声
あらすじ・内容
クリスマスを目前に賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。ホテルの元ドアマンだったという地味で孤独な男は、サンタクロースの扮装でめった刺しにされていた。捜査官エーレンデュルは捜査を進めるうちに、被害者の驚愕の過去を知る。一人の男の栄光、悲劇、転落……そして死。自らも癒やすことのできない傷をかかえたエーレンデュルが到達した悲しい真実。世界でシリーズ累計1000万部突破。『湿地』『緑衣の女』に続く第3弾。訳者あとがき=柳沢由実子

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声の感想・レビュー(473)

家族のあり方について考えさせられる作品でした。事件の展開は、スローペースなのですが、翻訳が秀逸で非常に読みやすかったです。これシリーズ3作目なんですね。1、2作とも図書館で予約します。
★5 - コメント(0) - 2月22日

エーレンデュルがちょっと丸くなったような?クリスマスだから?そのせいもあるのか、構えて読むような重たさを感じませんでした。まるきり孤独じゃなくなったし、傷を受け入れたことで、彼にまとわりついていた闇が薄まってきたようにも。。。しかし、殺されたドアマンの日影人生、あまりに気の毒です。シリーズ三作品、時間を開けずたたたたーと読んできたので、このあとが待ち長いなぁ
★43 - コメント(0) - 2月20日

今回は家族(4組の兄弟・姉弟)がテーマだったように思う。主人公エーレンデュルと弟。エーレンデュルの娘と息子。被害者と姉。ホテルの従業員ウスプと弟。それぞれが愛し合いながらも家庭環境や運命によって翻弄されていた。このシリーズ『湿地』『緑衣の女』と読んできて、ちょっと失速気味だと感じたのだがラストは纏めてきたし、エーレンデュルと娘に親しみを感じてきてるので続編を期待している。それと、訳者の後書きがいつも面白い。毎回アイスランドについて勉強になっている。
★86 - コメント(0) - 2月20日

《図書館》クリスマスシーズンのホテルで殺されたドアマン。天使の声を持ちながら、変声期でその才能を失い、バラバラになっていく子供スターとその家族。あいかわらずのエーレンデュルのトラウマ、薬から離れられない娘エヴァ。その他、並行して語られる児童虐待。そして性的マイノリティ問題。暗いし重いし登場人物の名前が覚えられないしで、読むのに苦労しそうと思っていたが、クライマックスは一気だった。この先、エーレンデュルはトラウマを乗り越えることができるのだろうか。
★13 - コメント(0) - 2月12日

まず読了して、「声」というタイトルに心底感服を受けた。ただの声ではない。人の、心の「声」なのだ。逃げることもできなくて、ただ、もがくしかない、重い過去を引きずる者の葛藤をすごく丁寧に描き切っている。最後のエーレンデュルが自分の娘にした初めての「等身大な」告白と、被害者の親族の「愛に飢えた」告白も、どちらも読んで胸を締め付けられる。自分にも、こんな風に、過去を告白することのできる人がいたらいいのに、なんて妬いてしまった。僕が弱いからなんだろうか? 共感できることの多かった1冊。
★6 - コメント(0) - 2月2日

ウ~ン テンポも良くないし、話も今ーつ。
★2 - コメント(0) - 1月10日

メインの殺人事件もいいが、主人公と娘との関係が気になりますね。お互いに心の傷を抱えながら反目しあうところもあるが、関係修復となることを願います。
★12 - コメント(0) - 1月7日

前編、前々編を読んでからずいぶん経ったが、案外覚えているものだと思った。エーレンデュルの家族、被害者、犯人の家族、虐待を受けた子供の家族。さまざまな家族のすれ違い、苦悩。次作も出るのかな、読みたい。
★5 - コメント(0) - 1月7日

椿
実に静かに物語は進む。はでなアクションシーンは皆無。捜査官たちは、皆自分の仕事を淡々をすすめていくだけ。時には、もっと厳しく追及してよとすら思う。が、それがご都合主義にあふれた今のエンターテインメントとは次元の違う味わいを生み出すのだろう。元の上司の行動や、並行して語られた幼児虐待疑惑が未回収のような気もするが、また続編に期待する。
★6 - コメント(0) - 1月3日

サンタの格好で殺されたホテルのドアマン。クリスマスに起こった殺人とコーラスの歌声が、エーレンデュルに悲しい過去を思い出させる。みんながみんな、クリスマスだから早く帰りたがってるのが、何となくおかしみを醸し出しているが、シリーズとして安定してきていてとても面白い。エヴァとの関係も少しずついい感じになってきているんじゃないかな?期せずしてタイムリーな時期に読めた。
★22 - コメント(0) - 2016年12月30日

前作よりインパクトに欠けていたかなと思うが、やっぱり話の内容に引き込まれてしまい一気に読んでしまった。この作者、好きだなぁ。
★2 - コメント(0) - 2016年12月23日

なんかちょっと物足りなさをかんじた。また記憶に残らないかも。このシリーズは訳者あとがきが結構面白くて好きだな。
★2 - コメント(0) - 2016年12月16日

(アイスランド エーレンデュルシリーズ3)ホテルでサンタ姿をしたドアマンが刺殺された。捜査官エーレンデュルがホテルに泊まりこみ捜査開始。今巻も居たたまれない事件で気持ちが暗くなるしホテルに泊まりこみ独白・長考するエーレンディルに若干やきもき。不器用ながらも彼が娘との関係を改善しようと努力する姿に胸が熱くなる。最後のエヴァへの問いかけは重い。重いが未来を感じるしそうであってほしい。そして彼の恋心はどうなるんだろう。続きが読みたいシリーズ。 部下の男の軽~い感じがちょっと気になっちゃう。
★3 - コメント(0) - 2016年12月7日

三作め。この人の一粒で二度美味しい!みたいな作品が大好き。そして実は犯人の、殺したくなった気持ちが分かる。家族の中で自分が中心になれない寂しさ、中心になれたときの嬉しさ、その地位を失うかもしれない恐怖。そんなものと犯人は戦ってて、負けたんだと思う。この戦いは孤独だし、味方なんていない。救われてほしい。
★2 - コメント(0) - 2016年11月23日

心にささる、いくつもの家族の形があります。
★3 - コメント(0) - 2016年11月21日

アイスランドの作家インドリダソンのミステリー。殺害されたホテルの元ドアマンの捜査を進めるうちにエーレンデュル警部は被害者の過去、家族関係を掘り下げていく。既作同様に、家族、マイノリティ、差別にまつわる事柄をミステリーの中心にそえて、描き出していく筆力はさすがなもの。楽しみにしていたエーレンデュル最新作を堪能した。本国では15作目が出版されているようなので、ぜひとも翻訳のペースを上げて出版していただきたい。★★★★★
★10 - コメント(0) - 2016年10月29日

シリーズ通して、"家族"がテーマだけど、それがより一層重みをました作品だった。家族だからこそ許せない秘密や家庭という密室で行われる暴力。この救いようの無さは切ない。孤立しがちな北欧の文化も興味深い。シリーズ全作、翻訳して欲しいなぁ。
★7 - コメント(0) - 2016年10月26日

彼が過去を掘り返す手足れに感心しきりです。再読してわかった一日目の前の見開きには思わず息を呑みました。本編を通じて様々な家族の形を見ることができ、彼と彼女の人生の進展が気になり続編を期待してしまいます。
★10 - コメント(0) - 2016年10月26日

図書館にあった!即借りて電車読み。やっぱり堪能。自分の子ども時代のことが少しずつ語られ、かかえているいくつかの事件と、自分の二人の子どものことともからみあって、けしてスッキリ解決はしないところがこの物語のいいところだと思う。
★7 - コメント(0) - 2016年10月22日

シリーズ3作目。面白かった。エーレンデュルの個人的事情を織り交ぜながら事件の解決を図る。亡くなったドアマンの過去も明らかになるが真ん中がスッポリ抜けている感があり少し消化不良気味になりました。しかし、丁寧な書き振りで安定感を感じます。次回作もあるようなので楽しみです。
★3 - コメント(0) - 2016年10月22日

エーレンデュル3作目。今回もとにかく面白かった。こんな続きが気になる小説は久しぶり。 ホテルのドアマンが殺害された。誰よりも長くホテルで働き、ホテルの地下で住んでいたにも関わらず、誰も彼について知らないという。そして彼がかつて子供スターであったことが判明。さらにもう一つの秘密が、殺人を解く鍵になる。続編が待ち遠しい。
★4 - コメント(0) - 2016年10月18日

「緑衣の女」「声」と続けて一気に読んだ。リーダビリティが高く、引き込まれるが、やはり最初に読んだ「湿地」が一番心に残った。「緑衣の女」で語られ始めたエーレンデュルの過去が、エヴァ=リンドに届きますように。
★15 - コメント(0) - 2016年10月17日

結末がどうこうというより、読んでいる間のやりとりが濃密で読み応えがあった。家族のあり方、特にこどもとの関わり方を考えさせられる。
★3 - コメント(0) - 2016年10月11日

複数の、幸福とは言えない家族(家庭、親子関係)が描かれる、シリーズ第三弾。小さなボタンの掛け違いで起きる不幸もあれば、誰かのエゴがもたらす不幸もある。無条件に愛されたなら、それは、どれほど幸運なのだろう。それでも、壊れてしまった家庭をやり直せるチャンスがあるなら、まだしも幸運なのかもしれない。せめてエーレンデュルの家族は手遅れになる前に何とかなってほしいものだ。ところで、欧米作品の関係者は警察締め出そうとし過ぎではないのか。一応殺人事件なのに、警察にとっても非協力的…。
★3 - コメント(0) - 2016年9月27日

前二作に続いて三作目。今回はエーレンデュルの心理描写が多かった。短い訳文が多い。この本の前に、デンマークミステリー「特捜部Qシリーズ」を6冊読みました。同じ警察トリオでも随分印象が違っていた。事件の場所設定も限られ、登場人物も少ないので読みやすかった。同じ北欧ミステリーといっても色々みたい。「子供の思いを大切にしてほしい」というテーマはしっかり受け取りました。
★6 - コメント(0) - 2016年9月23日

やっと図書館で見つけた!アイスランド警察エーレンデュルシリーズ。ホテルで殺されたドアマンの謎を追う警察だが、関係者には「関係ない」と勝手に判断されまくり、警察も大変だと思った。被害者家族、エーレンデュル家族、現在裁判中の家族、と、家族のかたちを重ねて描いている。エヴァを抱きしめるエーレンデュルのシーンが切なかった。最後の歌声には、文字だけで音は聴こえないのに、胸を打たれて泣きそうになった。柳沢先生のあとがきには「三作目」とあるが、未訳の1・2作目がある。続きの翻訳もいいけど、最初のを訳してくれないと困る。
★8 - コメント(0) - 2016年9月14日

図書館本。なぜあの時つないでいた手は離れてしまったのだろう?あの雪の日。なぜ、長いこと子どもたちに会わずに暮らしてしまったのだろう?なぜあの時…。どこかでなにかがずれはじめると、こんなにも遠く離れてしまう。父に向ってまるで小さな女の子のように駄々をこねるエヴァ=リンドの未来が、明るいものになりますように!クリスマスに読み直したい一冊。
★18 - コメント(0) - 2016年9月12日

前二作に比べると今作は切ない印象を受けました。物語を通して、それぞれの家族の形や在り方が垣間見るにつけ、無条件に愛し慈しみ、どんなことがあっても受け入れてくれる家族がいることの大切さを実感させられました。家族とは一言では説明できない複雑な問題だなと思います。
★8 - コメント(0) - 2016年9月12日

「湿地」「緑衣の女」に続く、3作目。暗いじめじめした雰囲気で物語が進んでいくが、読み応えあり。
★4 - コメント(0) - 2016年9月9日

エーレンデュルシリーズの邦訳3作目。アイスランドのホテルで起きた事件を中心に、事件の被害者となった男性の家族、暴力を振るわれた少年の家族、そしてエーレンデュル自身の家族が描かれる。それぞれの家族が抱えるものが徐々に明らかになるにつれて、じわじわと胸にくるものがあって、家族とは、親子関係とは、を考えさせられます。初めて明かされるエーレンデュルの苦悩の深さに驚かされますが、娘との関係は少しずつ進んでいるように思えます。次作も楽しみです。
★27 - コメント(0) - 2016年8月20日

主人公も含め家族の、こどものお話。前2作と比べると辛いと言うよりもが切なさに近い。距離が縮まるといいね、諸々。
★8 - コメント(0) - 2016年8月20日

前2冊をおもしろく読んで、3冊目もと期待した。発売から1年を経てその期待値が高まってしまったのか、読後に物足りなさを感じた。被害者が1人であるミステリー小説であるから、もっとそこに人生の深みあるエピソードを付与して欲しかった。もちろん数奇な運命なのであるが、生き方に対する通底する想いが被害者の人生には色濃く残っていてほしい。
★4 - コメント(0) - 2016年8月18日

文庫化待てず…。事件の展開と共に垣間見ることができる、主人公の心の深淵。盗まれた子ども時代、家族のあり方について考える。
★20 - コメント(0) - 2016年8月16日

クリスマスを間近にしたアイスランドのホテルを舞台にした殺人事件。犯人の候補は限られているのだが、最後まで犯人が誰なのかがわからないまま話が進む。主人公である捜査官のエーレンデュル、被害者、犯人、これとは別の事件それぞれの家族の話が、このストーリーを膨らませる。飽きることなく、最後まで楽しめた。これだけ読むと、アイスランドは犯罪が多そうに思えるが、殺人事件の発生率は、世界で最も少ない国の一つとのこと(日本と同じぐらいらしい)。アイスランドに興味がわく。シリーズものなので、前作も読んでみたくなった。
★12 - コメント(0) - 2016年8月13日

図書館本。幼少期に、無条件に愛され、丸ごと受け入れられることがいかに大切かを教えられた。舞台はアイスランドだが、翻訳の素晴らしさもあり、違和感なく、スイスイ読み進められた。すべての子どもが安心して暮らせる平和な世界になりますように。
★9 - コメント(0) - 2016年8月12日

柳沢由美子さんの訳はとても読みやすい。このシリーズ、次の翻訳が待ち遠しい。今回は恵庭図書館で借りたけど、こんな本があるなんてオシャレ。
★6 - コメント(0) - 2016年8月7日

よく考えたらクリスマス前のわずか数日間の出来事なのね。この国の人達が如何にクリスマスを大事にしてるのかもよく伝わって来た。クリスマスを迎えたある日、ホテルのドアマンとして働いていた男が殺される。お馴染み3人が捜査していく。この男の過去を調べていく過程は面白く読んだ。訳者あとがきにもあるように著者は家族が、一番大事、全ては子供時代にありその子供時代にどう過ごすのかがその後の人生に影響を与えるという主旨でそれがよく伝わって来た内容だった。
★35 - コメント(2) - 2016年8月6日

前作の湿地と緑衣の女がかなり悲惨だったからか、今回も構えて読んだ。今度は子供がくるかと想像をしたが、そこまで暗い読了感でなかった。むしろ切なすぎる。事件とともに主人公のトラウマが明らかとなり、なぜ娘たちと関わりを持とうとしなかったのか、その理由の片鱗が見えた気がする。クリスマス前になんてヘビーな事件…。皆が皆、散々でこっちまで泣きたくなる。主人公はいつも底なし沼に進んでいってしまうが、この先、引き上げてくれる何かは現れるのだろうか。
★10 - コメント(0) - 2016年8月1日

ここまで3冊読んでみて、アーナルデュルは家族の姿を描くことにこだわっているように思う。幼い頃ボーイソプラノのスターとして活躍していた中年男があられもない姿でホテルの地下で殺さた事件を追う3人の刑事。一方児童虐待の疑惑の事件と、エーレンデュルの子供時代の遭難事故が挟まれる。日本の警察とは違って、家族に前科者がいてもOKだったり、捜査内容を気軽に関係者以外に喋ったりと違和感はあるものの、今回は現実に起こった事件を現実に追うという点で、サクサク読めた。
★94 - コメント(6) - 2016年7月25日

ボタンをかけ違ってしまった家族の話。和解の兆しが見えてきた時に襲った悲劇は、性と金がもたらした。ほぼホテルを舞台に話が進む。娘に気軽に事件の話し過ぎなんでは?と思った。でもこの娘にも幸せになって欲しい。
★8 - コメント(0) - 2016年7月25日

声の 評価:96 感想・レビュー:231
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