月の部屋で会いましょう (創元海外SF叢書)

月の部屋で会いましょう (創元海外SF叢書)
あらすじ・内容
●藤野可織氏推薦──「死んじゃうくらい楽しくて悲しい。この本のなかも、多分、私たちのいるこっちも。ヴクサヴィッチの生真面目なふざけ方を学べば、生きていけるかもしれない。」

――肌が宇宙服になって飛んでいく病? 恋人の手編みセーターの中で迷子になる男? 誰もが金魚鉢を抱えていなければいけない星への休暇旅行? せつなくておかしい、とびきり奇妙な33編の奇談集! 2001年度フィリップ・K・ディック賞候補作。

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月の部屋で会いましょうはこんな本です

月の部屋で会いましょうの感想・レビュー(223)

つまんで読んだのを通しで再読。奇想SFであり、家族や恋人間の感情の行き違いや衝突の話。僕らが天王星に着くころ、の消火器が何より印象的。エピソードとしては、猫を投げ合う謎の仕事と夫婦間の信頼が描かれるキャッチがよかった。他はピンクの煙、息止めコンテストがなんだかんだ幸せになれそうで好き
- コメント(0) - 2016年12月25日

33編の多くが、シチュエーションこそ多様だけど、ある男の半生の一部を切り取って、何度も語り直している。美しい少女に憧れる少年、恋人に一途だけど独りよがりな愛を注ぐ青年、パートナーを失い酒に溺れる中年男性。根底にあるのは、コミュニケーションの失敗に起因する喪失と、トラウマ。彼は、愛するひとを、(サーカスの手品師や水槽の魚のような変わり果てた姿であっても)取り戻すことができたのか、気になる。
- コメント(0) - 2016年12月24日

奇想度は強い。話の落ちを前に持ってきて、違う落ちを置いていくようなショートショート。
★2 - コメント(0) - 2016年12月10日

奇妙な発想ばかりの小編集。半分くらいはよくわからなかった。いい意味で小さくまとめた「休暇旅行」やワケがわからないながらも最後には納得する「次善の策」が好き。
- コメント(0) - 2016年12月2日

個々の対象は明晰でリアル、だがそれらが組み合わさると…、ということで不思議な味わいの短編集でした。
- コメント(0) - 2016年11月10日

休日に部屋に篭って延々とこれを読んでいたい
★2 - コメント(0) - 2016年11月9日

「わたしは、人類は神様が水槽の水を慣らすためにとりあえず地球に入れた安物の熱帯魚だっていう説が好きね」とモリーが言った。「そろそろ神様が何かべつのきれいで珍しい生き物を入れたくなって、わたしたちはポイされるってわけ」 ジャックは新聞を下に置いた。「もう理屈はどうだっていいってこと?」 「そうよジャック。もうどうだっていいの」 最後に愛し合ったとき、ジャックはおどけて、銀色の膝上ブーツのバーバレラみたいだ、と言った。モリーは笑って彼をぶち、抱きしめ、胸に顔を押しあてて、静かに泣いた。
★2 - コメント(0) - 2016年11月6日

岸本さんのアンソロジーで読んだ作品が印象的だったので、読んでみた。SFあり、ホラーあり、文学パロディありの33篇。よくもこれだけアイデアが浮かぶものである。短い作品ばかりなのに、割とすぐおなかいっぱいになってしまうので、読み終わるのに意外と時間がかかったけど、それもよし。好みの合う合わないもまた味わいのうち。
★5 - コメント(0) - 2016年10月19日

誰かのレビューにもありましたが、飽きます。ページターナーにはならない。残念。
★1 - コメント(0) - 2016年7月29日

身体が宇宙服になったり、鼻の奥にゴキブリが詰まったり、息止めコンテストをしたり、血だらけで肉を散らばらせたり、セーターから頭が出せなくなったり、蛇を口ひげにしたり、就寝中の録音に見知らぬ男女の声が入っていたり…と奇想天外な33編の短編収録。こういった一筋縄ではいかない設定の話は、一気に読まずに毎夜1、2話ずつ読むべきですね。私は例によって一気読みしてしまったので途中でお腹いっぱいに。好きなテイストですが、面白いものとそうでないものの差が激しく、全体的にはそこまで…な印象です。
★45 - コメント(0) - 2016年7月24日

全33話、今度はどんな世界に連れていってくれるのかというワクワク感と、今度はどんな目に合わせられるのかというやれやれ感が交互に訪れる。笑いあり、涙あり、ゲロあり、寒気ありの奇想天外SF短編集。
★3 - コメント(0) - 2016年7月5日

SFもファンタジーもホラーも奇妙な味もありますぜ。 非日常の日常というか、非日常に登場人物を放り出しての実験というか、いろいろなテイストがあって結構楽しかったが、続けて読むとさすがに飽きる。 しばらくしてから、ポツポツと読み返してみようか。 301ページ
★11 - コメント(1) - 2016年6月28日

±
『居心地の悪い部屋』収録の『ささやき』が面白かったので読んでみるヴクサヴィッチ。しかし奇想は冴えていても物語は甘く平凡に痛ましく、よく言って「大人向け」なのか、文庫だったら楽しめた軽さかな…と解説(渡邊利通)の21世紀的な褒め加減にも納得する小一時間。前後の遊び紙にいる、紙袋被った猫は可愛い。
★1 - コメント(0) - 2016年6月3日

ゾッとしたりほんわかしたら、いろいろな味のする作品集。宇宙へ飛び出したり、飛び出せなかったり(笑)。「最高のプレゼント」の切なさといったら…。「ぼくの口ひげ」が一番好き。
- コメント(0) - 2016年6月2日

すごく面白いのもあるんだけど、どうでもいいよってものも多々あって、総合的にまずまずって感じになっちゃったかな。わりと好きなテイストの作風ではあるんだけど。好きなのは「僕らが天王星に着くころ」「母さんの小さな友だち」「セーター」「冷蔵庫の中」「キャッチ」「俺たちは自転車を殺す」「次善の策」。
★3 - コメント(0) - 2016年5月5日

奇妙な味海外読書会にて。かねてより自分のことを我慢強いと言うか愚鈍な所がある、と思ってきたけれど、こういう訳のわからんものを投げ出さず30本も読み続けるとそれもやっぱり間違ってなかったかもな、と。訳のわからなさが寂しさに近い心地良さで、長居はしないほうが良さそうだけどまた訪れたい部屋のようだった*僕らが天王星に着くころ、俺たちは自転車を殺す、母さんの小さな友だち、ささやき、辺りが好き。
★16 - コメント(0) - 2016年5月4日

036
市川春子とか好きならすごく気に入るかも…「僕らが天王星に着くころ」とか特に
- コメント(0) - 2016年4月25日

An.
不思議な短編集。ファンタスティック。
- コメント(0) - 2016年3月10日

SFやホラーの断片がきらめく、奇談幻想短編集、なんとたっぷり33編。おもしろかった!とても素敵だった!少し寂しくて、ちょっと切なくて、薄くひんやり。お気に入りは『バンジョーを抱えたビート族』『ふり』『母さんの小さな友だち』『派手なズボン』『冷蔵庫の中』『ジョイスふたたび』『俺たちは自転車を殺す』『大きな一歩』『次善の策』『月の部屋で会いましょう』の10編。『母さんの小さな友だち』は、<幼年期の終わり>と<ハーモニー>のWatch Meを彷彿とさせる、好みストライクな一編!素敵だった~♪
★14 - コメント(0) - 2016年3月9日

33編の掌小説。全部が岸本さんの訳ではなかった。『居心地の悪い部屋』にも入っていた「ささやき」がやはり一番よかったように思う。身体が宇宙服になってしまうという奇病の「僕らが天王星に着くころ」や恋人が編んでくれたセーターを着ようとして首が出なくてセーターの世界から出てこれない「セーター」など変な話がいっぱい。どれも異常な設定だけど、登場人物は家族とか夫婦とか恋人同士とか一番身近にいる人たち。だんだんと歪みができてわかり合えなくなる関係はこんな異常な世界に行ってしまったのと同じなのかもしれない。
★29 - コメント(0) - 2016年3月8日

BJ
1900
- コメント(0) - 2016年2月12日

少しSF寄りの短編集。岸本佐知子さん訳の『居心地の悪い部屋』『コドモノセカイ』に載っていた「ささやき」「最終果実」収録。理解が追いつかないものもあったけど、奇想天外な設定の中で関係性のズレを描いているのが好き。Gの話「家庭療法」はリアルに想像すると辛い…「僕らが天王星に着くころ」は切なくて良かった。今度は1日に1編のペースで再読したい。
★2 - コメント(0) - 2016年2月6日

訳者に惹かれて検索かけて図書館で借りる。「ジョイスふたたび」「冷蔵庫の中」「ささやき」が好き。理解する前に終わっちゃうショートショート。けどひっかかりが残ってまた読みかえす。面白かった。
★2 - コメント(0) - 2015年12月27日

うーん、時間かかった。最初の話は切なくて良かったんだけどもあとがしんどくなっちゃった。変わったの好きなのだがこの突拍子のなさは合わんかったなあ。猫投げるとか自転車殺すとかちょっとえぐいのもあって、こういうのは別のことを風刺してるのかな。
★1 - コメント(0) - 2015年12月10日

いろんな世界がきっとたくさんあるんだろう。ゆっくり見つけていくとしようかな。
★6 - コメント(0) - 2015年11月10日

300ページほどの分量に33編もの奇想短編を収録した満腹感のある一冊。これだけ作品数が多くて、しかもひねりが利いた作品がほとんどということもあり、ピンと来ない短編もちょくちょくありましたが、全体としてはたいへん楽しい本でありました。ハートウォーミング系よりもホラー寄りの短編のほうが好みかな。
★3 - コメント(0) - 2015年10月6日

前衛はこのようにして終わる。
★1 - コメント(0) - 2015年9月25日

オチがわからない話多数。SF苦手な私でもそこそこ好き
- コメント(0) - 2015年9月7日

「ささやき」の不気味さは好き。読者に先を想像させるようなラストは好きだけど、そればかりだと疲れてしまう。他の方の感想にあったように、一気読みよりもちょっとずつ読む方が良かったかも。
★3 - コメント(0) - 2015年8月18日

33の短篇集。すべての話が奇妙ですが、恋人や家族のささやかな心の擦れ違いがテーマになっています。 その中で特にお気に入りが「僕らが天王星に着くころ」。 皮膚が足元からだんだんと宇宙服になっていき全身が宇宙服になったら宇宙に飛び立ってしまうという奇病が世の中で流行しているという話。 私も恋人や大切な人が病気になったらどう一緒に宇宙に行くことができるか考えてしまうことでしょう。 しかし、相手はそんなことよりも最後の時間まで肌のぬくもりを感じていたい。 そんな擦れ違いが物語の悲しさを表しています。
★2 - コメント(0) - 2015年6月27日

奇妙奇天烈規格外。なんと瑞々しい感性、これからが楽しみだなどど思いプロフィールを見ましたら母と同世代でのけ反りました。スパイスの効いたチョコのような読後感。1週間に1編ペースが今の私にはしっくりくるかもしれません。
★45 - コメント(2) - 2015年6月20日

★★★
★1 - コメント(0) - 2015年6月5日

これだけ奇想天外なストーリーを紡ぎながら、なおかつ叙情的であるという奇跡。収録されている作品はファンタジックであったり、バカげていたり、SF的であったりするが、それらを貫いているのは人間としての疎外感、コミュニケーション不全。物語の装いは奇妙でも、底で支えとなっているのは常に人間的な感情。解説ではR・A・ラファティやドナルド・バーセルミの名前が、似た作家として上がっているのも納得できる。次はどんな腕前を見せてくれるのかと、読み進めながらも次第に期待が高まった。
★17 - コメント(0) - 2015年5月13日

SF短編集。非日常を通して日常を描いているような、不思議だけど共感を呼ぶ物語。よくわからないお話も多かったけど、それはわたしの人生経験がたりてないんだろうな。またいつか読み返したい。「最終果実」がいちばん好きです。
★12 - コメント(0) - 2015年5月1日

「こうしてぼくたちは休暇を過ごすために、だれもが常に巨大な金魚鉢を持ち歩かねばならない世界へテレポートする。」 (休暇旅行)
★5 - コメント(0) - 2015年4月28日

「僕らが天王星につくころ」「月の部屋で会いましょう」の切なさ。「彗星なし」と「ふり」の不気味さ。「ふり」は、S.ジャクスンやメイ・シンクレアを彷彿とさせる。「僕らが天王星につく頃」と「最終果実」がすごく好き。人間じゃないものになって彼女は自由になった。全体的にエイミー・ベンダーをSFよりにしたみたい。
★3 - コメント(0) - 2015年4月4日

「ふり」「母さんの小さな友だち」「ピンクの煙」「ジョイスふたたび」「月の部屋で会いましょう」が特におもしろかった。「僕らが天王星に着くころ」「セーター」「ささやき」は再読で、やはりおもしろい。奇想のレンズを通して心がいろんな形になって見えてくる。心を刺激する短編集。
★7 - コメント(0) - 2015年3月7日

memo:「僕らが天王星に着くころ」「彗星なし」「ピンクの煙」「正反対」
★1 - コメント(0) - 2015年2月4日

図書館の返却日にせっつかれるように読む。思いつきみたいなネタをとにかく掌編にしてしまう手腕に驚く。その皿数は豊富で「お好きなものをお食べください」といわれているようについばむ。好みの味もあれば残したのもある。また食べにきたい。できれば中編で。
★3 - コメント(0) - 2015年1月10日

不思議な味わいの短編集。SFっぽいファンタジィ?よく分からないけど面白いのとか、よく分からないまま終わるのとか、怖いのとか可愛いのとか、本当にいろいろ。「僕らが天王星に着くころ」「ふり」「ささやき」が好き。
- コメント(0) - 2014年12月31日

月の部屋で会いましょうの 評価:100 感想・レビュー:117
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