夜の国のクーパー

夜の国のクーパー
あらすじ・内容
この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない──。これは猫と戦争と、そして何より、世界の秘密のおはなし。どこか不思議になつかしいような/誰も一度も読んだことのない、破格の小説をお届けします。ジャンル分け不要不可、渾身の傑作。伊坂幸太郎が放つ、10作目の書き下ろし長編。著者あとがき=伊坂幸太郎

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夜の国のクーパーの感想・レビュー(6213)

伊坂さんらしい小説だと感じた
- コメント(0) - 2月19日

う〜ん、 よくわからない…(・・?)
- コメント(0) - 2月19日

思い込みについての作品かなという印象。言い伝えのある古代の小国家が舞台という雰囲気もよかった。登場人物・動物たちがそうだったのか、と事態を飲み込むだけでなく、最後に読者もそうだったのか、と思う展開があるのは伊坂さんらしいと言っていいのかな。
★8 - コメント(0) - 2月16日

RIN
『オーデュポンの祈り』系のシニカルファンタジー。珍しく"著者あとがき"が記載され伊坂さんの思い入れの強さを感じる。それは中身もそうで、これまでの作風とはいささか趣を異にする。伊坂さんのシニカルさは的を射ていてクスッと笑えたりなるほどと唸ったりだったが、それはニュートラルなポジションに立ち位置を置き、想像される伊坂さんの思想信条から少し距離を置いた書きぶりによるものだったような。本作は一歩踏み込んでメッセージ性が明確。『アフターダーク』以降の村上春樹氏に近いかな。大江健三郎に心酔するもさもありなん。
★36 - コメント(0) - 2月15日

最初はちょっときつかったが、後半がとても良い。 一個一個布石を拾っていくのはさすが。
★3 - コメント(0) - 2月11日

ゴールデンスランバー以後の伊坂作品はちょっと苦手意識があったのですが、この作品は初期の頃の伊坂さんらしさが出ていてとても良かったです。自由奔放な猫、それに生真面目な鼠、同族同士で争う人間が一番醜く思えましたね。旅人は仙台から海を渡って来たと言ってますので、仙台の近くの島だとしたら、私の大好きなオーデュボンの島の近くかもしれないと勝手に想像して嬉しくなりました。ほっこりする話の中でも深いテーマがあるとても良い作品でした。
★6 - コメント(0) - 2月8日

伊坂さんならでは…って感じの話で、楽しく読み進められました。しかも猫目線で書かれているので、緊張感あるシーンもなぜかほっこりさせられます(笑)。
★6 - コメント(0) - 2月6日

猫と喋れるという状況設定は猫好きにはたまらない。というワケで全くのフィクションなのだなという心づもりで読み進めていくと人間の方は仙台から辿り着いたということでこれは一体どういう物語になるのか?と思う。言葉の解らない者同士がハジメて出会う時、数々の誤解が生じたことだろうなと想いを馳せることがよくある。言葉とは正に文化の反映でその言葉が生まれた背景にこそその民族の考え方が伺えたりするものだ。言葉をとっかかりに誤解を解いて行けることもまたあるのではないか?
★7 - コメント(1) - 2月1日

伊坂幸太郎さんの書き下ろしの長編十作目。 物語は高い城壁に囲まれた小国「夜の国」が「鉄国」という国境を接する敵国に戦争で負けて支配されるところから始まり、自国と敵国、国家と国民、国民と国民、猫と鼠など、様々な関係性の移り変わりの描写が面白い。 また、動く巨大樹クーパーとそれを退治するために選抜されるクーパーの兵士、しゃべる猫など、神秘性や寓話性を盛り込んだ内容にどんどん引き込まれていった。
★9 - コメント(0) - 1月30日

今一話に入りこめず読み終わるまでに時間がかかったが、終盤の展開が予想外すぎて最後は一気に読めた。猫同士のやりとりや、猫と鼠の噛み合わない会話が面白かった。信じてたものが本当に真実とは限らない。真実と思いこませられているのかも…
★12 - コメント(0) - 1月29日

突飛な内容ではありますが、引き込まれました。ファンタジーな中にも、リアルな感情が渦巻いていたり。殺伐としていても、猫目線で見ればほっこりしたり。絶妙な加減。
★7 - コメント(0) - 1月27日

意外と早く読み終えた。まさかのオチ!いろいろびっくりしたけど、弦がお邪魔しちゃったってとこは何か好き(笑)
★6 - コメント(0) - 1月23日

物語の途中で勇気の話があり、『魔王』を思い出した。他にも、鼠と為政者の関係とか、複眼隊長のセリフとかで、クーパーを読みながら、ちょいちょい魔王を感じて、なんとなく懐かしい気分になった。主人公の1人の「私」の伏線回収は、途中で想像できちゃったので、そんなに驚きませんでしたね笑
★2 - コメント(0) - 1月21日

最初はなかなか難しくて、読み進めるのが大変でしたが、後半は不思議な世界に引き込まれました。もう一度、最初から読み直したら、もっと面白いかも。猫目線のパートが好きです。あんな風に人間の会話を聞いてるのかな。
★12 - コメント(0) - 1月4日

なんとー!!!目からウロコなストーリー。最近ミステリーにかなり偏っていたので、とっかかりはなかなか進まずでしたが、やはり大好きな伊坂幸太郎さんの小説なのでどんどん引き込まれました。なんだろうこの痒いとこに手が届く感じ!!!かといって全く予想できなかった…。素晴らしい作品だとわたしは思います。二重のドンデン返しにしびれます。笑
★12 - コメント(0) - 1月3日

いや〜すごかった。正直ずっと愉快な話でもなく(猫のトム君は可愛いけど)、それどころか嫌な雰囲気が漂い続けていて早く読み終わりたいなーと思っていた。後半でびっくり、さらにびっくりと一気にもっていかれた。考えさせられるところも多々あり。途中はちょっとしんどかったけれどその分読了後はなんだか充実感がありました。
★10 - コメント(0) - 2016年12月29日

面白かった〜。現代社会を風刺する寓話的な作品だと思った。ガソリン生活でクルマが喋るのを書くのが上手いと思ったけど、猫や鼠を喋らせるのもまた上手いな〜。真面目で素直な鼠に和む。笑 遠くの鼠が来て統率する中心の鼠の考えが変化したから急に態度が変わる。「為政者が代われば、方針も変更される」「あなたたちがやりたがらないことをわたしたちはやれるかもしれません」「どんなものでも、疑わず鵜呑みにすると痛い目に遭うぞ。」自分がやるべきだと思ったことをやれた複眼隊長はえらいな。
★10 - コメント(0) - 2016年12月28日

楽しく最後まで読めました。知っていること、知らないことは世の中にはたくさんありそうだ。
★5 - コメント(2) - 2016年12月23日

寓話ですがとても面白かった。伊坂さん主要小説作品32作目読了で一応コンプリート達成! 戦争が終わったのに国王が殺され、頭は「?」、クーパーとは、透明の兵士とは何、鉄国に支配されるのか、不穏な展開に引き込まれていく。複眼隊長と兵士たちの勇姿は印象的。猫と鼠の関係も興味深い。安心のために仲間を差し出すなんて。本書は戦争を知らない世代が描いた戦争の怖さ、そして暴力的支配者に立ち向かう物語と読んだ。p344「家に帰ってくるのが一番いいです」p343「何が正しくて何が誤ってるか自分で判断しろ」p400「帰れますか」
★40 - コメント(0) - 2016年12月21日

鼠に捕らえられる猫ってまるでガリバー旅行記みたいだなと思ったらなるほど、最後に明かされる人間全部ミニチュアサイズという設定に繋がってるのか。最後にそれをもってくるのはずるい気がするけどちゃんとヒントは撒いてあるわけですね。ファンタジーというにはぬるいけど猫好きなので楽しく読めました。猫本体より尻尾の方が先に反応するってほんとにそう。愛猫も時々しっぽに使われているように見える時がある。ギャロのキャラクターがとても良い。『やあトム、会いたかったよ』
★10 - コメント(0) - 2016年12月18日

喋る猫のトムと、妻に浮気された冴えない四十男の出会いから始まる不思議なお話です。全体的に寓話めいた雰囲気が特徴でしょうか。猫同士の会話と普通の人間達の会話が同時に行われ、かつ両者は意思の疎通が出来ない設定なので「この会話で誰と誰がコミュニケーションできてるんだろう?」と混乱させられる場面が多かったのが少々残念です。ですがトム君や鼠達の可愛らしさに牽引されて、全体的には楽しく読んでいました。作中の国と国の関係は、現実の政治情勢を連想させますね。
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

ファンタジー♪最初は入り込むのに苦労したけど、真ん中過ぎくらいからどんどん入っていけた☆まさか、主人公と猫のトムの世界の間に、大きさの差があるなんて…!
★7 - コメント(0) - 2016年12月18日

読書に目覚めた高校生の頃は伊坂幸太郎ばかり読んでいて、なんだかどれも面白く感じていたのだが、この作品だけは面白さをイマイチ理解できず、それ以降は伊坂作品から離れた。この作品が東京創元社の(Twitterで)よくお見かけする編集者さんによるものだと知り、再度興味を持って、再読してみたのだが、やはり今読んでも、面白さが分からなかった。終始、ふわふわとしていて、まとまりがない。
★8 - コメント(0) - 2016年12月13日

nob
伊坂式歴史小説風ファンタジー、という感じ。いきなり独特の雰囲気の中に放り込まれてちょっと戸惑う。筋はさほど意外性はなく予想を裏切らない感じだが、いきなり猫が喋るのも、「私」がガリバーよろしく縛り付けられるのも、後でその本当の意味がわかる。この複数のテーマが絡み合う感じが伊坂作品らしくて良い。
★16 - コメント(0) - 2016年12月4日

伊坂作品の中では、最もファンタジー要素の強い作品になりましたね。オーデュボンの祈りをさらにファンタジー色を強めた仕上がり。世間の常識が、本当に常識なのか。常識は、疑うことがないゆえに常識であって、一度疑ってみれば、違う世界が見えてくるのかもしれない。正直これに2年半かけたというのは、自己満足に走りすぎた結果かと思われます。少なくとも渾身の傑作ではない。優れた作家さんであることは疑いがないのですが、たまにこういった自己満足のための作品が出てくる。伊坂幸太郎初心者がこの本を手に取らないように祈ります。
★8 - コメント(0) - 2016年12月2日

★伊坂作品として手に取るも、物語のスピード感がないにもかかわらず、場面が行ったり来たり。読み進めるのが苦痛となり途中放棄。期待ハズレ。
★1 - コメント(0) - 2016年11月24日

ファンタジーとして楽しめました。話があまり前進せず読み進めるのに苦労しました。猫目線の語り口は新鮮でした。
★8 - コメント(0) - 2016年11月15日

本の帯どおり、どこか懐かしく、初めて読む物語。世界の秘密の話。広い海のむこう、こんな場所がないとはいいきれない。クーパーとは何なのか?この国はこのままどうなるのか?鉄国の兵士に支配され、お先真っ暗な夜の国のままなのだろうか。終盤では謎だらけだった真実が明らかになり、そういうことだったのか、と気持ちよく終わる。伊坂さん作品の中でも独特な位置づけ。私は好き。登場人物に愛着が湧いたり、言葉の節々に説得力のあるところはさすが伊坂さん。猫と鼠のやりとりも面白かった。歩み寄ることで、いつか交差することもある。
★14 - コメント(0) - 2016年10月22日

今回は、ちょっと合わないかなーと思いましたが、流石は伊坂さん。一時はこの物語どこに向かってるんだろうと思いながら読んでましたが最後は伏線回収、どんでん返しで終わりスッキリです。終わりはまんまガリバーでした。複眼隊長が良かった(あっさり国王を撃ち殺した事を除いて)です。でもやっぱり一番はトム君でした。さすがネズミに選ばれるだけのことはあります。伊坂さんの未読の本が少なくなってきたのがなんかさみしいです。
★128 - コメント(0) - 2016年10月17日

少しマイルドな感じで、も1つ物足りなさが残る。
★5 - コメント(0) - 2016年10月7日

良かった。ラスト間際のクーパーの戦士が国を守ろうとするとこで感極まりつつ、オチであーーこれ!ガリバーだったのーー??という驚き。そうだよな、荒野を歩いてるとこなんか変だと思ったんだ。やられました。何度も何度も書かれる、帰ろうの言葉が響いた。帰ろう。お家が一番。帰って来てもいいんだよ。……帰れますか?複眼隊長の、みんなで帰るか?全部全部、平和に変換してしまう。戦争やだよ〜!!
- コメント(0) - 2016年10月5日

猫が主人公の異国の異色の話。書き下ろしの大作にしては最初から最後まで冗長で、興醒めな展開。個人的には伊坂作品で一番つまらなかった。「会話をするとなれば、そういったことまで考えてしまうかもしれない。それは、非常に面倒臭かった」『外側に、危険で恐ろしい敵を用意することだ』「お互いの傾いた線はずっと引っ張り続ければ、いつか交わる。」
★3 - コメント(0) - 2016年9月30日

暴力と支配。善人と悪人。トム君かわいい。
★8 - コメント(0) - 2016年9月26日

クーパーって何なの?書かれていることを信じていたから、そういうものがいるのだと思わされたけど…。自分が聞いたこと、見たことが本当に真実なのか、疑うことが大切だと教えてもらいました。
★6 - コメント(0) - 2016年9月25日

ゴールデンスランバーをこないだ読んだし、比喩的な物語が同時進行する感じとか、ちゃんと疑ってちゃんと考えろって訴えとか、話は全然違うんだけど共通するなと。 猫たちは結構リアルでかわいい。
★7 - コメント(0) - 2016年9月22日

大人の寓話。本当は猫や鼠とお話しできるのかもしれない。素晴らしい指導者が、本当は非道な人かもしれない。昔から伝えられてきた敵が、本当は存在していないのかもしれない。全然関係なかったようなあっちとこっちが繋がってトコトコ進んでいく物語。猫のトムくんが語りべおかげで緊張感があるようでないような、全体的に不思議な感じがしてました。こんな賢く冷静でかわいらしい猫、欲しいなぁ。
★10 - コメント(0) - 2016年9月10日

結果本当にその世界の話だったとは!それもまた裏切りで面白い!
★4 - コメント(0) - 2016年9月3日

「クーパーって何なんだ?」それが一番の読み進めたきっかけ。クーパーというものを倒しに行く。選ばれた者数名が壁の外へと旅立ち、2度と戻らない。命を賭けて戦うんだ。ーーあれれ、壁・巨人。まるであれみたい。と思った。読み進めながらネズミの話を思い出したりしながら推測をしながら読めたことが楽しかった。伊坂さんはやっぱりすき。そして複眼隊長すごくすきです!
★10 - コメント(0) - 2016年8月29日

戦争に負けたある日、敵国の軍隊がやってきた。不安に苛まれる国民たちは、危機的状況になった時に現れるという「クーパーの兵士」を待ちわびるが…。雰囲気はファンタジー、構成的にはミステリーという作品。正直、ファンタジーとしては物足りないが、伏線の回収はすっきりされているので読後感はよい。あらすじに「破格」や「傑作」を盛り込むのはよくないですね。ハードルがあがります。
★20 - コメント(0) - 2016年8月29日

伊坂さんだからミステリーだと短絡的に手に取ってしまい「なにこれファンタジー…」と戸惑いましたが、しっかりと世界に引き込まれ一気に読んでしまいました。後半のそういうことだったかという納得、これはこうだという自分なりの推理も楽しめましたし、はめこまれていく感覚はミステリーとも等しく思います。なにより主人公のおかれた状況は想像を越える驚きがあって面白かった!
★12 - コメント(0) - 2016年8月19日

夜の国のクーパーの 評価:90 感想・レビュー:2306
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