うどん キツネつきの (創元日本SF叢書)

うどん キツネつきの (創元日本SF叢書)
あらすじ・内容
和江が足をとめて振り返るように見上げると、信じられない程の青空にゴリラが笑っていた。

犬そっくりの奇妙な生き物を拾った三人姉妹。
突拍子もない話の向かう先は?

●藤野可織氏推薦――「なんだこれ。そうだ思い出した。こっちが百歩譲っても、世界のほうは一歩も譲ってくれないんだった。」

パチンコ屋の屋上で拾った奇妙な犬を飼育する三人姉妹の人生を繊細かつユーモラスに描いて第一回創元SF短編賞佳作となった表題作、郊外のうらぶれたアパートで暮らす、多言語の住人たちの可笑しな日々「シキ零レイ零 ミドリ荘」、十五人姉妹の家が立つ孤島を、ある日見舞った異常事態「母のいる島」、ウェブ上に出現した、謎めいた子供たちの日記から始まるシュールな冒険「おやすみラジオ」、ねぶたの街・青森を舞台に時を超えて紡がれる美麗な幻想譚「巨きなものの還る場所」の全五編。

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うどん キツネつきのはこんな本です

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うどん キツネつきのの感想・レビュー(171)

不思議な読後感のある短編集。巻末の作品はよくわかりませんでした。母のいる島は結構好きです、母は島にいませんが。
- コメント(0) - 3月8日

図書館。なんてことない日常のようで、読み進めるうちに日常から少しずつズレていく。いつの間にズレたのか分からないし、日常とかけ離れた事態も、私の知らないどこか地続きの場所で起きてるんじゃないかと思ってしまう。「すこし、ふしぎ」のSF短編集。
★4 - コメント(0) - 2月2日

さらっと面白いお話。盛り上がった、泣けたはなかった。投げっぱなしか、どこかで読んだかも。雰囲気は好きだな。
★3 - コメント(0) - 1月6日

「うどん キツネつきの」のほのぼのも、「シキ零レイ零 ミドリ荘」のドタバタも、「おやすみラジオ」のぞわぞわした感じも好き。母の生き様が格好いい(ような気もする)「母のいる島」が一番好き。でも、圧巻は最後の「巨きなものの還る場所」時代も場所も異なるいくつかの物語が、クライマックスに向かいにつれて増す不穏。わかりやすい文章で日常を書いた作品であったはずなのに、気が付けば遠いところに連れてこられた。理解できたかといわれると正直自信はないけれど、だから余計にずっと心に引っかかる作品になったのではないかと思う。
★6 - コメント(0) - 2016年12月19日

「第一回創元SF短編賞佳作」というが、純粋なSF要素を求めるとちょっと違う。雰囲気話。あるいはショートショートという分類が正しいかも。「巨きなものの還る場所」はよかったかな。
★6 - コメント(0) - 2016年11月21日

SF短編集。表題作は犬の話。だが、いつまでたっても犬の姿がはっきりしない。ラストにやっとSFっぽくなる。何回読んでも、私にはオチが分からなかった。そういう、最初は面白いのに終わりの意味が分からない、という話が多い。「母のいる島」はマジかよ、という終わり方。「おやすみラジオ」はワクワクした。もっと広げてくれればいいのに、と思った。「巨きなものの還る場所」は幻想的で綺麗だったが、やはり意味が分からない。シャガールのイメージは印象的だった。
- コメント(0) - 2016年10月28日

1番最初に「うどんキツネつきの」だったのでもう頭の中が?だらけになった。「で?なんなの?」といった感じ。読みやすい文章なので尚のこと「で?なんなの?」。とりあえず先に進めて読んでみると、あぁ、こういう読み方をする話なのかと落ち着いて読めた。ミドリ荘とラジオが面白かったな。不思議に対面している人々が不思議を普通に受け入れている。こうやってSF(少し不思議)は守られているのかもしれない。高野文子さんが漫画化したら良さそうな雰囲気。
★1 - コメント(0) - 2016年10月6日

読む前はキツネうどんかと思いました。うどんがキツネに、、なるほど。どれも現実的と幻想的が入り混じった物語。突拍子もない世界がいきなり現れたりと困惑するところも多く読みにくかったけど、病みつきになる感じでした。変な出来事が起きてるのに物ともしない登場人物が逞しい。「おやすみラジオ」のぼくの日記とブチョの悲しげなまゆ毛が印象的でした。またいつか再読したいです。
★13 - コメント(0) - 2016年10月5日

表題作『うどん キツネつきの』を読んだ時は結末がよくわからんかったけど、短編に収録された他の作品を読んだ後では全て共通のテーマのようなものがある気がした。つまり人間を超越した存在について。それは具体的な姿をとらないこともある。人間はそういったものに取り囲まれて生きてるけど気付かない。その象徴として短編内にはでっかいものが現れたりするんだろう。わかりやすいのは『巨きなものの~』だろうか。表題は難解なのではなくてシンプルで美しいだけだ。うどんのように。
- コメント(0) - 2016年7月5日

良いっすね。なかなかどこが面白いか伝えるのは難しいけれど、感覚はかなり現代的。好きなのは「母のいる島」「おやすみラジオ」。
- コメント(0) - 2016年7月4日

予想していたのとだいぶ違う雰囲気の本だった。比較的オチがついてる「母のいる島」と「おやすみラジオ」が読みやすいかな。ねぶたの話はちょっと津原泰水っぽいと思った。
★2 - コメント(0) - 2016年6月22日

不自由だったり不明瞭だったりするけど、楽しげなのが良い。オチがすっきりしないことが多いが。
- コメント(0) - 2016年6月6日

創元SF短編賞はSFだか何だか解らない作品が多くて面白い。
★27 - コメント(0) - 2016年5月23日

SF賞佳作という惹句で手に取ったこの本、読み始めの表題作はついつい重箱の隅をつつくように”SF”を探すぐらいのS(少し)F(不思議な)ショートストーリーだったのですが、短編を読み進めるうちにどんどんSFが濃くなって。ラストの「巨きな・・」はいくつかの専門的なテーマの物語が平行して語られ、繰り広げられるのはまるで小松左京を彷彿とさせるような大風呂敷のストーリー。予想に反してごつい世界観の作品に、おお、こんなん読めるんかとは、なんかキャンディーが当たり棒たったような気分ですかね。
★2 - コメント(0) - 2016年5月20日

表題作が創元短編賞の佳作に選ばれているので読んでみた。「うどん キツネつきの」は個人的には面白く読めなかった。よく意味が分からなかったというか、関西の感覚で表現するなら、「オチは何?」って聞きたくなるほどの分からなさだ。本書に収録されている他の作品の方が楽しめた。個人的には「母のいる島」と「おやすみラジオ」が面白かった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月17日

帯の文言「なんだこれ」に激しく同意。ほんわかなやり取りに油断していたら、とんでもなく怖い方向に進んで行ったり、逆に何かが起こりそう、隠されていそう、とドキドキしていたら拍子抜けしたり。「私が、知りたかったのはこれじゃない」ともやもや感もあるけれど、今も胸に残る、何だかわからないざわざわした気持ちは何だろう。
★97 - コメント(0) - 2016年4月28日

「巨きなるものの還る場所」違和感があり過ぎる津軽弁や「空港から都市部に向かって進む各駅停車線」などの地元民からするとありえない記述に困惑。我が家では著者の意図とは違う意味で楽しめる短編と認定されました。
- コメント(0) - 2016年4月24日

タイトルだけで借りてきたけど、きつねうどんのおいしい話かと思ってたら違った。毎話、へぇぇ、ん?って感じの話だった。
★8 - コメント(0) - 2016年4月16日

ヘンテコなタイトルに魅かれて手を出したが、予想外の方向で話そのものはちょっとほっこりだった。良かったといえば良かったんだが、作家が「ひとやいのちのつながり」を描きたかったのなら所々に仕込んであるファンタジー部分は必要だったか?と少々疑問に思うし、この仕込みが主目的だったのなら、だから何?って首を傾げてしまう。考えてるうちだんだんと微妙な気持ちに。「巨きなものの」まあまあ。ひとつひとつのエピソードは興味深いもので道中はどうまとまるものかと期待したのですが、まとめて盛り上げるところで上手くいかなかったかな。
★21 - コメント(0) - 2016年3月19日

なんだかよくわかんないけど、表題作は可愛い。
- コメント(0) - 2016年3月5日

巨きな全体の、敢えて部分を切り取って描くことで逆に全体の巨きさを想像する楽しみを感じさせてくれる短編集。文体が最初のうちちょっと引っかかったりしてたけどすぐ慣れた。そでに「新時代の感性が送り出す、優しくて可笑しくて不思議な、家族と仲間の物語。」なんて書いてあるけど総体としてそんなふんわり寄りじゃないしそもそもそういうの読みたい層狙いじゃないだろこれ。日常だと思って見てた世界の綻びを見つけて、自然な流れでそこに指突っ込んで裂いてみたら「……ああ、なるほど」って認識が裏返る過程がカタルシス。長編読みたい。
★2 - コメント(0) - 2016年3月2日

『おやすみラジオ』は、まあそこそこ楽しめたが、それ以外は時間を無駄にした、と思ってしまうような内容でがっかり。後味が悪く好みではない。
- コメント(0) - 2016年1月7日

タイトルに惹かれて、手に取りました。最初は馴染めなかったけど、読み進むうちに、深く考えたり解決を求めないで、ぼんやり楽しむ本なのかなぁと。読後、なんかすっきりしない感じだけど、この不思議感は考えて醸し出されるものではなく、この作家さんのナチュラルな持ち味なのでしょうね。
★1 - コメント(0) - 2015年11月11日

JH
なんだかよくわからないけど面白い。おやすみラジオが良かったな。
- コメント(0) - 2015年10月27日

ストーリーの「起」「承」あたりまでは良いのだけど、「転」「結」がちょっとなんだか…こいうのが今ドキ風なのかなぁ。自分がオーソドックスな展開が好きなせいか、あまり馴染めなかった。
★4 - コメント(0) - 2015年9月27日

何かが起こりそう、何かが隠されてそうなイメージや会話が楽しかったが、いずれもモヤモヤした終わり方。おおきなものの帰る場所、が一番好みだった。著者の長編も読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 2015年9月13日

★★★ 表題作は一応SFになっているけど、全体的にファンダジーというかホラーというかな内容だったので、ちょっとガッカリ。でも、SFを期待しなければ面白い。足元がぐにゃぐにゃして、自分がどこにいるのか分からなくなる感じ。  表題作は、犬そっくりの生き物を拾った三姉妹というのを先に見たから、いつ犬じゃないと分かるのか、どんな騒ぎが起っちゃうのとドキドキしながら読んだのに、すっかり犬として扱われていたので拍子抜け。見てはいけない情報だったんだ。
★11 - コメント(0) - 2015年9月9日

いろいろな形で語られる日常から少しはなれている日常の話は、そこはかとない不安を感じるものばかり。よく深読みすると、それでいいのか?と言いたくなり、先行きが心配になるが、作中の人たちは気にしてないから、これでいいんだろう。
★12 - コメント(0) - 2015年8月30日

題名で即ノックアウト。たしかに不穏な作風。恩田陸、舞城、なるほど~。 新井素子とか・・・
- コメント(0) - 2015年7月25日

不思議な読感。敢えて言えば恩田陸とか舞城王太郎に似た読み味かな。表紙やタイトルからは想像出来ない不穏な内容。表題作は最初あんまりピンと来なかったけど、全話読むと何となくしっくりくる。「おやすみラジオ」が一番好きかな。
★1 - コメント(0) - 2015年7月11日

ほんわか日常系SFなのかな。すっきり解決、謎が解けるSFが好きなわたしはちょっとって感じ。面白いことは面白いのだが、もやもやが残る。
- コメント(0) - 2015年6月11日

SFというより、高橋源一郎風の純文学のいい匂いがする、すこしふしぎな短編集。プロットとガジェットだけ見ればなんじゃこりゃだけど、会話のやりとりのゆるゆる具合や、日常のちょっとした一コマの描写が絶妙で、読んでるとなんだか心がぽかぽかしてくる…と思った矢先にヒヤリなんてことも。何より表題作の舞台として地元富山が出てくるのがうれしい。肩透かしはくらったけど、読めてよかった。最終話の「スパゲッティ・モンスターのねぶた」がツボ。
★8 - コメント(0) - 2015年6月10日

(東京創元/短編)なんて不思議な。読み終わってぼんやりしてしまった。言葉とは何か?ということをすべての話で問いかけてくる。意思の疎通が明確にはかれない動物に対しての不思議さがうどんの話になるのだろうか。題材・登場人物たちのおしゃべり・不思議さなど5話すべてすごく面白かったが、あと一歩足らんような感じ。でも多分そこがいいんだろう。今後が気になる作家だ。 姉妹のおしゃべりに特に共感した。それに婚約者が疎外感を感じるというのもわかる。スパモン経なんてあるんだな、勉強になりました。
★1 - コメント(0) - 2015年5月30日

事前の予想とは印象がだいぶ違ってて、同じファンタスィでも、どっちかと言うと不思議ちゃん系だったので、最初はアジャストするのに手間取ったんだけど、最終的には楽しかったっす。これは、あれこれ説明してもしかたないよね。楽しめるヒトは楽しめるけど、そうでないヒトは受け付けないってタイプ? 個人的には、表題作で、うどん自体のあれこれを読みたかったなぁ。あぁ念のために言っとくけど、作者の意図なんかわかった上でのコメントだからね。
- コメント(0) - 2015年5月15日

第一回創元SF短編賞佳作。こういうのは「すこしふしぎ」って言うんでしょうか。最後の「巨きなものの還る場所」は青森が舞台でびっくり。全体に漂う奇妙な雰囲気が心地良くもあり。
★2 - コメント(0) - 2015年5月13日

日常の中に奇妙な異物や現象が混じるような短編が続くのかと思ったら、年代記や日記だったり、アパートの住人のエピソードを並べたり、島の十六人姉妹の話だったりとバラエティに富んだ語りの五編を収める。ねぶたと学天則とシャガールとオシラサマを並べた最後の短編みたいに、イメージを並列させるのがこの作家のスタイルかな。そのまとめ方をどう受け取るかで作品への好みは分かれると思う。「あれ、何だったの?」と、読んでいて引っかかってはいけないのだ……多分。
★15 - コメント(1) - 2015年5月3日

なんだかよくわかりません。分かろうせず感じるものなのか?でも、表題作は好き。
★2 - コメント(0) - 2015年4月17日

なんというか、いつもの日常の中にもまだ不思議が残っているんじゃないかと錯覚させてくれるような、そういうお話でした。 不条理なんだけれど、なんだか、これはこれでいいじゃない、と思って納得してしまいそう。
★3 - コメント(0) - 2015年4月5日

読破。えっと、SFでしたか(笑)5つの短編が収録されていますが、読んでいてなんとなく懐かしいテイスト。小松左京さんの短編って、こういうテイストじゃなかったかなぁ。などと思いながらするするっと読める。表題作も好きですが、「母のいる島」も好きですね。
★50 - コメント(0) - 2015年4月2日

うどん キツネつきのの 評価:100 感想・レビュー:92
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