ジェリーフィッシュは凍らない

ジェリーフィッシュは凍らない
あらすじ・内容
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ。第26回鮎川哲也賞受賞作。

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ジェリーフィッシュは凍らないの感想・レビュー(469)

★★★★☆ 新型飛行船ジェリーフィッシュの船内で起こる殺人事件。閉鎖された空間で人が減っていくが、犯人の姿はない。所謂、クローズドサークルもののミステリーですね。終盤の種明かしで驚くこと間違いなし。理系ネタもあり、楽しんで読めました。
- コメント(0) - 3月24日

クローズドサークルもの。大胆さで言えば『そして誰もいなくなった』に比肩する。あれこれ考えたが「それ」は考えなかった。悔しい。ただ、何よりも魅力的なのは「ジェリーフィッシュ」そのものである。本格ミステリではあるが、SF臭をぷんぷんさせているこのガジェットがより物語を立体的にしているのだ。開発にいたる背景や技術は結構面白いし、これを本作だけで使い捨ててしまうつもりならすごくもったいない気がする。
★4 - コメント(0) - 3月23日

表紙に海月のようなものが飛んでいる。舞台は今から約30年前の1983年。だがここに書かれた世界を私は知らない。そこは「ジェリーフィッシュ」と名付けられた飛行船が普及した世界。SFを思わせるタッチで始まった物語は、少しずつ歪な現実に寄り添っていく。惹句にある通り、有名なミステリのオマージュを匂わせているが、決してそれだけの作品ではない。ミステリとしての謎と散りばめた伏線。まんまと餌に釣られた読み手は、その世界観に陶酔し、否応なく全てのドラマの目撃者となった。特に、印象的なあのラストが瞼に焼き付いて離れない。
★72 - コメント(5) - 3月23日

★★★21世紀の『そして誰もいなくなった』登場!設定がワクワクしすぎるぅ。マリア同様,物理の成績がネックですが,何となくは理解できました。被害者が知らないうちに加害者のお手伝いをしています。
★4 - コメント(0) - 3月22日

墜落した小型浮遊艇、通称「ジェリーフィッシュ」内で見つかった6名の遺体。雪に閉ざされた現場でどうやって殺されたのか、犯人はどこに消えたのか、刑事のマリアとレンは事件の真相を追う。閉鎖的空間、全員死亡、確かに「そして誰もいなくなった」感はありますね。ただ化学的、物理的な状況説明が難しく、なかなか苦しい。オチは読めるっちゃ読めるんだけど、本物のシナリオはなかなかハードルが高く、いや~考えてますね、次作も期待してます♪
★29 - コメント(0) - 3月21日

舞台と登場人物が外国で、表記もカタカナのであるため、少し読みにくかった。翻訳ものだと、割り切って読めるんだけどね。本家の「そして誰もいなくなった」ほとんど筋を覚えていないので、時間あれば読み直したい。
★2 - コメント(0) - 3月20日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 3月17日

なるほど。サイエンス好きなら、なお納得できるかも知れないミステリだ(少なくとも私は、謎解きのとき、howを知ってキュンキュンした)。細かいところは少々雑で、読者を置き去りにしたまま強引にネタバラシまで持っていった感?も否めないのだが( ̄▽ ̄;)総じて作者には してやられたので、ここはもう完敗と言わざるを得ないのである▼文章の記述の仕方が少々個性的。慣れるまで少し戸惑ったσ(//ω//)テヘ
★40 - コメント(7) - 3月16日

「ジェリーフィッシュは凍らない/市川憂人」読了。鮎川哲也賞受賞作!現代版「そして誰もいなくなった」と名高い本作。そして綾辻行人さんも推していたので手に取りました!犯人も以下にして7人目が消えたかもある程度想像できました。が、先入観で少しミスリードされてしまいました。傍点が多いあたり綾辻さんの影響を受けているんじゃないかと思いました。嫌いじゃないです(笑)
★28 - コメント(0) - 3月15日

冒頭の理系用語にしまった!と思ったが、すぐに普通の話になり、海外が舞台でありながらも読みやすかった。内容も序盤から事件が起こるので飽きることなく面白かった。途中途中で入る回想を別の人のものと思い込んでいたので、謎解き章ではそうだったのかーと読後に見返したりして楽しめた。だいたい犯人を見当違いで読むのでこの手の話は楽しめる。
★3 - コメント(0) - 3月13日

「ただそれだけの、赤の他人同士です」
- コメント(0) - 3月11日

さすが鮎川賞といった感じのがっつりミステリ。序盤からの謎展開で構成が上手い。苦手なカタカナ名前がずらずら出てきて、なかなか世界に入りづらかったけれど、あのトリックは見事でした。
★5 - コメント(0) - 3月11日

☆☆☆序盤は設定になれるのに時間がかかったが、進むうちにのめり込んでいった。トリック・犯人の意外性はあまりなかったが、悪くはなかったと思う。結局探偵役っぽいキャラがいたようないないような感じで、ある意味新鮮だった。
★1 - コメント(0) - 3月11日

突っ込み所はけっこうあるような気がするが、それをいうのは野暮で仕掛けを楽しむ小説でしょう。だけど、何で1983年なんだろう。コンピュータって。
★1 - コメント(0) - 3月10日

ミステリ好きにはたまらないクローズドサークルもの。面白かった。書かないことでフェアさを保ったところに、ちらちら入る違和感のある描写。気になったあれやこれが謎解きでうまく腑に落ちて、ページを遡って確認しては「なるほどー!」と。ただ、最後まで会話文の中での改行に慣れずリズムが合わなかったのと傍点の多さが読みにくかった。それでも面白いと感じるのだから、文章もお話もうまいのだと思う。時代設定と架空の発明ジェリーフィッシュの、フィクション感というか作品世界が好みなのも大きい。次の作品がとても楽しみ。
★56 - コメント(2) - 3月10日

★★★★
★4 - コメント(0) - 3月9日

去年から読みたかった新人作家の1冊を読了しました。添乗員の6人が全員他殺で発見されました。しかも一人は死体がバラバラに。実にうまい。面白かったです。
★4 - コメント(0) - 3月9日

雪山で一人また一人と死んでいくクローズドサークルである!それはいいのだが閉じ込められた彼ら彼女らの疑心暗鬼だとか恐怖心とかがほとんど描写さておらず、演出力がないなあと思う。丁寧に張られた伏線と、それを回収する手腕はすごい。ただ、女警部と男刑事の掛け合いが読んでてつらかった…。
★7 - コメント(0) - 3月8日

状況説明とかで時間を取らずに、すぐ事件が起こるので楽しんで読めた。次々と明らかになる謎、テンポよく進む展開と、ページをめくる手が止まらなかった。これが処女作とは凄い。警察のコンビはかなり好きになったので、また彼らの話が読みたいな。
★1 - コメント(0) - 3月6日

★★★☆☆ 『そして誰もいなくなった』を読んだことがないけど、良かった。終わりは「これで終わり?」って感じだった。
★1 - コメント(0) - 3月5日

読みながらワクワクしました!だって現代版『そして誰もいなくなった』ですもん。この中の誰が死んだふりをしているのか?誰と誰が組んでいるのか?慎重に十分に注意を払って読み進めました。しかも今回は犯人を追い詰める有能な刑事までおり、彼女らと共に謎を解いていくのが楽しかった〜。多少の拙さは残るものの、ここまで手の内を読まれて(だって『そして誰も〜』とうたってるから)、それでも最後までこれだけ楽しませてくれたので満足です。
★27 - コメント(0) - 3月5日

21世紀の『そして誰もいなくなった』の謳い文句で大分ハードルが高くなってしまったが、これがデビュー作であることを鑑みれば申し分ない面白さ。本家を読んだときのスリリングな気持ちを思い出した。ミステリのトリックとしても設定を上手い具合に活かしていて、総じて満足度の高い仕上がりだったように思う。
★11 - コメント(0) - 3月4日

★★★★ 文章のヨコテンを気にしていたら、犯人が7人目の人物と分かった。脱出方法、なーんだと後にして感じた。 ストーリは良かった。 1980年代のコンピュータに自動飛行運転機能が? 一寸なぁ。 U国A州、R国、J国等が読みづらかった。
★7 - コメント(0) - 3月4日

本格ミステリ2017年第3位、現代版「そして誰もいなくなった」とのふれこみで期待して読んだ。確かに「そして誰もいなくなった」を彷彿させる展開で、なおかつ警察の2人組も魅力的で面白かったが、最後ちょっと無理があるかな。墓参りで捕まるとか、当時10歳の子どもだったとか、レベッカ抜きでどうやってステルスを作ったかとか、突っ込みどころも多々みられた。最後の終わり方もアニメとかっぽい。必要だったのか?これを読むと改めてアガサクリスティーの偉大さがわかる。また「そして誰もいなくなった」読み返そうかな。
★8 - コメント(0) - 2月26日

「21世紀の『そして誰もいなくなった』登場」らしいのですが、クリスティを読んだことがない…。そんな私でも大変面白かったです。舞台は80年代、雪山に墜落したジェリーフィッシュという飛行船の閉鎖空間。万能細胞問題で一般に知られた「研究ノート」が脅迫に使われていたり、本書で鮎川賞を受賞した作者は理系の方っぽいです。事件を追う側の日本人刑事がクールだったり、アメリカ軍人が「慎みを持て」と発言したり、逆じゃないかな?と思ったりしましたが、些細なことです。ただ、会話のカギカッコの中に改行かあるのは慣れないなあ。
★21 - コメント(0) - 2月26日

オリエント急行殺人事件を彷彿させる、気囊式浮遊艇という雰囲気のある舞台設定。本の帯にも21世紀の「そして誰もいなくなった」登場!と紹介の通り、アガサ・クリスティ的な…。謎解き後の終わり方は、ちょっと意外な印象でしたが。
★3 - コメント(0) - 2月26日

無理なく完成されていてまとまりも良く流れもあり、申し分がないと思う。 ただ個人的には女性キャラクター達は感情的な反応が多すぎるのが気になったのと、毒舌キャラというのだろうが、部下のそこだけ漫画のような皮肉ごとに私が凍りついた。
★2 - コメント(0) - 2月25日

キャラの描き分けがはっきりしているところに好感が持てた。トリックも動機も○!外国が舞台ということで躊躇してたけど、読んで正解。愛って難しく切なくしんどいものでごわすなー。「そして誰もいなくなった」を謳って良い作品だと思う。「そして誰も…」を下敷きにしたと言いつつ、どこがやねん?となった「サボタージュ」(シュワちゃんの映画)よりはるかに。
★14 - コメント(0) - 2月25日

新人の処女作にしては傑作である。まず舞台が外国の飛行船の中で新鮮であった。トリックも大胆で実現性に乏しく動機も判然としないが、ストーリーにぐいぐい引き込まれた。           
★5 - コメント(0) - 2月25日

読み手の裏をかく、というか読み物だから裏をかくことができるトリックにちょっとだけ納得のできないところ。ただ読み物としての構成は自分がこれまでに経験のないもので、面白かった。選評のなかにもあったが、作者が書きたいと思う気持ちが現れていて、このミステリのトリックを思いつき、矛盾の無いように細部を詰めていったと思われるのが良く分かるお話でした。犯人の動機に絡む描写がもう少しあるとさらに良かったかな。カバーの絵も素敵で良い作品に出会えました。
★9 - コメント(0) - 2月25日

動機は「愛」しかし誰が「愛」していたのか検討がつかなかった。トリックは申し分なし。若さや年齢には敏感な妙齢の女性であるのに髪型や服装には無頓着というアンバランスな刑事と部下である慇懃無礼で若い男性警官のコンビ、プラスそんな女性刑事に振り回される検視官のおじさんという古今東西よくあるキャラクターも古臭さを感じなかった。
★12 - コメント(0) - 2月24日

青い海をゆらゆらただようクラゲの印象とは裏腹に、青い空をただようクラゲには大胆な策略と緻密な論理、薄暗い人間関係が詰まっている。諸条件があまりにも技術に依っているいるので「そして誰もいなくなった」と照らし合わせるには違和感を覚えるが、終盤にみせるその方式をワンランク高みにあげようとする一言には感服する。探偵役の刑事コンビも対象が取れて面白いし、こうくるかと読後感も良かったが、外国人名が月並みすぎて逆に入り込みづらいのと、会話文内の改行の多用は読むリズムが取れず個人的にはマイナスポイント。次作も期待します。
★11 - コメント(0) - 2月24日

KM
素敵なタイトルと装丁に惹かれ読みました。DNA解析とかインターネットが普及する前の現代で、時代背景なども楽しめた。トリックも予想がつかないもので、やられた感がある。マリアとレンのキャラが強くて、面白かった。
★7 - コメント(0) - 2月24日

26回鮎川哲也賞。てっきり、船の中で完結すると思ったら、メインは不時着してからだったのね。こういう皆殺し系は、告白文章とかで明らかになったりしてた気がするので(覚えてない)、船の中の様子と、現在の調査状況が同時に進行するのもなかなか面白い。犯人が誰かは分かりやすくなっているから、となると犯人当てよりも他方が難題になるわけで、その方法は驚きだったな。あの箇所がアンフェアかどうかは気にしない。
★1 - コメント(0) - 2月23日

21世紀版『そして誰もいなくなった』とあって、クリスティファンとしては、ちょっと疑心暗鬼だったんだけど…。面白かったです。デビュー作とは、驚き。よく考えられているな~と。エピローグ(謎明かし)が長いのも、本家と一緒?(笑)それから、マリア&漣コンビのキャラがとても良かった。シリーズになったら、絶対、読みたい。タイトルも素敵。
★9 - コメント(0) - 2月21日

キャッチ―なタイトル、冷戦時代という近過去を舞台にしたSF的ミステリー。ジェリーフィッシュという、ローテクっぽい飛行体が作り出すクローズドサークルでおこる連続殺人事件。「そして誰もいなくなった」のオマージュということで、犯人にヤマをかけて読んでいたのだが大外れ。思わず初めから読み直した巧妙な叙述トリック。新人とは思えない筆力、こういうミステリーが読みたかった。
★26 - コメント(1) - 2月21日

面白かった!クローズドサークルのなかで「そして誰もいなくなった」新人ながら良く練れて巧みな展開は素晴らしい。「あんた誰?」に集約される痛烈な個性の刑事「マリア」と、常に沈着冷静で毒舌な「レン」の掛け合いも楽しい。只、他の犯人達の個性がなく全て同じに見えているのが残念。それしても作者のロジックも伏線の散らばりようそして回収と力量を感じさせられる緻密な作品で作者の今後の活躍に期待したい。
★25 - コメント(0) - 2月20日

マリアと漣のコンビがなかなか良かった。別の事件の物語もあったら読みたい。 真空気嚢という先端技術っぽいのに70年代の話でちょっと不思議。窒化炭素は実在するらしい。真空気嚢できんかなあ。
★7 - コメント(0) - 2月20日

21世紀の「そして誰もいなくなった」の帯が気になったので。クローズドサークルもの好きです。航行試験中だった気嚢式浮遊艇ジェリーフィッシュの船内で、乗り込んでいたメンバー6人の遺体が発見される。船内で一体何が起こったのか。読み応えありました。続きが気になってページをめくる手が止まらない。ラストシーン、想像するととても美しくてしばらくぼーっとしてしまいました。
★14 - コメント(0) - 2月20日

謎解きがかなり緻密。本格ミステリはこうでなくてはと改めて思った。振り返ってみて自分の中で消化できたと思う。あぁそうかと気付かされるのはホントに悔しい。ラストのシーンがとても印象に残った
★15 - コメント(0) - 2月19日

ジェリーフィッシュは凍らないの 評価:88 感想・レビュー:210
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