雪には雪のなりたい白さがある

雪には雪のなりたい白さがある
あらすじ・内容
中学三年生のクリスマス。瑞希は外国に引っ越す恋人に別れを告げられた。けれど、二人は航空記念公園にある「天馬」の前で一つの約束をする。あれから10年、届いた同窓会の招待状に、瑞希は彼との再会を期待せずにはいられなかった。そして、彼があの日の約束を覚えていることを。(「雪には雪のなりたい白さがある」)
春の嵐、夏の日差し、秋の落ち葉を踏む音、冬の寒さ。公園の中で空を見上げれば、あの日々を思い出す──。公園を舞台に紡がれる四つの物語。

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雪には雪のなりたい白さがあるの感想・レビュー(255)

自分は他人が思う自分ではありえない、あたりまえだけど。また、他人は自分の思う他人ではありえない。好みは「雨上がりに傘を差すように」。
★1 - コメント(0) - 3月1日

頂いた本。なぜ切ない恋の本をくださったのかな?私はもう恋はしないよ。新しい男性と生活を共にして折り合いをつけていくなんて七面倒くさいことするエネルギーありません。夫が私の人生で一番長い付き合いの他人で、やっとここまできたんだから。
★16 - コメント(0) - 2月13日

3話目の「メタセコイアを探してください」の時も、葉助くんが小学生の頃にミアさんにもらった言葉を支えにして生きている姿を、私は自分自身に重ねていた。 テーマは、はっきり言って、私の好むほど重たいものではなく、本全体を平均すると、軽めよりのニュートラル。1話目が少し重めよりだったかな、って感じたくらい。でもだからこそ、文字の奥に広がっている世界そのものが、とっても綺麗だったな、って印象を強く残すのだと思う。テーマが重いと、そっちに引きずられちゃって、なかなか言葉の奥が見えなくなっちゃうからね…… とっても優し
- コメント(1) - 2月12日

別々の公園を舞台にした四つのお話。どのお話の主人公も頑なで自分の殻に閉じ籠っている様な人ばかり。でも公園での出会いでその心は雪解けしていく。都会のオアシスの様な公園。そこは気分転換には不可欠な場所。だからこそ主人公達は素直になれたのだろう。特に離婚した妻と会うお話が一番胸に沁みた。取り返しはつかないが、お互いの本音をぶつけ合う事で、この二人はきっと前を向いて歩いて行ける。僕も胆に銘じておこう。舞台になった通称ムーミン谷公園には是非行ってみたい。初読みの作家さん。僕とは相性が良さそうで他の本も楽しみ。
★42 - コメント(0) - 2月8日

雨上がりに傘をさすように、が一番うるうるきたし泣けた。最後の、表題作は登場人物の瑞希が気持ち悪くて、未練がましくてなんだか感情移入できなかったなぁ。中学生の恋をいつまでも引きずって、次に進めない意味がわからない。
★1 - コメント(0) - 1月17日

雪の本を探してて読んだ本。4つの公園を舞台に前に踏み出せなくて迷ってる主人公たちが少し前に進む話。タイトルがいい。最初の話が一番好きでした。他の話より前に進んでたからかな。2話目の夫は再婚前に夫婦関係の大事なことを気付かせてもらってよかったね。3話目あまりピンと来ないが、自分は自分と言ってもらえるのはいいかもしれない。4話目はこういう子いるよな~って感じでした。いやいや一気に会社辞めずに計画的に行こうよと思ってしまった(笑)
★3 - コメント(0) - 1月11日

『雨上がりに傘を差すように』港の見える丘公園が登場。認知症の老人と女子大学生の触れあいが良かったです。『体温計は嘘をつかない』あけぼの子どもの森公園が登場。別れた夫婦のお互いのワダカマリが解消されて良かったです。『メタセコイアを探してください』石神井公園が登場。鳥を愛する少年が幼い頃に出会った女性に再び公園で出会う。帰って来られる場所がある事は良い事ですよね。『雪には雪のなりたい白さがある』航空記念公園が登場。中学生の時に交わした約束。相手がその約束を守っている事を知った主人公が再び歩みだす決心をする。
★43 - コメント(1) - 1月7日

実在する公園が舞台の短編集。何かしらのコンプレックスを抱え先に進めずにいる主人公達が最後には前を向いて歩いて行く物語。「雨上がりに傘を差すように」老人の日記で「まだ一話目なのに!」と思いながらも泣きそうになってみたり、どちらか片方が悪い訳ではないけれど、どうしても元妻に同情して元夫の言動にイライラしてしまった「体温計は嘘をつかない」など、色々と楽しめました。
★23 - コメント(0) - 2016年11月21日

インパクトのあるタイトルですねえ。実在の4つの公園を舞台にして春夏秋冬それぞれの季節で展開するストーリーは和食の出汁のように心に沁みていきます。それぞれの物語の中での主人公たちの心の揺れと変化は読み手にも漣のような気持ちの小波をおこします。春の公園は心を包み込むやさしさ、夏の公園は慙愧と惜別と決意、秋の公園は葛藤と諦観からの希望、そして冬の公園は切なさと悲しみからの決意、いろいろ織りなす感情に共感しました。自分もまわりより劣っていると思い込んでいた時期があっただけに、より沁みてしまったのかもしれません。
★34 - コメント(0) - 2016年11月21日

audibleで読了。春夏秋冬、4つの物語で関東に実際に存在する公園が舞台になる。まず、どの公園も画像検索したけど、いい公園です。行きたい!って思えるほど。で、物語もそれぞれ違う味を出しています。ハッピーエンドではないし、むしろ、エンドでもない感じ。ちょっとだけ長いプロローグみたい。哀しいこともつらいことも全部全部、広い公園の中のほんの一部で起きている事で、なんだか包容力のある小説です。公園っていいね。
★5 - コメント(0) - 2016年10月20日

一見普通、でもちょっと微妙な主人公たちの物語。みんな屈折していて、それを乗り越えようとしているのかな。おもしろかったような気もするし、物足りなかったような気もする。
★9 - コメント(0) - 2016年9月21日

てっきりラノベかYAかと思ったが一般書だった。文体はそれほど好きではなかったが、お話は好きなものが多かった。文章がちょっと男性的な印象。
★14 - コメント(0) - 2016年8月29日

瀬那さんの作品はデビュー作含む、電撃で書かれていたときにいくつか読んでいたので懐かしい名前に惹かれて読んだのですが、ものすごくツボでした。周りにおすすめしたいタイプじゃないけど、個人的に大好き。公園を舞台にした短編集で、どの話も展開としては穏やかで心地いい、よく言えば王道の流れですが、そこに目がひっかかる一文があるのが魅力的。具体的にはタイトルのようなセンテンスですね。正直このタイトルだけでも戦闘力かなり高いと思いますし、期待に耐えうるだけのポテンシャルはあると思う。しばらく追っかけたいです。
★4 - コメント(0) - 2016年8月20日

涙がぽろぽろこぼれる心温まる小説。季節になぞらえた話ということも魅力の一つ。疲れた時に読むと背中を押してくれそうだなと思いました。
★3 - コメント(0) - 2016年8月12日

何気ない会話に、ちょっとした悪意が混じってしまうような表現が印象的。雨の季節のお話が一番好きですが、ムーミン谷は一番心に残るように思えます。雪の季節は、表題自体が素晴らしいのですが、読み終えてモヤモヤした気持でした。
★4 - コメント(0) - 2016年6月11日

瀬那和章の一般越境作品1作目。四季の公園を舞台にした4つの短編で構成される話。どの話も哀しみの中にある温かみを感じさせる。決して楽しい結末ばかりではないけれど、次のステージへ踏み出そうとするようなそんな強さを感じさせる話が多かった印象。特に好きなのは、鳥好きの少年と休養中のアイドルの切ない恋の話である「メタセコイアを探してください」かな。とても面白かったので作者の別作品も読みたい。
★10 - コメント(0) - 2016年6月11日

公園を舞台に、四季にちなんだ話しが4つの短編集。「メセコイアを探してください」も好きだが、表題の「雪には雪のなりたい白さがある」が一番よかった。境遇というか、考え方が似てる主人公の心理描写がぐさぐさ刺さった。特に「でも彼以上の人なんて、この世界にいるの?」と「新しい恋は、古い恋がどれだけ素敵だったのかを再認識させるものでしかなかった」の一文が刺さった。「好きと嫌いのあいだにシャンプーをおく」もそうだが、短いお話の割に、どこか心に残るような文が多い印象。
★4 - コメント(0) - 2016年5月23日

実在する公園を舞台に、季節を通し、そこで出逢う人から自分の希望を見出す物語。4つの短編集。一話の「雨上がりに傘を差すように」が良かった。田舎で生まれたお洒落に敏感な主人公果歩は、都会とお洒落な街に憧れ横浜大学へ。自然に街に溶け込んでいる美しい女性に、急に恥ずかしくなる果歩。この街に相応しい女になるにはどうしたらいいんだろう…。港の見える丘公園でびしょ濡れになっていた一人の老人に傘を貸した事がきっかけで物語は進むのだが…。唯一ウルッきてしまった。
★35 - コメント(0) - 2016年5月16日

公園と再会の物語。自分が通過してきた時間がいくつも重なって降り積もっているから、公園はいつかの日の思い出をふっと蘇らせてくれる。その思い出に触れて自分に少し素直になれる。自分らしく生きるって難しいけれど、雪には雪のなりたい白さがある。
★11 - コメント(1) - 2016年4月22日

春夏秋冬の公園で起こった物語。メインテーマではないですが、どれも小さな恋がエピソードとして入っています。個人的には、表題作が一番好きです。
★3 - コメント(0) - 2016年4月13日

素敵なタイトルと表紙に誘われて購入した一冊。ただ内容はあまり自分には合わなかったかもしれない。登場人物に感情移入するのが難しかった。ちなみに舞台は実際に存在する公園のようなので、関東住みの人には情景が想像しやすいかもです。
★1 - コメント(0) - 2016年4月11日

花魁と書道ガールを読んで面白かったので、また瀬那さんの本を読んでみた。やっぱりすごく読みやすい。登場人物の表情や人となりが、すっとイメージできて、主人公は特別な才能があるわけでもなく容姿が抜群によいわけでもなく、少し意固地で見栄っ張りで夢見がち。でも、ちゃんと前を向いて生きている。だからなのか、共感しやすい。全体を通して、「頑張り過ぎずに肩の力を抜いて自分らしくて良いんだよ」とのんびり言われているような作品だった。
★3 - コメント(0) - 2016年3月24日

描写が綺麗で自然で然り気無い魅力に満ちていた。すっぽりと入り込んでうっとりした。大学デビューが上手くいかなかった女子大生とおじいさん、五年ぶりに会う離婚した夫婦、歌えなくなった歌手と自称秋の妖精と鳥好きの男子高校生、中学生の頃に別れた彼との約束に縋る二十六歳、の四本立て。特に第二話の赤ちゃんだった子供を引き取った夫と靴のデザイナーだった妻の再会の「体温計は嘘をつかない」が、どちらが悪いとも言えない感じが印象的で胸の奥までスッと届くようだった。それぞれの話での各公園の様子もナチュラルな瑞々しさで良かった。
★3 - コメント(0) - 2016年3月24日

内容よりタイトルがよすぎて、読んでイマイチ感が否めない。ラノベをちょっと一般の文芸よりにした感じで、読み心地いいけどちょっと理屈っぽくて、なんだかなーな最終感想。
★9 - コメント(0) - 2016年3月20日

公園を舞台に、の一冊。季節を絡めながら四つの公園を舞台に紡ぎだされた四つのストーリー。心理描写、情景描写がとにかく綺麗で上手いなぁというのが第一印象の初読み作家さん。誰もが一度は感じてしまうようなこと、つまずきを静かに受け止めてくれる場所である公園が、一歩ぴょんとラインを飛び越えるきっかけを与えてくれる、忘れられない場所にいつしか変化していく、そんな温かいストーリーが心の奥底にじんわり沁みてきた。タイトルの付け方もセンスがキラリ。第一話の「雨上がりに傘をさすように」には涙がホロリ。
★60 - コメント(10) - 2016年2月13日

さらっとした連作集。季節ごとの4つのおはなし。それぞれ切なく、それでいて前向きに希望を繋ぐ。自分できちんと考え、自分らしく思える顔で生きているだろうか。ちゃんとしよう、っと。
★4 - コメント(0) - 2016年2月9日

何かに躓いたり、進むことが怖くなったときに背中をそっと押してくれるような優しさをもった作品でした。一つ一つの話にメッセージがあり、勇気づけてもらえました。「大切なことは自分の中にある」雨上がりに傘を差すようにで源次郎さんの日記を読むシーンは私も泣きそうになりました。表紙もまた、この物語を読み終えた余韻に浸らせてくれるような切なさ、優しさをもっていました。
★13 - コメント(0) - 2016年2月7日

まあ良い話なんだけど、、、。
★1 - コメント(0) - 2016年2月5日

Kindle版で。まったく知らない作家さんだったけど言わばタイトル買い。公園を舞台にした切なくほのぼのする色んな日常のお話。短くあっさりと読みやすい。まあなんだその40代半ば近くなって今の心境だと色々刺さったり冷静になったりするお話。
★2 - コメント(0) - 2016年2月2日

港の見える丘公園、石神井公園など、実際にある公園を舞台にした短編集。短編といっても一つ一つが濃く、心に留めておきたい言葉がたくさんありました。鎌倉文学館行ってみたいなー。
- コメント(0) - 2016年2月1日

実在する公園を舞台に描かれる4つの季節の4つの物語。 「体温計は嘘をつかない」のムーミン公園に行ってみたいなあ。 表題作はストーリーに青臭さもあるけれどタイトルの使い方が巧い。「その他大勢」だと思い込んでるのは自分だけで、みんなそれぞれ個性も違えば輝き方も違うものですね。
★27 - コメント(2) - 2016年1月26日

柔らかく優しい作品。淡い恋心や、切ない過去への想い。冬にぴったりの、心がじんわり暖かくなれる一冊でした。文章も分かりやすく柔らかみのある書き方で、好きな作者さんとして今後もチェックしたい方です。
★2 - コメント(0) - 2016年1月26日

四季、公園、纏まりのある短編集。舞台の公園は、私自身それぞれ思い出のあるものなので、すっと情景を思い描けました。ただ、ムーミン公園の彼にはとても納得いかないものがあって、すごくもやもや。彼が彼女への信頼を失うよりも前に、彼女の彼への信頼は失っていたと思う。この話はすごく重い。ムーミン読んで、晴れた日にムーミン公園にお散歩行って、ほんわかしたい。
★4 - コメント(0) - 2016年1月21日

公園を舞台にした4つの物語。 話の中心となる人物は、みな周りからちょっと浮いていて、過去にこだわりや傷を負っていて、それぞれが公園に対して離れ難い思い入れがある人たち。 4人とも孤独を感じながらも、誰かと繋がっていることに苦しみ、もがき、そして再生へと導かれていく... 登場人物の優しさに涙あふれ、流した涙が心を洗い流してくれるような、そんなストーリーに、久々にいい小説に出会ったなと感じました。
★2 - コメント(0) - 2016年1月10日

どの話も未来への希望を感じさせる話でよかった。
- コメント(0) - 2016年1月9日

許したり、許されたり。そうして進んで行く。
★1 - コメント(0) - 2016年1月6日

なんか切ない話ややるせない話しばかりだったんだけど、その話しの一つ一つが一歩を踏み出すきっかけになる出来事を公園が見事に切り取っていたと思います。
★19 - コメント(0) - 2016年1月1日

タイトルにひかれました。公園が舞台の4つのお話。3話目のお話が良かった。
★7 - コメント(0) - 2015年12月27日

【第2回やさどく】特に好きだったのは第一話(港の見える丘公園)と第三話(石神井公園)。描かれている公園は、たまたま訪れた人も、毎日のように来る人も、どんな人でも受け入れてくれる優しさと懐の大きさを持つような存在。「公園という場所では、誰もが少しずつ、優しくなれるのかもしれない」
★42 - コメント(0) - 2015年12月25日

読みおわった今思うこと、公園に行きたい!
★2 - コメント(0) - 2015年11月24日

雪には雪のなりたい白さがあるの 評価:98 感想・レビュー:136
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