人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)

人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)
あらすじ・内容
代議士夫人の影が盗まれた!? にわかには信じがたい事件の調査を義母より依頼され、しぶしぶ乗り出すことになった高広。芝居好きが高じて邸内に個人劇場まで建ててしまうほどの好事家の屋敷で、その事件は起きていた。ありえない事件、ワヤンと呼ばれる幻惑的な影絵芝居、そして怪盗ロータスの気配……。なぜ、どうやって影は消されたのか――(表題作)。心優しき雑誌記者と美貌の天才絵師。ふたりの青年の日常を描いた掌編二編を含め、明治の世に生きる人々の姿を人情味豊かに描いた五編収録の作品集。好評〈帝都探偵絵図〉シリーズ第三弾。

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人形遣いの影盗みの感想・レビュー(457)

自身が自分が描く美人画よりも美しいと言われる画家・有村礼と、礼に巻き込まれるような形で事件を解決せざるを得なくなる雑誌記者・里見高広のシリーズ。これはシリーズの3作目。2作目の「世界記憶コンクール」を読み飛ばしていることが判明。そのままでも読めるから、問題はない。短編集。「恐怖の下宿屋」が一番面白かった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

表題の『人形遣いの~』中での礼と高広VSロータス!まるで舞台を観ているような大仰なセリフ回しに爆笑した。礼の人格が読み進めるに従いどんどん幼くなってしまっていて、ちょっと残念かも。麗しの人にはもっともっとツンデレで在って欲しい。
★6 - コメント(0) - 2016年9月15日

高広の大家さんいい人だなw4話目のお話では、嘘だとわかっていながらもコナン・ドイルに心ときめいてしまう礼がかわいい。ロータス再登場も嬉しかった。”好きだという素直な気持のままに、好きなもののそばにいられること、ただ優しく守ることができるということ―それは奇跡なのだ。/それは目も眩むほど贅沢なことなのだ。"(P.134)「この世界には良きものがある」「僕はそれが好きで―たまらなく好きで、心乱される。こんなに素晴らしいことは他にないな、高広。好きなものに出会えて、→続く
★1 - コメント(1) - 2016年8月20日

帝都探偵絵図シリーズ第3巻。礼の傍若無人さは鳴りを潜めてきましたが、高弘のいい人ぶりには拍車がかかっています。 ミステリ色もどんどん薄くなってきましたが、空気感がとても気持ち良く、これはこれで満足です。 ただ、シリーズの中では面白味には欠けるかなと…
★3 - コメント(0) - 2016年1月19日

シリーズ3作目。和製ホームズ&ワトソンですが、ホームズ役の高広はいつも周りの人に振り回されっぱなしです(笑)
★55 - コメント(0) - 2016年1月8日

いよいよシリーズ三作目。『びいどろ池の月』で澄んだ池と硝子の美しさにひきこまれて始まる。どの作品もしっとりと滲んだ寂しさを感じるのだが、『恐怖の下宿屋』はすかっと晴れ渡った青空のようで爽やか。読み終わった後、タイトルにまた、くすりと笑ってしまう。『永遠の休暇』が一番切なく、読み終わる頃には泣きそうだった。好きだから、大切だからこそ離れなくてはならない。それが大切なもののためだったとしても、身を切られるような痛みだ。高広と礼にそんな別れが訪れないことを祈る。怪盗ロータスも気になる過去が少しだけ垣間見れた。
★26 - コメント(0) - 2015年12月21日

下村さんの表紙につられて…(^_^;)。てっきり、美貌の絵師、有村礼が探偵役かと思ってたら、実は第一話の最後に登場した、里見さんが探偵役でした…。明治時代とか、怪盗とかさる有力者の御曹司とか、パーツ的にはとても魅力的で、お話の結末も優しい気持ちになれました(*^_^*)。 ただ、私の読解力が至らないせいで、読んでいるうちに、会話の主が迷子になることしばしば…; いいミステリなのに、そこがちょっと辛かったです(^_^;)
★10 - コメント(0) - 2015年12月14日

「あのヴァイオリンの音を聞きながら、僕もこの楽器のようでありたいと思った。心動かすこの世の喜びや悲しみを弓として、僕は僕の弦を響かせたい。永遠に妙なる調べを奏でる楽器でありたい。ヴァイオリンの代わりに筆と絵具を道具として」(p.154)この言葉が芸術家としての礼の気概を表すようで好きです。前作を読んだのが随分前で、忘れている部分も多かったですが、人の優しさに主眼が置かれているこのシリーズを読むとほっとします。
★7 - コメント(0) - 2015年11月24日

シリーズ第3弾。怪盗ロータスが再び登場した一遍は、子供のころ読んだホームズ対ルパンを思い出させるような仕上がり。謎解きの後には、どの話も、最後は、ホッとするやら、しんみりするやら。「僕は今、幸せなんだ。夢は夢のまま消えたけれど-明日には、きっともっといい絵が描ける気がするから」
★4 - コメント(0) - 2015年11月10日

高広の義母が登場する。義父同様、慈愛深く養子と接し、愛情の深さを感じて嬉しい。「永遠の休暇」が哀しい。異母兄弟の愛の深さ。今回の本は愛情が影が其処此処に見え隠れする。表題作の「人形遣いの影盗み」も父と子の、そうして幼馴染の愛情の物語ではある。「恐怖の下宿屋」の読者への裏切り方がいい。桃介頑張れ!「びいどろ池の月」だ・・・池に映る月は美しく漣が立つと月も滲む。作品はこの美しさではないけど、心根の美しさは何にも変え難いものだと、いうことがいいたかったのかな。二作目と違ってすんなり面白く読めたことがウレシイ。
★5 - コメント(0) - 2015年11月7日

主役の一人がホームズファンだからなのか、だんだんお話もホームズっぽくなってきた。明治という時代と古典的な推理小説がマッチしてると思うけど、ちょっと飽きてきた。
- コメント(0) - 2015年9月9日

「びいどろ池の月」の凛とした芸者、花竜が素敵だった。「恐怖の下宿屋」は面白い。泥棒も自首したくなる下宿屋って(笑)高広は周りの人に恵まれてるよね。「永遠の休暇」はなんとも寂しい、けれどもしっかりとした意思があって一番良かったかな。私あまりロータスが好きじゃないことがわかった。怪盗とかって正直心ひかれないんだよね。大掛かりな仕掛けのわりにはちょっと。高広義母が好みでしたけど。
★6 - コメント(0) - 2015年8月28日

〈帝都探偵絵図〉シリーズ3巻。時は明治時代。和製の、謙虚で優しいホームズと尊大な美形ワトソン…プラス正体不明のルパンが活躍する物語。歴史の中でも明治維新から昭和初期は苦手…と言うよりあまり好きじゃない箇所なので、とにかく作中の事件やら時代背景をイマイチ理解し辛いのが残念☆まぁ、それでも十分面白かったです。今回は5篇の短編でしたが【恐怖の下宿屋】が1番好き♡主人公(ホームズくん)は不在でしたが、彼がお住まいの下宿屋さんでの出来事。こういう、好意や善意が上手く作用する物語は読んでいてホッとしますね。
★9 - コメント(0) - 2015年7月3日

シリーズ第三弾。ってことを知らなくて、いきなり本書から読んでしまった! 人物関係がパッと分からず、最初は苦労したよっ!! だからかな、面白いは面白いけど、アラも気になってしまった。全体を通してミステリーの小粒感は否めない上に、表題作のミステリーにいたっては「おい。それは一番最初に思いついて、いやまさかな、と思ったトリックだったよ!」とツッコミ満載。あと作者の癖なんだろうけど、台詞で始まる箇所が多すぎて気になる。それはたまに使ってこそ活きる技法だと思う。そこはかと薫BL臭。そこはいいけど、次読むかは微妙。
★4 - コメント(0) - 2015年6月22日

今回も面白かった。おかーさまがかわいらしい。おとー様とのやりとりはどんな話であってもほんわかしてしまう。
- コメント(0) - 2015年6月15日

図書館。シリーズ3作目。礼がかわいい。義父もかわいい。礼と義父に振り回されてる高広も、とてもかわいい。
★11 - コメント(0) - 2015年6月2日

最新作読破したのでシリーズ再読最後の一冊。これを読んでから「怪盗の伴走者」読むべきだったなぁと軽く後悔。この社長さんはなんやかんやで幸せになったということをこちらを読んで思い出した。小悪党を改心させてしまうほどの高弘の下宿屋主人の対応が素晴らしい。桃助さんのまかないは私も食べてみたいな。
★3 - コメント(0) - 2015年5月10日

まぁまぁ面白かったです。そういや第一弾読んだな、と。ちょっと謎解きには 足りない気はしましたが 悩むことなくサクッと読めて面白かったです。
- コメント(0) - 2015年4月29日

シリーズ続けて読みました。高弘に対する礼の言葉が面白くて、思わずクスっと笑ってしまったりします。時代の雰囲気とかが感じられ、物語の世界観にすーっと入っていけちゃう本なので、早く続きが読みたいです。でも人形遣いの影盗みは最後あれれ?って感じでちょっとわかりにくかったけど。今回はびいどろ池の月に出てくるきりっとした芸者さんの花竜さんと永遠の休暇で愛する兄のために損な役所を演じる顕昌子爵が好きでした。永遠の休暇は好きだからこそ、遠ざけるみたいな思いが切なくてちょっとウルウルしちゃいました。
★5 - コメント(0) - 2015年2月28日

帝都探偵絵図シリーズ第三弾。やはりと言っては失礼だが、ミステリとしては小粒。ただ、舞台がびいどろの館であったり、ジャワの人形芝居であったり、幻想的で美しく、なのに意外と政治絡みの裏事情があったりするのもこのシリーズの特徴なんだろうな。登場する親子の関係や、友情といったところにも人情味が感じられ、高広と礼がちょっとBLっぽいのも表紙のイラストからも伺える。趣味の合う人には楽しめる作品。
★10 - コメント(0) - 2015年1月9日

恐怖の下宿屋(笑)ロータスと安西検事のアレコレが気になります。びいどろの花竜と圭子さんといい永遠の休暇の兄弟といい人形遣いの社長と秘書といい、想いの強さと距離感が絶妙。あとお父様とよし乃様、最強な気がしてきました。
★6 - コメント(0) - 2014年10月13日

シリーズを重ねる毎に登場人物に愛着が沸いてきます。日常生活を垣間見れる「恐怖の下宿屋」が好き。
★2 - コメント(0) - 2014年8月9日

シリーズ3冊目。今回の探偵は高広と礼のコンビ。ロータスも出てきましたが、お気に入りは“恐怖の下宿屋”。早く続き出ないかなぁ~
★8 - コメント(0) - 2014年7月12日

シリーズ3作目。お茶屋や下宿、劇場など明治時代の背景も興味深く楽しんだ。登場人物が多くて誰だっけ?となることもあったが、高広の謎解きで丁寧に説明されてすっきり。ロータスとの再会もあり続きも読みたいシリーズになった。
★7 - コメント(0) - 2014年7月4日

「毎日、有村殿のような美男を見て、下宿で美味い飯を食べておれば、贅沢が当たり前になって縁遠くなる一方だな」そう思ってはいたけれど、高広の親の口から聞かされると一気に現実的になる不思議。縁遠いのは礼も同じだけれども。表題作「人形遣いの影盗み」で怪盗ロータス再び。なぜ大臣が気にするのかひっかかっていましたが、なるほどこう繋がるとは。
★36 - コメント(0) - 2014年6月29日

シリーズの三作目でしたが、今回も面白かったです。五話の短編集でしたが”恐怖の下宿屋 ””人形遣いの影盗み”なんかが良かったです。謎解きも良いのですが、高広達登場人物たちの遣り取りなんかが好きなので、次の巻が出るのを楽しみに待ちたいと思いました。
★9 - コメント(0) - 2014年6月27日

相変わらず謎は簡単なのに楽しく読めるのが凄い。高広の義兄と義弟にも顔を出して貰いたい。
★13 - コメント(0) - 2014年6月22日

あっさりしたものから練られたものまで6編の短編集。明治時代と礼にうっとりしつつ、高広の鋭さに惚れ惚れ。恐怖の下宿屋がシンプルで好き。
★22 - コメント(0) - 2014年6月17日

巻が増すごとに人物の魅力も上がってきてますね~。目をキラキラと輝かせながらワトソン役となる礼が可愛くて仕方がない。でも私の一押しはお義父様なんですけどね。(笑)シリーズはまだまだ続くのかな?ぜひ読みたいところですが、ロータスに関しては早く決着を付けて欲しいかなぁ・・・。あ、兄弟の約束が叶うといいな。
★18 - コメント(0) - 2014年6月14日

前作に比べて人物描写背景描写はまた良くなっている。ただ、相変わらず事件や謎の規模と登場人物の身分と時代色がちぐはぐでバランスが悪い感じ。題材は良いのになあ。このシリーズだけ見ると、この作家はミステリよりも人情話に向いているような気がする。
★4 - コメント(0) - 2014年5月18日

五話ともよかった。中でも「妙なる調べ奏でよ」がいい。憧れや夢と言った、人の儚い部分を愛おしく思わせる話……ステキだ。
★8 - コメント(0) - 2014年4月17日

ドヤ顔で高広くんの推理を自慢する礼さんが可愛い。ロータスさん、実は結構好きです。このシリーズ、これで終わりなのかな? 文庫しか確認してないけど。
★4 - コメント(0) - 2014年3月23日

表題作、奥様達のささやかな贈賄が大臣が乗り出すほどの悪事??解決も今一つよくわからない。。天下国家を論じる物語とこのキャラクターたちが今一つなじんでいないような気がする。
★5 - コメント(0) - 2014年3月10日

「どうだ、高広はすごいんだ!」と得意満面になっている礼先生が可愛いです(笑)。メインキャラもサブキャラも個性があって、皆大好き。表題作ではロータス再登場ですが、もう少し彼と安西さんの活躍をみてみたかったかも。「恐怖の下宿屋」での竹下さんのくだりに思わず涙腺が……。続きがあったら是非読みたいです。
★27 - コメント(0) - 2014年3月8日

やっぱり、このシリーズの雰囲気は好きですね。温かい思いが根底にあるので、読み終わったあとも、温かいものが残ります。続きは出ないのかなあ?
★13 - コメント(0) - 2014年2月23日

探偵役を嫌がる高広をよそに盛り上がる礼とロータスのやり取りに笑いました。箸休めのような感じでしたが、「恐怖の下宿屋」が好きです。
★7 - コメント(0) - 2014年1月31日

だんだんこの世界にはまってきた。好きだからこそ、てのがあるんだなあ。続きもあるのかな?今後も楽しみ。
★9 - コメント(0) - 2014年1月4日

高広の探偵の出番がくると、熱を帯び、目の色が変わる礼が顕在で、見てて面白かった。「永遠の休暇」では好きなものから離れなければならない人たちもいる中でそばにいられることは幸せな事であって、それができない人たちもいる事を思うと切なさや寂しさも残った。下宿屋の話では、大家さんが素敵なこと、住む条件がおばあちゃんの時から変わらずにあるところ、住み心地も良さそうで、評判がいいのも頷けた。
★38 - コメント(0) - 2013年12月26日

表題作の「人形遣いの影盗み」は、怪盗ロータスがでてくるお話なので期待していたのだけれど、ロータスが謎にでばってくる分だけ、そのほかの人物の背景や心理描写が薄く感じられて残念。「恐怖の下宿屋」は、そういう意味での「恐怖」に落ち着くとは思ってもなかった。桃介さんの料理を食べてみたい。主人公の探偵役も板についてきたようだけれど、今回もホームズよりノリノリなワトソンでした
★19 - コメント(0) - 2013年12月22日

「びいどろ池の月」芸者の花竜(和子)は御茶屋びいどろで妙な噂を聞きつける…高広目線ではない珍しい短編。「恐怖の下宿屋」桃介みたいな主夫が我が家にもほしい(笑)「永遠の休暇」華族の自由の利かなさと兄弟愛に切なくなる。「妙なる調べ奏でよ」礼が騙されてる…礼のためなら速攻で佐野の情報を調べ、怒りに任せて乗り込んでいく高広かわいい。良きもの美しきものに対するときめきや狂おしい感情を語る礼が素敵。表題作では、怪盗ロータス再登場!礼が高広を頼りにしてて、高広も礼を守ろうとしてて、微笑ましい。胸きゅん。続きが読みたい!
★35 - コメント(0) - 2013年12月21日

人形遣いの影盗みの 評価:92 感想・レビュー:179
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