飛行士と東京の雨の森

飛行士と東京の雨の森
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夜行
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飛行士と東京の雨の森の感想・レビュー(236)

図書館本。普段、生活の中に音楽を必要としない私としては、個人的には『ソフトロック熱』はどうだろう、と思いながら読んだのですが意外にはまってしまいました。ほかの作品も含めて空気感がいい本でした。
★12 - コメント(0) - 2月20日

最初の「理想的な月の写真」が不思議な面白さだったのに、次から全然頭に入ってこなくて、途中で何度もやめようと思いながら頑張って読んだら、最後の「奴隷」が最高でした。
★6 - コメント(0) - 1月7日

こんな小説をまた書いてくれませんか
★1 - コメント(0) - 2016年12月11日

文芸誌『たべるのがおそい』でこの作者の文章を初めて読んで気に入り、なにか他にも読んでみようと選んでみました。短編集。このあまり起伏が大きくない静かな雰囲気が好きです。この作者はミュージシャンでもあるので、音楽がここかしこにでて来るのもよかったです。「理想的な月の写真」が一番お気に入りでした。
★2 - コメント(0) - 2016年9月26日

「淋しい場所」「ソフトロック熱」が好きだった。前半の3編は小説というより哲学的寓話。という印象でやや乗り切れなかったところがあったけども、一転して、4作目から3編は人の脆さ(あるいはその乗り越えがたさ)を、そっと掬ってきたようなところがあって惹かれた。締めの「奴隷」も好もしかった。
★2 - コメント(0) - 2016年6月14日

東京であるのに、どこか別世界のような。とても文学的で静かな短編集。
★12 - コメント(0) - 2016年2月29日

知っているはずの自分が崩れゆき誰も覚えていないぬけがら (楽)
★5 - コメント(0) - 2016年2月14日

幻想と現実の境目を描くような短編が多くて、私の好みだった。エンターテイメントと言うより文学色が強い。「淋しい場所」の読んでいると、地面から足が離れて、向こう側の世界へ行ってしまうような気持になった。この危うい浮遊感が好きだ。「紐」は危うく向こう側の世界へ行きかけて、こちらへ帰ってきた男性の話。この物語でも、こちら側と向こう側の微妙な均衡が鮮やかに描かれている。結末が明るいので救いを感じた。語り口も巧くて短編のお手本のような物語だと思う。
★126 - コメント(4) - 2016年1月3日

「理想的な月の写真」が一番好き。私も依頼主や作曲家と共に、あの音楽が奏でられる瞬間に立ち会った。
★2 - コメント(0) - 2015年11月1日

すごく好きな世界だった。淋しさとか弱さとか美しさについて書かれたもののように思った。理想的な月の写真、淋しい場所、ソフトロック 熱がお気に入り。いろんな所に自分がいるみたいに感じられてなぜか切ないような悲しいような気分になった。
★3 - コメント(0) - 2015年10月13日

【図書館】 読了。 独特な気だるい感じの短編集。
★4 - コメント(0) - 2015年4月4日

○とても静かな作品たちだった。「理想的な月の写真」「飛行士と東京の雨の森」「ソフトロック熱」の3作が好み。ところで、この作者はオチのない作品が多い方なのだろうか。絶対にオチをつけてほしいと思っている訳ではないけど、いくつかの小説の終わりがあまりにも突然で、少し消化不良だ。2013年にあった「雨の日は列車にゆられて」というイベントで、穂村弘さんが紹介していた本。
★3 - コメント(0) - 2015年2月19日

帯の「街の雑踏のなかで どこか遠方の地を想う」というフレーズがぴったり。短編集。表題作と「淋しい場所」、「奴隷」がお気に入り。雨の日の薄暗い日中に、ひとり静かに堪能したい本。
★3 - コメント(0) - 2015年2月17日

図書館本。最後の2話、もう少し続きが読みたい感じだった。テツオの話も印象深かった。
★1 - コメント(0) - 2015年2月8日

だいぶ本を読んでもやはり、定義というものが私の中ではとても曖昧です。これは純文学なんでしょうか。写実的というかなんというか、語彙力の少ない私にはうまくあらわせませんが、著者は翻訳されていらっしゃるようで、それが独特な音感を生んでいるような気もします。表題作、都市と郊外、ソフトロック熱がすき。わたしも音楽やってるのでそれらの表現がワクワクしました。
★5 - コメント(0) - 2015年1月23日

★★★。哲学っぽい不思議な感覚。『理想的な月の写真』の、一曲一曲の丁寧さが好き。オチも良い余韻。
★3 - コメント(0) - 2015年1月23日

『蕃東国』の淡く静かな雰囲気がとても素敵だったことは覚えていたので手にとってみた一冊。少し寂しい、どこにも辿り着かないお話たち。でもやっぱり好き。この方の本は多分こういう感じ方だけできっと良いのだと思う。お話の説明は出来ないのだけれど(笑)好きです。割ととても。
★4 - コメント(0) - 2015年1月6日

西崎さんの作品にしては、読みやすい文章だし、体温を感じるものが多かった。 7編の短編のすべてが、淋しくて、生きるって辛いな、と思ってしまう話。なぜか人に優しくしたくなった
★8 - コメント(0) - 2014年9月29日

タイトルの文字の組み合わせのなんともよい響き具合と、それにマッチした味わい深い装丁に導かれて思わずジャケ買いした一冊。何の変哲もない日常風景(しかしどことなくファンタジー)を描きつつ、ちょっとだけ違和感や波紋が沸き立つ不思議な感覚。真夜中に喉が渇いて冷蔵庫をおもむろに開けた時に放たれる青白い光のようなイメージというか。まるで小川洋子のあのひんやりと冷たさを感じるような文調と似ているように感じた。特にお気に入りは「都市と郊外」。まるでキリンジの歌をそのまま文章に書き起こしたかのようなスリリングな話だった。
★4 - コメント(0) - 2014年9月2日

いろんな方向に凝った短編それぞれは西崎サンらしい仕上がりだけど,まぁ統一性ないわ.あと,「理想的な月の写真」と「紐」と「奴隷」は一応終わってると言えば終わってるけど,ほかの4編はラストぶつ切りで,まったく終わっとらんぞ.ただこれって,完全に確信犯よね.う〜ん,四の五の言うべきじゃないのか? いや,言うべきか? 個人的には,「理想的な月の写真」と「飛行士と東京の雨の森」が好みかな.「都市と郊外」のシュールさも捨てがたいが.いずれにしても,この本は,読者を選ぶの.西崎サンのフォロワ以外にはハードル高いわ.
★1 - コメント(0) - 2014年5月28日

emi
どの作品も、これから何かが始まるというところでお話が切り上げられるため、読みながら気持ちの落としどころに迷います。人生で一度だけ、心底のめり込む仕事ができたら……「理想的な月の写真」とは、およそあり得ないことと同義なのかもしれません。反対に、二子玉川や大手町でウインドウショッピングする「奴隷」は、充分あり得そう、いえ、気づかないだけでもうあるのかも。”シャイロックやエイハブ船長を知った時に押してもらったスタンプカード”にじんわりしました。読書好きなら、みんな持ってるよね、このカード。
★2 - コメント(0) - 2014年4月28日

雰囲気は幻想的だけど。内容はファンタジーでは無いかな。全部、いろんなことの始まりに思えた。奴隷は、怖かったが一番インパクトが強い。表題作と淋しい場所が特に好みだった。
★1 - コメント(0) - 2014年4月26日

なにかある訳じゃないけど、ある一幕って感じ。 言葉がきれいでいいな、と思いました。結構好き。
★1 - コメント(0) - 2014年3月2日

好きになれるかもしれない、作家さんを見つけた時の幸せ。怪奇小説日和とか、瓶の中の手記とかを訳した人。ゆみに町ガイドブックより読みやすかった。途中、吉田篤弘さんを思い浮かべたりしたけど、幻想味や雰囲気がちょっと物足りない感じも。他の作品も読んでみなきゃ。
★3 - コメント(2) - 2014年1月31日

短編集。最初の一編がやや長く、中編といってもいいもの。全体的に非常に静かな雰囲気の作品たちばかりで、読んでいて大きく感情を動かされるということはほとんどない。そこがこれらの作品の魅力で、坦々と流れる小川を眺めているような、落ち着いた時間を与えてくれる。ただ、パンチはないので、どんな話が収録されていたかすぐに忘れてしまいそうだが(というか、半分くらいはもう思い出せない)。
★2 - コメント(0) - 2013年12月14日

短編集。表題作と「理想的な月の写真」が好み。捉えどころのない、もの悲しさにそっと寄り添った気持ちになった。輪郭はつかめなくても、存在は知っている。部分部分に挟まれる逸話が事実な分、感想をつむぐ主人公の寄る辺なさが浮き出ていた
★1 - コメント(0) - 2013年12月10日

東京のような場所を舞台に、どこか淡々とした短編集。『理想的な月の写真』で作られた曲が、6月30日に奏でられた音がどんな音になったのかは気になるところ。表題作が一番好きかな。ちょっと話が出来すぎているかな? そのほか、「都市と郊外」、「淋しい場所」、「紐」、「ソフトロック熱」、「奴隷」を収録。孤独というには淡泊で、死はあまりリアルでなく。物静かな回想録。好みは分かれそう。
★16 - コメント(0) - 2013年11月3日

いくつかはよかった。
★1 - コメント(0) - 2013年11月3日

初めての作家さんでしたが、言葉のセンスが好きです。目次を見て、魅力的な言葉にやられました。特に理想的な月の写真、ソフトロック熱が好きでした。他の作品も読んでみようと思います。「両腕を広げることにはおそらく唯一の意味しかない。それは世界を抱きしめるためだ。世界をそのまま認めることだ。」「コーヒーと明るい書店とそこに並んでいる本。その組み合わせには宇宙の秩序のようなものがある気がした。」
★3 - コメント(0) - 2013年9月29日

全体的に観念的で、いまひとつ。試みは面白いと思うのだけど、話に乗りきれなかった。もう5年か10年くらいしたら違う感想になるのかな。
- コメント(0) - 2013年9月23日

作家・翻訳家、西崎憲さんの短篇集。「理想的な月の写真」、クライアントの要望で自殺したクライアントの娘の鎮魂曲をつくることになった作曲家の話。個人的に偶然の一致があって読後に感慨にふけった。  「奴隷」、SF的設定で語られる微妙なエロティシズム。
★4 - コメント(0) - 2013年9月23日

「亡き娘のためにCDを作ってほしい」依頼人から届けられた十の品々で、わたしは音楽を作る…(第一話「理想的な月の写真」あらすじ)七編収録。表題作を初め、キーワードは孤独、淋しさ、かな。生き辛い世界の在り様の物語? 「理想的な月の写真」「飛行士と東京の雨の森」が、何とも言えず淋しくて柔らかい。逆に「紐」「奴隷」は孤独で寒々しい。だからこの四篇が好き。
★5 - コメント(0) - 2013年9月16日

「理想的な写真」この人が作った音が聞きたくなった。自分の好きなものを音楽に。どんな音になるんだろう。「奴隷」は不思議な話だった。全体的に不思議な空気が漂ってて、そこにどっぷりつかる読書。文章も文体も独特で少し眠くなるような穏やかな気持ちになった。眠る前にだらりだらりと読むのにいいなあ。
★1 - コメント(0) - 2013年7月14日

「都市と郊外」が好きです。独特のたたずまい。
- コメント(0) - 2013年7月13日

ある日、初老の男性から死んだ娘を音楽にして欲しい、と依頼された男の「理想的な写真」に続き、「淋しい場所」、表題作、、他7篇、どれも淋しい場所に限らず、静寂の中うっすらと悲しさが全体を包んでいて好き。会話文や、「人間は不可知なものとダンスを踊らなければならない」あたりから村上春樹っぽさを感じつつ、文章のリズムが呼吸と合ったのか 引き込まれた。もっと読んでみたい。
★4 - コメント(0) - 2013年6月19日

静かで濃密な印象を残す、7編の短篇集。寂寞、静謐それなのに固定や沈黙ではなく、水がたゆたうような、風がそよぐような、動きを感じる物語ばかり。何とも奇妙な音楽を披露する「理想的な月の写真」の味わいは、真実をはぐらかされたかもしれないという疑念さえ心地よかった。「都市と郊外」は、こちら側で見る(読む)者だけが知る快感と、乾いた文体が無声映画のようだ。死者の気配を感じる「淋しい場所」、ちりちりとした心の動きが秀逸な「ソフトロック熱」も好みだ。
★9 - コメント(0) - 2013年6月9日

どれも静けさと寂しさに満ちた作品だな、と思いました。お気に入りは「都市と郊外」「淋しい場所」です。「都市と郊外」の人の人生が直線で交わったり、平行に走ったり、カーブを描いて離れていく様は、道路を行き交う線が都市を作りあげていくような印象を受けました。「淋しい場所」はタイトル通りで、胸につまされます。テツオそのものも淋しい場所なんだろうな、と。テツオも淋しい場所も人から忘れ去られた存在ながら、都市の要素の一つなのかな。読み終えた後、しっとりした気分になりました。
★1 - コメント(0) - 2013年6月6日

最後の「奴隷」が少し他の短篇と毛色が違うのは、敢えて何ですかね?
- コメント(0) - 2013年6月3日

同氏著作は『世界の果ての庭』が初読だったが、前作に関しては独特のリズム感が、今作では音に関する並々ならぬ拘りが目についた。気になって調べてみたら西崎氏の正体は小説家兼作曲家だという。納得。前作から感じた無機質な印象と異なり、今作はずいぶん青臭い小説だったので驚く。『世界の〜』が海外文学からの影響を強く感じる小説だったのに比べて、今回はだいぶ西崎憲らしさといったものが表に出てきたのではないか。青春小説の様な青臭さと独特の無機質さ、これがもっと完全に融和したらと思うと、次回作がとても楽しみな作家さんである。
★12 - コメント(1) - 2013年6月3日

飛行士と東京の雨の森の 評価:92 感想・レビュー:114
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