叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
あらすじ・内容
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作!

*2011年本屋大賞ノミネート作
*第1位 Best Books of 2010/Amazon.co.jpエディターが選ぶ文芸TOP11(2010年12月8日)
*第2位〈週刊文春〉2010ミステリーベスト10 国内部門
*第2位『2011本格ミステリ・ベスト10』国内ランキング
*第3位『このミステリーがすごい!2011年版』国内編
*第5位『ミステリが読みたい!2011年版』国内篇/【国内部門新人賞】
     /サプライズ部門 第2位/本格部門 第3位

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夜行
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叫びと祈りの感想・レビュー(2244)

異国が舞台の連作ミステリー。 話の展開も面白かったけど、何よりよかったのは「犯行の動機」。一見すると「狂っている」と言いたくなるような動機であっても、その地に住まう人々にとってはきちんとした理由があるという、違う国に住む人々の生活や文化を理解する難しさを感じさせる作品だった。
★5 - コメント(0) - 2月7日

これがデビュー作なのか。文章も整っているし、情景が目に浮かぶ。行ったことのない異国の話ばかりなのに。全ての話が祈りに通じる。主人公の斉木の輪郭がはっきりしていないというか、キャラ立ちしていないなとは思ったが、ラストで何と…。森野はヨースケだよね。「凍れるルーシー」「叫び」の結末がぼかされているのが気になった。「砂漠を走る船の道」「叫び」の動機が凄い。非日常で非常識に思えて、でも当事者には常識なのだろう。
★109 - コメント(0) - 2016年12月21日

「名前くらいは自力で思い出すのが、親友同士のルールなのさ」
★3 - コメント(0) - 2016年12月19日

殺人が風景に溶け込んでしまったようなミステリー。  だから人殺しも許せちゃう!?
★1 - コメント(0) - 2016年12月16日

7ヵ国語を操ることのできる斉木は、あまり名の知れない国に、海外の動向を分析する雑誌の取材に出かける。連作5作。『砂漠を走る船の道』砂漠の砂を運ぶ砂漠の民。メチャボという名の子ラクダ。道を知る長老が砂漠の真ん中で死んでしまったとき、砂漠のイルカを信じる。『白い巨人』スペインへの傷心旅行と思いきや。大学の飲み会サークルの友人。ヨースケとサクラ。『凍れるルーシー』生ける聖人。女性だけの小さな修道院。『叫び』アマゾン奥地、デムニという民族。致死感染症にかかった民族の最期。最後の1人になるという名誉。『祈り』心因性
★2 - コメント(0) - 2016年12月9日

梓崎さん作品初読。変わった視点のミステリーで楽しく読まさせていただきました。
★17 - コメント(0) - 2016年12月6日

異国ミステリー短編集。語学に堪能な主人公は、雑誌の記者、旅行者として巡った異国での不思議な物語。さらさらと流れるような文体が、異国を旅しているような気になります。本当に思いがけない場所にトリックが仕込まれており、面白かった。上司の主人公にたいする「お前は運が悪いから」という一言が最後まで頭を離れませんでした。本当に運は悪いけど、友人に恵まれた彼の新しい物語をまた見てみたい。
★12 - コメント(0) - 2016年11月20日

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2016年10月1日

ミステリー要素だけじゃなく物語としても読ませる力がある本だった。同主人公を軸にしてオムニバス形式になっており全ての結末が霧に消えていくような感じですが最後は全ての話をすっきりまとめてあり読後感が良かった。
★4 - コメント(0) - 2016年9月26日

罠が仕掛けてあって、それが何処なのか慎重に探りながら読み進める、そんな感じでした。梓崎さん、なかなかおやりになる。3点。
★6 - コメント(0) - 2016年7月14日

世界は謎で溢れている。様々な国を取材している斉木の周りで起こる謎。何だか旅しているような気分になりながら読んだ。1番面白かったのは、スペインの風車の話。私の勝手な先入観で読み進め、梓崎さんのワナにまんまとはまってしまったような…(笑)
★6 - コメント(0) - 2016年6月11日

連作短編集(全5話)。海外の動向を伝える情報誌の取材の為に世界各国を訪れる斉木は様々な国で数々の謎に遭遇する…。誇り高き砂漠の民。不思議な兵士の物語。信仰に全てを捧げ死してなお腐敗しない聖人の遺体。小さな部族に蔓延する伝染病。そして、祈りの洞窟。私好みの作品でとても面白かったです。ミステリーとして読めば少々物足りなさを感じるが表現力や文章の美しさは幻想的で素晴らしい。デビュー作ということでこれからが楽しみな作家さん。『リバーサイド・チルドレン』も読んでみよう。
★19 - コメント(0) - 2016年6月8日

どうやってではなく、なぜに主眼がおかれたミステリー。文化の違いによってものの見えかたも変わってくる。必ずしもその考え方が、理解できる訳でないけど、ギャップがあるということがわかることが新鮮。
★5 - コメント(0) - 2016年6月8日

不思議な感覚。ミステリーらしいけど詩的な表現で砂漠、アマゾン、ロシア…と異国で遭遇する謎。仕事とはいえ、これほどの体験してよく心が壊れないなぁと思っていたのが最後の祈りで結ばれた。
★4 - コメント(0) - 2016年5月24日

「砂漠を走る船の道」が白眉で、あとは不思議な感じだった。詩的な文章であり、それがハマる人はハマるが、そうでない人はダメかもしれない。その詩的な文章がやや過剰なきらいもあるからだ。
★5 - コメント(0) - 2016年5月11日

ミステリーですか、何というか詩的な感じもありました、斉木という男を通しての世界なんだろうが最後の叫びで斉木自身を描いたのか、何とも不思議な本でした。
★6 - コメント(0) - 2016年5月4日

短編連作集。新人賞受賞作の「砂漠を走る船の道」が素晴らしかった。叙情的な文章とミステリーがうまくマッチしていて、幻想的な雰囲気が漂う、自分好みの作品。
★1 - コメント(0) - 2016年4月20日

変わった作風のミステリだなと思った。最初の短編「砂漠を走る船の道」では、異国の風景やそこに住む人々の持つ独自の心情や行動様式が巧みに描かれており、日本人との違いを意識させられた。このスタンスは全編にわたって貫かれているように思うが、トリックも良く考えられているなと思うが、何よりこの作品のエキゾチックな雰囲気がすごく好みだ。
★2 - コメント(0) - 2016年4月12日

★★★☆☆
★1 - コメント(0) - 2016年4月10日

kei
ミステリーというのは「未知」に対する恐怖であって、それは取りも直さず僕ら、人間同士のかかわりに通じるんだって僕は思ってるけど このお話はとても不思議だ 一つひとつの話はロマンティックだったり、抒情に満ちていたり、謎は小出しにされ その訳は理解できるけど追いつけない ラストは余りにも美しいけど、消化にはもう少し時間がかかりそう
★2 - コメント(0) - 2016年3月23日

行ったこともない異国の風や薫りを肌で感じる..砂漠、風車の丘、密林..見たこともない風景のなかをまるで旅をしてきたように感じる..しなやかで情緒豊かで美しい文章。世界を旅する男「斉木」が遭遇した出来事は宗教や文化の異なる見知らぬ人や場所をひとつに繋げようとするものなのか。過酷な旅のミステリは思いもよらない動機や結末で、真相は霧に包まれたように姿を隠す。タイトル『叫びと祈り』に込められ思いが胸にズシンと響く。→
★53 - コメント(5) - 2016年2月29日

★★★★★ デビュー作とは思えない大傑作の短編集。各世界独自の文化、論理が真相に上手く絡み合っていて独特の味を出しています。動機が強烈な「砂漠を走る船の道」、「凍れるルーシー」が印象的。連作短編のまとめとして「祈り」も一つの収束としてよいと思います。
★15 - コメント(0) - 2016年2月12日

5篇。サハラ砂漠、40度超えの8月のスペイン、10月の南ロシアに厳かな修道院、秘境の南アマゾンなど、さまざまな土地を舞台にしたミステリ。叙述トリックが入っていたりして良かったです。 中でも賞をとったという「砂漠を走る船の道」がやっぱり一番良いな。「叫び」は連作短篇集として不恰好になっても、終盤の推理はいらなかったと思う。すごく引き込まれて読んでいただけに、ちょっと水を差された感じ。でもラストは良かった。
★17 - コメント(0) - 2016年2月6日

五つの中編のミステリーだ。様々な異国での話たが、ミステリー新人賞を受けた、砂漠を走る船の道がやはりズンと応える。トンブクトゥを舞台にした 塩運びのラクダの隊商を巡る、砂漠の掟と謎。実際に現地で取材したのだろうか。今までに無い素材と扱いに旅心まで湧かせる。
★10 - コメント(0) - 2016年2月1日

 ミステリとして紹介されているが、幻想的でロマンティックな要素も多分にあり、独特の魅力がある作品。私は、大地にしみ込んだ人々の記憶の物語として読んだ。  いずれの編にも、その地に生きる者の叫びと祈りが描かれていて、特に印象深いのは「凍れるルーシー」。信じることと、信じないことは、とても近いのかもしれない。  最終編「祈り」は、要らなかったかな、とも思う。
★18 - コメント(0) - 2016年1月30日

サハラ砂漠、スペインの白い巨人、ロシアの修道院、アマゾンの奥地へ。短編ごとに情景も空気もまったく違う世界へ放り込まれて心地よかった。「砂漠を走る船の道」が一番好きかな、と思うけど「叫び」は途中で置けずに一気に読まされました…。
★9 - コメント(0) - 2016年1月30日

ジャーニーミステリとでも言うのか異国の文化情景を味わいながらミステリを楽しめる。
★8 - コメント(0) - 2016年1月27日

短編集。しっとりとした口調に痛みが走る。砂に隠れたガラスを踏んだような唐突な痛み。砂漠、スペインの田舎、ロシアの教会、アマゾン。時計がそぐわない場所でことが起こる。思いつめたあげくにすべてを壊す。まるで丁寧に描いてきた絵にバケツの絵の具をぶちまけたように。犯した罪は彼らの生き方のあらわれ。たとえ理解されなくても、そうするしかなかった。ミステリの技巧とロマンティックな文章力に心奪われた。熱すぎる温泉に耐えているような被虐的な快感。ああこの世界観に鳥肌が止まらない。また命がひとつ消えた。その動機が…。
★124 - コメント(0) - 2015年12月31日

海外が舞台のミステリー。だが海外に定住しているわけではなく仕事やプライベートでたまたま訪れた土地での謎解きという設定が少し面白かった。日本にいて日本が舞台の本を読むことが多いと、どうしても日本人として日本人的なものの見方しか出来なかった部分をその土地の風土や習慣時には文脈から読者を異なる視点に導いてくれているようで楽しめた。砂漠の話が面白かっただけに少し尻すぼみになった感もあるが、元が読み切りの短編集なので納得。
★9 - コメント(0) - 2015年12月27日

砂漠の国での殺人、風車の国での行方不明、ロシアでの不朽体、アマゾンでの風習。謎解きに惹き込まれて読み進みました。各国の文化歴史も愉しめた❢ 主人公は“海外の動向を分析する雑誌社“に勤めて居て外語大卒で7ヶ国語を操り、推理力も抜群❢ そんな主人公の心の裡を第5話叫びで纏められタイトルに納得(^^)v
★87 - コメント(4) - 2015年12月17日

世界のあちこちを旅する青年が遭遇する数々の異様な謎。「凍れるルーシー」のラストは怖すぎた。「白い巨人」の叙述トリックと本命の謎のあっけなさ。いろいろと楽しめた短編集でした。「お前が旅人なら、同じところで立ち止まってちゃいけないんじゃないか」
★9 - コメント(0) - 2015年12月10日

驚きです。静かに流れて行く感じが不思議な感じがしました。とっても上手でした。世界は広いと感じさせられました。月並みは失敗するのがルール。少しスパイスを加えるのがみそ。スパイスって何と、月並みな私は叫ぶ。
★6 - コメント(0) - 2015年10月11日

☆☆☆☆
- コメント(0) - 2015年9月13日

どこか非現実感が漂うような。遠いと思っている海外が舞台だからでしょうか。でもきっとそれだけでなく、この文章がとても静かに丁寧で綺麗だったからというのもあると思う。考えられない動機に驚くと同時に、な、成る程と思いつつもぞっとして、一話一話は長くないのにとても楽しめました。一話目も想像しなかった動機にうわぁ、と思いましたが、好きなのは白い巨人。ああ、良かった、と。
★9 - コメント(0) - 2015年7月18日

◎旅好きなのでベスト!旅行したくなる旅先でのミステリー。主人公の憂鬱感?が印象的。なんとなく村上春樹の主人公を思わせる。
★10 - コメント(0) - 2015年7月17日

砂漠を走る船の道が本当に素晴らしかったです。こんな感じで楽しく読み終えられるかな?…と思いきや、次のお話が難しく、挫折しておりました。しかし、その後の3作もとても面白く、素敵な作品でした。
★5 - コメント(0) - 2015年7月12日

初読みの作家さん。サハラ砂漠、スペインの風車小屋、ロシアの教会など、情報誌の取材の為に訪れた異国の地で一人の青年が遭遇する謎を綴った連作短編集。ハードルを上げ過ぎていたせいか若干拍子抜け。ミステリーの要素が弱かったのかも。紹介文、ちょいと煽りすぎなんでは…。
★20 - コメント(0) - 2015年7月7日

驚きです。静かに流れて行く感じが不思議な感じがしました。とっても上手でした。世界は広いと感じさせられました。月並みは失敗するのがルール。少しスパイスを加えるのがみそ。スパイスって何と、月並みな私は叫ぶ。
★3 - コメント(0) - 2015年6月17日

「砂漠を走る船の道」は面白かった。語らないことでミスリードを誘うタイプの話か。連作短編集だが、伏せてある事実がありすぎて、読むのが少し大変だった。
★6 - コメント(0) - 2015年6月17日

叫びと祈りの 評価:84 感想・レビュー:1009
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