 精神医学を用いて犯罪者の心理を分析し、「犯罪者はだれでも心理的な指紋を残している」が信条。自分の名を騙る者を追跡し向かった先の家を訪問すると、そこには知り合いの女性一人を含むパーティーが催されていた。真意を糺そうと男を問い詰めるもかわされるが、まもなく謎のメッセージ「鳴く鳥がいなかった」を残して死に絶える。本人の意思を無視し気に入らない者は排除する(逆の立場になって考えてみろ!)、アンタ何様のつもり?的な身勝手な動機に気分は最悪(深緑野分さんの解説はグッドでした)。
★93 - コメント(1) - 2016年11月6日

残念ながら文章との相性が私と合わず(海外作品ではよくある。)ストーリーは面白かったので、本当に残念。
★3 - コメント(0) - 2016年10月6日

つかみはOK!って感じの導入部。ウィリング博士は行動力ありますねぇ。でもまぁ別に名乗る名前がベイジル・ウィリングである必要性は薄いような気もするけど。倫理観がない…というか、倫理観が妙な方向にねじ曲がってるのに気付かずにそのまま発達しちゃった人は怖いです。他人を害してもOKって方向性は勘弁していただきたいものです。
- コメント(0) - 2016年9月25日

分量が適度で、謎の設定もとても魅力的で、翻訳者の力量もあるのでしょうが、古典でありながら、とても読みやすいです。
★26 - コメント(0) - 2016年9月25日

マクロイさん初読。って、シリーズ9作目だった。でもそれほど続きモノっていう感じはないのでよかった。ディケンズのささやかな短篇が発想のもとっぽい(たぶん)。そこから、なるほどシャープな頭脳戦が展開されていました。古典や詩の引用が至る所に。要教養。私にはナシ(;´д`)トホホ…。冒頭には、カー夫妻への献辞が。カーっぽいかな、とは思った。
★5 - コメント(0) - 2016年9月17日

冒頭での出来事が興味を惹く作品。謎めいた展開で一気に話に入り込めた。ウィリング博士もの長編ミステリ。不可思議な騒動から始まり、立て続けの事件、謎のメッセージとテンポよく話が進む。中盤はやや緩んだが、後半に再び加速。一気に真相が明らかになる様を楽しめた。ミステリ要素の面白味だけでなく、場の表現や人物像、時代背景なども細かく描かれている。ある人物が早々に伏線となるセリフを吐いていたようだが、描かれていた人物像からそういうことかと納得。頭脳だけでなくアクションっぽい活躍もあり、博士の魅力を十分に堪能できた。
★24 - コメント(0) - 2016年9月10日

ある夜、自宅近くで精神科医探偵のウィリングが見かけた男は「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。驚いたウィリングは男の後を追ってパーティ開催中の家に乗り込むが、その目の前で殺人事件が…。初めて読む作家さんです。次々と明らかになる謎、人物の相関関係、などなど早い展開は読者を厭きさせません。久しぶりに、このポイントは大事だから、と自分に言い聞かせながら集中して読みました。ウィリングもので妻が活躍する作品も発表されているらしいので機会があれば読んでみましょう^^
★25 - コメント(0) - 2016年9月5日

ペイジル・ウィリングと名乗る男を追跡して事件に巻き込まれる本物のペイジル・ウィリング。事件の展開が早く面白かった。どうやって犯人を追い詰めていくのか気になって一気に読んでしまった。やはりヘレン・マクロイは良いな~。なぜかわからないけどウィリングとニコラス・ブレイクの探偵ナイジェル・ストレンジウェイズがごっちゃになってしまっていた。ちくま文庫はまた色々なミステリを出してほしいな。
★34 - コメント(0) - 2016年8月27日

シンプルで面白かった。次々とパズルが当てはまっていく様子は心地よい。まさかそんな共通項があったとは。白と黒については絶対気づかない。
★23 - コメント(0) - 2016年8月16日

物語の始まり、掴みからして巧い。事件の真相を知るため、ページを捲る手が止まらなかった。残りあと数ページになり、現状でている手がかりでどうやって事件を解決するのかと若干不安に思ったが全くの杞憂。見事、納得いく形で事件解決をしてくれました。
★8 - コメント(0) - 2016年8月12日

シリーズ物と知らずに読み始めたけど、面白かった!掴みが最高にうまくて、物語のはじめから真相を知りたくて知りたくて、引き込まれるように読んだ。犯人はこいつだろうなーと予想できるのだけど、それに行きつくまでが面白くて良い。深緑野分の解説を読んで、他の作品も読みたくなった。まずは『歌うダイアモンド』かなー。
★10 - コメント(0) - 2016年7月29日

これ、物語の滑り出しがおもしろい! 「えっ?」と思った瞬間に引きずり込まれる。洒落ていて、多種多様な人々が出てくる感じが、ちょっとアガサ・クリスティ風。
★6 - コメント(0) - 2016年7月18日

自らをベイジル・ウィリング博士と名乗る男とすれ違うウィリング。彼を追いとあるパーティーに潜り込むも、その後男は殺害されてしまう…。相変わらず初っ端の謎がめちゃくちゃ魅力的。毒物混入の謎にダイイングメッセージ、判明しない動機と盛り沢山の展開にぐいぐい読まされる。登場する人物すべてが怪しい…それこそが事件の様相を表していたと分かるラストはちょっと鳥肌もの。テーマは今尚古びていない。マクロイ凄いなあ!ただ、偶然の出会いがなかったら事件は発覚しなかった?と思ってみたりもするけれど、そこは目をつぶってもいいかな。
★58 - コメント(1) - 2016年7月17日

犯罪モノを見過ぎているせいか、想像がついてしまいましたけど、やはりこれが書かれた時代からすると斬新だったのだろうなと思います。想像ついたといっても真相には素直に「ああ!」となりました。しかも、「その人のためを思って」ではないですからね。
★4 - コメント(0) - 2016年7月11日

幕開けからダイイングメッセージを残した第一の殺人までは惹きつけられたのですが、中盤からダレてしまい真相が明らかになっても驚きを感じませんでした。この犯人であるならウィリングとの絡みの場面を上手く活かせばもっと緊迫して面白くなったかなと思いました。でも、分量も適量ですし読みやすく今時珍しい税込900円以下の文庫本ですので買って損はしないはずです。
★29 - コメント(0) - 2016年6月29日

60年以上前の作品だけど読みやすくトリックも素晴らしい。食事会出席を各自相談するところが…☆4
★3 - コメント(0) - 2016年6月24日

自分は精神科医で探偵のベイジル・ウィリングと名乗る小男とすれ違ったベイジル。尾行してみると、とあるパーティへ。そしてそのパーティ会場でその小男は殺された。ダイイング・メッセージとなぜ、詩が脳内にちらつくのかが分かった時は戦慄。しかし、ずっと大切な人の苦しむ姿を見て、その人のためか、自分のためかという選択の重みに苦しんできた彼女だからこそ、彼女自身が後悔しないために大切な人と共にいてほしいと祈らずにはいられない。
★33 - コメント(0) - 2016年6月24日

なんか読むのに時間がかかりすぎました。読み終わったみるとそれなりに面白い古典ミステリーでした。
★29 - コメント(0) - 2016年6月22日

書き出しが秀逸で物語に引き込まれる。犯人を指し示す矢印は一方向を向いているのだが何故かがわからない。描写のあちこちに手掛かりが潜ませてあり、これぞ本格といった佇まいである。面白かった。
★19 - コメント(0) - 2016年6月19日

自分の名前を騙る男をつけていったらそいつが、、、という魅力的な導入部だが、結果的にはそこに必然性を感じないのでイマイチですが、犯人像はそのネタだったのか!という意外性はナカナカ。途中タルいところは有りましたが、マクロイにしては割とコンパクトでスイスイ行きました。
★3 - コメント(0) - 2016年6月8日

自分の名前を名乗る他人を偶然見かけ、その人物を尾行して辿り着いた場所では謎のパーティーが繰り広げられており…そんな魅力的な冒頭から物語は始まり、死体だ謎の言葉だと色々ある割になぜか読むスピードが上がらずだらだら読了。最後にパーティーに集まった人々の謎が明かされるが、なるほど感も少なく、驚きもあまり感じられなくて残念。全体的に古き良きミステリー映画~ってテイストだった。
★7 - コメント(0) - 2016年6月8日

やっとで読み終えた。 さすがマクロイ、雰囲気や話の展開が上手い。 途中で犯人がわかってしまったが、それでも最後まで読ませてくれる。昔も今も委託殺人は絶える事が無い
★63 - コメント(0) - 2016年6月7日

UN
ウィリングシリーズ第9作。導入部に引き込まれて、あっという間に読み終わった。登場人物たちの描き分け等細部がうまい。本作では結婚しているのだが・・・妻、あまり好きではない。
★10 - コメント(0) - 2016年6月6日

 久しぶりに読んだ「古典」という感じでした。古き良き時代の探偵小説で、そう割り切って読めばそこそこ楽しめた。謎解きのテーマとしては現代にも通じるものがあり、先見性を感じたが、中学生くらいの時に読んだら、もっと感心、感動していたかも。
★21 - コメント(0) - 2016年6月6日

二人のウィリングの 評価:82 感想・レビュー:64
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