バネ足ジャックと時空の罠〈下〉 (大英帝国蒸気奇譚1) (創元海外SF叢書)

バネ足ジャックと時空の罠〈下〉 (大英帝国蒸気奇譚1) (創元海外SF叢書)
あらすじ・内容
伊藤計劃を抑えてディック賞を受賞した快作スチームパンク登場!

バートンをたびたび襲撃しては、奇妙な言葉を残してゆく怪人バネ足ジャック。歴史を変えた21年前の重大暗殺事件とジャックの関わりとは? 一方、スウィンバーンは人狼たちに襲われて絶体絶命に。ジャックや人狼たちの背後には、ヴィクトリア朝大英帝国を揺るがすマッドサイエンティストたちの陰謀があった。バートンたちは新発明の数々を駆使し、ついに敵の総本山に乗りこむ! 傑作スチームパンク/ネオ・ヴィクトリアンSF。解説=堺三保

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バネ足ジャックと時空の罠〈下〉 (大英帝国蒸気奇譚1)はこんな本です

バネ足ジャックと時空の罠〈下〉 (大英帝国蒸気奇譚1)の感想・レビュー(108)

上巻で、ああこれは肩の凝らない活劇ものなんだなぁ、と思っていたら、下巻に入り、途端にSF色が強くなって余計に活劇活劇してきて楽しく読めましたが、スチームパンクはこうでなきゃな!、ぐらいの展開を続きの巻に期待します。まぁまぁw。
★1 - コメント(0) - 1月24日

★★★★★ 読み終わった印象は「リヴァイアサン」+「ホームズ」かな。バネ足くんの性格に問題がありすぎるところが納得できないんだけど、その他は広げた風呂敷をみごとに畳んだね。
★29 - コメント(0) - 2016年10月20日

攫われたスウィンバーンが相手の正体を知る。普通こういうシーンでは「助けられるまで彼はもつのか?」と読者はハラハラしながら見守るものだがMッ気のあるスウィンバーンはどんなに乱暴されても快感にうち震え助けてもらわない方が幸せなんじゃないか?。下巻は「なぜバネ足ジャックが生まれたか」の理由が明かされるため、主役だったはずのバートンの影が薄い。もちろんラストには視点がバートンに帰ってくるが途中の主役は間違いなくバネ足ジャック。「王の密偵」「サ―・リチャード・バートン」「バートン」と3つの訳があるのが気になる。
★37 - コメント(0) - 2016年9月4日

先祖がおかした罪を修復するために、過去へタイムトラベル。 自分で自分の可能性を消してしまった男が必死に歴史を修復しようとする話。 跳べば跳ぶほど、歴史が歪んでいく。
★1 - コメント(0) - 2016年7月22日

蒸気機関が発達している一方で、公害対策は遅れている、またはない。下水も未整備らしく、そのせいで陰々滅々のロンドン。空には遺伝子工学の産物である大白鳥が飛び、史実ではまだ建造されていないはずのバターシー発電所(ピンクフロイド『アニマルズ』のアルバムジャケットに写真が使われている)の4本の煙突がそびえるロンドン。猥雑な都市の描写に惹かれた。シリーズはまだまだ続くし、読めば面白いだろうとは思うけれど、何となく気が済んだので、深追いはしないことにする。
★1 - コメント(0) - 2016年5月21日

(創元海外SF叢書)本来の歴史へ戻そうと試行錯誤する時間旅行者がどんどん狂っていくあたりに恐怖した。暗殺者を拘束すればよかったんではなんて思ったが暗殺は遂行されるんだろうね。マッドサイエンティストたちはさほどマッドな印象がなくて寂しい。ジャックのバートンへの最後の言葉が恐ろしい、科学的な追及なのか意味か恨みをこめてなのか。どういうつもりで言ったのか。もう一つの大英帝国という想像力が楽しい本だった。
★4 - コメント(0) - 2016年4月15日

過去を改変すると、未来が変わり、自分が戻る現在は消えてしまう。自分の存在そのものが何の根拠もないものになってしまう。自分の間違いに気がつき抗ってみても、ますます引きずり込まれていく。 そして、自分が変えてしまったその時代に襲いかかる津波のような衝撃に突き動かされて、混迷の海に沈んでいく。
★2 - コメント(0) - 2016年2月24日

ジャックの正体と皮肉な運命と彼のおこしたパラドックスによる歴史改変など、諸々が明かされる下巻。ジャックが徐々に正気を失っていき、行動が破綻していく姿が生々しい。それにしてもこの作品のロンドンの不快さはすごい。PM2.5なんぞ目ではない大気汚染に得体の知れないぬるぬるに覆われた道路…行きたくない街としか言えない(笑)
★13 - コメント(0) - 2016年1月9日

下巻はなぜこの時代にスチームパンクか、という理由が語られてて、そこが腹落ちする納得シーン。タイムトラベルものは、時代が前後するので読んでいくのが難しく、しかもところどころ「破綻してない?」と疑問に感じるほどで、年表が欲しいくらいだった。下巻途中でバネ足ジャックがなぜ事件を繰り返しているのかが語られるが、そこらが山場なんだけどちょっと退屈で長い。煤と陰謀が渦巻く灰色な世界で、詩人が唯一、花を添えててヒロイン認定していいと思った。バートンが『アラビアンナイト』を語りはぐっていて、そこが歴史改変物の面白さかな。
★2 - コメント(0) - 2015年12月12日

おもしろかったし最後まで読んだのだけれど、この下巻はなかばで飽きてしまった。文章が回りくどいというかなんというか。よくできた凝った作りの文章なのかもしれないが、もう少しシャープにテンポよくできたのではないかという印象が残る。内容自体は、上巻でこれでもかと強調されたこの世界ならではのロンドンにガスが立ち込める雰囲気が好きだった。実際には冗談じゃないとおもうものでも楽しめるのが小説の優れたところ。軽率に、というわけではないのだろうが、バネ足ジャックが影響を与えた大英帝国は他人事だからとても魅力的に感じられた。
★4 - コメント(0) - 2015年11月27日

歴史上の人物たちの豪華な共演。バネ足ジャックの行動原理の意外性。そして奇抜なギミック。華やかに盛り過ぎた感が否めないのが残念。
★22 - コメント(0) - 2015年10月30日

ふーむ。こういう歴史改変モノは、あの人にこんな役柄を、とか、あの事件をこう調理するとは、とかが理解できてなんぼなところが大きいと思うので、イギリス人がこれを読んで覚える興趣とはかけ離れた感想しか持てぬ気がするよ。気分的には、大塚英志・森美夏の民俗学シリーズを読んでるときの気持ちを思い出すようにしてみたけども。ま、それはおくとして、シスターの出番それで終わり?とか、意味ありげなのにそう活躍しないキャラも多くてどうも消化不良感が残る。イザベルの件はちゃんと締められてよかったけどな。
★5 - コメント(0) - 2015年10月13日

バネ足ジャックの意外な正体が明らかになってその謎の行動の意味や何故機械やバイオの技術が発展してこちら側の歴史からかけ離れていったのかが明らかになっていくのが良かった。あんなことになったダーウィンなど実在人物のマッドないじりっぷりは荒山徹を思い出す。久正人の漫画でも凄い扱いだけどナイチンゲールここでもいじられ過ぎ。最終的にタイムスリップものとしては取り返しのつかない事態になってしまったが次ではどうなっていくのかが気になる。元の歴史に戻すにしても戻せるんだろうか。
★3 - コメント(0) - 2015年10月8日

ハチャメチャだけど面白い、もう一つのヴィクトリア朝の物語。お馴染みの偉人たちがまさかこんな……となりながら読むのがとても楽しい。次回につながるフリも最後にされていて、次巻が楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2015年9月1日

はっきり言って途中まではかなり面白くない。ガジェットや設定は悪くない筈なのに、翻訳の所為もあってか、語り口が非常に下手で、展開も煩雑な上、登場人物の魅力にも乏しい。読み進めるのが大変だったが、バネ足ジャックの正体と目的が判明する二部からは、破綻スレスレにぶっ飛んで行く奇天烈な物語が、上巻と下巻半分の鬱積を晴らしてくれる程度には面白かった。成る程、ここだけ見ればなかなかにディックである。ただもう続編は良いかなというのが正直な気分。最後に、一応の歴史改変物にあるまじき補遺の開き直りっぷりには笑わせて貰った。
★2 - コメント(0) - 2015年8月21日

下巻に入って早々に事件の謎が明かされるが、トラベラーの狂気が切なすぎる。でも全部彼のせいだからなあ!死ななくて良かった人もたくさん死んじゃってるし。主役のバートン卿チートキャラ設定なのにイマイチ影が薄いのは、敵の組織が豪華メンバー過ぎるせいもありそう。とりあえず続巻も読もうかなと
★2 - コメント(0) - 2015年8月9日

…率直に言って「パニクって右往左往するタイムトラヴェラーは端から見ると間抜けとしか思えない」 しかも同情するには薄っぺらいキャラだしなあ
★2 - コメント(0) - 2015年8月2日

詩人スウィンバーンがサディスト、オリファントからの逃走劇を繰り広げる様に手に汗握ります。それにしてもダーウィン、ナイチンゲールの頭はいいけど、話が通じない程の人としての何かが欠けたイカれ方に戦慄を覚えざるを得ない・・・(((゜Д゜;)))でもバネ足ジャックの論理に「お前は保彦(法条遥氏のリライトシリーズ)並の馬鹿か!!」と憤激することしきり。彼に同情する心はこれっぽっちもない。寧ろ、自業自得で彼の行動の犠牲になってきた人たちのことを考えると腸煮えくり返る。でも最後の影が薄かったバートンの結末が切なすぎる。
★33 - コメント(0) - 2015年8月2日

読むのにえらい時間かかった 面白いはずなのに一向にペース上がらず 訳者もミストボーンの人だから文章が原因とは思えんしやっぱり歴史改変物は極端に苦手ッポイな 続編は買わないでおこう バートンという探検家が主人公で怪人を追うストーリータイムトラベル要素もあって楽しいつくり
★3 - コメント(0) - 2015年7月9日

ヴィクトリア女王が早々に暗殺されたロンドン。様々な奇妙奇天烈な発明品と超著名人謹製の奇怪な怪人たちと対決する我らが快男児バートンと愉快な仲間たち。結局、時空の罠は謎のままでは?次巻はどうなるのか楽しみだ。
★3 - コメント(0) - 2015年7月3日

ひとつの選択がその先の未来を決定づける。無数に枝分かれした時間、選ばれなかった未来とその先に続く世界。その無限の可能性を考えると目眩を起こしそうだ。そこにある時空の罠。踏み込んだら戻れない。
★3 - コメント(0) - 2015年6月8日

世界観がおもしろいのはよく分かる。分かるのだが映像化(漫画可)してくれたら、ストーリーを追うのがもっと楽になるのかなぁ。修練が足らないのだろうが。とはいえ慣れてきたのでシリーズの続きを楽しみにしたい。
★2 - コメント(0) - 2015年5月28日

上巻よりは読みやすく、さくっと読了。ふんふん、なるほど。そういうわけだったのね~。と辻褄はいちおうあった気がする。ただこれも、シリーズ2作目がすでに出る予定のようなのに、ま、いずれそのうち読んでみるやも。というテンションです。
★4 - コメント(0) - 2015年5月27日

下巻の方が読みやすかった。なるほど、そういう風に繋がっていくわけね、と納得しました。バートンより、スインバーンの方がキャラが立ってて面白いよね。歴史は修正されないまま終わってしまったのがちょっと意外でした。
★2 - コメント(0) - 2015年5月15日

謎の人物バネ足ジャックがなぜ19世紀現れたのか、なぜ10代の少女ばかりを襲うのかが明かされるが、何とも切ない。何度試みてもうまくいかず、とうとう正気を失っていく様は読んでいて、つい応援したくなってしまった。そしてバートンも、結婚するはずだった女性が行方不明となったことをその父親から明かされるところで物語は終わり、胸をすくような冒険SFと思った作品が、実はビターな味わいで幕が下りて、読後しばし感慨にふけってしまった。三部作の第一作であり、続篇も出るようなので、今後も期待したい。
★9 - コメント(0) - 2015年4月29日

上巻からは思いもしない展開。ただ女王暗殺のシーンはちょっとくどいかな。いいから早く映画にしなさい。というかそれを狙っているとしか思えん。せっかくキャラが立ってきたリチャード・バートンの存在感が薄れているのが残念。☆☆☆。
★4 - コメント(0) - 2015年4月22日

バネ足ジャックや人狼や過激思想の集団など、上巻では個別に扱われていた事件が収束していく。下巻ではバネ足ジャックの物語となっている。時空の罠に迷い込んでしまった「ジャック」が、どんどん追いつめられていくのが辛い。看護師のナイチンゲールも登場し、クライマックスは派手な冒険活劇だけどシリーズ化前提で書かれているので、ラストが少々呆気なかった。巻末にある実際の人物紹介も興味深い。翻訳がもうちょっと読みやすければなあと思う。伊藤計劃の「ハーモニー」がこれに負けたのかと残念に思うのも、翻訳の所為かもしれない。
★5 - コメント(0) - 2015年4月22日

これがスチームパンクの典型と言っても良いおもしろさ。第二部ではバネ足ジャック側の視点から描かれ、彼が必ずしも悪意を持って行動したわけでは無いこと、しかし、時空の罠に嵌まってしまいどうしよう無くなってしまった様子が分かる。第三部は、奇想天外な活劇。★★★★☆
★2 - コメント(0) - 2015年4月18日

上巻で感じた読みづらさは変わらず。展開は早くてテンポよくなったけど。ラストは少々呆気ない感じ。シリーズ1作目ということで、まだまだ続くよ!的な印象もある。イギリスの偉人がたくさん出てきて巻末に史実の解説まであるのは面白い趣向。日本の戦国時代モノもこんな感じで翻訳されてると嬉しいなぁ。
★2 - コメント(0) - 2015年4月17日

伊藤計劃が生きてたらこんなのに勝てるわけがない! って笑いながら言ってそうなイメージ。
★2 - コメント(0) - 2015年4月14日

☆☆☆
- コメント(0) - 2015年4月10日

時を駆けても、駆けても事態は、だんだん、だんだん、・・・・・、ちょっと可哀想な怪人バネ足ジャックとの対決編です。
★4 - コメント(0) - 2015年4月8日

上巻の冗長さも下巻ではすっかり鳴りを潜め、疾走感すら伴いながら物語は佳境を迎えて収束してゆく。しかし何て言うのかな、面白かった、確かに面白かったんだけどベタ過ぎというか重量感に欠けるというか、結末は予想通りだし重鎮っぽく登場したあの偉人はほとんど活躍しないままにいなくなるしで、これだけの頁数を割くならもっと練り込んでほしい物が多かった作品かも知らん。何よりスチームパンク要素が足りん!これで満足してしまうのが日本人なのだとしたらそりゃあ原宿のA STORYも閉店してしまうわ。僕にもっとスチームパンクを!
★28 - コメント(5) - 2015年4月7日

バネ足ジャックと人狼、そしてテクノロジストにリバティーンとバラバラに思えた集団や事件の関係性が徐々に明かされて行きとても手に汗握る展開です。上巻で散りばめられていた伏線や謎も見事に回収され、支離滅裂に思えたバネ足ジャックの奇行の理由も明かされており構成力のすごさに驚かされました。まだ一作目ということでこれからこの存在するはずのなかったもうひとつの時代でどのような事件が起こるのかとても楽しみです。
★2 - コメント(0) - 2015年4月4日

創元さん、これSFっつーよか明らかに「ドラキュラ紀元」(大好き)案件だよねぇ?! 上巻までは冒険活劇モノとして普通に読んでたところ、下巻に入るや否や喫茶店で珈琲噴きそうになること数回。許されるならゲラゲラ笑ってしまいたかった。
★1 - コメント(0) - 2015年3月30日

面白かったけど、ぜんぜん「つづく」って感じで終わるのね>_< なので、バートンの物語についてはこれからなんだろうけど、バネ足ジャックについてはこれで終わり。視覚的にスチームパンクの要素が盛り込んではあるけど、それよりはタイムトラベルもの。伝達インコがぜんぜんでてこない!と思っていたら、大量にでてくるところありますが、欲を言うならもう一歩うまく使えないものか。次ではイザベラがどういう風に登場するかな。つづきは早めにお願いします♪
★16 - コメント(0) - 2015年3月16日

面白かった。並行ヴィクトリア朝のスチームパンク活劇で時空の罠。この時空の罠がぐちょんぐちょんでだんだんバネ足ジャックがちょっとかわいそうに。バネ足ジャックって当時の都市伝説的怪人なのね。主人公の相棒のスウィンバーンが魅力的。
★3 - コメント(0) - 2015年3月9日

現実の歴史とは異なるもうひとつの19世紀ヴィクトリア朝ロンドンを舞台としたちょっとレトロで奇想天外な冒険活劇。ダーウィンを始めとする超有名人たちがワラワラと、しかもあっと驚くとんでも設定で登場し楽しめます。 しかし、全体的に子ども向け冒険活劇、という印象で少々物足りない感を受け、またタイムトラベルによる歴史改変の扱いも大元の所で疑問を感じてしまいます(詳細はネタバレになってしまうので書きませんが)。ラストも後味が悪く、残念(続編があるようなので、この後味の悪さはそちらで解消されるのかもしれません)。
★2 - コメント(0) - 2015年3月7日

バネ足ジャックと時空の罠〈下〉 (大英帝国蒸気奇譚1)の 評価:90 感想・レビュー:48
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