残照 (アリスの国の墓誌)

残照 (アリスの国の墓誌)
あらすじ・内容
新宿ゴールデン街に店を構えるバー『蟻巣』。ミステリ好きの客たちが夜な夜な推理を戦わした日々も今は昔、ついに閉店の日を迎える。大家に鍵を返却するまでのわずかな時間、ママの近江由布子と常連客たちが思い出すのは、看板猫・チェシャをなでながらパイプをくゆらせていた物静かな巨匠、やはり常連客だった今は亡きマンガ家・那珂一兵の姿――。別れの酒の肴にと語られた、一兵が遭遇したというふたつの衝撃的な事件の経緯と真相とは? 『蟻巣』閉店までの数時間を昭和のマンガ・アニメ史とともに描く本格ミステリ。
日本推理作家協会賞受賞の『アリスの国の殺人』より35年、辻ミステリの集大成!
出演:那珂一兵/可能克郎/新谷知久/近江布由子/チェシャ 友情出演:迷犬ルパン
著者あとがき=辻真先

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253ページ
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残照の感想・レビュー(42)

読み始めたら続編と気付いた。 本編を読んでなかったので、話が通じないかと思ったがそれなりに楽しめた。 2つの事件が繋がった時にはスッキリと言うより、何だか複雑な気持ちになった。
- コメント(0) - 2016年11月23日

まずは84歳の著者が現役で書き上げたことに敬意を表する。長年アニメの脚本やミステリーを書いてきた著者最後の作品かも。35年続いたゴールデン街のバーが閉店する日に集う常連客の交わす漫画家灘一兵の思い出話からドラマが始まる。終戦翌年の祖母の殺人事件と20年後のテレビ局制作部長の心中事件、両事件の謎解きがママと客たちの話題。二つの事件は永島慎二をモデルにした灘一平の姉千鳥がかかわる。姉弟の純愛と千鳥の命を懸けたトリックの謎解きがテーマだが、思い出話に語られる漫画家やアニメ作家の評価も楽しめる。昭和は遠くなった。
- コメント(0) - 2016年10月5日

遂に最後の日を迎えたバー<蟻巣>。ママの由布子と新谷、可能克郎らは今は亡き漫画家の那珂一兵を偲ぶ。やがて思い出話は一兵の祖母が納屋の二階で墓石の下敷きになって死んでいたという謎と、やはり一兵の姉が不可解な死を遂げたという2つの謎を肴に…『アリスの国の殺人』はかなり以前に読んだきりだが、近年まとめ読みしたスーパー&ポテト・シリーズでもお馴染みの面々が登場。祖母の死にはHOW、姉の死にはWHYの趣向が凝らせられているが、真相はこじんまりとしている。スーパー&ポテトに続き、また一つのシリーズが幕を降ろした…
★2 - コメント(0) - 2016年9月13日

『アリスの国の殺人』の続編……といおうか、シリーズ完結編。新宿ゴールデン街のバー『蟻巣』最後の一日、いまは亡き常連客の思い出話から解き明かされる二つの事件の真相。登場人物たちの繋がりが都合良過ぎるきらいはあるんですが、戦前から戦後の世相を体感した最後の世代、少年マンガ・アニメの隆盛を築いた最初の世代である辻真先先生がミステリーの形を借りて往時を総括したという感じの、ノスタルジー溢れる一冊であります。ただ、やはり以前のシリーズを読んでいて登場人物たちに馴染みがないことには面白さを欠くのではないかと。星3つ。
★2 - コメント(0) - 2016年8月24日

日本の漫画史のお勉強もできました。小学生・中学生の頃を思い出した。私の中のどれぐらいの部分が日本の漫画で出来ているのだろう。辻さんの関わったお話もたくさんある。書けなくなる時を見定めて渾身の力を込めて書く作家さんの気持ち、あとがきが切ない。
★3 - コメント(0) - 2016年8月15日

確かに未完のまま終了…ってシリーズものほどかなしいことはないけどこんなふうにどんどんシリーズたたまれるのもサミシイなぁ。迷犬ルパンとか好きだったなぁ~。
★2 - コメント(0) - 2016年8月11日

新宿ゴールデン街の片隅で、酒とマンガとミステリをこよなく愛する常連客が推理合戦をこうじながら細々とその歴史を紡いできたバー『蟻巣』も寄る年波には抗えず、とうとう閉店の日を迎えた。寂寥の念と共に彼らが最後の推理に挑むのは、常連客だった今は亡き漫画化が遺した奇妙な二つの事件…。著者の辻真先さんや作中の登場人物と共に人生の終盤に漂うノスタルジックな感傷を味わうための一冊といった風情。本シリーズの愛読者でなければ置いてきぼりをくらう気もしますが、反戦への思いは死を見つめている著者の遺言として心に刻もうと思います。
★16 - コメント(0) - 2016年8月4日

アリスの国の殺人他、結構この方の本は読んでたんだけど、なんだか話に置いてきぼりをくったような感じ……。
- コメント(0) - 2016年7月20日

読み終わりたくない読み終わりたくないと思いつつ読み終わってしまった。辻さんの作品とは中学生の頃からのお付き合い。こういう凄味のある作品を読むことも少なくなるんだろうなー。ホントにもう逢えないのかな、さみしいなぁ。
★5 - コメント(0) - 2016年7月18日

☆3 新宿ゴールデン街に店を構えるバー『蟻巣』がついに閉店の日を迎える。大家に鍵を返却するまでのわずかな時間、ママの近江由布子と常連客たちが思い出すのは、看板猫・チェシャをなでながらパイプをくゆらせていた物静かな巨匠、やはり常連客だった今は亡きマンガ家・那珂一兵の姿―。別れの酒の肴にと語られた、一兵が遭遇したというふたつの衝撃的な事件の経緯と真相とは?昭和のマンガ・アニメ史とともに描くミステリ。名探偵コナンの脚本を手掛けているという著者。確かに、相手を思うあまりに哀しい結末が訪れるパターンは同じだった。
★16 - コメント(0) - 2016年7月1日

うまく言い表せずもどかしいです。遠い昔に読んだ大人な少女マンガの様なわかった気にはなっても絶対に本当に理解できることはないだろうなという変な感想です。あとがきも少し寂しくなります。
★2 - コメント(0) - 2016年6月24日

超久しぶりの辻さん。なじみのある登場人物だけど随分時が流れたと感じました。幕引きは寂しいです。好きな人にお勧めします。
★2 - コメント(0) - 2016年6月20日

1503-199-30 辻真先作品初登録。たしか昔ルパンシリーズを何作か読んだ記憶があるが。。。シリーズ物とは知らず読み始めるがあとがきでも触れられているように過去作を読んでいなくても大丈夫な感じ。閉店間際のバーで過去の事件を常連客とママが回想しながら真相に近づいていく。親のエゴが原因の一端で結ばれることの出来なかった男と女の哀しすぎる人生を解き明かしたら余計にやるせない結果だった。
★43 - コメント(0) - 2016年6月18日

もっと軽いタッチの推理合戦又は安楽椅子探偵ものかと思っていたが、重いストーリーに何ともやるせない結末。 イヤミスではないけど、爽快感は全くない。 漫画業界黎明期の実在人物の名前も出てくるので、小ネタにはよいかも。
- コメント(0) - 2016年6月17日

Syo
辻真先。 ずぅ〜っと前から知ってる。 サザエさんの脚本。 この人の時は、 なんだか後味が悪い っていう記憶が…。 これは、ミステリ。 いいのよねぇ〜。 凄いぜ。
★16 - コメント(0) - 2016年6月16日

【図書館本】辻さん初読みでしたが自分には全く合いませんでした。 そもそも作家さんの作風も知らず、ノープランで読み始めたものの、どうも掴みどころの無いお話に思えました。 本格ミステリとのふれこみでしたが、こうもファンタジックにされると何でもアリかなと。 下調べを怠ったこちらの落ち度ですけど、スミマセン1枚です。
★1 - コメント(0) - 2016年6月10日

若かりし頃から読み続けていたシリーズが終わる。あぁ、またひとつ青春がぼやけていく。長い長い旅でした。御大、ありがとうございました。ルパンの名が出たときには、不覚にも泣きました。
★2 - コメント(0) - 2016年5月31日

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