リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)

リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)
あらすじ・内容
【第16回大藪春彦賞受賞】
ストリートチルドレンを襲う動機不明の連続殺人。安息を奪われた少年が辿り着いた結末とは? 激賞を浴びた『叫びと祈り』から三年、カンボジアを舞台に贈る鎮魂と再生の書。

*第3位『2014本格ミステリ・ベスト10』国内編
*第6位『ミステリが読みたい!2014年版』国内編
*第6位『このミステリーがすごい! 2013』国内編
*第7位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』国内編

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リバーサイド・チルドレンの感想・レビュー(796)

ハードな展開は読み応えがあるし、淡々と語られる内容の凄絶さと、一見それとは相反するような叙情の余韻も良い。 が、それだけにどうしてもミステリ部分が余計に作り物めいて見えてしまうのが、ちょっと残念。動機が伝わりづらいかな。意図はよく分かるんだけど。
- コメント(0) - 2016年12月28日

『雨とは涙なんだ』『どうしようもなく辛いときには、星が代わりに泣いてくれるんだ』父親に人身売買として売られそうになった、日本人のミサキは、逃げ出しストリートチルドレンとなり、仲間とともにゴミを漁って生きる。兄のように慕っていたヴェニイが殺される。虫けら以下ゴミ同然に扱われるカンボジアでの生活。続けて仲間達が続けて死んでいく。ミサキとナクリーの犯人探し。殺人の理由は自分が人間だと証明するため。雨乞いのおじいさん。警察の黒。ミステリーというより、カンボジアの貧困に衝撃を受ける。
★1 - コメント(0) - 2016年12月12日

「叫びと祈り」がすごく良かったので、こちらも期待して読んだ。人間扱いされていない、ストリートチルドレン。想像もつかない生活にショックを受けた。
★8 - コメント(0) - 2016年11月27日

超ーつまんねぇー、久しぶりのクソ駄作。よくこんな作品で金盗れるな、作家と出版社は反省すべきだな。
- コメント(0) - 2016年11月16日

動機と叙述トリックを高次元でミックスさせたまぎれもない傑作。切実な願い、祈りというのがこの作家の本分なのだろう。ストリートチルドレンを描くとき、日本人はどうしても同情の目で描いてしまうけどこの人の書き方はそんな安っぽいものではない。弱さや矛盾を抱えながらそれでも前を見て進む彼らに深く心が動かされた。
- コメント(0) - 2016年10月22日

面白かった。が、ミステリとしてはやはり短編向きの作者さんだと感じました。もっとも本作はどちらかといえばミステリではない部分がメインで、これが短編としてまとまるはずもないのですが。
★1 - コメント(0) - 2016年8月28日

「金を稼がなきゃ何だって遊びさ。なら訊くが、お前さん、金はどうする気だ。当てがあるのか」
★1 - コメント(0) - 2016年8月23日

カンボジアを彷徨う日本人少年は、現地の少年に拾われゴミを拾いながら生活するストリーチルドレンに。過酷な環境下でもそこには共に力強く生きる「仲間」がいた。しかし、その平穏は仲間の死によってある朝突然破られる。そして、起こる動機不明の連続殺人― 政府、国民から「いないもの」、「虫けら」として扱われ排除されていく「ストリートチルドレン」。その延長線上で起こる連続殺人に胸が抉られました。真犯人の痛切すぎる動機もそうですが、仲間のリーダーヴェ二イの名言が強く心に残りましたね。彼らに果たして救いは訪れるのでしょうか?
★7 - コメント(0) - 2016年6月9日

苦しいけど仲間と一緒に楽しく暮らしていた僕ら、ストリートチルドレン。その中心的存在のヴェ二イが殺されて、その楽しいかった生活が現実へと引き戻され、次々と殺人が起きる。海外の暗い一面を見るが、そこでたくましく生きる一面も見ることが出来る小説。
★19 - コメント(0) - 2016年5月3日

題名はいわゆる「ストリート・チルドレン」の川(リバーサイド)版という意味だったのかと読み進めていくうちに気づいた。衝撃的な理由(ちょっと、本当なのかとリアリティを追求したくなったが)からカンボジアで彼らの仲間となっている日本人の少年。同じ境遇でありながらどこか違う雰囲気を漂わせている少女と出会うところまでは期待MAXだったのだけれど、抗争からの殺人事件とそれを解決するくだりが急にミステリミステリしてしまっていてそれまでの雰囲気と乖離してしまっているように感じた。
- コメント(0) - 2016年4月22日

カンボジア。僕らはごみを拾って暮らしている。僕は日本人。「お前は俺の弟みたいなもんだ。迷惑はかけられて当然だ」衣食足らずとも友情は育つ。だけど仲間を虫けらのように殺す力へのやり場のない怒りと恐怖が頭をぎりぎりと締めつける。僕は想像する。夢のような光景を。太陽の光を乱反射する水面のように希望と絶望がくるくる変わる。「どんなに汚いものだって、きれいな星に見える一瞬があるんだ」お伽噺は絶望の中から生まれたのかもしれない。生きるために。救いようのない時間に打ちのめされた。それでも心は間違いなく耕された。
★119 - コメント(4) - 2016年3月11日

ハマりました(笑)カンボジアの貧民層が舞台。チルドレンの実態に焦点をあてた長編ミステリ。色んな感情が湧き出て来る、とても愉しめる作品でした❢❢ 事象だけではなく、様々な”言葉の伏線“❢作者のこだわりがあったのか?ソレも成程、期待を裏切られませんでした❢ 次作品も愉しみです(^^)v
★77 - コメント(0) - 2016年1月27日

★★★☆☆ 次々と殺されるストリートチルドレンの仲間たち。開発が始まったカンボジアでたくましく生きるストリートチルドレンの姿が描かれます。ごみの山とか、遺跡のガイドとか、ストリートチルドレンのおぼろ気な知識はあったけど、それをはるかに凌ぐ厳しい生活なんだと知りました。日本人なのにストリートチルドレンとなったミサキ。かわいそうだけど、ナクリーだって他の子どもたちだって、同じだよね。突然旅人が現れて事件の真相に迫っちゃうのには少し戸惑ったけど、いろいろ考えさせられる1冊でした。
★5 - コメント(0) - 2016年1月17日

カンボジアでストリートチルドレンになった日本人少年視点で語られる、最下層の人々へ向けられる悪意の話。序盤からわりと不穏な空気が漂っていて、一人の死を引き金にあっさりと少年の死が連続していく。本来ショッキングなはずの若い少年の死が、こうもあっさり連続してしまうというのが、カンボジアの当時の悲惨さとリンクしているのだろうか。ミステリにおける殺人は第二次世界大戦中における大量死の意味の再定義だ(意訳)といったのは笠井潔だったが、本作で描かれる死は、歴史に埋もれて大量に亡くなった少年達の存在証明だと思う。
★5 - コメント(0) - 2016年1月17日

「叫びと祈り」が気に入り、次作に期待していたのだが、合わなかった。カンボジアという設定があまりにもなじみがなく、ミサキがストリートチルドレンになった経緯も少し強引な気がするし、旅人の存在も唐突すぎた。
★2 - コメント(0) - 2015年11月21日

様々なミステリー賞にノミネートされた本作であるが、一言ミステリーというくくりでくくってしまうことはできない物語だ。カンボジアという国を舞台に語られる物語は平和慣れしている日本人には理不尽極まりない。しかしこれは物語であると同時に理不尽な現実なのであろう。ストリートチルドレンを取り巻く劣悪で過酷な環境、梓崎作品の美しくも切ない描写、そして連続殺人の謎…その全てが胸を刺し、一字一字を丁寧に読み進めていたら…最後に明かされる渾名の真実!それまでのカンボジアの風景が全て違うものに置きかえられた!…ミステリーだ…。
★28 - コメント(0) - 2015年11月10日

【T-0101】重いわー、話が重いわー。でも救いがないかといえばそうでもない気がするのは文章のせいなのかどうか。内容はどうしようもないくらいに救いがないのにね。物語だとは言え、多分こういう出来事は世界中のあちこちで、今まさにこんな暢気に感想を打ち込んでいる瞬間にも起きているんだろうし、それを実感を伴った事柄として受け入れることも出来ない。せめて"物語"の中だけでも光があったので良かった。しかし、突然出てきた地下室の男は誰なんだろうってのと、唐突に謎解きが始まる不可思議さは否めない1冊。
★6 - コメント(0) - 2015年11月5日

ストリートチルドレンの過酷な生活は読んでいて辛いし、最初の殺人の犯人は謎でもなんでもないし、この話はどういう方向に向かっていくんだろう?と思っていたら・・・。あれもこれも、その後の殺人につながっていたのか。「何故殺したのか」の理由が分かった時、言葉を失う。衝撃?憐憫?なんとも言えない感覚。『叫びと祈り』に続き、他では味わえない世界観のミステリー。
★4 - コメント(0) - 2015年10月16日

☆3.5
- コメント(0) - 2015年10月3日

題材は重苦しいけれど、米澤穂信「王とサーカス」のストリートチルドレンと比べると描き方が表層的で薄っぺらな感じはしてしまう。家族に裏切られた分だけ行動を共にする仲間との絆を重んじるというのは良いんだけれど。殺人の理由もなんだか腑に落ちない。
★16 - コメント(0) - 2015年9月10日

悲しいけど,現実なんですね。
- コメント(0) - 2015年9月2日

★★★★とてもよい
★11 - コメント(0) - 2015年8月26日

RIN
『叫びと祈り』が心にぐいぐい斬りこんで絡め取られるような印象だったが、本作もその作風は変わらず。SFファンタジーのように、どこかこの世界とは違う世界を舞台にしながら、謂わば、感情で物語世界を構築し読者を引き込んでいく筆力はすごい。カンボジアという国の社会状況や国民の感覚など、本当のところは日本人である自分などには理解することはできないだろう。文化も価値観も異なる他国を舞台にするとともすればそのエキセントリックな「現実」に目を奪われるが、ここは敢えて物語の「舞台」としてとらえたい。次作も楽しみ。
★30 - コメント(0) - 2015年8月21日

かなり重い。でも、読んで良かったと思える本でした。
★4 - コメント(0) - 2015年8月19日

ミステリーとしてはどうか?と言われると何とも言えないが、カンボジアのストリートチルドレンが置かれた状況・人物の心理描写などは申し分が無い。動機に納得できないが、小説内で説明されていることも確か。著者の短編にあった性質が良い方も悪い方もそのまま出た感じといえる。
★6 - コメント(0) - 2015年8月18日

【再読】はああ、何度読んでも素晴らしすぎる……ストリートチルドレン、カンボジア、雨、ゴーレムの物語……散りばめられたこれらの要素をただ悲しい物語として運ぶんじゃなくて、連続殺人に絡めてミステリとしてひとつの物語にしてしまう梓崎さんの筆力がただただ凄まじい。彼らの行動が、想いが、言葉が、ひとつひとつが後々の出来事に関わってくる、すべてのことに意味がある。最後に犯人が分かり、動機が明らかになったとき、「このことにさえ意味があるのか」って震えた。再読だから、結末を知っていたのに。
★11 - コメント(0) - 2015年7月22日

「僕」はカンボジアの街をさまよっているところを、川沿いに暮らすストリート・チルドレンのヴェニイに拾われた。仲間たちとゴミの山で「狩り」をして暮らすようになった「僕」は、街で警察官の「黒」に追いかけられ、赤い傘をさす少女と出会う。数日後、「僕」は連続殺人事件に巻き込まれていく。 ――カンボジアの貧困街を舞台にした、まさかの連続殺人事件。読み始めたときはどこにいくのかと思ったが、見事にこの作者のお話だった。細部は地に足がついているのに、ぶっ飛ばされたような不思議な話。
★3 - コメント(0) - 2015年5月20日

なんだろう、この人の文章がたまらなく良い。5
★2 - コメント(0) - 2015年5月17日

とても悲しいお話でした。登場人物がほとんど子どもということもあり、ある種の純粋さがあります。そして、だからこそ悲しくなるお話です。ミステリーではありますが、あまりそちらには意識が向きませんでした。ストリート・チルドレンとして生きる子供たちの心情を慮ってうるうるする本です。冷静に考えると、かなりぶっ飛んだ論理展開ではありましたけどね。そこら辺の粗が許せるくらいには楽しめた一冊です。
★7 - コメント(0) - 2015年5月3日

ミステリー感はあまり感じれなかったが、ストーリーに引き込まれた。情景の描写がよかった。
★4 - コメント(0) - 2015年4月21日

ストリートチルドレンとしての生活の中で言葉遊びの中に隠した残酷な現実が少しずつ見えてくるのが良かったです。とくに、章の終わり終わりの一行にたくさんの衝撃を受けました。ミステリーよりもストーリーを楽しみました。ヴェニイが色々な意味で大きく影響を与える人間で一番好きでした。
★5 - コメント(0) - 2015年4月18日

ゴミの描写が生々しい。いきなり出てきた都合のよいキャラに全部持ってかれてる気がしないでもないけれど、面白かった。
★2 - コメント(0) - 2015年4月13日

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ミステリ的な要素におかしいところがあってもそれらが全部どうでもよくなるくらい本編が面白いからずるい。相変わらず情景描写が一級。
★8 - コメント(0) - 2015年4月2日

なんとなくとっつきにくい内容かと思ってたが、そんなこともなく非常に読みやすい。謎がどうこうより、単純に話が面白かった。
★7 - コメント(0) - 2015年3月26日

内容の詳細は覚えていないが、くそつまらなかった。最後まで読むのも苦痛だった。
- コメント(0) - 2015年3月19日

作者の持ち味である冷たく乾いた筆致を満喫。ほんとこの人は容赦ない。上手。ただ、トリックを楽しむという意味ではこれまでの短篇のほうが良かったように思う。ところで、ソム兄さん、一回だけ喋ったよね???
★4 - コメント(0) - 2015年3月17日

ミステリーよりもカンボジアでのストリートチルドレンの現実を目の前につきつけられた。虫扱いされ血の通った人間だと証明するために犯された殺人、暗く重い。
★7 - コメント(0) - 2015年3月17日

ゴミを漁り換金し、その日その日暮らしをするストーリートチルドレンたち。彼らは虫や獣と同じではなく、一人の人間をして認められたかった。その想いが殺人へと発展していく。全体的に内容が内容なだけに暗い。ミサキが監禁されて旅人に会ったあたりから続きが気になって、でもどこかページをめくる手が重くなった。ハヌルが人を殺した理由。死体に装飾した理由。初めは曖昧だった映画のゴーレムが旅人の紡ぐ物語でしっくり。その後ミサキは結局どんな道を選んだのか気になった。
★11 - コメント(0) - 2015年3月12日

前作の「読者にとっての異界におけるホワイダニット」の趣向を長編にスケールアップした印象。とは言え決して間延びはしておらず、境界的な語り手が功を奏したか緊迫感が強く一気読み。ただ前作を読んでいないと解決に向かう所が唐突に感じられるんじゃないと
★2 - コメント(0) - 2015年3月7日

ミステリーとしてはちょっと無理矢理だったかなぁと思うけれど、繊細に描かれたストリートチルドレンの現実と生き様には心打たれるものがあった。物語中ずっと子供が悲惨な目にあっているので、読書中は憂鬱な気持ちに付きまとわれました。「祈りと叫び」同様、視線の描写がドラマチックで、映画を見ているような錯覚に陥りました。
★8 - コメント(0) - 2015年3月5日

リバーサイド・チルドレンの 評価:84 感想・レビュー:360
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